中部・北イタリアとサンマリノ　３　ラヴェンナと嵐のサンマリノ　

2016/11/03 - 2016/11/10

　秋の味覚を味わう「季節の旅」で美食街道と言われる「エミリア街道」と北イタリアを巡るツアーに参加しました。　　今日はラヴェンナとサンマリノに行きます。　
　　　　アドリア海に面した都市「ラヴェンナ」は、西ローマ帝国の時代に、西ゴート王国の首都として、ビサンティン文化が花開きました。　　聖堂の中のモザイクは素晴らしかったです。　　
　　　　「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」として、世界遺産に登録されています。

　「サンマリノ」は世界で５番目に小さい国家で、最も古い共和国です。ティターノ山のまわりに旧市街が広がります。「歴史地区とティターノ山」として、２００８年に世界遺産に登録されています。

エリア サンマリノ(サンマリノ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ANAセールス

　ラヴェンナに着きました。

　「サン・ヴィターレ聖堂」　　今日は日曜日。　教会内ではミサが行われています。　　　あとで見学する事にしました。

「ガッラ・プラチーディアの廟」　　に行きます。　教会の裏にあります。

　狭いので、一度に入れる人数が限られています。　　予約が必要です。　　少し待って入場。　　

　中に入ると、一面にモザイク画が見えました。　狭い内部が色とりどりのモザイクで埋めつくされています。　　　　外観からは想像出来ない素晴らしさでした。

　ガッラ・プラチディアのための墓。　石棺の中は、親族と思われるそうです。

「ポポロ広場」　　　お決まりのメリーゴーランド。　　

　カフェもあって、皆おしやべりしています。

「ポポロ広場」　市庁舎の時計台です。　　　右側の建物も市庁舎です。

「ガリバルディ広場」　　イタリアの都市には、よくある像ですね。
　イタリア統一の英雄、「ジョッセぺ・ガリヴァルディ」

　後ろの建物はオペラハウスです。

　オペラハウス　正面玄関です。　　「Ｔｅａｔｒｏ　Ａｌｉｇｈｉｅｒｉ」　
　
　　イタリアには、小さな街にもオペラハウスがあります。

　途中にあった、聖ドメニコ教会。　

　ポスターから推測して、もう教会として使われていないかも。

　

