お正月を迎える準備が進む寺社詣り：西新井大師～日枝神社～赤坂氷川神社～乃木神社

2017/12/29 - 2017/12/29

この日は、友人Iさんと今年最後の忘年会を予定しており、その前に、お正月を迎える準備が進む寺社をお詣りしてきました。

コースは、西新井大師→日枝神社→赤坂氷川神社→乃木神社です。

エリア 西新井・舎人・綾瀬(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

東武スカイツリー線　西新井駅

ここで大師線に乗り換えます。
乗換改札口で切符が取られてしまいます。
「えっ、切符は？」

西新井駅 駅

東武線大師線　大師前駅

西新井駅から2分ほどで大師前駅に到着。
改札口はありますが、切符はなしで出入りができます。

大師前駅 駅

東武線大師線　大師前駅

切符の販売機も自動改札もない珍しい駅です。
西新井駅～大師前駅までは、おまけ区間なのでしょうか？

大師前駅 駅

西新井大師の商店街

ラーメン屋さんの店頭では今川焼も売られています。

ラーメン大寿 グルメ・レストラン

西新井大師前　赤ちょうちん　伊勢末

知る人ぞ知る「角打ち」と言われる立ち飲み。
「お気軽にお入り下さい」と書かれていますが、
この時間(12:18）は流石に誰も入っていませんでした。

西新井大師　商店街のお店

ダルマを売る店もあります。

西新井大師　商店街を進むと「順路」の看板がありました。

初詣の混雑に供え、一方通行としているようです。
こちらを進むと西門から入ることになります。

西新井大師　三匝堂（さんそうどう）

一匝に八十八体大師像、二匝に十三佛、
三匝に五智如来と二十五菩薩を祀っています。

西新井大師　三匝堂

一見、三重塔に見えるが、江戸時代に流行した三匝堂で栄螺堂（さざえどう）とも呼ばれる仏堂の一形式で、関東以北に多く建てられたそうですが、現在、都内に残るのはこの建物のみ。
ここに参れば一時に諸国の霊場、諸仏を巡拝したのと同じ御利益があるとされ、さざえの殻の中のような堂内を初層から三層まで巡拝したそうです。

西新井大師　本堂

境内では、正月に向けて露店の準備が行われていました。

本堂は、昭和47年落慶、本尊の十一面観音と弘法大師を祀ります。
西新井大師は五智山遍照院總持寺といい、真言宗豊山派の寺院です。
総本山は奈良の長谷寺、大本山は文京区の護国寺となります。

天長の昔、弘法大師様が関東巡錫の折、
当所に立ち寄り悪疫流行になやむ村人たちを救わんと、
自ら十一面観音像と自身の像を彫り、観音像を本尊にそして自身の像を
枯れ井戸に安置して二十一日間の護摩祈願を行ったところ、
清らかな水が湧き、病はたちどころに平癒したと伝えられます。
その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたと伝わるそうです。
江戸時代には女性の厄除け祈願所として名を馳せ、現在も厄除けの霊場として知られます。（HP参照）

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　水洗い地蔵

十種の福徳が授かり、特に寿命長遠の功徳があるとされるそうです。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　大日如来像

文政年間の建立、出羽三山の一つの湯殿山の大日如来を勧請したもの。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　書院

各種行事、団体参詣の為の広間。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　出世稲荷

五穀豊穣の神、稲荷明神を祀っています。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　出世稲荷のコンコンさま

ちょっとスマートなコンコンさまですね。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　奥の院

高野山奥の院を関東に迎え、ここに祀ったもの。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　如意輪堂（女人堂）

如意輪観音を祀り、女性の諸願成就に霊験があるそうです。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　如意輪堂（女人堂）の如意輪観音

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　権現堂

当山建立の折、地鎮のため権現様を祀ったことに始まります。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　十三重宝塔

恵果阿閤梨より受け継がれた仏舎利一粒が納められているそうです。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　稚児大師像

弘法大師の幼少の頃の姿で、
子育て、学業成就のご利益があるそうです。
弘法大師誕生1200年記念として東京芸術大学の菅原安男教授に委嘱して製作。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　弘法大師立像

弘法大師が四国を行脚された時のお姿だそうです。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　四国八十八箇所お砂踏み霊場

厄除弘法大師のご利益と観音慈悲の功徳を一時に与えて下さる礼拝所。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　加持水の井戸

西新井の地名の由来となった井戸。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　境内の桜の木

早咲きの桜でしょうか、蕾が膨らんでいました。
この冬は寒さが厳しいですが、春はどうなるのでしょうかね。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　水屋

水瓶を持ち上げるのは唐子でしょうか。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　塩地蔵

江戸時代より、特にいぼ取りに霊験ありと伝えられています。
堂内にある塩をいただき、その功徳がある時は、倍の塩をお返しするのだそうです。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　六角観音堂（通称、ぼたん観音）

聖観世音菩薩像を安置。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

西新井大師　鐘楼堂

西新井大師　山門

残念ながら修理工事中のようです。
三門は、江戸時代後期の建立で、両脇に金剛力士像が安置されています。

西新井大師　草だんごの中田屋

最近、徳光さんのテレビ番組でも紹介されていたお店。
創業江戸時代（文化文政1800年）の製法を継承し、ヨモギ100%使用、着色料なしで、もちもちとした「腰」のある草団子を作っているそうです。

