2017/11/01 - 2017/12/15
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Tomoyo Funabashi 船橋知世(パリ探訪)さん
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人気観光地であるモンマルトルの丘に近接しながらもパリのスラム街、無法地帯などと言われるグット・ドール界隈(goutte d’or)はガイドブックやパリ関連ブログでは近づいてはいけない地区と揶揄されている。
しかしパリの本当に面白い所というのは表向きな大通りより、奥まった裏通りや庶民的な路地にある。ということで、今回は危険を覚悟でスラム街を1カ月間くらい取材してみた。
グッド・ドールのことを悪く書いているブログはたくさんあるので(というかそういうブログしかないので)今回はいいところだけ書いてます!!!
なんでスラム街になったのか、いつからスラム街なのか?多角的に調べてつつ旅行記とかブログが書けたらなあと始めた調査。まとまったことは次のリンクからどうぞ!!! https://wp.me/p93B1t-vH
ここではお買い物をメインにした旅行記にしました!!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
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まずグット・ドールの場所から。。。モンマルトルの丘の近所なり。
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グット・ドール内にはグット・ドールエリアがいい感じに表現されているグラフィティの地図がある。ぐるっと回る感じで散歩するんだったら2時間くらいで回れる。
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TATI(タチ)
グット・ドール界隈の玄関口的存在のメトロ、バルベル・ロシュシュアール駅(Barbès-Rochechouart)は汚い、臭い、不良のたまり場、売春が横行している、スリや暴行が絶えない場所として有名で、警察が道路にたむろしている若者を取り締まる風景は日常茶飯事である。
そんなバルベル・ロシュシュアール駅の目の前にある激安百貨店がタチ!ウェディングドレスや純金アクセサリーなどもとにかく安い! -
TATIオリジナルデザインのバルベストレーナー、お値段税込9,99ユーロ(約1300円)。人気ですくなくなってしまうのでいつも売り切れ状態である。
実は人気ブランドbijou parisienのピガールシャツのパクリとみられる。ちなみに後者のお値段は税込139ユーロ(約18000円)。
住所 4 Boulevard de Rochechouart 75018 Paris
日曜定休
営業時間 10:00~19:00
サイト http://www.tati.fr/ -
水曜日と土曜日に開く野外市場(8時~13時)はパリでも指折りの安市場で常に大混雑状態である。ただでさえ安いのに市場も終わりごろ(13時頃)になると半分つぶれたフルーツや野菜は2kg=1ユーロで叩き売りされていて野菜は煮込みに、フルーツはジャムにするのにちょうどいい。品物はリズムよく支払わないと置いてきぼりをくうので大きな札よりたくさん小銭を持っていく事をお勧めしたい。
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この市場の個人的おススメは揚げパンである。市場の真ん中にある北アフリカ系料理販売ブースで売っている。砂糖たっぷり&油ギトギトだが癖になる味である。
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ひとつ1ユーロ。一人では食べきれない!とおもいきや意外とぺろり。ミントティーとどうぞ。
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ミシュラン星付きシェフ監修サンドイッチが20ユーロ(約2700円)がまかり通るパリの中にあっても、グット・ドール界隈では3ユーロ(500円)でおいしいサンドイッチにありつける。カフェではエスプレッソコーヒーよりもミントティーを飲んでいただきたい。店によっては生ビールを一杯頼んだだけで北アフリカ料理のクスクスを無料配布するところさえある。2017年春にオープンしたCantin(カンチン)はアレルギーフリー&グルテンフリー、オーガニック食品専門のカフェで、なんと平日ランチセットが7ユーロ(約1000円)。
住所 18 Rue des Poissonniers, 75018 Paris
毎日営業
営業時間 09:00~23:00
サイト https://m.facebook.com/LeMyrha/ -
週末ブランチの食べ放題は17ユーロ(2000円強)である。
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数件先には同じオーナーが経営している食品販売店があるので行ってみたが、自家製オーガニックキムチを発見!発酵されている最中だった!
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カフェで出している食べ物のレシピは無料公開だから食べる方も安心!
チョコレートチップ入りマフィンのレシピ。小麦粉のかわりに米粉とそば粉、バターの替りにマーガリンが使われている。 -
レシピを見せてもらったマフィンとカフェラテ(牛乳のかわりに豆乳が使われている。)
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Institut des cultures d’Islam(イスラム文化学院)はイスラム文化に基づいた展示会開催などでイスラム文化普及を活発的に行っているが、レストランやハマムも経営している。屋上に設置した蜂蜜箱からはちみつを作り直売している。
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グット・ドール界隈を代表する飲み物はビール!パリにマイクロ・ブラッスリービールフィーバーを起こした名店、Brasserie Goutte d’Or (ブラッスリー・グット・ドール)に行ってほしい。ビールにハーブやスパイスを調合し、地域性をだしたエキゾティックなビールが看板商品で、ビールの名前も近所の道の名前をとっているというこだわり様。
住所
28 Rue de la Goutte d'Or, 75018 Paris
営業日 木曜18:00-21:00/金曜18:00?21:00/土曜日14:00?22:00
サイト www.brasserielagouttedor.com/ -
今年の新作はマスタード入りスタウト黒ビールだそうだ!
