2017/10/03 - 2017/10/03
740位(同エリア13533件中)
かっちんさん
神岡鉱山は奈良時代から採掘が始まり、13世紀末頃から金・銀山として開発され、明治7年三井組が進出し増産・発展しました。
のちの三井金属(株)時代は、銀・亜鉛・鉛などの鉱山として全国屈指の規模を誇り「東洋一の鉱山」として栄え、平成13年に鉱石の採掘が中止されました。
現在は神岡鉱業(株)が使用済鉛バッテリー等を原料として鉛や金、銀、プラチナ、パラジウム、プラスチック等をリサイクルする事業を行っています。
そして、神岡鉱山の地下空間を利用して、茂住抗の地下1,000mに設置された、宇宙素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」により、宇宙から飛来するニュートリノを観測、研究しています。
神岡鉄道は全長19.9kmのうち6割がトンネルと鉄橋からなることから「奥飛騨の地下鉄」とも呼ばれており、昭和59年(1984)国鉄神岡線から第三セクターとして引き継ぎました。
営業収益の8割を占めていた神岡鉱山からの硫酸輸送が平成16年(2004)にトラック輸送に切り替えられ、平成18年(2006)に廃止になります。
廃線後、飛騨市観光協会に飛騨市も協力する形で平成19年(2007年)に廃線跡のうち2.9mを利用した「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」を開始。
現在、NPO法人神岡・町づくりネットワークに事業移管され、平成24年度(2012)より通年営業となりました。
今日は富山から特急バスに乗り、ガッタンゴー乗り場のある旧奥飛騨温泉駅へ向かいます。
旅行記は、飛騨市神岡町観光案内図、神岡鉱業HP、NPO法人神岡・町づくりネットワークHPなどを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
富山から神岡・平湯温泉線
富山駅前を7:30発のバスに乗ると、旧奥飛騨温泉駅(濃飛神岡営業所の次)に9:03に到着します。
料金は1,360円。 -
富山地方鉄道の特急バス
富山から1時間33分のバス旅です。 -
高原川(たかはらがわ)
バスは猪谷(いのたに)を過ぎると、渓谷の高原川沿いを進みます。
高原川は乗鞍岳を源とし、平湯、神岡を流れ、猪谷で宮川と合流して神通川となり、富山湾で日本海に注ぎます。 -
鉱山の名残のある神岡鉱業
-
旧奥飛騨温泉駅に到着
濃飛バスと富山地方鉄道バスが共同運行しています。 -
旧奥飛騨温泉駅舎
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レールマウンテンバイク「ガッタンゴー」
4/中~11/下に水曜日を除き、毎日乗ることができます。
朝一番のガッタンゴーは10時発なので、1時間弱周辺をブラブラします。 -
イチオシ
神岡トロッ庫
先頭車両は、神岡鉱山の構内竪坑、通洞などで使用されていた日本輸送機の電気機関車です。 -
作業者が乗る人車(神岡トロッ庫)
-
立山砂防のディーゼル機関車(神岡トロッ庫)
立山カルデラ工事軌道に使われていた機関車も展示されています。 -
2人こぎのハイブリッド車(駅構内)
これは電動アシスト機能が付いたレールマウンテンバイクの基本車両です。 -
おくひだ1号(駅構内)
神岡鉄道が廃止になって10年間、検修庫に入っていた「おくひだ1号」が帰ってきました。
不定期でエンジンをかけます。 -
朝一番のコース点検に出発
9:30、走行区間の点検に出かけます。
スタッフは原動機付のバイクですね。 -
神岡鉄道の資料館
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光電子増倍管(ホトマル)
宇宙素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」などに使われるセンサです。
人間の目では見えないような非常に弱い光を、電気信号に変換して知らせてくれるセンサです。
浜松ホトニクスの製品です。 -
全国の鉄道遺産・レールバイクの紹介
北海道丸瀬布の森林鉄道蒸気機関車、大舘・小坂鉄道レールバイク、中央西線愛岐トンネル、岩泉線レールバイク、北九州筑豊の赤村トロッコ油須原線、九州高千穂あまてらす鉄道スーパー・カートなど。 -
レールマウンテンバイクの時刻表
土日祝日は全便運行、平日は2~7便のみ運行です。
事前予約すると優先して乗れます。 -
レールマップ
走行区間は旧奥飛騨温泉口駅~旧神岡鉱山前駅までの往復5.8km(片道2.9km)。所要時間は約40分~50分です。
乗車前に注意事項の説明を受けます。 -
イチオシ
マウンテンバイクの運転席
ペダルをこいで進み、ブレーキレバーを引いて停止するので、自転車の運転と同じです。
