2018/01/12 - 2018/01/24
59位(同エリア165件中)
youさん
地球上で最も過酷な地・・と言われているダナキル砂漠と北エチオピアの歴史ある都市を、13日間のツアーにて巡ってきました。日程は下記。
1月12日 成田→香港経由→アジスアベバ
1月13日 アジスアベバ→バハルダール(泊)
1月14日 バハルダール→コンダール(泊)
1月15日 コンダール→空路→ラリベラ(泊)
1月16日 ラリベラ滞在 (泊)
■1月17日 ラリベラ→空路→アジスアベバ(泊)
1月18日 アジスアベバ→空路→アクスム(泊)
1月19日 アクスムにてティムカット祭→メケレ(泊)
1月20日 メケレ→アハメッド・エラ(テント泊)
1月21日 アハメッド・エラ→エルタ・アレ山頂(野天泊)
1月22日 エルタ・アレ山頂→メケレ(泊)
■1月23日 メケレ→空路→アジスアベバ
1月24日 アジスアベバ→香港経由→成田
この旅行記は、エチオピアの首都アディスアベバを掲載します。
表紙の写真は、エチオピアで最も大きい三位一体大教会。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ダナキル砂漠と北エチオピアを訪ねる・・・ラリベラ編のつづきです。
1月17日 ラリベラの朝です。この日は、ラリベラから空路アジスアベバに戻り、昼食の後市内観光の予定です。ホテル出発は、8時30分なので、朝食の後再びホテル周辺を散策します。
これは丘上から眺めた早朝の聖ゲオルギス教会です。昨日はツアーにて入場しましたが、再入場しようと思い階段を降りかけたところ、旅行者は入場料を支払え・・と・・・オジサンに言われたので引き返します。 -
8時30分
ホテルから高原地帯を下ってラリベラ空港に向かいます。 -
9時過ぎ ラリベラ空港着。
エチオピアの空港は、空港ビルに入る際と搭乗前の2回、手荷物検査が行われます。ここで、添乗員が手荷物に入れていたイヤホンガイド用送信機2台が没収されてしまいます。彼がいろいろと説明しましたが、受け入れてもらえず、パイロット預かりとか・・・。添乗員曰く、こんなこと初めてですって・・・。 -
10時40分 没収騒ぎで時間をとられましたが、アジスアベバ行きET120便に搭乗します。機内は外人観光客らでほぼ満席です。
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上空から見るラリベラ周辺です。
山岳地帯で、奥に巨大な岩が見えています。こんな地形だから、岩窟教会を造ろうという発想が生まれたのかもしれません。 -
11時40分 アジスアベバに到着。
空港到着後に、パイロット預かりとなったと言う送信機を受け取りに交渉するも、話が通じていなくてウヤムヤ、やっぱり・・・です。
アディスアベバ空港は、ただ今、中国企業により拡張工事が進行中です。 -
車が渋滞する大都会に戻ってきました。これまで訪れた地方の町とは違う騒々しい町の風景です。
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高速道路や近代的なビルが並ぶアジスアベバの中心。
アジスアベバは人口約400万人、標高2300m~2500mの高原にある大都会です。 -
町中に新しい高層ビルがいくつも建設中です。看板を見るとそのほとんどが中国企業の請負です。そういえば、アジスアベバに向かう飛行機は、成田から香港間は、ガラガラだったのに、香港からは大勢の中国人労働者が乗り込んで来て、満席状態でした。
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ビルが並ぶ繁華街。
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ビルが並ぶ繁華街。
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ビルの4階にある中華料理店でランチをとります。中国人労働者が多いので商売になるのでしょう。
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四川料理と称する中華をツアー客7人でシェアーして食します。これまでのエチオピアの食事に比べてず~と美味しい・・・皆さん食が進みます。
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この日は水曜日、ウィークディーの日中ですが、地元の人達が参道の両側で休憩中のようです。
地元の人達にジロジロ見られながら、参道を歩いて三位一体大聖堂に向かいます。 -
三位一体大聖堂に来ました。明日から行われるティムカット祭の飾り付けがされています。
エチオピアでは2番目に大きい(1番目は後日訪問予定のアクスムにあるシオンの聖母大聖堂)教会だそうです。 -
教会前の草地に、教会の聖職者らの新しい像が並んでいます。
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教会前広場にも大勢の人の姿があります。
ガイドのマルさんに聞けば、教会でこれから行われる有力者の葬儀に参列する人達だとか。 -
この大聖堂は、1941年、対イタリアとの戦勝を記念して、ハイレ・スラシェ1世によって建造されました。
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大聖堂の外陣は、聖人らの像が並んでいて、ヨーロッパの教会と同じような様式です。
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大聖堂の中に入ります。
天井が高く、ラリベラで見た岩窟教会とは違い、洗練された格式ある造りです。 -
旧新約聖書をモチーフにしたステンドグラスが美しい。
こちらは、アダムとイブのエデンの園でのステンド グラス。 -
祭壇脇の壁面は、イタリアとの戦いに勝利して国旗を掲げるシーンが描かれています。
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正面の祭壇奥、皇帝ハイレ・セラシエ1世とその妻の大きな棺が安置されています。
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バスで少し移動して、エチオピア国立博物館に来ました。
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この博物館の目玉、エチオピアで発見された、320万年前の猿人の骨の化石「ルーシー」です。
チンパンジーに近い体型で、身長は105cm、体重は25kg。直立歩行しておりました。 -
ルーシを足元側から。
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ルーシーの骨格標本を繋いだスケルトン。
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膝関節の小さな骨やら人体の一部分の骨等。
