マイレージ消化のためたなぼた香港 旺角尖沙咀中環湾仔銅鑼湾抜きで

2018/01/17 - 2018/01/19

12月に有効期限が切れるマイレージがあったので使わなければ。条件に合うのが台北ー香港だけだったので(仕方なく)香港旅行。メジャーな旺角尖沙咀中環湾仔銅鑼湾をのぞいて楽しんでみようと勝手に企画。九龍城跡の公園と南蓮園池という寺院を訪れました。どちらも静かで落ち着いた雰囲気で、予想外に癒やされる香港でした。

エリア 香港(香港)

エバー航空10:15分桃園発の便で出発。１時間半ほどで香港が見えてきました。ちょっと時間の遅い朝もやにけむる山並みがキレイだなーと思っていましたが、何のことはないひどい大気汚染 -_-#　いやぁぁー、飛行機下りないでー、との心の叫びもむなしく無事香港に着陸。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

税関を出てすぐの両替所で両替(2000TWD->261HKD)とともにSIMカード(80HKD)を購入。空港の到着ロビーを出てすぐ目の前の鉄道駅のインフォメーションでオクトパスカードを購入(150HKD)。電車には乗らずにホテルのある北角行きのA11のバスに乗車。空港バスも市内バスも、停留所の表示がとても見やすくわかりやすくて観光客フレンドリー。

空港から１時間弱ほど走って北角でバスを下ります。北角のM1 Hotel。春映街の通り沿い、市場の屋台の間にエントランスがあります。高いもしくは狭い香港のホテルですが、北角までくるとそこそこの値段でアパホテルよりも広い部屋に泊まれるんですね。

M1 ノース ポイント ホテル ホテル

北角も高層マンションだらけですが、ダウンタウンほどごみごみした感じはしません。まわりには食事をするところも多そうです。ホテルに荷物を置いてから、添好運で遅めの昼食。午後２時ころだったので混雑もなく着席。この北角の添好運は比較的混雑が少なく利用しやすいという口コミ。ローポーカオと海老蒸し餃子を注文。美味しかったけど特徴のある味で、どちらも台灣のなにげない屋台で食べるほうが好きな味。

昼食後ぶらぶらととビクトリア・パークまで歩いてきました。到着時と比べると空気もだいぶマシに(見える)。いい天気と見晴らしの良さでテンション高め。

ビクトリア・パークを超えて海側へ歩いてきました。建物のカラフルさが他にはなかなかない色使い。

九龍半島側を望む眺め。夜景がきれいそうです。

これ以上先へ歩くと銅鑼湾に入ってしまうので、引き返していったんホテルに戻ります（私は誰と戦ってるんでしょうか）。途中にあった楽しげな階段。

旧正月に向けてお正月飾りも並び始めました。

ホテルのある春秧街は通りが市場になっています。肉屋。

春秧街 散歩・街歩き

点心の屋台から美味しそうな湯気が。添好運じゃなくてこっちにすればよかった。

魚屋に..

八百屋。

ホテルの近くで夕食をとってふたたび街歩き。香港映画らしさ満天のポスター。

さきほどの海沿いの夜景を見に。なんかビーム出てます。

ビクトリアパークの夜景。

ヴィクトリア パーク (維多利亞公園) 広場・公園

ビクトリアパークはテニスコートやランニングコースなどスポーツを楽しむ施設が集まっていました。知らなかった。こんな舗装の地面でサッカーしたら膝痛めそう。

ビルの谷間でバスケット。

2日目の朝。ホテルの部屋は22階。昼過ぎまでは晴れるようです。ただ、大気汚染は引き続きひどくマスクを、と思ったのですが、台灣のようにコンビニで2枚とか5枚の小袋が気軽に買えるようにはなっていなくて、箱入り業務用みたいなのしかなかった。街を歩いている人を見てもマスクをしているのは一割くらい。大丈夫なのか。

M1 ノース ポイント ホテル ホテル

砲台山駅前の Hungry Elephant というカフェで朝食のあと、116番のバスに乗って九龍側へ移動。

目指すは九龍城跡の公園。バスを下りて歩いている途中に見たテナント募集の広告。

最寄りの門は閉まっていたので、案内に沿って別の門へ。

九龍寨城公園 広場・公園

たどり着きました。門番がいましたが、チケットを買う必要はありませんでした。

入場した門はメインのものではなかったようでちょっと裏口っぽい雰囲気。十二支のオブジェが並んでいました。戌年リスペクトで一枚。来年は歳男だよ。

広東スタイルの建物の前に盆栽が。園内はいろいろなものが密集していて引いた写真を撮るのが難しい。

おなじみ大陸の団体観光客。観察すべくあとに続きます。

建物の内部に九龍城の歴史のダイジェスト映像が、目の前の観客とインタラクティブに。

いい天気。

さっきの建物も裏口から入って正面入口から出てきました。出会うスタッフは皆さん礼儀正しく挨拶をくれました。

地元の小学生の団体が遠足に。元気いっぱいでした。

西側にある庭園にも入ってみました。

鳥のさえずりの存在感がすごくて、うるさいくらいの迫力でした。

いい眺め。あの東屋を見下ろすこちらの回廊側は滝になっていて、水音がさわやか。晴れた空とあいまって非常にいい雰囲気でした。

回廊の窓は全部違う形と模様でした。

回廊にそって歩いて行くと池やせせらぎがあちこちに。とてもリラックスできる空間です。

ここにも別の種類の鳥が鳴いていました。

南門前の九龍城の模型と、奥の壁にはドローイングが。

南門から出て次の目的地を、と思いましたが Google Map で調べると北門のほうにバス停がありました。

ふたたび園内を縦断して..

