2018/01/10 - 2018/01/24
81位(同エリア465件中)
コージさん
ニュージーランドへは今までに2回訪れて美しい大自然を堪能してきました。ミルフォード・トラックは「世界一美しい散歩道」と呼ばれ、テレビでも紹介されたのでずっと気になっていました。しかし、途中にマッキノン峠まで700m登って900m下るという難関がある為、山歩きはしても山登りをしない私にはハードルが高すぎると諦めていました。
ところが色々と調べるうちに、700mの登りは以前経験したキーサミットへの登りと大差がないことに気づき、また、今後は年齢を重ねるに従って体力が落ちるばかりなので、今回思い切って挑戦することに決めました。
また、以前行ったことのあるマウント・クック にも立ち寄ってこちらでもトレッキングを楽しんできました。
というわけで、今回はトレッキング中心の旅になりますので、山歩きが得意でない家内を置いて一人旅となりました。
1月10日(水)成田発、シドニー経由
1月11日(木)クイーンズタウン着
1月12日(金)ミルフォードトラック事前説明会、クイーンズタウン泊
1月13日(土)ミルフォード・トラック1日目
1月14日(日)ミルフォード・トラック2日目
1月15日(月)ミルフォード・トラック3日目
1月16日(火)ミルフォード・トラック4日目
1月17日(水)ミルフォード・トラック5日目、クイーンズタウン泊
1月18日(木)クイーンズタウン泊
1月19日(金)マウント・クック へ移動、同地泊
1月20日(土)マウント・クック 泊
1月21日(日)マウント・クック 泊
1月22日(月)クライストチャーチへ移動、同地泊
1月23日(火)シドニーへ移動、同地泊
1月24日(水)成田着
ミルフォード・トラックは決して楽ではなかったものの、普通に健康的な中高年の私でもそれほど疲労困憊することなく歩き通すことができ、素晴らしい景色と相まって大変充実した5日間となりました。
そのあと訪れたマウント・クックでは、ミルフォード・トラックとは全く趣の異なる氷河を頂いた山々の景色を眺めながらトレッキングを楽しむことができて、こちらも大変満足できました。なお、マウント・クック は正式にはマオリ語の名前をつけてアオラキ/マウント・クックと言いますが、長くなるのでこの旅行記ではマウント・クックと表記しています。
また、クイーンズタウンでの滞在は、山歩きの疲れを癒すとても快適なものとなりました。
この旅行記では、マウント・クックの様子をお伝えします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ミルフォード・トラックの後、クイーンズタウンでの休息を終えると7時半のバスでマウント・クックに向かいました。途中、オマラマと言う街で30分ほど休憩しました。
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バスはプカキ湖のPeters Lookoutでも止まってくれて、雄大な景色を眺めることができました。この辺り一帯がかつては氷河に覆われていたそうです。
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お昼過ぎに今回の宿泊先、YHAに到着しました。宿の前がバス停なのでとても助かりました。
YHAはいわゆるユースホステルで、男女混合の8人部屋の為、一泊NZD40と言う格安料金です。ミルフォード・トラックの個室で散財したので、ここで帳尻を合わせようという魂胆です。ここで3泊しましたが、それでもNZD120とクイーンズタウンでの1泊分よりも安かったです。 -
部屋は2段ベッドが4つ並んでいて、中央には貴重品を入れるロッカーがありました。ただし、鍵は各自用意する必要があります。反対側の壁にはコンセントが4つか5つ並んでいました。
ロッカーは機内持ち込みできるスーツケースより若干大きめで、奥行きもあるので一緒にリュックも入れることができました。
部屋番号は指定されていましたが、ベッドは早い者勝ちです。私は幸い下段を使用できました。下段だとベッドの下にも物を置けるのがとても便利でした。 -
こちらは私のベッドです。
チェックアウトの時に判ったのですが、シーツと枕カバーは最終日に交換しますが、掛け布団は使い回しです。干すことすらしません。臭いは全くありませんでしたが、事前に知っていたらあまり快眠できなかったかも知れません。
手前に写っているのは、他の人が置いたスーツケースで、ロッカーに入らないので鎖で固定してありました。
ユースホステルを利用するのは初めてだったので、最初は勝手が判りませんでしたが、次第にコツが必要なことが判ってきました。
貴重品は全てロッカーに入れて施錠しますが、日常的に使用するものは別の入れ物に入れてベッドの下に置いておくと便利です。財布は肌身離さず持っていたのでロッカーには入れませんでしたが、寝るときは上着のポケットに入れたままベッドの壁側に置いておきました。
もっと無法地帯なのかと戦々恐々としていましたが、夜間に誰かが眠りにつくと、それ以降は部屋の電気を消して同室の者は物音を立てないようにするなど暗黙の了解が存在しているようで、寝室はいつも静かでした。WiFiが快適だったので、私は寝る直前までラウンジでネットを見ていました。
男女同室については全く気になりませんでした。ただ、私の上段のお兄さんが壁側を向いて寝ているらしく、寝息が壁を伝って耳元で聞こえるのがキモかったです。 -