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約16万年前の人間、ホモサピエンスの頭蓋骨。現代人よりも頭でっかちです。
これらの化石は、人類発祥の地は、エチオピア・・・との証です。 -
第二次世界大戦中にイタリア人が盗んだというハイレ・セラシア1世の王座。
1972年に戻ってきました。 -
飢餓時代の様子を伝える絵画。
エチオピアの主要産業は農業ですが、かって、干ばつなどで農作物が不作の時には、飢饉が起きたりしました。エチオピア政府にとって、食料政策は、エイズの問題とともに大事な課題のようです。 -
博物館敷地内に展示されている石像。
皇帝ハイレ・セラシエ1世が青年将校の前でメッセージをしている様子でしょうか。 -
こちらは、メキシコから送られたという頭部石像。
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独立記念塔のあるロータリーを通過してエントット山に向かいます。
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道路沿いに露店が並ぶ通りを通過します。大勢のお客さんが店を覗き込んでいて、道は大渋滞です。
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エントット山に到着。
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標高3000m程の丘から眺めるアディスアベバの市街地です。
霞んでいて良く見えませんが・・・・。 -
アディスアベバでの宿泊は、HOTEL JUPITER。一人では広すぎます。
翌日1月18日は、アジスアベバから空路、テムカット祭が行われるアクスムに向かいます。
アクスム編は、別に旅行記を作成します。 -
ここから旅行記は、1月21日にスキップします。
この日、エルタ・アレ山火山からのトレッキングを終え、ランチの後、ダナキル砂漠を移動中のところ、youらが乗っている4WDが、ダナキル砂漠の砂地にはまり、完全にスタックしてしまいます。救援に来た他の4WDもワイヤーで牽引中に同じようにスタックしてしまいます。男性ツアー客を含む皆で、砂まみれになりながら悪戦苦闘すること5時間・・・それでも脱出できないまま、とうとう日が暮れてしまいました。
翌日は朝の便で、メケレからアディスアベバに戻る予定なので、砂漠で夜を明かすわけにはゆかないのですwww。 -
1月22日 メケレのホテルの朝です。
昨夜は、最終的に砂にはまった2台の4WDを砂漠に残し、残り1台の4WDにツアー客7人、ガイドと添乗員が乗り、荷物は屋根に載せて暗闇の中をかろうじて砂漠を脱出しました。その後、山岳地帯を5時間ドライブして、24時過ぎにメケレのホテルに辿り着きました。
ホテルにて、遅い夕食をとり、冷たいシャワーで砂にまみれた体を洗い、荷づくりなどして、3時に床に着き、3時間ほど睡眠をとって6時に起床します。
前日夜はエルタ・アレ火山山頂で3時間の仮眠、その前の日は強風の下でのテント泊で熟睡できていなかったので、睡眠不足が3日間続いたことになります。
あ~あ、これはシニアにとって、過酷のツアーだわぁ~。
ダナキル砂漠とエルタ・アレ火山編は別に旅行記を作成します。 -
7時30分 メケレのホテルから約30分で空港には到着。
メケレの空港前は、昨日の砂漠脱出劇がウソだったかのように閑散としています。 -
8時50分 アジスアベバ行きに搭乗。
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10時過ぎ アジスアベバに到着。約1時間・・爆睡しました。
帰国便がこの日の夜22時過ぎの出発なので、早目のランチをとった後、夕方までの間アジスアベバ観光をします。 -
青いドーム屋根のモダンな造りの教会が見えます。
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13時過ぎ この幹線道路を通って、アディスアベバから郊外約90Km南西にある世界遺産のティヤ遺跡に向かいます。
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14時30分 ティヤ遺跡に到着。
この付近は牧草地帯ですが、多数の石碑が発見されそれらが、1980年に世界遺産に登録されました。 -
石碑が立ち並ぶ場所に来ました。
これらの石碑は、14~15世紀に作られたもののようです。 -
石碑の周辺には多くの墓石も見られ、かって葬儀が執り行われた場所とも考えられています。
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こちらの石碑の表面には、剣の模様が彫られています。剣の意味は「殺した敵」の数だそうです。
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こちらは「ドラム」を形どったとされる石。
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倒れた状態の石像ですが、元は立てられており、のっぺらぼうの顔が上部にあり、胴体には乳房が彫られています。
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遺跡博物館に入ります。
これらは、ティヤ遺跡以外の場所で発見された石碑の写真。 -
18時30分
夕食レストランのある複合ビルに来ました。ここでツアー最後の晩餐となります。 -
レストランは絵画ギャラリーになっています。夕食の合間にエチオピア絵画も楽しめました。
ダナキル砂漠と北エチオピアを訪ねる・・・・アクスムとテムカット祭編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2018/03/03 05:10:19
- 悪戦苦闘
- youさん おはようございます。
youさんの旅もたまには大変な目にあうこともあるのですね。
援軍を要請しても、次々と沈没、脱出しました、というおちかと思いましたが、車はおいて辛うじての脱出劇でしたか?
これも旅の貴重な経験、ツアーの仲間の連帯もさぞや強まったことでしょう。
pedaru
- youさん からの返信 2018/03/03 22:33:46
- Re: 悪戦苦闘
- pedaruさん こんばんは。
旅行にトラブルは付きものですが、命にかかわるような致命的なものでなければ、それはそれで、思い出深い旅になりますよね。
今回の砂漠のアリ地獄脱出劇も、今になって見れば、砂まみれの楽しい経験でした。
大変だったのは、多分砂漠に取り残されたドライバーや護衛の兵士らでしょう。携帯もつながらない、漆黒の暗闇砂漠で一夜を明かしたのですから。彼らには本当に感謝です。。。。
you
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