2017/12/29 - 2018/01/06
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Mr.&Mrs.Pina Coladaさん
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「嘉陽小火車」
1,959年に石炭運搬のために開業したナローゲージの機関車鉄道。炭坑が廃坑した後も地元の人たちの足となっているほか、最近は観光としても有名になっているそうで、菜の花の時期には観光客でいっぱいになるそうな。
楽山のお宿「和夷客桟(ピースインホテル)」のお父さんに「嘉陽小火車に乗りたい」という話をしたら、行き方を調べてくれて、朝の6時半から麺をゆでて食べさせてくれて(朝食代は1人8元)、しかも、タクシーを捕まえて見送ってくれるという、何から何まで・・・。
ガイドブックにはあいまいな情報しかなくて、不確定要素盛りだくさん。果たして行けるのか、無事にSLに乗れるのか、そしてその日のうちに楽山まで帰ってこられるのか・・・
12月29日 成田→(NH0947)→成都
12月30日 成都→(バス)→峨眉山
12月31日 峨眉山
1月1日 峨眉山→(バス)→楽山
1月2日 楽山
★1月3日 楽山→(バス)→三井→(バス)→楽山
★1月4日 楽山→(バス)→成都
1月5日 成都
1月6日 成都→成田
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7時前に楽山車站中心に到着して、(牛偏に健)為までのチケット買って、ガイドブックで始発とされている7時10分のバスを待つも、一向にバスは現れない。時間はどんどん過ぎて7時半ごろ、ようやく改札のおばちゃんが”スクーターごと”改札口に入ってきて(建物の中ですけど)、改札開始。結局7時40分、予定より30分遅れて出発。
高速道路を通って約1時間。乗り継ぎ場所の?墓為に到着。バス停の場所がわからず探していると、偶然近くに三井行のバスを発見し、走って乗り込む。
車掌さんに宿のお父さんが書いてくれた嘉陽小火車に乗りたい旨のメモを見せると「三井まで行って、そこから」とのこと。
窓の外を見ながら、終点まで行きます。 -
結構時間がかかる。ガイドブックの情報だと、9時半に観光列車が出ていて、そのあとの列車のタイムテーブルがよくわからない。9時半は間に合いそうにない。
もう、あとは行ってみてのお楽しみ、しかないなあ。
などと不安な気持ちで前を見ていると、前のトラック、荷台に積み上げられたブロックにひもがかかってない・・・。カーブきついけど崩れないのかな。 -
結局、三井に到着したのは9時40分過ぎ。
次の列車は何時出発なんだろう。 -
なかなか味のある団地が残ってて、きっと炭坑時代から人が住み続けているんだ唐なあ、という感じ。
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三井の町の様子。
1,980年ごろの雰囲気が残っている感じ。 -
チケット売り場(結構立派。写真はないけど)に行ってみると売り場の人「日本から来たの?」と聞かれて、英語が通じる。
きっと日本からも人が来るんだろうなあ。
次の列車は10時半。帰りは芭溝駅から14時半発の列車で帰ってくることに。終点の黄村井で炭坑後の見学して、歩いて芭溝駅まで歩いてくることに。 -
小腹がすいたので、面包(肉まんの餡の入ってないもの、1個1元)をつまみつつ、ぷらぷらしてみる。
食べるところがなさそうなので、宿の近くであんぱん買って持ってきたけど、面ぐらいなら食べられそう。 -
一応、スーパーもある。
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出発時間が近づいてきたので、小雨が降る中、駅に向かいます。
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と、踏切のところで機関車が走ってくるのに遭遇。
ナローゲージとはいえ、近くで見ると迫力がある。鉄の音がする~。 -
駅に向かってバック。煙が前に流れています。
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「躍進站」
以前は古めかしい、いかにも共産主義国っぽい駅舎だったのに、建て替えてしまったのか、素気のない感じになっていて、もったいない。 -
客車の中はこんな感じ。
この列車には客は私たち2人しかいなくて、従業員のほうが多い。
貸し切り貸し切り~♪ -
車窓からは、何もない山の風景。
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途中、蜜蜂岩站でスイッチバック。方向転換をするために一度車両を切り離し、向きを変えて接続する瞬間が見られる。
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機関車から捨てられた石炭の燃えカス。
火車って言われるのが分かる気がします。 -
途中、線路を降りて線路脇で待っているといったん引き返した小火車が、カーブを切って入ってくるという演出もしてくれます(たぶん観光列車だけ)。
最高のシャッタチャンスなんだけど、2人とも興奮しすぎて動画を撮るという凡ミス。
写真と、動画に役割分担しておけばよかった・・・。 -
出発してから約1時間。終点の黄村井站に到着。
連絡が言っていたのか、炭坑跡の人がお出迎え。 -
80元のチケットは躍進站のチケット売り場で購入済み。
ヘルメットをかぶって、いざ炭坑跡へ。 -
入り口から入ると、いきなり急な階段が。
これを降りるということは、帰りに上るということか・・・
今日はあんまり歩かないかと思っていたのに・・・ -
と、下り始めたところでいきなりこの像。
親子で、人力で鉱石を運び出していた復元らしい。
重労働・・・ -
途中、実際に使っていた一人のリフトに乗って移動したり
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実際に採掘体験できたりと、なかなか楽しい。
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なぜか山椒魚が飼われていたり。
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人力の水抜きを体験したりで、見学終了。
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駅の脇の屋根のあるちょっとしたテーブルで、村の人たちがのんびりとランプしてる隣で、持ってきたあんぱんで軽く昼食。
