青春18きっぷで臨時列車に乗ってきました…その1

2018/01/06 - 2018/01/06

青春18きっぷの残り2回分をどこに行こうか考えている時、小型時刻表の黄色のページに載っていた臨時列車が目に留まりました。その中で都合の良い日程で空席があったSLレトロみなかみ号に乗ってきました。

エリア 越後湯沢・中里・岩原(新潟)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

スタート地点の町田駅に来ました。
横浜線で八王子まで行き、八王子から八高線で高崎駅に向かいます。

町田駅 駅

◆町田（東京）5:47→八王子（東京）6:13　◆乗車時間:26分

朝早い時間帯の電車でしたが、これから家に帰るっぽい人と出かけるっぽい人で意外と混んでいました。

◆八王子（東京）6:32→高麗川（埼玉）7:26　◆乗車時間:54分

途中の拝島駅で向かいの席に座った声の大きい中年男性2名の会話が自然と耳に入りました。一人が一方的に話す展開で始めは競馬のレースの話でしたが途中からみずしまさんという人の悪口をずっと言ってました。みずしまさんの強引な所が嫌いらしい。その後ちょっとだけいのまたさんという人の悪口に変わり、又みずしまさんの悪口に戻った所で乗り換えする高麗川駅に到着しました。

八王子駅 駅

◆高麗川（埼玉）7:28→高崎（群馬）8:58　◆乗車時間:1時間30分

高麗川から乗った車両はディーゼルカーでした。ジャージ姿の中高生が沢山乗っていたので途中までそこそこの込み具合でした。

高麗川駅 駅

だんだんと人が下車し、好きなシートに座れる環境になったのでソロシートに移動しました。近くには朝からビールの飲んでまったりしている青春18キッパー風の人がいました。

高麗川から高崎の手前まではずっとのどかな景色でした。

高崎駅に到着。SLレトロみなかみ号の出発まで約1時間の余裕があるのでゆっくりできます。

高崎駅 駅

駅のホーム上にたくさんの人で賑わっていた立ち食いそば屋さんがありました。ここで朝食を食べました。

駅そば 第5売店 グルメ・レストラン

かき揚げそは390円をいただきました。
かき揚げは小エビ、インゲン、ニンジン、玉ねぎと具だくさんでした。
冬の寒い中で食べたので体が温まりとても美味く感じました。

改札の外に出ました。今日の高崎は快晴です。このあと駅ビルのお店屋さんをぶらぶらして時間を過ごしました。

その後、改札内の駅弁屋さんで駅弁を購入しました。色々な種類がありましたがSLに乗るのでSL弁当を選びました。

駅弁屋 上州 2号店 グルメ・レストラン

ホームにはD51とC61機関車の看板がありました。SLに乗るのは初めてなので楽しみです。

SLレトロみなかみ号が人を乗っけて入線してきました。機関車はC61型です。

SLみなかみ 乗り物

自分が乗車する3号車の写真です。オハ47という客車らしいです。

中はこんな感じのBOXシートです。入線してからすぐに写真を撮ったので人があまり居ませんが出発時には満席でした。

自分の座席に荷物を置いてから機関車の写真を撮るため先頭に来ました。周りは沢山の人で溢れかえっていました。

ヘッドマークは季節に合わせて色々パタン―ンがあるようです。

客車の最後尾の写真を撮りに来たのですが後ろにはDD51が付いていました。後で車内放送で知ったのですが本日は雪の影響により水上駅の転車台が使用出来無い為、折り返しの上り列車が運休との事で高崎方面に客車を牽引する為に付いていたようです。

◆高崎（群馬）9:56→水上（群馬）12:03　◆乗車時間:2時間7分

満員の乗客を乗せて出発しました。自分の席は進行方向窓側の席でBOXシートの他のメンバーは向かい側（進行方向逆側）にエレガントな感じの中年夫婦、隣の通路側は中学生くらいの鉄道マニア君でした。向かいの席のエレガント夫妻が早速ビールと日本酒を飲んでいたので自分も気兼ねなくビールを飲みました。

煙を出しながら力強く進んで行きます。窓のすきま風と一緒に煙の香ばしい匂いが入ってきました。石炭の匂がこんなにいい匂いがするなんて思ってもいませんでした。

目の前のエレガントな感じの婦人が自分が購入したのとは別の種類のSL弁当を食べてました。中身は黒っぽい色の米の上にエビ、たけのこ、しいたけ、うずらの卵、かまぼこ等が入っおり彩とりどりで美味しそうな弁当でした。

