2018/01/27 - 2018/01/27
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ソウルの旅人さん
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1月27日に行われた若草山焼を見てきた。
奈良には小学校の遠足以来、数えきれないくらい行ってるが、山焼行事を見るのは初めてで、大変面白かった。
その見聞記と若草山周辺の散策路の紹介である。今後、奈良へ行く人には少しは参考になるかもしれない。
タイトル写真は山焼が始まった時の若草山。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
西宮市と奈良市はほぼ同緯度にある。真っ直ぐ《東》に走っていけば到着する。
阪神高速神戸線を大阪に向かっている。 -
前方のビル群は大阪市街地のビル。
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淀川を渡る。
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大阪市内に入る。
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阪神高速環状線。市内中心部。
ひたすら《東》に向かっている。 -
阪神高速東大阪線にはいる。
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東大阪線も曲がることなく、真っ直ぐ《東》に向かう。
前方の山は生駒山。 -
生駒山が近づいてくる。山頂は電波鉄塔林立。
生駒山系は摂津河内と大和の境界をなす。
「水走」の文字が見えるが、古代大阪はここまで大阪湾が入り込んでおり、この辺りは干潟であった名残の地名である。 -
石切も古い地名。
関西では有名な石切神社がある。
この生駒山の麓には古代の神社が今でも多数残っている。 -
古代よりこの生駒山を越える道は多数あったが、奈良県北部の奈良市へはこの写真の右鞍部(オレンジ矢印)の暗峠[くらがりとうげ]を越えるのが一番近かった。しかし、車通行は極めて困難。
近代になってココより少し北側に阪奈道路がつくられた。 -
その阪奈道路は曲がりくねった山道で、大変な道路だった。
暴走族の名所で、事故が絶えなかった。奈良への最短だったので、通行量も多かった。
阪神高速が初めてその生駒山地にトンネルを掘ったのが、この阪奈トンネルである。40分が5分に短縮された。今では西宮から奈良まで1時間弱で行ける。以前は2時間~3時間位かかった。 -
阪奈トンネル内部。
トンネル中央当りで奈良県に入る。 -
阪奈トンネル出口。
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トンネルを出て、暫く走ると見えてくるのが、このお馴染みの景色。
中央の樹木のないはげ山が若草山。その右側が三笠山(御蓋山)だが、ハッキリ見えない。正面奥は春日山。右奥は高円山。 -
奈良市内西部
この左が秋篠町。 -
地道におりても道路は一直線で、《東》向き。
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奈良市内の平城京跡。復元がすすめられている。
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左は奈良市庁
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西宮から一度も曲がらずに真っ直ぐ《東》に走って、到着したのは奈良公園。
45Km左右折なし。 -
奈良に来たら、車を停めるのは高畑駐車場に決めている。飛火野のすぐ南にあり、中央部ではないが、好きな散策路に最適である。
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高畑駐車場の北側の坂を東に向かって上っていく。
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こんな道である。若草山焼の日でも観光客は殆どいない。
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10分程で着くのは志賀直哉が奈良に住んでいたときの住居である。
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横道。
ゆっくり歩きたくなる雰囲気。 -
直哉旧宅
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直哉旧宅の前の家にあった残り柿。
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旧宅からもう少し上って行き、新薬師寺に向かう道。
しっとりした奈良の古道である。 -
路傍にこんな石塔。
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新薬師寺正面。
入館料600円。 -
本堂
有名な十二神将はこの堂に祀ってある。
仏像の知識はないが、婆娑羅大将の憤怒像は迫力あるか。一見の価値あり(と思う。)撮影禁止なので写真なし。 -
境内
狭い小さな堂宇。 -
隣りに鏡神社がある。藤原廣嗣を祀る。
奈良時代に反乱を起こして誅殺された藤原式家の廣嗣。謀反を起こした人間を神に祀りあげるのが日本流?。 -
鏡神社から直哉旧宅まで戻ってくると、その前のこんな案内板がたっている。ささやきの小径へ行く。
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こんな道である。春日大社は「下の禰宜道」と呼んでいる。これが本来の名称であろう。
春日原生林が飛火野に連なる直前を横切って歩く道である。本来は神社関係者以外は歩かなかったのであろう。いまでは観光道路に近い。この道を通って春日社へ行く。 -
両横はこのように原生林的であり、神の栖に近寄った思いがする。
神社の本体はその周辺の森(杜)である。 -
鹿は公園内だけではなく、原生林にも生息している。こんな場所で出会うと神の使いかと思う。
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この道は春日社二の鳥居の横に出るので、すぐ大社の入口であるが、今日は「どんと焼神事」を見るために飛火野へ行った。
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左横の段ボール箱を次々に燃やしていく。
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段ボールの中身は神社の御札、絵馬、茣蓙、飾り物などが詰まっていた。覗き込んでいると「部外者はこちらに来ないように」と言われた。
消防がスタンバイしていた。 -
飛火野の鹿
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飛火野から春日社へ。
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何度も書いているが、神社の建造物は見るべきものはない。スルーしてもよいのだが、この後の行程上、ここを通るのが最も近い。
少し無理はあるが、昨年に行ったソウル宗廟と比較してみよう。 -
似ている!!