電動アシスト機能は、折り返し地点からの帰りが上り坂なので使用します。
では、「出発進行~」。いつもの合言葉で「茄子のお新香~」(笑) -
「せ~んろは続く~よ♪♪」
後輪タイヤが直接レールの上に接地し、鉄のガイドローラも付いているので、「ガッタンゴットン」というレールの継ぎ目の振動と音を感じることができます。 -
神岡大橋の景色を見ながら走行
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隣の神岡大橋駅に停車
一旦停車後、「出発進行~」、「茄子のお新香~」
誰もいないので恥ずかしくありません。 -
いろいろな車両がいます
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線路脇では草刈り中
ガッタンゴーが近づくと手を振ってくれました。 -
まもなく、第2神岡トンネル
トンネルの手前で警笛を鳴らします。
と言っても自転車のベルなので「チーン」 -
トンネルを抜けると神岡の市街地
大小さまざまな家が並ぶ「カオスの街」と呼ばれています。 -
飛騨神岡に停車
これから第1神岡トンネルに入ります。
トンネル内部は長く、途中で曲がっているため、真っ暗。
自動的に点灯するガッタンゴーの小さなライトを頼りに走ります。 -
第1神岡トンネルを抜けるとカーブ
トンネル内は下り坂なので、徐々にスピードが出てきます。
ゴーという車輪の轟音がトンネル内に鳴り響き、お互いの会話が聞こえない状態。
下り坂でも家内は必死にペダルを踏んでいます。
こっちはブレーキをかけているのに・・・
トンネル内でようやく止まり、後ろを振り返ると謎の光、でた~・・・
よ~く見ると係員のバイクの光。後ろを付いて来ていたのです。 -
まもなく折り返し地点
複数のポイントを徐行して通過します。
事前の注意事項で「徐行しないと脱線する」と聞いています。 -
まわりは神岡鉱業の工場
-
こちらも工場
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神岡鉱山前駅
ガッタンゴーはいつのまにか反対向きに。
折り返し地点では後ろに続いているすべてのガッタンゴーを待ちます。
朝一番の時間帯はかっちん夫婦1台のみなので、すぐに発車。 -
帰りは上り坂の連続
でも、大丈夫。電動アシスト機能が付いています。
どちらかがペダルこぎをサボると重くなりすぐわかります。
「重いぞ~」と、何回言ったことか・・・ -
線路の下を横切る沢の流れ
しばらく橋の上で停車し、眺めていました。 -
イチオシ
スタートした奥飛騨温泉駅に接近
-
最終地点は急な上り坂
-
方向転換
無事、戻って来れました。
マウンテンバイクの方向転換は、真ん中の支柱を下ろし、ちょっと浮かしてぐるっと回します。 -
イチオシ
次の乗車準備完了
先頭に体験用マウンテンバイク、後ろに係員バイクが並びます。 -
早めの昼食
自家焙煎珈琲「あすなろ」で早昼にします。 -
貨物取扱所(あすなろ)
駅舎の隣なので、貨物取扱所だったのでしょうか?? -
モーニングセット(あすなろ)
美味しいコーヒーとマフィンセットをいただきました。 -
次のガッタンゴー体験者
丁度、帰ってくるところです。 -
車両のラインナップ
おくひだ1号は、ハイブリッド車+2階建てシートセットで、4~5人の家族が乗車できます。 -
清流の高原川(車窓)
帰りは富山行きバスに乗り、途中の猪谷(いのたに)で降ります。 -
第4高原川PC橋梁(車窓)
神岡鉄道の廃線跡が途中で見えます。 -
第2高原川橋梁(車窓)
美しい渓谷に赤いトラス鉄橋が引き立ちます。 -
廃線跡の線路(車窓)
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エメラルドグリーンの高原川(車窓)
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宮川橋梁(車窓)
猪谷手前の宮川に架かる橋梁です。 -
高山本線猪谷駅
猪谷バス停から鉄道駅まで歩いて5分ほど。 -
ディーゼルカー(猪谷駅)
前面がグリーンの富山行きと、オレンジ帯の高山方面行の列車が停車しています。
では、猪谷から富山へ向かいます。 -
とやま鮨
富山駅前にあります。
15時前だったので、お客は誰もいません。 -
イチオシ
上にぎりランチ
朝獲れの地物ネタ中心のセット(\1,780)を美味しくいただきました。 -
イチオシ
海外にいるような路面電車
北陸新幹線が開業し、富山駅高架下に富山市電の駅が新設されました。
神岡ガッタンゴーは、自分の足でバイクを動かし、レールの継ぎ目の振動と音を聞きながら、橋ありトンネルありの鉄道旅が楽しめます。
これで北陸・若狭4日間の旅を終え、北陸新幹線で東京へ帰ります。
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