真冬のレッサーパンダ紀行【４】 千葉市動物公園　期待大！！ とってもいい感じのライム君＆みいちゃん＆ お嫁入り目前のゆいちゃんにも会えました

2018/01/21 - 2018/01/21

昨日は、千葉市動物公園から東武動物公園へお婿入りした源太君に会いに行きましたが（旅行記→https://4travel.jp/travelogue/11325693 ）、今日は、その源太君が移動した後に、佐世保市の九十九島動植物園森きららからお婿入りしたライム君に会いに千葉市動物公園を訪問しました。

千葉市動物公園はレッサーとキーパーさんの距離感が非常に近く、”飼育動物ー飼育員”の関係と言うよりか、どちらか言うと”先生と生徒”、時には”親子”や”友達”の様な関係に見える（あくまでも観客側からはそう見えるだけですが）園と言う事もあり、また、初めてのペアリングと言う事もあり、森きらら時代には気難しい性格と言われていたライム君が適応できるのか気になっていたのですが、案ずるより産むがやすし・・・若パンダの適応力はキーパーさんやファンの心配を見事凌駕してくれました。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 千葉市(千葉)

昨日は東武動物公園を訪問し源太君の様子を見てきましたが、今日はその源太君の出身園の千葉市動物公園を訪問・・・源太君の出園に歩調を合わせて九州は佐世保から来園したライム君と新妻？みいちゃんの様子を見るのが最大の目的です。

千葉市動物公園には１２時ちょっと前に到着。
千葉市動物公園の入園料は大人７００円ですが、千葉都市モノレールのフリーチェットを提示すると２割引きの５６０円になります。

入園してまずはレッサーパンダ舎を偵察です。

園路から向かって一番左の放飼場にはメイメイお母さんとゆいゆう姉妹・・・全員お昼寝中。
木の中に３匹いるの分かりますか？

写真は母娘を代表してお母さんのメイメイちゃん。

メイメイお母さん＆ゆいゆう姉妹のお隣は屋内展示場＆予備放飼場にメイタちゃん。

メイタちゃんは活発に動き回っていました。

メイタちゃんのお隣は”風の一族”の総帥・風太君・・・ぐっすり。

そんなお隣の放飼場を樹上から覗き込んでいる子は！！

千葉では、はじめまして！！のライム君です。

ライム君は２０１４年７月１３日佐世保市九十九島動植物園森きらら生まれの３歳の男の子、昨年１１月に千葉にやってきました。

千葉に来園してからは検疫、単独での展示訓練を経て、先日からお嫁さん候補のみいちゃんとの同居をスタートさせました。

お嫁さん候補のみいちゃんは東屋の屋根裏でお昼寝。

最初はどこにいるのか分かりませんでしたが、千葉の常連さんに教えてもらいました。

ここ最近、源太君（現、東武動物公園）が使用していた放飼場にはお父さんのクウタ君が使用。

柱から柱へジャンプ！！

大黒柱・風太君の跡を継いで見事な繁殖実績を残したクウタ君ですが、その繁殖実績の高さ故にここ数年繁殖を離れており、今年もメイメイちゃんとは別居となっています。

１３時３０分のレッサーの食事タイムの前に園内を一回り。

壁の向こうが気になるコッツーの皆さん・・・バックヤードにキーパーさんがいるのかも。

草原ゾーンにてカラスの行水・・・もちろん飼育個体ではなく野良っ子ですよ。

キリン君が白オリックスちゃんにちょっかい。

日向ぼっこ気持ちいいね！！

もうすぐで１３時３０分。

お食事タイムに備えてゆいゆう姉妹は木から降りて東屋でスタンバイ。

風太君も起きだしてきました。

ライム君うろうろ。

クウタ君は相変わらず飛んでました。

キーパーさんがやってきましたよ・・・今日は正キーパーさんが担当です。

ゆいゆう姉妹が早速リンゴをおねだり。

メイメイお母さんも木から降りて来てリンゴ合戦に参戦。

日立市かみね動物園へのお嫁入りが決まっているゆいちゃんが先頭に立っておねだり。

ゆいちゃんも、ゆいちゃんのお相手となる静岡市日本平動物園のヤマト君もそれぞれの園で送別会を終えているのですが、移動の正式日程はこの段階では公表されていませんでした。

