2017/11/29 - 2017/12/05
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trip232015さん
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1枚の絵に惹かれました。一人の女性が広い草原に横たわり、丘の上の家を見上げています。どうしても実物に会いたくなりました。
また、かねがね、一度は生の音を聴いてみたいと思っていました。ボストン交響楽団とニューヨークフィル。
秋も深まった11月下旬、JL004便は夕暮れのJ・F・ケネディー空港に降り立ちました。ニューヨークとボストンの芸術の秋と、ちょっぴり食欲の秋を楽しみに、、、。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ジャルパック
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今回は、夜8時にチェックインした日から6日間、ここにお世話になりました
マンハッタン・ミッドタウンはウェスト 48th 通りの、8番街と9番街の間にあります。地下鉄A、C、E線の駅に近いので街歩きに便利で、8番街に出ればスーパーやコンビニもあり、生活にも便利でした。ベルヴェデーレ ホテル ホテル
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先ずは、ニューヨーカー気分で朝食を
「ニューヨークで話題のフードホール」という記事に触発されて、地下鉄でワールド・トレードセンターまでやって来ました。フレンチマーケット「ル・ディストリクト」に入ると、コーヒーショップの前に多くの勤め人たちが並んでいます。
アメリカンコーヒーと隣の店のサンドウィッチで、最初のニューヨークの食事をいただきました。ル ディストリクト フレンチ
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「NOMA」を4回も世界一のレストランにした、クラウス・マイヤーのお店「Great Northern Food Hall 」(グランドセントラル駅)です
「アメリカ人にオープンサンドを」という意図でこのフードホールをオープンしたそうですが、朝が早かったせいか(午前10時)、見当たりません。お腹もあまり空いていなかったので、ショーケースにあったティラミス風のケーキを食べてみました。グランド セントラル ターミナル 駅
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最初の芸術鑑賞は、”世界三大美術館 ”の一つと言われる、メトロポリタン美術館です
エントランス・ロビーに入ると、左側にセキュリティー・チェックがあり、バッグに入っていたサンドウィッチを捨てさせられました。
正面にあるインフォメーションの左奥のカウンターで前売り券をチケットに換え、胸に付けます。
後ろ(入口の左手)に戻って、ロッカーにコートとバッグを預け、そのまま左手に進むと、ギリシャ・ローマ美術のブースに入ります。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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2階にあるヨーロッパ絵画から見ることにしました
先ずは、個人的に気になるゴッホの部屋(Gallery 825)に行きました。アルルに行く前の自画像が部屋の中央にありました。
同じ部屋に、ゴーギャンがゴッホとのアルルでの共同生活に別れを告げてタヒチに向かいますが、その時期の傑作と言われる「イア・オラナ・マリア(マリア礼賛)」がありました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヨーロッパ絵画を見終えてバルコニーに出ると、ガラスで囲まれたガラス屋根の広場(Gallery 700)が広がっていました
広場の中央 には矢を持つゴールドの女神、その背景にあるのはウォールストリートから運ばれてきた銀行の正面部分だそうです。
隣接してるカフェからはセントラルパークが見えます。ニューヨークでも人気の場所だそうです。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アメリカ美術のコーナー(Gallery 771)で、「マダムX」を見つけました
1884年、J.S.サージェントがパリのサロンに出品しようとしたら、受取りを拒否され、描き直しさせられたという作品です。書き直させられても、色白の黒衣の夫人は十分に妖艶で、しばし見とれてしまいました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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2階右奥のアメリカ美術から、右手前のアジア美術のコーナーに回ってきました
その中心に、このアスター・コート(Gallery 217)がありました。この庭は、世界遺産に指定されいるてる蘇州の古典園林の一つ、網師園という庭をモデルにしているのだそうです。
日本の、葛飾北斎の「神奈川沖波裏」をはじめとする写楽や喜多川歌麿の浮世絵、尾形光琳を代表とする江戸琳派や狩野派、伊藤若冲などの屏風絵・絵画など、日本にあれば国宝級の美術もたくさんあるはずなのですが、見つけられませんでした。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アジア美術を見終えて階段を1階に降りてくると、エジプト美術の展示コーナーがありました
この、紀元前15年頃にローマ皇帝によって建てられた「デンデゥール神殿」は、The Metの所蔵品の中でも目玉の一つだそうです。
1階には他にも、ギリシャ・ローマ美術や彫刻、武器甲冑などの展示コーナーもあります。
とにかく、古今東西のさまざまな美術品があり、全館を一日で巡るのは到底困難だと観念し、名残惜しくも、ニューヨーカー達がたむろする広い石段を後にしました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニューヨークフィルの本拠地、デイビット・ジェッフェン・ホールはメトロポリタン歌劇場と隣り合わせです
メトロポリタン美術館からは地図上では近そうに見えるのですが、間にあるセントラルパークが広い上に、地下鉄の便も悪く、イエローキャブで来ました。