シャッワールームはとても清潔でした。タオルは1ドルで借り、シャンプーは一袋20セントのものを購入しました。受付が売店を兼ねていますが、夜9時に閉まってしまうので事前に購入しておく必要があります。
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荷ほどきが終わると、まだ時間が早いので早速フッカーバレー・トラックに行ってみることにしました。1時半にYHAを出発しました。
実はこの翌日もフッカーバレー・トラックに行って来たので、ここでは2日分をまとめてお伝えします。
YHAの裏手に砂利道の遊歩道が設けてあったので、そこをハーミテージ・ホテルの方に向かって歩き始めました。
YHAのある辺りは、マウント・クック・ビレッジと呼ばれていますが、マウント・クックは山陰に隠れては見えません。 -
感覚的には15分くらいでハーミテージ・ホテルに着きました。ここの2階のカフェでサンドイッチを購入しました。
2009年に来た時はここに泊まったのですが、ベランダからマウント・クックが見えて素晴らしい眺望でした。ただ最低でも一泊NZD400くらいはするので、一人旅ならYHAで良いかな、とも思います。 -
ハーミテージ・ホテルからキャンプサイトまで45分とありましたが、実際には30分位でした。
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YHAからキャンプサイトまでの遊歩道は、途中に灌木の茂みがあったり、花が咲いたりしていてまずまず退屈せずに歩けました。車があればもちろんキャンプサイトまで車で行きますが.....。
ここは氷河で流されたと思われる巨石が残っていました。 -
キャンプサイトが見えて来ました。
ここでトイレを済まし、水を補給して先に進みます。
なお、トイレはフッカーバレーとの中間地点にもう一箇所ありました。 -
Freda's Rockと看板が出ていたので、行ってみました。
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立て札のすぐ近くに岩がありました。これがきっとそうですが、どう見てもただの岩なのでスルーしました。
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すぐ近くにAlpine Memorialという案内板が出ていました。
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これがそのようです。さぞかし謂れのある記念碑なんでしょうが、上まで登っても特に景色が良いわけではなかったです。
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更に進むとMueller Lake Lookoutがあったので行ってみました。
眼下に第一の吊橋が見えています。 -
ミューラー湖と氷河が一望のもとに見渡せます。
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第一の橋のたもとからフッカー川とミューラー氷河を眺めました。
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ところどころにアップダウンはあるものの、良く整備された砂利道を進んでいくと第二の吊橋が見えて来ました。ここまでマウント・クックの姿を見ることはできません。
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橋を渡るとようやくマウント・クックを眺めることができました。
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適当なところで河原の近くまで行ってみました。
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ここからはずっとマウント・クックを眼の前に見ながら歩いて行きます。
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次第にマウント・クックの右側の稜線が見えて来ました。
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木道が続いている場所もあります。
ところで、ガイドブックには紫外線が強いので気をつけるようにと書いてあったのですが、高緯度だからと舐めてかかっていたました。その結果、日焼け止めを塗らなかった腕が真っ赤に日焼けして帰国後は皮が剥けてしまいました。マウント・クックの日差しは侮れません。 -
第三の吊橋です。
帰国してから気になってGoogle Mapで調べたところ、各ランドマーク間の距離は、キャンプサイト~1.2km~第一の吊橋~1.4km~第二の吊橋~1.7km~第三の吊橋~0.8km~フッカーバレー見晴台、となっていました。 -
第三の吊橋を過ぎたところにAlpine Tarnという案内が出ていました。Tarnというのは池という意味でその名の通り、池塘がありました。
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しばらく歩いていると茂みの中から渓流の流れる音がして来ました。
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その先の道端にBall Pass Routeと案内が出ていて、渓流の方へ続いているようだったので行ってみました。