特に何事もなく平和な感じで水上へと進んで行きます。しばらく走ると赤城山が見えました。

高崎駅から約40分かけで渋川駅に到着しました。近くに伊香保温泉があるようです。大きなカバンやスーツケースを持った乗客数名がここで降りて行きました。

渋川駅 駅

この駅にはだいたい30分くらい停車するので皆さん車内からホームに出て食べ物を購入したり機関車の撮影などしていました。

SLみなかみは肩書は快速だけど運行は快速じゃないので後から来た水上行きの普通列車に抜かれます。この電車には沢山の人が乗ってました。

渋川駅を出発したあと高崎駅で購入した弁当を開けました。
SLロクイチ物語弁当1,000円です。付属のお箸は使い捨てではなくリユースできる樹脂製でC6120と刻印されてました。

SLチックな感じのフタでした。そしてフタを開けると、

海苔の上に卵焼きが1つだけというかなりシンプルな弁当で思っていたのより５倍くらい地味でした。ちなみに海苔の下にはビビンバがかくれてます。C61機関車の運行なのでC61弁当を選びましたがD51弁当にすればよかったと後悔しました。

しばらく走るとスクラッチカードによる抽選会がありました。この時だけ隣りの鉄道マニア君が一人で盛り上がってました。自分と鉄道マニア君は「はずれ」でしたがエレガント婦人が「あたり」だったようで景品のSLの缶バッチを貰ってました。その様子を鉄道マニア君がうらやましそうに見ていました。

SLみなかみ号は車掌さんがたまーに車窓から見える景色の案内をしてくれます。案内によるとこの川は利根川だそうです。

水上の手前の停車駅で上越沿線をPRする地元の人が乗車し水上駅の転車台広場で行う抽選券を配っていたのでありがたく頂きました。

水上付近はけっこう雪が積もってました。

水上駅12:03到着。

後ろの方から「あっ、おいでちゃんがいた」と声が聞こえました。
それを聞いて3年くらい前に心筋梗塞で倒れたうちの会社の生出（おいで）さんの事をふと思い出しました。

水上駅 駅

水上に着いた後はすぐ外には出ないでマニアの人たちと同じように、しつこいくらい写真を撮りました。

水上駅の自動販売機はSL仕様。

群馬県の端っこの水上まで来たのでちょと先の新潟県まで行く事にしました。次の新潟方面へ行くの電車の乗り継ぎまで約1時間半あるので外をブラブラします。

改札を出たところにおいでちゃんがいました。後ろのほうから遠慮がちに写真を撮ろうとしていたら駅長さんが気付いてくれて自分だけのためにポーズを取ってくれました。水上駅の駅長さんはいい人だ。

レトロみなかみの車内で頂いた抽選券でくじを引く為に転車台広場に来ました。くじはガラガラポンではなく棒のくじでした。なんとなく1等が当たる予感がして棒を引いたら本当に1等賞でした。ちなみに1等賞は全部で7本の設定で自分は3本目でした。そして1等賞の景品はなんと水上温泉1泊2日のペア宿泊券

ＳＬ転車台広場 (水上駅構内) 名所・史跡

ではなく、スキー場のペアリフト券でした。雪山からかれこれ十数年遠ざかっているので自分的にはちょっと残念な1等賞でした。

でも1等賞をもらっちゃったので地域に貢献しなければならない気分となり、くじ引き場の近くの簡易テーブルで販売していた豚汁を頂きました。地域貢献の経済効果は100円。