帰りの乗車駅である芭溝站まで散策します。 -
いい雰囲気だなあ。
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ちゃんと人も住んでるから、生活感も漂っています。
さびれているけど、炭坑でにぎわっていた時代の名残も感じます。 -
歩くこと1時間ぐらいで芭溝站に到着。
中では列車を待つ地元の人たちが、大声で話していて、「中国っぽい」感じがします。
成都とか、上海とか、都会の人たちは洗練されていて、静かだけど、郊外に来るとこう、昔の中国が残っているというか。「古き良き中国」って感じがします。 -
私たちが乗る14時半出発の列車が来ました。
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今度の列車は観光客用車両と、地元の人用の車両の連結。
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こちらが地元の人用車両。
もちろん運賃が違うんでしょうけど、こちらはほとんど座席がないタイプ。
ちょっと前まで豚なんかも持ち込んでたみたいだけど、さすがにそれは見なかったなあ。
それでも、今も地元の人たちの足であることは確かで、完全な観光用列車ではないことがうかがえます。 -
機関室の様子。
丁寧に使っていれば、昔のものって単純なつくりだから、長く使えるんだなあ。 -
まだ、発車まで少し時間があるので、駅の周りを散策することに。
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紅広場。
栄えていた時には、ここで集会とかしていたのかなあ。 -
広場にある「毛沢東思想舞台」
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共産主義っぽい。
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博物館
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紅に黄色のスローガンが往時を偲ばせます。
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昔の炭鉱夫の部屋の再現とか
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炭坑で使っていたものが展示されています。
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「ようこそ私たちのゲストハウスへ。きれいな部屋、フレンドリーな雰囲気、おいしい郷土料理」と書いてあります。
う~ん、最悪帰れなくても泊まるところはあるっぽい。 -
というわけで、ノスタルジックな雰囲気を満喫。
(牛偏に健)為に戻ってきました。無事に楽山まで戻れそう。 -
中国ってバス網発達してるんだなあ。寧波までバスで行けるみたいだよ。スゲ~距離だけど。などと話しているとバスが到着。
無事に楽山まで帰れました。 -
夕飯は宿の近くの火鍋屋さんで2日連続。
辛い、うまい、安いの三拍子がそろって、素晴らしい。2人でおなか一杯食べて60元ぐらい。
ここまで、いろいろありながらも無事予定通り進んでいます。
よしよし。15,288歩。 -
1月4日
今回、楽山で止まったお宿は「和夷客桟」なわけですが、1人1食8元で朝食をお願いできます。
ちなみに2日目は面(なにせ6時半だったので)、この日は肉まん、豆乳、卵焼き。温かい朝ご飯が寒い朝にはしみます。
朝食を食べて、宿のお父さん、お母さんと一緒に写真を撮って、成都に向けて出発します。
名残惜しい・・・。 -
楽山高鉄站までは路線バスで。
バス停が分からないので、お母さんに聞いていたら、結局バス停まで送ってくれることに。本当にありがたいなあ。また来たいなあ。 -
運転手さんに何も言われなかったので、そのまま座っていると、乗客の人たちから「マイピャオ、マイピャオ(買票)」(運賃、運賃)とお声がかかる。
いくら払えばいいかわからず、10元札を出すと、おじいさんが両替してくれて、「8元だよ」と教えてくれました。
それをきっかけに「どこから来たの?」と聞かれ「日本から来ました」と答えるとなんだかみんな嬉しそう。
おじいさんは降り際に握手してくれました。
なんだか、年配の人ほど日本人にやさしい気がします。もちろん、反日の人もいるんでしょうけど、私たちは中国人に親切にしてもらって旅をしている気がするのです。 -
河(岷江)を渡って市街地に入ってきました。
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イトーヨーカ堂の建設予定地。
凄いぞイトーヨーカ堂。 -
高鉄楽山站に到着。
でかい。ここから成都東站まで高鉄(高速鉄道)に乗ります。 -
切符売り場。もちろん列は作りません。
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切符売り場に黄色い警告線。
「大客流預警線(お客さんがいっぱいでこの線越えたら規制する、的な意味か)」って書いてあります。
日本人は漢字の意味が分かるので、こんなイメージかなとか考えながら見てると面白い。お客であふれている姿が目に浮かびます。 -
なにせ、待合、この人の数ですからね。
ここでも、前の席に座った人に話しかけられたりして、全然日本人に冷たいなんてことないと思うんだけど。 -
そして改札がはじまると、一斉になだれ込むという・・・
「並ぶといいんじゃないかな、改札機ごとに」などと日本人的には思うわけだけど。 -
高速鉄道、略して高鉄「和諧号」
日本の新幹線そっくり。前の日は蒸気機関車で、この日は高速鉄道。 -
車両の中も日本の新幹線そっくり。
車両の前に流れるテロップに時速、始発駅、終着駅、外の温度などの情報が流れるにもかかわらず、次の停車駅が出ないのはご愛敬。
お弁当の車内販売もあり。 -
隣の席のでっかい文旦を2つも持った若いお姉さまのがなり立てるような携帯電話での会話を聞きながら、車窓を眺めつつ約1時間で成都東站に到着。
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ちなみに、高速鉄道は双流空港站もあるので、飛行機で到着したら市内に出ないでいきなり重慶とか峨眉山とか楽山とか行けちゃうのね。(深夜到着便とかじゃなければ)。
凄い時代です。
というわけで、成都では本家の陳麻婆豆腐食べたり、パンダ見たり寛窄巷子や錦里を散策したりします。
続きが次の旅行記で。
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