2017/12/10 - 2017/12/13
124位(同エリア449件中)
AandMさん
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フーコック島はカンボジア南部のタイランド湾にあるベトナム最大の島です。漁業や魚をベースにした魚醤、胡椒の産地として知られています。常夏気候で美しい海岸もあるため、近年、リゾート開発が進み、外資系のホテルも建設され始めてています。このリゾート島でベトナムの方々が中心となって企画したミーティングが開催されたので参加してきました。12月中旬の4日間、島のホテルに滞在しました。仕事の合間に島の見所を観光してきました。
12月でしたが気温は29-33℃で真夏の気候でした。滞在ホテルで軽乗用車タクシーをアレンジして頂き、島巡りをしました。ホテルなどが建設中のリゾート地区を離れると、昔ながらの農村や漁村の光景が広がっています。胡椒園、魚醤ヌクマムを作っている工場、真珠養殖場、寺院、そして開発中の遊園地やサファリーなどを見学しました。リゾート開発が進むにつれ、昔ながらの農園や漁村風景が急速に変化しつつあるように思いました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フーコック島に滞在中に利用したノボテール・フーコックリゾートです。ハワイやグアムなどにあるリゾートホテルと同様な欧米風ホテルです。
ノボテル フーコック リゾート ホテル
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ホテルロビーにはクリスマスの飾りつけがされていました。フーコックは気温が30℃で真夏ですが、飾りつけは冬景色で、家もヨーロッパ風です。海外の観光客向けのようです。
ノボテル フーコック リゾート ホテル
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ホテル専用ビーチです。フーコック島の代表的なロングビーチ(チューンビーチ, Bai Truong)で、遠浅の白い砂浜が続いています。
チューンビーチ (ロングビーチ) ビーチ
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ホテル朝食ビュッフェには、多種類の野菜、果物、料理が揃っていました。リッチな朝食です。
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ホテルのディナーショーの様子です。ベトナム民族舞踊ですが、中国とタイの雰囲気も感じられました。
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ベトナム地ビール「サイゴン・ビール」です。さっぱり味のラガーでした。
ホテルの部屋や施設は快適で、食べ物、飲み物も美味しいので、リゾート滞在を楽しむことが出来ました。
ベトナム訪問は今回が初めてでしたので、島の自然や人々の様子にも興味がありましたので、軽自動車観光タクシーをホテルでアレンジして頂き、連れと一緒に島内観光に出かけました。 -
ホテルの近くにあった真珠養殖資料館です。
フーコック真珠養殖場資料館 博物館・美術館・ギャラリー
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アコヤ貝から真珠を取り出すのを見せてくれました。真珠養殖の技術は日本から伝えられ、フーコック産業を支えているようです。説明役の女性は「アコヤ貝」と日本語で説明してくれました。日本からの見学者はどのくらい?と聞いてみたら、「ほんのチョッピリ」と答えてくれました。
フーコック真珠養殖場資料館 博物館・美術館・ギャラリー
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養殖場に付属した真珠直売所です。客数よりも従業員数が多い感じです。
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空港の近くにあるワイン工場(Sim Son Wine Factory)ですが、ワインの他に木製彫像が売られており、簡単な植物園がありました。
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植物園の一部です。この地域の山斜面には欄が自生しており、代表的な欄が植物園で展示されていました。説明看板です。
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見事な欄の花です。
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空港の近くにある胡椒農園です。
フーコック島 コショウ畑 観光名所
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胡椒の栽培状況です。胡椒は調味料として頻繁に使用していますが、胡椒の実がなる植物を見るのは初体験でした。
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葉陰に胡椒の実がありました。
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農園で栽培された胡椒が販売されていました。白胡椒、黒胡椒の2種類があり、大きな袋から小さなビン詰めまでありました。白胡椒小瓶を購入しました。
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空港の近くにある真珠販売店(Quoc An Pearl Shopping Mall)です。観光タクシーや大型バスで観光客が沢山訪れていました。
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内部の様子です。イアリング、ブレスレット、首飾りなど様々な形態の真珠製品が販売されています。値段は真珠産地ですので、多少安めでしょうか?見学するだけで店を後にしました。
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空港の北側を走る道路沿いに公園がありました。チャン渓流(Suoi Tranh)の周囲に造られた公園で、動物像、民族家屋、植物園などがあり、観光客も結構入っていきました。
チャン渓流 / ダバン渓流 自然・景勝地
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入り口の入場チケット販売所です。入場料は大人が10,000VND(約50円)でした。
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園内には動物モデル(像)や伝統家屋(こちらは本物)などが展示されています。
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奥に進むと渓流に遭遇します。地元のファミリーやカップルが渓流の畔で食事をしていました。木陰の渓流沿いは涼しいので熱いフーコックでは比較的快適です。水に飛び込んで騒いでいる若者もいました。更に奥には小さな滝もありますが、それ程珍しい景観でもありませんので、この辺りで引き上げました。