駅から15分くらい歩いてこじんまりとした水上温泉街に来ました。

温泉街の案内版によると足湯が2ヶ所あるようなので足湯に向かう事にしました。

メインストリート沿いにあった足湯は冬季の為かどうかわかりませんが休湯だったので水上橋の手前のほうの足湯にやってきました。

雪の中を進んで足湯に到着。先に居たカップルと丁度入れ替えのタイミングだったので貸切状態です。

足湯の温度はぬるぬるでした。足を直接お湯に当ててみましたがそれでもぬるかったのでだいたい1分位でここを後にしました。

駅の近くまで戻って来ました。線路沿いには撮り鉄の皆さんが張り付いていました。

自分も線路脇の斜面をよじ登り写真を撮ってみました。ヘッドライトが点いているのでそろそろ出発しそうな雰囲気です。このあと道路に降りるのが大変でした。

駅に戻ったら汽笛を鳴らし、すぐに出発して行きました。

さようなら～。

◆水上（群馬）13:40→越後湯沢（新潟）14:13　◆乗車時間:33分

この区間は運よくBOXシートの進行方向窓側に座る事が出来たので雪景色を眺めながら快適に移動できました。

越後中里付近。青い客車の向こうにはスキーとスノボーを楽しんでいる人たちが見えました。

越後湯沢駅14:13到着。

改札へ向う階段でレトロみなかみで一緒のBOXシートだったエレガンス夫妻を偶然見かけました。

越後湯沢駅 駅

改札を出てまっすぐ進んでCoCoLo湯沢に来ました。この中におみやげ屋さんやお酒の試飲ができるぽんしゅ館があります。

CoCoLo湯沢店・がんぎどおり ショッピングモール

越後湯沢に来た目的はぽんしゅ館でお酒の試飲をする為なので中に入ります。

越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館 越後湯沢店 専門店

入口の受付で500円を払い、お猪口とコインを5枚もらって中に入りました。お猪口は想像していたより小さめでした。日本人以外に東アジア人もたくさん居ました。

飲み比べの一杯目は飲んだことのある吟醸酒の「〆張鶴」を飲みました。この味が基準となります。

塩がありました。

色が付いている塩（写真の真ん中の手前）があったので塩の名前を確認した時、ウコンの塩のコとンの順番を読み違えてウ○コの塩だと思ってしまい、びっくりしました。

銘柄にくわしくないので２杯目目以降は冬限定シリーズと書かれたお酒を飲むことにしました。二杯目に飲んだのは純米大吟醸です。このお酒は本当に美味しかったです。

三杯目は特別純米酒を飲みました。まあまあでした。

四杯目は純米吟醸。まあまあでした。

最後は飲んだ中で一番おいしいと感じた純米大吟醸をまた飲みました。もう純米大吟醸しか飲めない体になってしまいました。

利き酒を楽しんだ後はおみやげ屋さんをぶらぶらしました。短い滞在時間でしたが15:08の電車で新潟県を後にします。

◆越後湯沢（新潟）15:08→水上（群馬）15:46　◆乗車時間38分

このホームでもレトロみなかみで一緒のBOXシートだったエレガンス夫妻を見かけました。同じ行動パターンだったようです。

車内ではエレガンス夫妻以外にも水上駅の転車台広場でもらった地元をPRするパンフレットを持っている人を何人か見かけました。その中の鉄道マニアがビギナーっぽい友達に鉄道のうんちくを語っていたのでその話をずっと聞いてました。

◆水上（群馬）15:53→高崎（群馬）16:56　◆乗車時間:1時間03分

水上駅には既に高崎行きの電車が停車していましたが、越後湯沢から乗った車両が運良く跨線橋の階段の前で止まってくれたので余裕で座席の確保ができました。途中で眠くなり30分ぐらい寝ました。

◆高崎（群馬）17:12→横浜（神奈川）19:42 　◆乗車時間:2時間30分

高崎からは長い乗車時間となるので1本電車を見送ってBOXシート付きの車両が止まる所に並んで電車を待ちました。この辺りで待っている人は自分を含めアルコールとかお菓子とか駅弁を持っている人が多い気がしました。2列目に並んでいたのですが前に並んでいた人がトロかったので乗客を乗せた折り返しの電車の車内になかなか入れず座席は進行方向逆側の通路側となりました。

途中の埼玉のどこかの駅で進行方向窓側が空いたので移動しました。

大宮から中学生くらいの息子を連れた親子が乗車してきました。その親子はラーメンを池袋で食べるか新宿で食べるかでずっと悩んでましたが結局、池袋で降りて行きました。池袋と新宿から大量に人が乗ってきて満席のまま横浜に到着しました。

◆横浜（神奈川）19:50→町田（東京）20:24　◆乗車時間:34分

直通の横浜線で帰ります。混んでいたので座れませんでした。途中の新横浜駅からジャニーズWESTと書いてある手提げ袋を持った若い女性が大量が乗ってきてもみくちゃにされながら町田に辿り着きました。

おしまい

横浜駅 駅