2017/12/17 - 2017/12/18
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鯨の味噌汁さん
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ベトナム二日目、午後3時。
タクシーでニンビンのホテルに戻り、茶などすすりつつ翌日の行程を検討する。
思い立っての旅なので、どうにも準備不足だ。
「地球の歩き方」をぽつぽつ読み進めてみると、なんとなんと、ボートの手漕ぎツアーは実はもう一つあって、タムコックなる地で「田園&鍾乳洞クルーズ」も必見、と書いてある。
しもうた。ボートツアーはチャンアンでコンプリートしたと思っていたのに、大物がもう1匹いたとは。
うーん、ここも行ってみたいぞよ。
時間的には・・・今からタクシーを使ってトツゲキできんこともない。まだ日没まで時間があるし。
だがしかし、一日にボートツアーを二つやってしまう、とゆうのもいかがなものか。
吉原にたどり着いたからとゆって、いきなりソープのハシゴはイケナイのではないか。
・・・とゆうわけで、タムコックは翌日に回すことにする。
- 交通手段
- 鉄道 バイク
-
しかし取り敢えず、ホーチミンに向けて南下せねばならんので、翌日のダナンまでの夜行列車をネットで予約。
ちなみにベトナムの長距離列車・長距離バスについては予約・決済・座席指定までできるサイトがあり、日本でも購入できる。
https://www.baolau.com
決済はクレジットカードで、送られてくるPDFがキップになるわけだ。
しかも全部日本語。
まったく、すごい時代だなや。
キップが手配できたところで、ぶらぶらと駅まで歩いてみることにした。
ニンビンの町は結構大きい。
メイン通りを一本入ると、青空市場が連なっている。順番に見て歩く。 -
おおお、犬肉も売ってるではないか。
そういえば「地球の歩き方」に、北のほうは犬を食用にする、と書いてあったっけな。高級食材なんだという。
ちなみに。
鯨は「神の使い」とゆうことで、ベトナム人は絶対に食べない。
と、ゆうことはですよ。
ワシのニックネームは仏罰が服を着て歩いてるよーなものに違いない。
よってベトナム滞在中はナマズの味噌汁に改名しようかと思案投首する鯨である。 -
駅前の食堂で「パイナップルのパンケーキ」なんてのをオーダーし、モツモツと食っていると、清楚系のおねいさんが、つたない英語で話しかけてきた。
「コリアン?」
「日本人だよーん」
「観光はしたの?」
「あす、タムコックに行く」
すると、おねいさんは控えめに
「うちはバイクのツアーを斡旋できます」
およよ。それ、いくらなの。
するとおねいさんはスマホを取り出し、相手が出るのを待って、そのままワシに渡すのであった。トモダチかよ。(ちょっと嬉しい)
「ハロー」
電話の相手はオッサンだった。(ちょっと嬉しくない)
「アイムケニー、日本から来た。あす、バイクツアーでタムコックを中心に回りたいに行きたい。貸し切りできるか」
「わかった、ホテルに8時に迎えに行く」
「ハウマッチ」
「オールデイで25万」
ドライバーごと借り切って1250円か、さすがベトナム、年中無休のバーゲン価格だな。 -
翌朝。
ホテルを出て、昨日見つけたフォーの屋台で朝食。となりでかわいらしいお嬢さんが、お母さんと朝食の最中だった。
親子で美人だなぁ。
写真とっていいですか、と手マネでお伺いを立て、パチリ。 -
8時きっかり。
バイクに乗ってドライバーがやってきた。
42歳、マウさん。子供が6人いて、バイクタクシーだけで家族を養ってるそうな。やせぎすでおとなしめの、優しく笑うベトナム男だった。
その場で地図をざっと見て、タムコック周辺の観光地をピックアップし、早速バイクで走りだす。 -
ちょっと寒いけど朝の風が気持ちいい。
「カントリーな道を通ってほしい」
