2006/05/02 - 2006/05/08
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Maasholmさん
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パスポートが失効して17年。
色々な事が落ち着き、やっと自由な時間ができて、「そろそろ、旅に出ようか!」という事になった。
この頃はまだ余裕がなくて6泊8日。
乗り継ぐ時間も惜しくて往復直行。
二人の意見は、「スペインに行きたい!」
しかし、最初で最後になるかもしれないと、
貪欲にオランダ・フランス・スペインと廻る事にした。
私自身は22年ぶりの海外。それはそれは、ワクワクした。
2006/5/2 JL411 成田-アムステルダム
5/3 バルセロナ
5/4 バレンシア
5/5 ムルシア パラドール デ プエルト デ ルンブレラス泊
5/6 マラガ
5/7 パリ F1ホテル
2006/5/8 JL406 パリ-成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
成田国際空港のこの大きな掲示板をくぐり、保安検査場に向かう時が一番ワクワクする。
家を出た時から旅は始まる。
この時はまだフィルムカメラだった。
この12年で、携帯電話・カメラ・インターネット環境・eチケット、色々な事が著しく進化している。 -
アムステルダム・スキポール空港のバゲージクレーム。
到着ロビーを出た所でレンタカーを借り、いよいよ出発!GO! -
借りた車はアルファロメオ マニュアル2000CC。
ディーゼルエンジンなのに静かで燃費も良く、パワーもあって走りも良かった。
在庫がなかったのか、予約した時のグレードよりアップしててラッキーだった。
12年経った今でも、この車が一番良かったと思っている。 -
この頃は、全てが行き当たりばったりで、ホテルは一切事前予約していなかった。
初日はマドリード中央駅近くの安いホテルに泊まり、ここが、2泊目。
バルセロナ手前50キロ辺り。
牧場が隣接していて、とにかく臭かった。
しかし、食事は美味しくて安かった。 -
当時はナビもなく、高速道路のパーキングエリアで買ったミシュランの地図を頼りに右往左往。
サグラダファミリアに行こうとグルグル走るも、姿は見えるがなかなか到着しない。 -
近くのパーキングに駐車して、外観だけをぐるりと見上げて、中に入る事はしなかった。
近くのレストランで昼食をとる。
とにかくスペインは食事が美味しい。 -
アルハンブラ宮殿には絶対行きたい!と思っていた。
10代の頃から、タレガ作曲アランブラ宮殿の思い出 Recuerdos de la Alhambra は、よく聴いていた。 -
当時、日本語情報センターでお願いして入場券を予約してもらった。
『宮殿』という所に観光で行っても、ほとんど中に入らない私だが、
ここは、入ってこそ意味がある。 -
ギター曲『アランブラ宮殿の思い出』のトレモロ奏法が、この水面(みなも)を表しているのか、もの悲しさと決して絢爛豪華ではない侘(わび)と寂(さび)が感じられ、実に曲と実物がマッチする。
-
美術館の外に並ぶ像の1体が他人とは思えず、思わず抱きつく。
『あの時君は若かった』 -
3泊目、バレンシア近くの1つ星ホテルに泊まる。
この頃から、星の多いふつうのシティホテルより、こじんまりとした1つ星の安いけど中身の濃いホテルを愛用する事になる。 -
今回、良い楽器に巡りあえたら買って帰りたいと思って、ショップを探して歩いた。
ところが、なかなか見当たらない。
やっと見つけたバレンシアのこのお店であれこれ試奏し1台購入。
背負って帰りました。 -
バレンシアの赤いツアーバス。
時間があったら、乗って観光するのも良いんだけどね。 -
パラドール デ プエルト デ ルンブレラス。
パラドールは知っていたけれど、まさか泊まれるとは思っていなかった。
今夜はどこに泊まろうかと地図を見てると、大きなPのマークがあった。
直接ホテルに行ってみると、部屋は空いていて泊まる事が出来た。
これが癖になり、行き当たりばったりの旅が病み付きになった。
食事も美味しく、素晴らしい施設だった。
チェックインしたのが23時過ぎで滞在時間が短かったのが、本当に残念。 -
スペインの高速道路は走りやすい。
美しすぎるアンダルシア地方の白い村。 -
『アランブラ宮殿の思い出』と並んで有名なのが
ホアキン・ロドリーゴ作曲『アランフエス協奏曲』 -
アランフェス宮殿にも足を伸ばしてみた。
これは、当時のガラ携で撮った1枚。
「ここが、アランフェスだぁ!」と有頂天になっていた。 -
ところが、2014年に改めて行ってみると、
この時のアランフェスは、裏側のほんの一部だったのだ。 -
ベネチアに行った時もそうだ。
サンタ・ルチア駅辺りをうろうろして
「ベネチアだ!ベネチアだぁ!」と嬉々としていた。
帰国して調べてみると、肝心な所を見ていなかった事に気付く。
それがきっかけで、何回もリピートする事になるのだが。 -
モンサンミッシェルには行きたいと思っていた。
ただ、地図を頼りに走っていたので、どの位で着くのか見当がつかなかった。
深夜になり、まずは泊まろうとしてもホテルがない。
高速道路のベッドらしき標識に従い一般道を行ったら、それは墓地だったり、雨は降ってくるし、走り通しで疲労はピークだった。
仕方なくパーキングエリアで車の中で仮眠しようとしたら、そのパーキングエリアの奥に、古いHotelがあった。
35ユーロくらいだったから迷わず泊まったけど、そもそもパーキングエリアにホテルがあるなんて、流石ヨーロッパは違うなと感心した。 -
午前3時過ぎにベッドに入り直ぐに眠りに落ち、9時頃迄爆睡。
朝食付きだったのでレストランでカフェ・オレをいただいたが、あんな美味しく感じたカフェ・オレはない。生き返る思いだった。
いよいよ目的地に向かって走り始め、「どこだ、どこだ」とキョロキョロしていた時、遥か遠くにモンサンミッシェルの姿が見えた時は、安堵感と美しさと感動でしばし言葉を失った。
それは、2回目・3回目に行った時には感じなかった感動だ。 -
この時の旅は『これが最後であろう』と漠然と思っていた。
パリのシャルル・ド・ゴール空港から飛行機が飛び立つ時、涙が溢れて止まらなかった。
これが最後という思いと、数々の感動と、決して楽ではなかったドライブを終えて、よく無事だったなぁという思い。
ところが、まもなくして夫が「破格で香港経由ロンドンがあるよ!」なんて言い出した。
それからというもの、今日迄安いチケットを探しては毎年旅に出ている。
今では、ボケ防止と勝手な理由をつけて楽しんでいる。
まだ書いていない旅行記がたくさんあるので、ゆっくり書いて残していきたいと思っている。
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