マウント・クックでは珍しい、澄んだ水が茂みの中を流れていました。
後で判ったのですが、このBall Pass Routeというのはフッカー・バレーとタスマン湖を結ぶ山越えのルートのようです。と言っても観光用に整備されているわけではなさそうで、渓流から先には進めませんでした。 -
ようやくフッカー・バレーの展望台に到着しました。テーブルとベンチが置かれているのでここでお昼を食べてしばらく休憩しました。
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遠くに見える氷河の先端です。
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フッカー・バレーからの帰り道、ハーミテージ・ホテルとYHAの間の小道にウサギがいました。
ウサギは狩猟の為に持ち込まれたもので、天敵がいないため数が増え過ぎてしまい、その対策として連れて来たイタチが今度はウサギではなく、キウイなどの固有種を捕食し始めたので現在でも問題になっているそうです。ミルフォード・トラックの道端にはイタチの罠が沢山置いてありました。 -
連れてこられたウサギたちは、いい迷惑ですね。
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1日目は、Old Mauntainer's Cafeで夕食にしました。
落ち着いた内装です。 -
ステーキとソーセージがどちらも35ドルくらいだったので、あえてソーセージを注文しましたが、大変美味しかったです。日本のだと味が濃過ぎて沢山は食べられませんが、ここのはアッサリしていて、いくらでも食べられそうでした。
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こちらは2日目に夕食をとったChamois Barです。
Old Mauntainer's Cafeと比べるとチープな感じですが、YHAから近いのと遅くまでやっているのが便利でした。ハンバーガーを注文しましたが、普通に美味しかったです。
フッカーバレー・トラックは平坦な道のりだったのですが、とても疲れました。Google Mapで調べるとYHAからだと往復17kmもあるので疲れる訳です。特に帰り道のキャンプサイトからが疲れました。はるかかなたにハーミテージホテルまでの緩やかな上り坂が見え、YHAはさらにその先と思うと心が萎えました。
キャンプサイトからYHAに帰るには、ほかに車道に沿って作ってある平坦な道もあるので、2日目はそちらを通って帰りました。味も素っ気もありませんが、アップ・ダウンがないので多少は楽です。キャンプサイトには、ハーミテージホテル経由がUpper Village、道路沿いの道がLower Villageという標識が立っていました。
やはり、ここは車で来るところのようです。 -
夜になると、YHAの宿泊者が大勢外に出て天の川を見ていました。
こんなところでも街の灯りが届いているようで空が少し明るくなっていました。 -
マウント・クックでは、フッカー・バレーの他にタスマン氷河の展望台かセアリー・ターンに行こうかと思っていたのですが、タスマン氷河は車道を往復3時間半も歩かなければならない為、却下しました。
一方、セアリー・ターンは、急な階段を500mも登らねばなりません。マッキノン峠を越えられた今の自分なら大丈夫ではないかと期待していたのですが、2日目の帰りに足の踏ん張りが怪しくなっていることに気づいたので断念しました。
この為、3日目はYHAからハーミテージ・ホテルの近辺をぶらぶらして過ごすことにしました。まずはOld Mauntainer's Cafeで豪華な朝食をいただきました。 -
この辺りの遊歩道には、ところどころに綺麗な花が咲いています。
ルピナスの花にミツバチが止まっていました。 -
釣り鐘のような形のお花。
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こちらは木の実です。
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小鳥が獲物を咥えています。
この他、ハーミテージ・ホテルの近くにあるビジター・センターにも行ってみました。展示物が充実していて、まずまず楽しめました。 -
夕方、夕日に照らされたマウント・クックを見にハーミテージ・ホテルまでやって来ました。
ミューラー氷河を擁するセフトン山です。 -
マウント・クック山頂
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次第にマウント・クックが黄金色を帯びて来ました。
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最後は雲がほんのり色づいて、穏やかな夕景を見せてくれました。
楽しかったトレッキング三昧の日々もこれで最後です。ミルフォード・トラックでは、ほとんどの行程は森の中を歩いたのですが、ここでは対照的に常に視界が開けていて雪を頂いた山々の景色を眺めながら歩くことができて、今回のこの組み合わせは正解だったと感じました。
この後、クライストチャーチで一泊してシドニー経由で帰国の途につきました。
最後まで私の旅にお付き合い下さり、ありがとうございました。
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