2017/12/16 - 2017/12/27
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katombowさん
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ローマ、フィレンツェ、ヴェネチア、ミラノ、主要4都市を列車で回った。目的は「死ぬまでに見たい絵」をたくさん観ること。後半はフィレンツェから参加したトスカーナ1日ツアー、そしてヴェネチア、ミラノ各2泊。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
<6日目>
フィレンツェから、チャオ・フローレンス社のトスカーナ1日バスツアー(英語ガイド)に参加した。参考のために載せておきます。
集合場所はフィレンツェ駅ホーム脇の植え込みのあるエリア。
朝8:00出発だが、20分前に集合する。参加者は並んで名前を告げ、ツアー別のステッカーをもらう。10数カ国から40人ほどの参加者、日本人は一人だけだった。 -
フィレンツェとトスカーナ地方にまつわるガイドの話を聞きながら丘陵地帯を抜け、1時間半ほどでシエナに着いた。
扇形のカンポ広場で20分の自由時間。 -
現地の専門ガイドがやって来て、並んで短い坂を上りシエナ大聖堂へ。
荘厳なゴシック建築を見上げる。拡張計画があったが、ペストの大流行で中止されたという。遠い歴史の中の出来事が確かにここで起きたのだ、と実感する。 -
内部には横縞模様の堂々とした柱が立っていた。
ルネサンス、バロック様式の美術作品もあり、大理石モザイクの床に感嘆する。 -
このツアーには、本場キャンティ・ワインのテイスティング・ランチも含まれている。ワイナリーはここ。空が青い。
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周囲の人と和やかに話しながら(わたしは台湾カップル、中国から参加の母娘2組などと隣り合った)、
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前菜とパスタをいただきました。
白、赤、そして食後のワインを味わう。いつも通りすぐ赤くなる。 -
それから、中世の町がそのまま残るサン・ジミニャーノへ。
静かだ。クリスマスまであと4日。 -
自由時間は1時間。
石畳をずんずん歩いて砦へ上がった。冬のトスカーナ州を眺める。夏にも来てみたいものです。 -
ツアーの最後はピサ。
斜塔に登る時間はないと諦めていたけれど、ギリギリで間に合った。中国からの母娘組も一緒に階段を登った。 -
最上階の7つの鐘はバランスを取るために、重さが全部違うそうだ。
地面に降りたら平衡感覚がずれたのか、しばらくヨロヨロした。
この日歩いたのは約10km。 -
<7日目>
フィレンツェからヴェネチアへの移動日。この日のフレッチェロッサは1等、約40ユーロ。革張りシートで、新聞、飲み物とお菓子がサービスされる。
長い鉄橋を渡れば、サンタルチア駅に到着だ。 -
ホテルは駅のすぐそば、ちょっとshabbyな感じだけど、お部屋で過ごす時間は短いから、ま、いいでしょ。
さっそく水上バス、ヴァポレットに乗り込んだ。
あ、これがリアルト橋。 -
サン・マルコ広場近くでヴァポレットを降り、ヘミングウェイが好んだというハリーズ・バーを外から眺め、サン・マルコ寺院に入った。
日が暮れてゆく。周りの博物館を見る時間はなさそうだ。 -
この町ではGoogle mapが頼りにならなかった。水路を道路のように示してルートを教えたりするのだ。それは無理だろー。
道路標示を見ながら歩くことにした。
案の定、不思議な路地に迷い込む。でもそれが楽しいんだよね。
この店で小皿料理と白ワイン。 -
こんな店や
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こんな店を覗きながら迷路を歩き、かなり大回りしてホテルに戻った。
この日は約10km。 -
<8日目>
団体客の多い食堂で朝食を取り、歩き出す。週末のためか、道にたくさんの露店が品物を広げている。 -
朝のリアルト橋から。
今日も快晴だ。 -
ゴンドラに乗りたかった気もするけど、
相乗りツアーをちょっと検討したけど、、、 -
活気のある魚市場。そう、この海はアドリア海なのだ。
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ヴェネチアン・グラスの店も覗く。
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アカデミア橋へ行く途中で、流れる音楽に誘われて入ったのは、多分、Interpreti Veneziani Associazioneという所だと思う。古い弦楽器がたくさん展示されていた。
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さあ、着いた。ペギー・グッゲンハイム美術館。
ちょうどピカソ展が開かれていると知り、楽しみにしていた。 -
PICASSO. On the Beach
1930年代のピカソ作品だ。ゲルニカを製作する少し前。 -
ここへ来るまで、ローマとフィレンツエで余りにも数多くの古典的名作を観て、それは素晴らしい経験だったが、頭がガチガチになっていた。
庭にひょうひょうと立っているジャコメッティ、自由なカンディンスキーに何かが緩んでホッとする。 -
光の帝国だ、マグリットだ。
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ペギー・グッゲンハイムはマックス・エルンストと結婚していたこともあった。