西新井大師　草だんごの中田屋

注文を受けてから団子と餡を箱に詰めるため、お茶を頂きながら待ちます。

西新井大師前の煎餅屋さん

手焼煎餅 すずきや グルメ・レストラン

西新井大師前のまめ屋

こちらの商店街は、お正月は初詣客で賑わうことでしょうね。

まめ屋 西新井大師店 グルメ・レストラン

日枝神社　山王鳥居

次は、Iさんの希望もあり、千代田区永田町にある日枝神社へ。
東武線、東京メトロを乗り継ぎ、溜池山王駅まで移動。

日枝神社 寺・神社・教会

日枝神社　階段の上に飾れている謹賀新年

この絵柄は毎年一緒かも（？）

日枝神社 寺・神社・教会

日枝神社　神門

慶応4年（明治元年）6月11日以来、日枝神社の称号を用いていますが、それ以前は「日吉山王社」「日吉山王大権現社」「江戸山王大権現」「麹町山王」ひろく「山王社」と呼ばれていたそうです。
氏子にとっては「お山」であり、一般には常に「山王さん」の名で親しまれて来ました。

日枝神社 寺・神社・教会

日枝神社　社殿前の茅の輪

祭神は大山咋神（おほやまくひのかみ）
厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神として崇敬されています。

申年には、特に多くの人がお詣りされていました。

日枝神社 寺・神社・教会

日枝神社　社殿前の神猿（まさる）

左は子供を抱く女の神猿
右は男の神猿

日枝神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　鳥居

日枝神社から徒歩15分ほど。

元准勅社神社の東京十社のひとつ。
氷川神社は初めてお詣りさせてもらいましたが、
これで十社のすべてをお詣りしました。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　境内の大イチョウ（港区天然記念）

樹齢400年とも言われる大イチョウで、
港区では善福寺の逆さイチョウに次ぐ2番目の大きさと樹齢。

赤坂氷川神社のイチョウ 自然・景勝地

赤坂氷川神社　手水舎

松飾も立てられお正月の準備が済んでいます。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　楼門前の狛犬

来年の干支は戌（いぬ）。
こちらの神社には7対の狛犬が安置されています。
ちょっとユーモラスな狛犬ですね。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　社殿

祭神は、素盞嗚尊（すさのおのみこと）、奇稲田姫命（くしいなだひめのみこと）、大己貴命（おおなむぢのみこと、別名：大国主命）
神徳は、厄除・良縁・家内安全・商売繁盛

創祀は、天暦５年(951)武州豊島郡一ツ木村に祀られ、1000年以上の歴史があります。
江戸幕府の尊信は篤く、8代将軍徳川吉宗が享保元年(1716)、将軍職を継ぐに至り、同14年(1729)に老中岡崎城主水野忠之に命じ、現在地（忠臣蔵・浅野内匠頭の夫人、瑶泉院の実家・浅野土佐守邸跡）に現社殿を建立、翌15年(1730)に遷座が行われ、将軍直々の参拝があったそうです。
以降、14代家茂まで、歴代将軍の朱印状が下附されました。
（氷川神社の解説より）

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　宮神輿

ガラス張りの神輿庫に納まっているのでよく見えます。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社の絵馬

これは、戌年バージョンなのでしょうか？

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　手水舎前の鳥居近くの狛犬

右の狛犬は解説の看板の裏にいたのでちょっと見つけにくかったです。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　境内にある山口稲荷

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　山口稲荷の前の狛犬

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　境内の狛犬

東の石段上にある子連れの狛犬

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　境内の狛犬

東の石段下の狛犬

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　四合稲荷神社

祭神は、宇迦之御魂神。
古呂故稲荷、地頭稲荷、本氷川稲荷、玉川稲荷の四社を明治31年に遷座し、
勝海舟が名付けたと言われる「四合稲荷」。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　西行稲荷社

年代不詳（享保年間とも）、赤坂田町５丁目に西行五兵衛と異名を持つ男が、榎坂を通行中に、三寸ほどの稲荷のご神体の鉄像を拾い祀ったことから西行稲荷と唱え、大正10年、ここに移されたもの。
「火伏稲荷」とも呼ばれ火災除の神徳があるとされます。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　西行稲荷社の近くに建つ布袋さん

西行稲荷社の前にも狛犬があったはずなのですが見逃してしまいました。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　東の鳥居と狛犬

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

赤坂氷川神社　東の鳥居前の狛犬

氷川神社には7対の狛犬があることから、
新年の戌年にちなんだ狛犬めぐりのバスツアーの
企画にも組み込まれているようです。

赤坂氷川神社 寺・神社・教会

乃木神社

赤坂氷川神社から徒歩20分弱で到着。

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社　入口の狛犬

凛々しい姿勢の狛犬ですね。

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社　入口に飾られている開運の絵と酒樽　

こちらも新年を迎える準備が進んでいます。

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社　境内に残る紅葉

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社　境内に残る紅葉

年の瀬になっても紅葉が残っており驚きです。

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社

明治天皇の大葬の日に自刃した乃木希典将軍、静子夫人を祀ります。
祈願・厄祓・安産祈願など。

乃木神社 寺・神社・教会

乃木神社　境内の狛犬

筋骨隆々といった感じです。

この後、渋谷に移動し、Iさんと忘年会で締めました。

今年も、拙い旅行記にお付き合いいただき有難うございました。
新年も引き続き宜しくお願いします。

（おしまい）

乃木神社 寺・神社・教会