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横からみた本殿。
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水谷道
春日社から若草山、東大寺法華堂、二月堂に行くには、この道が最短。観光道路ではあるが、奈良を感じる「道」かもしれない。 -
水谷道
春日社から水谷神社に向かう坂。 -
朱塗りの橋を渡り、前方の階段を上ると若草山である。
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階段を上って若草山麓に到着。午後3時30分頃。
枯れ草がある上半分が山焼きの箇所である。 -
若草山は塀が巡らされており、2ヶ所の門からだけ入場できる。
極寒期で寒かったが、きれいな青空が見える時もあり、小雪が舞う時間帯もあった。 -
山焼きは奈良市内からでも見えるが、今回は出来るだけ近いところで見たかった。
中央に囲われているのは火床。ここに火を点け種火とする。 -
通行可能範囲の最上部。
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若草山から見た奈良市内。
西方向を見ている。遠方の山並はトンネルで越えてきた生駒山。 -
若草山からの近景
右の鴟尾は東大寺大仏殿の屋根。 -
少し望遠にした奈良市内
中央の塔は興福寺の五重塔。 -
まだ4時前であるが、月が鮮やかに見えていた。月齢10の月。
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山焼きは6時頃からなので、すぐ横にある手向山八幡と東大寺法華堂・二月堂に向かう。このあたりは奈良の東山山麓になる。
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手向山八幡本殿
東大寺の守護神として宇佐神宮から勧請された神社。8世紀に既に神仏習合している。 -
法華堂
八幡宮のすぐ横にある。拝観している時間がないので、今日はスルー。 -
二月堂
『お水取り』はココで行われる。 -
二月堂
静と動が繰り返される『お水取り』は伝統と歴史を感じさせる。 -
二月堂の裏。
誰もが正面に行くが、今回は裏に回ってみる。 -
中央に仏像あり。二月堂をかなり調べたが、これに触れている記事なし。
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裏から廻って二月堂の北側にでて、そしてこの階段を昇る。
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遠敷神社が祀ってある。説明文を読んでください。
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遠敷神社から見た東大寺。
即ち、裏側から見た東大寺ということになる。 -
遠敷神社から二月堂に戻り、北側の階段を下りる。
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二月堂から正倉院に向かう坂道。この道が素晴らしい。今日は時間が無いのでカット。
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二月堂の正面にあるお堂。興成神社。
同じく説明文をお読みください。 -
同じく二月堂の正面に小堂がある。
東大寺はお寺であるが、注連縄にて結界が作ってある。 -
お堂の全体写真。
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正面に若狭井と書いた石碑。
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説明板
『お水取り』は膨大な枝葉がついているが、それらを取り払うと、その実体はこの若狭井から水(お香水)を汲み、二月堂の本尊である二つの十一面観音にお供えすることである。
若狭井の水はどこから来るのか?名前の通り、若狭から来るのである。
お水取りの10日前に若狭小浜の遠敷川の鵜野瀬で行われる『お水送り』を3年前に見てきたので、その一部を紹介する。 -
若狭 小浜市
若狭小浜の神宮寺で神水の採取が行われる。 -
神宮寺の神水の井戸
二月堂の若狭井は結界であったが、ここは出入り自由。 -
鵜野瀬にある遠敷神社
二月堂にあった遠敷神社と興成神社(鵜が飛び出す)と同名。
神社ではなく祠と表現するほうが適切か。 -
遠敷川の鵜野瀬
ここには何度も行ってる。単に遠敷川が屈折する淀みであるが、荘厳な神域と呼べるか。 -
お水送り神事 1
左側の柱には《お水送り堂》と書いてある。 -
お水送り神事 2
神宮寺にて神水を採取して、いろんな神事を行い、鵜野瀬へ出発。 -
お水送り神事 3
神宮寺から鵜野瀬までは約1km程度。漆黒の闇の中を延々と松明行列が進む。
超幻想的。 -
お水送り神事 4
鵜野瀬では神水を遠敷川に流す。その水が東大寺二月堂の若狭井から湧出する。(ことになっている) -
お水送り神事 5
実際に見た行事であり、生々しい思い出であるが、夢の中の景色のようである。 -
二月堂から若草山に戻ってきた。
隣の山は三笠山(御蓋山)。遠方からでは独立峰と判らないが、ここからだと明瞭に判る。若草山を三笠山と書いている記事が多いが・・・・・。 -
時刻は5時30分頃。きれいな月がでていた。
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
阿倍仲麻呂 -
西の生駒山には落日。
菜の花や月は東に日は西に 蕪村
実際に[月は東に日は西に]が見えることを実感した。 -
西宮では初日の出を六甲山の麓からみる。
その日の出は生駒山から上ってくるので、生駒山は朝日になる。
奈良側から見ると生駒山は朝日ではなく、夕陽になる。 -
6時頃
昼に見たどんと焼から採取した神火を神官達が運んできて、水谷神社あたりでいろんな神事が行われていた。そして、あの火床に点火して、燃え上がった瞬間。