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ペギーの生涯について、学芸員修行中のアメリカ人学生が15分ほど解説してくれた。
ポロックのよき支援者でもあったという。
ミロやクレー、ダリ、ウォーホル、、いいなあ、やっぱり。 -
美術館に近い小さなガラスショップ。趣味のよい手作りのものが置いてあった。
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そのまま東へ歩くと、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂がある。
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先端部分まで行って、サン・マルコ広場方向を眺めた。
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Uターンして気の向くまま、海沿いに歩いてゆく。ここで一休み。
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さらにあちこち迷い込みながら歩いて、再びサン・マルコ広場に。
寺院のテラスに上がってみよう。5ユーロ。この聖堂はルネサンス期、ゴシック期以前のロマネスク建築であり、壁の絵はモザイク画なのだ。歴史を語る展示物が並んだ博物館もある。 -
広場を見下ろす。今日も鳩兄さんが餌を手に歩き、子供たちが走り回っている。
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美しい夕焼けになった。たくさんの人々が立ち止まって空を眺めている。
この日の歩行距離13.5km。 -
<9日目>
特急フレッチェロッサ、この日は2等。事前に車両平面図をチェックし荷物置き場の近くに席を取ったが、誰もそんなことは気にしていないようだ。2時間余りでミラノへ。 -
この旅行で初めて、モダンなビルのホテルにチェックイン。中央駅で乗り物共通2日券を購入し、クリスマス・イヴのドゥオモにやって来た。観光客で混雑している。
取りあえずの昼食を、ガッレリア横のマクドナルドで取った。
オーダーした品ができるとカウンターで番号が呼ばれる。レジのお兄さんが「90はノヴァンタだよ。英語で言わないからね」と教えてくれた。ノヴァンタ、ノヴァンタ、忘れないように。 -
急いでいたのは、この旅行最大のイベント「最後の晩餐」予約を夕方5時半に入れているから。
地下鉄で移動し、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に向かう。NHK「ふれあい街歩き」で見た近くの文房具屋さんで、絵ハガキを買った。番組に登場した店主もいました。日本語で挨拶。 -
さあ、時間だ。
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15分ごとに25人ずつ入場する。3つのドアをくぐり抜けて、
美しく修復された21世紀の、最後の晩餐。
来てよかった。観られてよかった。生きててよかった。 -
外へ出て、何だかふわふわと思いつきで教会前のトラムに乗ったら、中央駅方向とは反対方向だった。乗り換えて、ぐるぐる回って、駅近くのレストランへ。
クリスマスにはほとんどの店が閉まっているという情報もあったため、この店にメールで営業日を確認しておいた。試してみたかったミラノ料理は、オッソブーコとリゾット。うーむ、さすがの骨付きすね肉、かなりのボリュームでした。 -
<10日目>
観光最終日はクリスマス。キリスト教国だから、もちろんほとんどの店はお休みだ。
教会へ行くことにした。
サンタンブロージョ教会はミラノ最古の教会らしい。ちょうどクリスマス・ミサの最中だった。 -
信者たちの正面に、天蓋と黄金の祭壇が見える。振り香炉からもくもくと煙が漂い、司祭の説教が朗々と響いている。
外に出ると、鐘楼の鐘が鳴り響いた。 -
足を伸ばしたのに、サンマウリツィオ教会は閉まっていた。スフォルツェスコ城もお休みだ。
仕方なくドゥオモ周辺に行くと、無料でティツィアーノが公開されていた。ラッキー。ヴェネチア派、まだよくわからないけど。 -
25日のドゥオモは、屋上や博物館は閉まっているものの、大聖堂内部へは無料で入場できた。長い列に加わって中に入った。世界最大のゴシック建築物のひとつ、奥行きは長く、幅も広い。ステンドグラスとたくさんの絵画を見上げながら歩いた。
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ガッレリアの中央にはクリスマスツリーがあり、例の雄牛のモザイクは隠れているらしい。開いている店はないけれど、観光客がひっきりなしに通っている。
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ドゥオモの横と後ろに、クリスマス・マーケットが出ていた。ぶらぶら見て歩くのが楽しい。ポテトの揚げ物を食べてみた。
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この日は9.5km。
またいつかミラノへ行ったら、ドゥオモの屋上に登ろう。
10日間ほとんど毎日晴天が続いた。
この午後、雲が厚くなり始め、帰国日だけ雨。フィレンツェでのワインボトル攻撃には驚いたけれど、幸運なイタリア旅行だったと思う。
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