ホールの後ろ(西側)にあるイタリアンレストランで腹ごしらえをして、開場を待ちます。ディヴィッド ゲフィン ホール 劇場・ホール・ショー
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かのレナード・バーンスタインも、ここで指揮棒を振ったのだ
もっとも、2015年に改装され、名前も変わっていますが、、、。一見、さすがアメリカ、座席数で言えば、ベルリン・フィルハーモニーより多そうです。今回は、4階の後ろ側ボックス席ですので、ステージが小さく見えました。ディヴィッド ゲフィン ホール 劇場・ホール・ショー
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今夜は、モーツァルトのピアノ協奏曲20番とブラームスの交響曲2番でした
エマニュエル・アックスという年配のアメリカ人ピアニストは、隣のジュリアード音楽院で学んだ人だそうで、華麗なモーツァルトでした。
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮で、ニューヨークフィルのブラームスは、美しい旋律が軽やかに響いていました。ディヴィッド ゲフィン ホール 劇場・ホール・ショー
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デルタ航空 6052便は、ローガン国際空港の上空に到着しました
今朝は、5時半に乗合のシャトルバスでラ・ガーディア空港に向かい、そこのフードホールで朝食を摂りました。
8:59発のボストン行きは多くのビジネスパーソンを乗せて、定刻に離陸しました。ジェネラル エドワード ローレンス ローガン国際空港 (BOS) 空港
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地下鉄を出ると、ボストン・シンフォニーホールのエントランスでした
チャーリーカード(プリペイドICカード)を入手するのにいささか手間取りましたが、空港からブルーラインに乗り、途中でグリーンラインに乗り換えて、昼前に到着しました。
今日は金曜日ですが、13:30 の開演です。シンフォニーホール 劇場・ホール・ショー
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2階のCabot-Cahners Roomで、サンドウィッチとビールのランチです
カフェは、開演を待つ人々(後期高齢者が多いようで、車椅子もあちこちに)で満席でした。
1973年から 2002年まで、30年近くもここの音楽監督を務めた功績により、中央の壁には小澤征爾さんの油絵がかかっていました。シンフォニーホール 劇場・ホール・ショー
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ウィーン楽友協会を思わせる、歴史を感じるホールです
1900年の完成だそうで、ステージ後方のパイプオルガンやバルコニー席などがこの時代のホールの特徴のようです。
ファーストバルコニー席の最前列で、ギリシャのバイオリニスト・レオニダス・カヴァコスとボストン交響楽団の迫力ある生演奏を楽しみました。シンフォニーホール 劇場・ホール・ショー
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今日のプログラムは、プロコフィエフのバイオリン協奏曲2番とシュトラウスのアルプス交響曲でした
アンドリス・ネルソンス指揮・ボストン交響楽団のアルプス交響曲は、金管楽器の響きが魅力的でした。演奏が終わると、スタンディングオベーションが続きました。シンフォニーホール 劇場・ホール・ショー
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路面電車(地下鉄が、途中から地上へ出ます)で、2駅西へ移動です
路面電車の中からボストン美術館のエントランスが見えました。ちょうど、日本人の現代美術家・村上 隆とのコラボレーション中とかで、その大きな垂れ幕が正面にありました。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アメリカを代表する画家の、「エドワード・ダーレイ・ボイトの娘たち」(Level 2-Gallery 232)がありました
メトロポリタン美術館にあった、「マダムX」の作家・サージェントの作品です。
先ずは、アメリカ美術を見に行きましたが、この美術館では、各美術はレベル1と2の上下に分散して展示されており、トマス・サリーの、若き日のジョージ・ ワシントンの姿を描いた「デラウェアの渡河」は、level 1-Gallery 133 にありました。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アメリカ美術の反対側(西側)に、アメリカの現代美術があります
これは、ニューヨークの女性アーチスト、タラ・ドノヴァンの「無題」(Level 2-Gallery 268)で、発泡スチロールカップを使った作品だそうです。
階段を上って来た、ロビーの天井のようなところに、何気なくぶら下がっていました。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「大日如来、阿弥陀如来、大日如来」(Level 2- Gallery 279)が、暗がりの中に鎮座していました
この美術館は、モネと日本の美術のコレクションが特に有名だそうです。東京帝国大学の教授として来日したフェノロサが、帰国後、この美術館日本部の初代部長になって集めたのだそうです。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ボストン美術館で、どうしても見たかった絵が2つありました
1つは、このターナーの「奴隷船」(Level 2- Gallery 251)です。ロンドンのナショナル・ギャラリーでターナーを見て以来、この、1781年の奴隷船、ゾング号事件の絵があることを知り、ようやく実物の前に着きました。
ターナーの怒りが爆発しています。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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どうしても見たかった 2つ目は、最後にじっくりと見ました