なんて言ったら、マウさんは得たりとばかり
「では、早道を行きます」 -
マウさんはバイクを農道に向けた。
未舗装、田んぼの真ん中、時速25キロでたらたら走る。
バイクの2ケツ、なおかつ未舗装デコボコ道、トーゼンながらワシの痔が「がおーがおー」とシンゴジラのように目覚め、川崎を経て多摩川を渡り東京上陸、おまけに最終形に劇的進化を始める。 -
さらには、朝イチで用を済ませたはずのワシの雲古が、
「あれー、さっきオツトメしたばかりなんだけど、今呼びましたよね?呼んでますよね?」
みたいなカンジで、コーモンを激しくノックオンザドアなのだった。
呼んでない呼んでない。 -
ああ、カントリーロードなんてリクエストするんじゃなかった。
景色はすばらしいけど、いやホントにすばらしいけど、なんだか悲劇の瞬間が近づいてる気がする。 -
おおおおーーー水牛がおるがな、ドサクサに紛れてここで野糞しちゃうのはどうだ、ワシとマウさんだけのヒミツにしとけばよいではないか。
-
括約筋大活躍の中、田舎道をどんどこ走って、なんとかタムコックにたどり着いた。
ちなみに有料トイレで3000ドンだった。
めでたしめでたし。 -
めでたしめでたしじゃなかった、ボートツアーですよ。本題本題。
ここのボートは二人乗り。
ピンの観光客は少なく、剛毅なことに貸し切りにしてしまう。
一人だと27万ドン。ほぼホテル一泊分のお値段だ。あいたたた。 -
チャンアンとの違いは、向こうが手漕ぎなのに対してタムコックは足漕ぎである。
漕ぎ手は、大股開きでギッタンバッコン、股間を大開放にして頑張るのである。
上客は背中を向けてるから、まだいいけど、これを若いムスメさんがアオザイで漕いだら、フーゾクのサービスに限りなく近づく気がする。
じっさい、カメラを向けると、オバチャンはほんのりはずかしそうにしていた。 -
さらには鍾乳洞の入り口にはオミヤゲ売のボートのオバチャンが待ち構えており、造花だのカバンだのを売りつけにワラワラ近寄ってくる。
ここで造花を買う客なんているわけないだろ、ちょっとはTPOを考えろTPOを!!
よってもって迫りくる絶景にココロ奪われ、
「おおおー鍾乳洞だー、すげー」
なんてカンドーしてると、あっとゆう間にオミヤゲボートに取り囲まれる。 -
でもって、比較的若い、宇都宮の熟女パブでなら通用しそうな四十路の売り子がいて、ワシのボートにヒシと横付けして動かない。漕ぎ手のオバチャンの顔見知りらしい。
くううううーーー、キミたち結託してるよね。 -
わかったわかった、じゃーそのジュース買うから。
と、諦めて指差したら、たちまちのうちにワシのボートにパインの切身、セブンアップ、マンゴーなど放り込み、へーぜんとゆう。
「じゅーまんどん」
ばばばバカ者、今朝食ったフォーが大盛りで3万ドンだったぞ!
「じゃあ私にプレゼントしてぇ、チップチップ」
北池袋のエスニックパブかよ! -
さて、その後もバイクはいくつかの旧跡を周り、午後4時、ホテルに帰着する。
荷物をピックアップし、マウさんに多めのチップを渡す。
「ここから駅までの間で、生ビールが飲める店を教えて」
よしきた、とばかりに居酒屋まで乗っけてってもらう。 -
午後8時、歩いてニンビン駅前の食堂へ。
ダナン行きの夜行は10時24分発だ。ゆっくりコーヒーを飲んでいると、おねいさんが話しかけてきた。
「日本のどこから来ましたか」
「トーキョー」(埼玉ってゆうてもわからんだろうし)
「ビッグシティですね」
「行ったことあるのかい」
「ノー。ベトナムから出たこと、ありません」
うちのすぐ近所にも日本語学校がある。
以前中国人が多かったんだけど、最近はベトナム人が増えた。
飲み屋のお運びさんにも多いよ。名札を見るとわかるんだ。ベトナム人、グェンさん、ホーさんが多いもんね。
「はい。日本に友達がいっぱい行ってます」
あーそうなんだ。キミ、いくつなんだい?