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島の南東部にある仏教寺院(Truc Lan Ho Quoc Pagoda)です。この島最大の寺院ですが比較的新しく、2012年12月の開設だそうです。
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竜や蓮の彫像からなる見事な階段がありました。作りは中国の仏教寺院と類似しています。
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見事な蓮の花が寺院の境内で咲いていました。
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建物や仏像は中国やタイの様式も反映されているように思います。
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屋内に安置されている仏像です。日本の寺院で目にする仏像とは感じが異なります。派手で艶やかな表情の仏像でした。
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境内にあった石碑で、漢字も含めて3種類の言語で記述されていました。漢字で「南国山河」と表題が記述され、七言絶句の様式で漢詩が書かれています。仏教寺院ですが、石碑文字はお経ではないようです。
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海を見下ろす高台に造られた立派な仏教寺院です。
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仏教寺院の南方に、この島でも有名な美しい海岸、サオ・ビーチ(Bai Sao)があります。白砂の遠浅海岸です。
サオ ビーチ / ケム ビーチ ビーチ
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有名なビーチですが、混んではいません。細かな白砂の海岸を散歩したり、木陰のベンチで寝そべっている観光客がいました。欧米系観光客が多い感じです。島内観光の途中で、日本人には出会いませんでした。
主要道路からこの浜辺に入る道路は、狭いでこぼこ道でした。大型バスなどは入れないので、相当な距離を歩く必要があります。 -
ハンモックの休養所も設けられていました。ベトナム風です。地元の方々はベンチよりもハンモックを好むようです。子供からお年寄りまで、島のあちこちでハンモックに揺られている姿を見かけました。
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島の南部にあるフーコック収容所(Nha Tu Phu Quoc)で、現在は博物館になっています。入場料はありませんでした。
フーコック収容所 博物館・美術館・ギャラリー
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ベトナム戦争当時の収容所で、脱獄に備えた厳重な警戒がされていたことが分かります。前方に見えるのは人形の警備兵です。
フーコック収容所 博物館・美術館・ギャラリー
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問題がある収容者は、特別に厳しい扱いがなされていたことが分かります。人形を使って当時の状況が復元展示されていました。
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収容所の入り口に亡くなった方々を祭った石碑がありました。ベトナム人と思われる方々が線香を供えておられました。また、仏教関係者がこの場所を静かに見学されていたのも印象に残りました。
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これまで島の南方を見学しましたので、翌日は中部および北部地域を見学することにしました。
ここは島で最も大きな町、ユオンドン(Duong Dong)にある魚醤工場タインハー(Thinh Phat)です。魚醤(ヌックマム)は魚がベースの醤油の一種で、1年以上寝かせて醸造されるもので、各種料理の調味料として東南アジア地域では広く使われているそうです。ヌックマム工場(タインハー) 観光名所
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工場付属のショップではヌックマムの小売り販売もされていました。
ヌックマム工場(タインハー) 観光名所
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工場の中の様子です。魚醤独特の香りが立ち込めていました。
ヌックマム工場(タインハー) 観光名所
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島北部ではテーマパーク、カジノ、動物園、大型ホテルなどが建設中で、大規模なリゾート地区に変貌しつつありました。ここはヴィンパールランドフーコック(Vinpearl Land Phu Quoc)で大遊園地です。
ヴィンワンダーズ テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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観覧車、おとぎの国の建物、お城、プールなど様々な施設が遊園地内にあります。
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それぞれの施設の営業時間が、遊園地入り口にありました。この場所近くに、動物園、サファリパークもあります。遊園地とサファリパークは小型電動自動車に乗って自由に行き来することができます。
ヴィンワンダーズ テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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動物園、サファリパーク入り口です。
ヴィンパール サファリ テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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入場料の説明がありました。サファリパークと遊園地の両方で850,000VND(約4500円)、サファリパークだけなら600,000VND(約3000円)と表示されています。
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サファリパーク内を走るバスで、ライオンや像などの様々な動物をバス内から見学することが出来ます。
ヴィンパール サファリ テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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島の北部にある胡椒農園です。
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農園を運営している農家建物ですが、リゾート地区にある立派な建物に比べると、とても貧弱です。地元農家の方々は経済的に厳しい生活をされていることが想像されます。