オリンピックの聖火と同じ。 -
その火床から火付け役(勢子?)が松明に火を点ける。
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火を点けた松明をもって各自が担当場所へ移動していく。
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月が照らし、オリオン座が見守る若草山は夢幻世界。
「ちょっとピンぼけ」だけど・・・ -
6時15分から花火が始まった。市内側から打ち上がると思っていたら、若草山から打ち上がった。
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眼前に大きく打ち上がった。
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カメラのピントを合わせるのが最初は難しかった。
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天空のキャンバスに舞い踊る花火。
不鮮明。 -
月と花火のコラボは難し過ぎる。
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じっと鑑賞すれば素晴らしいショウだったろうが、きれいな写真を撮ろうとファインダーを覗いてばかりであった。
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花火は15分あった。最後にきてシャッターチャンスのタイミングがとれるようになった。
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至近距離から見る、真っ暗な冬の夜空に咲く花火は本当に素晴らしかった。
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これがベストショット。
(カメラ趣味はないので、これが精一杯。) -
6時30分山焼き開始。
やっと本番まできた。
あちこちから火が点けられる。 -
急速に火が大きくなる
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煙は上方へ流れ、見物席にはまったく流れてこない。
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向かって左側の火の手。
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パチパチと柴が燃えて爆ぜる音は聞こえるが、それほど大きな音ではない。
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燃え広がる。
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火勢が強くなる。
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少し熱くなるが、寒気をなくすほどではない。
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火勢最盛期
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柴が燃えるのは早い。
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急速に炎が減ってきて、煙が舞い上がる。
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月はじっと見ていた。
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火床
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鎮火しつつあり。
-
終了
見物客はぞろぞろと帰りだした。開始からここまで10分。
殆どアット云う間の出来事。 -
その時の奈良市内
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火床
聖火は燃えていた -
若草山から帰り道の春日社参道
昼間はあれほど賑わっていたのに、こんなに寂しい。昼の「下の禰宜道」を通ろうと言ったら、同行の連れが「とんでもない。恐ろしい」と言ったが、あの道は裸電球も点いていないだろう。確かに夜は通れない。 -
飛火野のどんど焼跡。後始末をしていた。
久しぶりに奈良を堪能した。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 熟年ドラゴン(もう後期高齢だけど)さん 2018/02/02 17:21:09
- 花火もやるんですね!
- 山焼きは風向きも気になるところですが毎年安定しているのですかね?
花火はいつ頃から始まったのでしょう?
ほんと、若草山は西宮の真東ですね、道もほぼ一直線。
- ソウルの旅人さん からの返信 2018/02/02 20:59:03
- RE: 花火がよかった。月光もよかった。
- > 50km近く走って一度も左右折しないのは凄いです。今回気が付きました。
山焼より花火が素晴らしい。若草山夜空一杯に広がる花火を堪能しました。
写真では明瞭ではありませんが、「月」と「オリオン座」も綺麗でした。
幻想の世界です。
- 熟年ドラゴン(もう後期高齢だけど)さん からの返信 2018/02/03 06:33:17
- RE: RE: 花火がよかった。月光もよかった。
- そもそも冬に花火は珍しいですね。夏の風物詩と思っていました。
夜空は暗いので月や星はコンデジでは上手く撮れませんね。
私もそういう時だけは一眼レフの望遠レンズ付きが欲しくなりますが、普段は1万円のカメラで充分ですね。腕前が付いていきません。
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