「トェンティファイブ」
なんだなんだ。どう見ても10代に見えるぞ。ベトナム娘はちっさくて可愛いからなぁ。
「オカネを貯めてトーキョーに行きたいです」
そんないい場所じゃーないよ。
「あなたはどんな仕事してますか」
「ノージョブだよ」
おねいさんはちょっと沈黙した。
店の奥から、2歳くらいの男の子が元気よく飛び出して来て、おねいさんに甘えた。
白人の団体さんが店に入って来たのを機に、ワシはみこしをあげた。 -
夜のニンビン駅で列車を待つ。
お客さんは白人とアジア人が半々くらい。白人はいわゆるバックパッカーだ。
じっと聞いてると、ドイツ語が多い。世界中のどこにでもいるなぁ、ドイツ人。 -
やがて長い警笛。
遠くに列車の灯りが見えてきた。 -
列車がゆっくりとホームに入ってくる。
先頭がディーゼルカー。二両目が貨物車。
客車は三両目以降だ。 -
4人コンパートメントの客はワシだけだった。
隣のコンパートメントは白人のグループらしく、わいわい賑やかだ。多分酒でも飲んでるんだろうなー。
こちとら英語もフランス語もベトナム語もさっぱりだから、ひとり部屋はむしろありがたい。 -
通路にはこの列車の時刻表が張り出されていた。
ハノイを20:10分に出発して、終点のダナンへは12:20に着く。国道1号線にそって、約800キロを16時間かけて南下するわけですね。 -
車両は古いけど、木の室内はよく磨かれて清潔だった。
さ、寝よう。
よく揺れるけど・・・まぁ、寝台車はこんなもんだろう。
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ベトナムできるかな
この旅行記へのコメント (2)
-
- ももであさん 2018/01/05 20:31:10
- ひやぁ~
- いつもながら鯨さんの迫真に迫る情景描写で、運幸のくだりでは
こちらまで手のひらに汗を書きました。水牛さんにならなくて
良かったデスね。
「括約筋大活躍」が、また手練のラッパーのようでイカします。
ふーむ。ボートが貸し切りになるくらいなら、切ない思いをしてでも
ドイツ人カップルと共存した方が良かったかもしれませんねぇ。
ベトナムはいいですよね。ぼくもずっと憧れています。
実はレンタカーが使えないので、二の足を踏んだままです。
バイクならドライバーなしでも借りれますかね?
鯨さんの旅 カッコイイ。 心からそう思います。
括約筋が引き締まる思いです。
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2018/01/06 17:00:56
- 路上の仁義なき戦い
- ももであさん、
>水牛さんにならなくて良かったデスね。
そーなんです!
よく考えたら牛の雲古にワシのが混じってたら一目瞭然なんで、カモフラージュになってないなと今更ながらに気づきました。
思いとどまっててヨカッタヨカッタ。
> ベトナムはいいですよね。ぼくもずっと憧れています。
> 実はレンタカーが使えないので、二の足を踏んだままです。
> バイクならドライバーなしでも借りれますかね?
バイクは借りられます、白人のカップルが二ケツで楽しそうに乗り回していました。
でも、おススメしません。
だってクルマの運転がめたくそなんですもの。
ベトナムの路上に仁義はありません。
スポットではいいと思いますけど、長距離はキツイと思います。
> 括約筋が引き締まる思いです。
ええっと、括約筋っていつも引き締まってます。弛緩したらタイヘンなことに!!
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