北門を出ます。

1番(!)の市内バスに乗って太子まで。

花園街のマーケット。

花園街と金魚街 散歩・街歩き

衣服が中心のマーケットですがお正月飾りなどもあっていい雰囲気ですが、お目当てのものが見当たらず、ふたたび地図をチェック。一筋間違えていました。

来たかったのは金魚街こと通菜街です。

小袋に入って様々な種類の金魚が売られています。

熱帯魚も売っています。水草や網、ポンプなどの用具専門の店も合間に並んでいます。

ポピュラーな金魚たち。

みなさん熱心に品定め。

ピンきりですがわりと手頃な値段が多いです。

昼食はまた北角へ戻って、午後はゆっくり過ごしました。

３日目最終日。予報通り雨です。ふたたび116番のバスに乗って、昨日よりもさらに遠くへ行きます。

香港島と九龍を結ぶトンネル。

１時間近く走っておりた先にはスタジアムで何やらイベントが。

反対側の公園へ。金木犀がいい香りで存在感をアピール。

斧山公園という名前でした。

そのすぐ奥の学校がお寺チックな意匠なのは..

隣にお寺があるからです。Google Map でいろいろと公園を探していて星4.5とかなりの評価だったので来てみたのですが、予想以上に立派なお寺で圧倒されました。

南蓮園池 広場・公園

通りを挟んでブリッジを渡ると庭園が。こちらもとても立派です。

ホテルをチェックアウトして小さなスーツケースを転がしていたら、事務所に荷物を預けてくださいと言われて指差す方向に行ってみるのですがこれも案内がすごく分かりづらかった。無駄に歩き回ってようやく身軽になって再出発。

庭の方からまわります。

金閣寺ほど荘厳ではありませんが、庶民的な、ちょっとパチもんくさい活気のあるお寺しか知らなかったので、立派な建築と静かな雰囲気に、来てよかった、とつくづく思いました。

飛び石のある庭。雨天もしっとりした雰囲気でまたいいかんじです。

四方が高層ビルに囲まれているので面白い写真がたくさん撮れます。

陶器の展示へ。有料でしたが、ちらりと見えた淡いグリーンのの壺がきれいだったので。歴史的なものかと思っていましたが、伝統を受け継ぐ現代の陶芸家をフィーチャーした展示で興味深く見られました。ちなみに園内自体は無料です。

建築は日本の寺院とかなり似通っていますが、石の使い方がかなり違います。

池にはたくさんの鯉が。写真で見返すと背景の高層ビル群が目立ちますが、実際にはそれほど気になりませんでした。それくらい庭が見事。曇り空のせいもあるかな。

庭の一角にレストランが。ベジタリアンレストランだそうで、クレジットカードが使えれば昼食を取ろうと思います。まずは園内をまわりきらねば。

庭師のお二人のユニフォームに惹かれました。ずっと脇に立っているコーチのような人はなんなんだろう..

庭園から寺院へ渡るブリッジを登る途中にふたたび見下ろします。

八角塔も見下ろします。

かろうじて傘がいらない空模様。

寺院側へやってきました。椿でしょうか。きれいに咲き誇っています。

名前にも入っている、蓮のある池。奥の本殿は、建物の撮影が禁止されていましたが、さらに静かで荘厳な雰囲気でした。癒やされる香港。ほんとに来てよかった。

一般の人は入れないようですが、奥に続く道もきれいに手入れされています。

花をフレームに。

滑稽なくらいの高層ビルとのコントラスト。ひととおり見終わったので先程の精進料理レストランで昼食。さっき見たときには混んでいましたが、午後２時前には客足も落ち着いて、一人でも問題なく着席できました。ただ、まだそれなりに埋まっている各席のおしゃべりが騒々しくて、外の庭園や寺院の静寂な雰囲気からするととても残念。５品の野菜と豆腐系の料理に、お茶、白飯、スープ、果物がついた150HKDのランチセットを食べました。滞在中は麺類とか点心とかばかりでずっと「野菜が足りてない野菜が足りてない..」と憂鬱だったので、ここで十分に美味しい野菜をチャージして大満足。

名残惜しくふたたび園内を回ります。あまり２度見はしないんですが、とても気に入りました。

正門で預けた荷物を受け取ります。

雨もまた風情がありましたが、この入口前の写真の晴れの風景を見て、やはり晴れた日にまた来てみてみたいと思いました。

ここで午後２時半。フライトは夜９時半なので、他にもう一か所どこか回れそうでしたが、隣接する鑽石山の駅ビルがハリウッドプラザというショッピングモールになっていたので、ウインドウショッピングを楽しみ、ベンチで写真を見返したりして早い夕食をとってから、駅前のバス停から空港行きのバスにのって台北へ帰りました。

最初は仕方なく、と思っていましたが、やはり来てみるといろいろな発見があってかなり楽しめました。今回まわったところはバリバリの観光地ではありませんが、地元に住んでいる人たちがリラックスできるような雰囲気のいい場所ばかりでした。密度が高く、猥雑感が香港の一つの特徴ですが、香港では他に海も山も楽しめます。次に来るのはいつかわかりませんが、そのときもまた自分の知らない香港を楽しめると思います。