中学の教科書で出会って以来の、かのミレーの「種まく人」(Level 2- Gallery 251)。
何となく見ていた農業風景でしたが、よく見ると、種をまいている土地は傾斜があり、日当たりも悪く、石も転がっているように見えます。遠くに見える、大きな干し草の山のようなものを引っ張てる人のあたりは、日が照っているのですが、、、。ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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地元の人気レストラン「The Merchant」で夕食です
Park Street で地下鉄を降りて、今夜のホテルに向かったのですが道に迷ってしまいました。道行く、地元の女性に尋ねたらホテルと一緒にこのレストランを教えてくれました。
早速行ってみると、テーブルもカウンターも地元客と思しき人たちで満員、30分ほど待てとのことでした。 -
港町ボストンはシーフードの町だそうです
メニューの1番最初に書いてある「生の魚介類」にある、「OYSTER OF THE DAY」と「CHILLED JUMBOSHRIMP」がこれです(牡蠣は、大きいのと小さいのがあります)。
白ワイン(「地元の」と注文したら、「Pine Ridge」というカルフォルニアワインを持ってきてくれました)とおいしくいただきました。 -
ボストンでの一夜は、このホテル「クラブ クォーターズ イン ボストン」で過ごしました
荷物の大半はニューヨークのホテルに置いたままなので、泊まるだけです。
ただし、この近くに、Sam La Grassa's や Render Coffee というサンドウィッチやコーヒーの店があるので、朝食を楽しみにして行ってみたのですが、今日は土曜日で休みだそうで、がっかりです。クラブ クオーターズ ホテル イン ボストン ホテル
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秋も深まったハーバード大学の構内、リスがえさを求めて走り回っていました
今日はボストン市内を散策して、夕方の便でニューヨークへ戻ります。
地下鉄を駆使して、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学,フリーダムトレイルの一部(グラナリー墓地やクインシーマーケットなど)を歩き回りました。ハーバード大学 建造物
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JFK空港では、Air Train で地下鉄乗り場のJamaica Station へ向かいます
ボストンからの帰りのデルタ航空 42便は、夕方7時前に着きました。
ホテル最寄りの駅 50 Street までは、地下鉄Eラインで乗り換えなしで行け便利です。夜8時過ぎには、ミッドタウンのホテルに着くことができました。ジョン F ケネディ国際空港 (JFK) 空港
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シャッターアートの作者でハーレムの人気者、フランコさんに会えました
今日はまず、以前はアフリカン・アメリカンの街だったハーレムに来ました。ここは、キング牧師が暗殺された時、連日、暴動のニュースが流れたところです。
締め切られた店のシャッターに絵を描き始めたのが彼だそうで、今では街のアートになっています。ハーレム 散歩・街歩き
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「天使にラブ・ソングを」のゴスペル・ソングが聴きたいと思いましたが、、、
ミサはこの教会の信者のために行われていました。ここのゴスペルは、映画のシーンのような華やかなものではなく、説教の一環として「厳粛ともいうべき真面目さ」の中で続けられていました。グレーター レフュージ テンプル教会 寺院・教会
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耳を切り落とす事件の後、アルルから少し離れたサン・レミの療養所で描かれたそうです
ハーレムでゴスペルを聴いた後、最後の芸術鑑賞で、ニューヨーク近代美術館を訪ねました。
ここにも、個人的に気になるゴッホの「星月夜」(Floor 5)がありました。マーフィー著「ゴッホの耳」に、「(療養所の)一階の部屋で、、、あの有名な『星月夜』の制作を始めた。」という一説を思い出していました。ニューヨーク近代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アンディ・ウォーホル「黄金の マリリン・モンロー」(Floor 2)です
MOMAでこの人の作品は見逃せません。この絵は、今日は、2階にあるミュージアムショップへの入り口のある、廊下の壁にさりげなく架かっていました。
シルクスクリーンという技法を使った、「ポップアートの記念碑的作品」だそうです。ニューヨーク近代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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旅の終わりに、とうとう会えました、「20世紀アメリカ美術の最高傑作」と言われる作品に
アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」は、エスカレーター前のホールの壁に架かっていました。
彼女の左手は、まるで草原の下の土を掻きむしっているようにさえ見えます。実は、彼女は「足が不自由で、地面を手で掴み、体を引きずりながら家に帰るところ」なのだそうです。ニューヨーク近代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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正面に、エンパイア・ステート・ビルディングの電波塔のイルミネーションが見えました
ニュージャージ州のハミルトンパークから、ハドソン川を挟んで対岸のタイムズスクエアの方を見ています。晩秋のニューヨーク、最後の夜です。
明日朝一番にチェックアウトして、JL003便で成田に向かいます。
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