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カメルーン産のギネスビールも試してほしい。ドイツ(当時のプロイセン)がカメルーンを植民地にしていた時代にビール醸造が始まった歴史のあるだけに、カメルーンの人は本当にビールが大好き!今でもビールの生産国として有名である。ギネスはアイルランドのビールではあるものの、ビール文化が定着していたカメルーンには工場を作りやすかったとのこと。驚かれてはこまるが、カメルーン産のギネスは普通のギネスより度数が高く苦みが強く、まるで別のビールである。これをライムを絞ってのむのが本場流。つまみはフライドチキンとマニョック。テレビから流れてくるアフリカンミュージックとミュージックビデオを聞きながら一杯ひっかけたら、これであなたもカメルーンの粋を知る。
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グット・ドール界隈を歩いて感じるのが、服屋、布屋、裁縫アトリエ、美容院、コスメ店が多いという事。布屋に入るととにかくカラフルでポップな柄に驚く。知人が10年以上前に見かけたという扇風機柄の生地が欲しくて店主に探していただいた。在庫最後の一点というのでとりあえず購入。このアフリカンな布、実は殆どがオランダ製。かつて植民地大国であったオランダがアフリカでの繊維品需要を見出してアフリカ風のモチーフで布を織り始めたらアフリカ国内で大ヒットしたんだそう。
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扇風機柄の生地発見!つい買ってしまった。5ヤードで15ユーロ(2000円くらい)
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カラフルなのは布屋だけではない。アフリカ流ダンディズムスタイル、サプール(サップ)のメッカともいわれる店舗Sape & Coには、カラフルなスーツで着飾った男性達がおしゃれを競いあっている。有名人でもある店主のバシュロール氏と一緒に写真を撮ってもらいました!しかし治安がよくないだけに全身地味な格好で行ってしまったので隣に並ぶのが恥ずかしかった。
住所 10 Rue de Panama, 75018 Paris
営業日も営業時間も?
サイトなし! -
カラフルなのは近所のバーの内装も同じ!なんとも個性的なペイントを施したバーカウンターである。
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グット・ドール界隈にはアトリエ兼店舗を構える若手デザイナーが増えているそう。アフリカ風なモチーフをあしらったテキスタイルを仕様して今風にアレンジという商品が目立つ。Maison Chateau Rouge(メゾン・シャトー・ルージュ)は日本の百貨店にも商品を卸している注目株のブランドだ。フランス国内の百貨店にも卸しているとういが、本店で買った方が安いのでぜひ行ってみてほしい。
住所 40 Rue Myrha, 75018 Paris
日月定休
営業時間 11時~19時
サイト https://www.maison-chateaurouge.com/ -
Maison Chateau Rougeの定番商品だそうだ。
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グット・ドール界隈は衣類も安い!おススメしたいのはGuerrisol(ゲリソル)である。いわゆる普通の古着屋なのだが、ごみ級のものから高級ブランド品までごったな状態で展示されている。値段は鼻血が出るほど安い。ハイブランドのものも少なくないが値段は他のゴミの値段とあまりかわらない。ゲリソルは18区内に数多くあるので数店舗を巡り歩くのがおススメ。ゲリソルを専門にショッピングガイドするフランス人もいる。
住所 96 Boulevard Barbès, 75018 Paris
日曜定休
営業時間10時~19時半
サイトなし! -
ほぼごみの山だがバッグはすべて3ユーロ(500円)
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形は古いがジバンシーのスーツが30ユーロ(4000円弱)で売っている。本物かどうかわからないけれど仕立ては良好なので。。。たぶん本物!
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今回私物として買った厚手のカーディガン(写真)は7ユーロ(約1000円)だった。ごっだな状態なだけに商品探しのに時間がかかるが、掘り出すかいがあるというものだ。
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グット・ドール界隈は既成概念にとらわれない。
生きるのが息苦しいと感じている方には特にお勧め!グット・ドール界隈はとにかく規格外なものが多い。一番驚いたのは公共広場に設置してある給水場が野外シャワールームになっていた事。。。(これは写真なし!)とにかく歩いているだけで楽しい。
こちらは空き地。。。のはずかいつのまにか養鶏場!相当な数の鶏が放し飼い。 -
グラフィティーがあちらこちらにあり散歩するだけで楽しめる。
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劇場として建てられた建物がそのまま靴屋として利用されている。謎!
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肉屋はただでさえ狭い路上にトラックを勝手に停めては巨大な肉の塊をそのまま搬入し交通渋滞を起こす。
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もともと出稼ぎ労働者のための安ホテルと町工場が多かったグット・ドール界隈は近年どこも経営難となり空き家やさら地が多くなった。しかし空いたままのスペースをおしゃれなカフェとして再オープンさせるような凡庸さを持たないのもグット・ドール。その中でも威光を放つのはダーツ投げならぬ斧投げゲームセンターである。斧をもってふり投げ、離れた的をめがけ斧を刺すというシンプルな遊びなのだが、こちら現在大人気で予約をとるのが結構難しい。私が無理やり連れて行った知人たちは斧投げの何が楽しいの?と相当懐疑的であったが最終的にとても楽しかったと満足そうであった。ストレス解消だけでなく遊ぶ心はいつまでも大事にしたい。
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