2017/10/05 - 2017/10/05
119位(同エリア598件中)
naoさん
東海道四日市宿と石薬師宿のほぼ中間地点にある日永の追分で東海道から分岐し、伊勢湾に沿って南下する伊勢街道は、延べ十八里(70km)余りある伊勢神宮への参詣道です。
三重県鈴鹿市神戸(かんべ)は、江戸時代には神戸藩主本多家一万五千石の城下町として、また伊勢街道に入って最初の神戸宿として発展しました。
戦国時代、この地に神戸城を築いた神戸具盛は、伊勢に攻め入った織田信長と和睦し、信長の三男信孝を神戸城主に迎えると、楽市楽座の許可や十日市が開かれ、この地方の政治・経済の中心地へと発展しました。
十日市が開かれた一帯は神戸宿の中核だったことから、本陣、問屋、旅籠屋が軒を連ねるようになり、札の辻には高札場も設けられました。
現在の神戸8丁目から2丁目にかけて延びる伊勢街道沿いには、伝統的な町家が点在する町並みが続いていますが、残念ながら本陣や問屋などの形跡は定かではありません。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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鈴鹿市役所の駐車場に車を停めさせてもらって町歩きを始めます。
神戸宿の北端にやって来ました。 -
日永の追分側にある神戸宿の入口には、神戸の北の見附跡を示す案内板が立てられています。
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神戸宿の町並みです。
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風情のあるこちらの旅館は今も営業されています。
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こちらは風情ある旅館の向かいにある町家です。
2階には袖壁をあげておられます。 -
袖壁と格子を備えた町家が並んでいます。
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妻面に大きな出格子窓のある町家です。
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こちらの町家の2階に設けた手すりは、旅籠屋当時の名残かも知れませんね・・・。
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アルミ製の引戸と木製の引戸を使い分けておられるのはどうしてでしょうか・・・。
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こちらの町家は、2ケ所ある玄関以外はかつての姿を留めています。
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鈴鹿市の汚水枡の蓋。
鈴鹿の峰々から湧き出た清水が白砂青松の伊勢湾まで注ぐ様を表現しています。 -
1階の軒庇を、入念に細工された持ち送りで支えておられるこちらの町家は・・・
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町の景観に対して、クーラーの室外機にも格子のカバーを掛けるほどの気の使いようです。
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こちらの町家は、僅かですが屋根に「ムクリ」を付けておられます。
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この乳母車は、お年寄りの方が転ばないようにするために使っているんでしょうね・・・。
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格子にバリエーションをつけた町家です。
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玄関先の軒下に幕板を備えた町家です。
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神戸宿の町並みを振り返ったところです。
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看板に書かれた会社名は、現在は改称されています。
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六郷川に架かる大橋を渡って進みます。
ちなみに、この辺りは神戸藩士の水泳練習場だったと言われています。 -
こちらの町家からも、かつては旅籠屋だったであろう雰囲気が漂ってきます。
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「札の辻」と呼ばれる三叉路です。
伊勢街道は、かつて高札場が設けられていたこの三叉路を左に進みます。 -
今も旅館を営んでおられるこちらの前には、道標が立っています。
道標には、『日永村へ1里20町16間、白子町へ1里22町44間』と書かれているので、神戸宿は日永追分と白子宿のほぼ中間地点にあたるようです。 -
この辺りは神戸宿の中核にあたるので、本陣や問屋があったようなんですが、残念ながらその形跡は定かではありません。
では、三叉路を左手にとって、伊勢街道を進みます。 -
伊勢街道を外れて、近畿日本鉄道鈴鹿線の鈴鹿市駅に寄り道です。
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鈴鹿市の雨水枡の蓋。
小川を泳ぐメダカがモチーフになっています。 -
看板に隠れていますが、格子や幕板などかつての面影を留める町家です。
伊勢街道と別れてこの先の交差点を西に進むと、風情ある町並みが続いているので行ってみます。 -
道路に面して大きな格子窓が開けられています。
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全面格子と言ってもいいような趣きの町家が・・・
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隣り合っています。
玄関部分に下屋を支える持ち送りが見えます。 -
こちらは、神館、飯野、高市の三社を合祀した神舘飯野高市本多神社の齋館です。
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神館飯野高市神社の阿形の狛犬と・・・
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吽形の狛犬。
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こちらのお店は、白漆喰塗籠めの重厚な本卯建と瓜型の虫籠窓をしつらえておられます。
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こちらの町家は、お隣とは対称的に黒漆喰塗籠めの瓜型の虫籠窓をしつらえておられます。
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こちらの呉服屋さんは、建物全面にわたって幕板が付けられています。
では、伊勢街道へ戻ります。 -
先ほどの交差点を右に曲がって南へ向かいます。
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この三叉路は右へ向かいます。
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三叉路の角にある町家は、格子の内側に簾をおろして西日を遮っておられます。
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こちらの町家は、黒漆喰塗籠めの虫籠窓をしつらえておられます。
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1階右端の戸袋は、一枚板で仕上げられています。
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こちらの町家は、板庇が独特の趣を感じさせてくれます。
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黒板塀のある町家。
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妻面の表情に工夫を凝らした町家です。
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こちらのカエデの古木が紅葉する光景を見たいですね。
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こちらの町家の2階手すりに、丁寧な職人技が見てとれます。
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小さな公園に佇む山神様と常夜燈。
常夜燈は嘉永2年(1849年)に神戸宿の南の見附けにあたる幸橋付近に建立されたものですが、明治18年(1885年)の洪水で被害を受けたため、一部分だけここに移設されたんでそうです。 -
その奥にある道標。
この道標も幸橋付近から移設されたもので、元禄2年(1689年)に建立されたものだそうです。 -
下見板張りの町家。
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塩ビ波板張りの上屋の奥には、板庇に格子をしつらえた町家が見えます。
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こちらの町家の庇には、金属板が使われています。
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アルミ製の塀を巡らせた町家は・・・
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入母屋屋根の妻面を枡格子で覆っておられます。
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神戸宿の南の見附けにあたる幸橋には、宿場防御のために木戸が設けられていたようです。
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明治18年(1885年)の洪水で被害を受け、一部分だけ公園に移設された常夜燈の跡地には、昭和5年にこの大きな常夜燈が再建されました。
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2種類の格子を備えた町家。
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「大日如来道」と書かれた道標の奥には、大日如来石像が祀られているそうです。
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「大日如来道」の道標の先にある県道54号線を渡ったところには、小さな石の鳥居が立てられています。
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その鳥居の中には、山神様が祀られています。
では、次の宿場町へ向かいます。
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