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道路沿い店の様子です。野菜や果物が売られていました。リゾート開発が始まる以前から続く島の状況だと思われます。
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島を流れる川で運行されている舟乗り場です。現在はコンクリート製の丈夫な橋が架けられたので、殆ど使われることが無くなったようです。
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フーコック島には砂浜だけでなく岩場のある特徴的な海岸もあります。この場所は景色が良いことで知られているビーチ(Bai Ong Lang)です。
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ビーチの近くに仏教寺院(Dinh Ba Temple)がありました。
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寺院の前には地元の人々が店を出していました。門前市場で、果物や野菜が売られていました。観光客は殆どいないので、地元の方々が商売の対象と思われます。大変素朴な市場です。
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ユオンドン(Duong Dong)市内にある別の魚醤工場を訪問しました。ユックナム工場タインハー(Thanh Ha)です。街中の入り組んだ路地の端部にある工場で、地元の方の道案内が無ければ辿り着けないような場所にありました。
ヌックマム工場 観光名所
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工場の中の様子です。
工場を経営する方がいましたが、言葉が通じません。暫くすると若者が現れ、英語で「何かお手伝いすることはありませんか?」と聞いてくれました。工場経営者の息子さんで高校に通っていると言っていました。
この工場はお爺さんが1928年に始めたこと、工場製品は東南アジア地区ばかりでなく日本にも輸出されていることなどを教えてくれました。話しぶりから判断すると賢い若者ですので、将来はこの工場の立派な経営者に成長するのではないかと思いました。ヌックマム工場 観光名所
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工場の前は川で波止場があり、漁船が停泊していました。漁船で採れた魚が、この工場で生産される魚醤の原料になっています。立地条件の良い工場だと思います。
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ユオンドン川(Duong Dong River)の河口、港入口にあるカウ寺院(Dinh C?u )です。岩山に建設されているのでカウ岩(Cau Rock)とも呼ばれています。
カウ岩 寺院・教会
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河口先端部に近く、岩山にもなっているカウ寺院は夕日見学の場所としても有名だそうです。
カウ岩 寺院・教会
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カウ寺院の先に長い堤防がありました。この場所も日没の夕日見学場所です。右手は港になっており、沢山の漁船が停泊していました。この島で古くから使われてきた最も大きな港です。
なお、4Travelのユードン川河口の地図場所は間違っていますのでご注意下さい。ユーンドン川 河口 観光名所
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停泊中の船から魚の箱を運んでいました。干物加工、魚醤原料などに使われるものと思われます。
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街中にあった寺院(Sùng H?ng C? T?)です。農村、漁村の家々は貧しい建物が多い中、島ではどの寺院も立派な建物になっています。屋上に龍や蓮などの見事な彫像があり、瓦も艶やかな色で装飾されています。
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寺院の前の通りの様子です。前方が町の中心で、市場があります。
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赤ちょうちんで飾られたアーケードがありました。ベトナム語の下に英語で(フーコックの夜市にようこそ)と書いてあります。この場所が観光名所の一つである「ナイトマーケット」です。まだ昼間ですので、マーケットは開いていませんでした。
ディンカウ ナイトマーケット 市場
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島見学を終えて、帰国するためにフーコック空港に戻ってきました。空港付近は整然と整備され、昔ながらの島の光景とは別世界です。
フーコック国際空港 (PQC) 空港
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フーコック国内空港便の出発ロビー入口を通って、ベトナム航空のチェックインカウンターに向かいます。
フーコック国際空港 (PQC) 空港
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セキュリティーチェックを済ませて、搭乗便の出発ゲートに向かいます。整然と整備され、広々とした快適空間が広がっています。これまで見学してきた昔ながらのフーコック島の風景に比べ、大きな違いを感じました。
フーコック島には以前から伝わる昔ながらの光景と現代的なリゾート風景が混在していました。数年後には、道路状況等も含めて現在とは異なった状況に変化していくことが想定されます。今回の島一週観光では、新旧が入り交じった開発途上の情景、貧富が混在している人々の生活などを見ることができました。欧米の観光地巡りとは、異なる印象が残りました。フーコック国際空港 (PQC) 空港
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この旅行記へのコメント (2)
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- かっつんさん 2018/01/11 15:42:52
- はじめまして
- 私も1月25日からフーコック島へ行って、島を一周しようと思ってたのでとても参考になりました。
ありがとうございました^_^
- AandMさん からの返信 2018/01/12 15:33:33
- Re: はじめまして
- かっつんさん
フーコック島旅行記を読んで頂き、ありがとう御座いました。フーコック島は発展途上で、主要道路は大丈夫ですが、枝道路は未舗装ガタガタが多い状態です。訪問したかった場所の幾つかは、軽自動車タクシー運転手に拒否されました。多分、道路状況が悪いためだろうと思います。
島の人には運転手も含めて英語は殆ど通じませんので、ご注意下さい。スマホのベトナム語翻訳などが有効だと思います。常夏の島を楽しんできて下さい。
AandM より
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