結果的にはゆいちゃん、ヤマト君共に１月２９日に日立市へ移動となりました。

ゆいちゃんのお食事タイムが見れてよかったです！！

ゆいちゃん、新天地での活躍を期待しているよ！！

必ず会いに行くからね！！

お次は風太君の出番です。

１５歳の今になっても彼の人気は絶大！！
彼ほど名前の知れ渡ったレッサーパンダは未来永劫出ないでしょうね。

風太君の凄い所は立ち姿での一世風靡もさることながら、その驚くほどの繁殖成績に尽きると思います。

今や孫、曾孫、玄孫が日本を飛び出して世界で活躍しています。

そして、今回一番楽しみにしていたライム君のお食事タイム。

やはりこの独特な給餌にはある程度慣れが必要・・・まだみいちゃんに一日の長があるかな？

真ん丸お目々のみいちゃん・・・激カワです。

最初ちょっと引き気味だったライム君もみいちゃんに負けじとリンゴをもらいにきました。

この距離感！！

来園してからのまだそんなに日が経っていない事もあり、ライム君とキーパーさんの間にはまだまだ完全な信頼関係は出来ていないと思います。
そんな中でのこの距離はキーパーさんにとっても勇気のいることだと思いますが、ここで引く訳にいきませんもんね・・・噛まれてもいい覚悟で信頼する、素晴らしいです。

レッサーファンは皆さんご存知の名うてのキーパーさんですが、やはりこの方のレッサーの心を掴む術は凄いですね。

根本的に好奇心旺盛で遊び好きなレッサーの性質を上手くくすぐり、兄弟、あるいは友達の様な関係（ちょっと違うかな？）を築かれていますね・・・女の子パンダの場合は彼氏の様な存在になりますが（笑）

肩乗りレッサー。

リンゴを使って2匹の距離を縮めることも忘れません。

後でお聞きしたところによると「このペアがまさかここまですんなりいくとは思わなかった」との事。

”結果は神のみぞ知る”ではありますが、まずは上々なペアリングのスタートの様ですね。

みいちゃん＆ライム君のお次はクウタ君。

さすがこのコンビは鉄壁と言うか鉄板の安定の絡み（笑）

クウタ食べ・・・両手を添える仕草がとても可愛らしいです。

最後は屋内展示室のメイタちゃん。

ガラスに貼ってもらったリンゴを上手に剥がして食べていきます。

ずっと男の子だと思われてきたのでメイメイお母さんや姉妹とは別居してきたメイタちゃんですが、出来ればメイメイお母さんやゆうちゃんとの同居を見てみたいものです・・・基本的に単独生活のレッサーなのでどうしても必要な同居ってわけではなく、単に１ファンとして、今、メイタちゃんが同性と同居したらどのようなふるまいを見せるのか興味があるだけですけどね・・・。

リンゴの後はしっかりと竹の葉を食べるライム君。

今年の千葉レッサーのペアリングはライム君とみいちゃんの一組のみ・・・期待してるよ！！
それにしても、あのとてもとても小さかったライム君がある意味レッサーの聖地でもある千葉で繁殖のステージに立ってくれるんなんて・・・感無量です。

みいちゃん、ライム君のことよろしくね！！

この2匹の子供なら間違いなく可愛い子になるでしょうね！！

ご飯を食べ終わったみいちゃんは忍者のようにまた東屋の屋根裏へ（苦笑）

キーパーさんの話によると、この屋根裏にみいちゃんが籠ってしまうとライム君と過ごす時間が減ってしまうので、屋根裏を塞ぐことも考えているとの事でした。

今日中に関西に帰らなくてはならないので、レッサーのお食事タイムを満喫し、キーパーさんと少しお話した後、帰宅の途につきました。

動物公園駅からモノレールとJR線を都賀駅で乗り継いで成田空港駅へ。
成田からは伊丹行きの全日空に搭乗です。