ダンテの墓　　フィレンツェを追放されたダンテは、ここで神曲を書いたそうです。

　観光名所になっていて、絶えず人が訪れています。

「サン・フランチェスコ教会」　ダンテの墓の横にあります。

　ダンテの葬儀はこの教会で行われたそうです。

「サンタボッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂」

　この聖堂のモザイクも素晴らしかったです。

　上に窓があるので、明るくて良くみえます。

　回廊のある中庭もありました。

　両側の壁、天井一面のモザイク画はすばらしかったです。

　「東方三賢王と２２人の聖女たちが、聖母子に貢物をささげる図」
　「貢物を手にした２６人の殉教者がテオドリック宮殿からキリストのもとに向かう図」

「サンヴィターレ教会」　に戻ってきました。　　

　５４８年建造。　　八角形をしています。　ここも外観は素朴です。

　「サンヴィターレ教会」　ミサが終わって中からどんどん出てきます。

　ほとんどの人が帰るまで、かなり待ちました。　手前におばさんがいて、その人の許可がおりました。　　　　　やっと入場出来ます。

　天井まで、一面のモザイクに覆われておます。

　トルコのアヤソフィアに似ている雰囲気でした。

　同じイタリア北部でも、トリノのあたりはフランスの影響、ラヴェンナのあるアドリア海に面したあたりは、ローマ帝国の影響を受けているのですね。

　歴史を感じました。　　

　ランチのレストランです。　リストランテ　「マルケジーニ」

　ポルチーニ茸のパスタ

　サラダも生野菜たっぷり、嬉しいです。

　デザートのケーキは美味しかったです。


　ラヴェンナの観光はここまで、「サンマリノ」に向かいます。

　山をどんどん上って、サンマリノにやって来ました。

　駐車場でバスを降りて、この門から入ります。　　荷物はホテルに運んでくれるそうです。　　空があやしいので、傘を持っていきます。　　

「ガリヴァルディ広場」　イタリア統一の英雄の像が、サンマリノにもあります。

オーストリア軍に追われサンマリノに逃げた彼をかくまったそうです。　　それで、サンマリノの独立はイタリアから保障されているとか。

　雨が強くなってきました。

　サンマリノには三つの塔があり、そのうちの二つに上ります。

　「第二の塔、チェスタの塔」　に着きました。　　見えるのは、「第一の塔、グアイタの塔」　　　ガイドブックで良くみる「サンマリノ」は、ここからの写真なのですね。　　　まだ早いのに、空が暗いです。

　塔の中は「武器博物館」になっていました。

　ローマ帝国によるキリスト教徒迫害をまぬがれる為、ここに逃げたのだそうです。　　　　確かに、こんな険しい山なら、逃げるにはうってつけですね。

　まだ午後３時頃ですが、暗くなって、雨風が強まってきました。　　

　第一の塔に行きます。　　すべらないように、気をつけながら。

　傘もさせないような嵐です。　　濡れた階段や狭い山道を上り、がんばって「第一の塔」にやってきました。

　「グアイタの塔」　　　　人もいなくなってきました。

　受付についた時に、「危険なので、立ち入り禁止」になってしまいました。　　　
　残念です。

　あまりの雨風で、係りの人が「歩くのは待ちなさい」と横にある礼拝堂を開けて下さいました。　　　

　ここで少し雨宿り。　　　ずぶぬれの持ち物を直します。

　山を下ります。　　「バジリカ・デル・サント」　　

　ギリシャ風の円柱。　ローマ帝国の迫害からのがれる為仲間と共にやって来た「石工マリノス」が「聖マリノ」として祀られています。

　インフォメーションに来ました。

　ここで、サンマリノの入国スタンプを押してもらいました。５ユーロです。

　これが、そのスタンプです。　　上に貼ったシールが、５ユーロなのかな。

　観光がほとんどの収入源、サンマリノらしいですね。

　「リベルタ広場」　　風が吹きっさらしで、横なぐりの雨が当たります。

　当然、誰もいません。

「リベルタ広場」　　　嵐の中、写真を写しに出ました。　

　他の人は、インフォメーションの中。　　　ツアーは６人です。

　「政庁舎」　入り口は閉まっています。　　シーズンには、衛兵の交代が見られるそうです。

　サンマリノの切手を買います。

　観光が国の収入のほとんどを占めています。　　国の切手も収入源です。

　コインもありました。　　　サンマリノ独自模様のユーロがあります。

　サンマリノで買い物をすると、おつりでサンマリノのユーロが返ってくる事もあります。

　やっと、ホテルまで来ました。　　途中で傘が壊れました。

　「グランド・サンマリノ」

　部屋は広く、設備も良いです。

　今までのホテルと違い、エアコンの温度設定が出来たので、濡れた服を乾かす事が出来ました。　　靴も翌朝までには何とか乾きました。

　バスルームも広かったです。　　アメニティは、小袋に入った一回分だけでした。

　

　ホテルのレストランで夕食です。　　　外は嵐なので、良かったです。

　パスタです。

　メインは魚。　　普通に美味しかったです。

　デザートのアップルパイです。

　美味しかったです。

　翌日です。　　すっかり晴れて、部屋のテラスから青空が見えます。

　昨夜の雨はひどかったらしく、テレビでは洪水で浸水したニュースをしていました。　　　竜巻の被害もあったとか。

　朝食のレストランに行きます。　　

　種類はまあまあ。　　味も普通。　　コーヒーがぬるい。

　熱いのが飲みたくて、カプチーノを有料で注文しました。

　こんなにきれいな青空。　　

　サンマリノは、山が国になっていました。　　坂しかなかったです。

　サンマリノのナンバープレートです。　　　きれいです。


　「サン・ジミニャーノ」に向かいます。