2015/12/28 - 2016/01/06
31位(同エリア97件中)
キムチさん
アルジェリアは昨年に続き2回目です。昨年は地中海沿いのアルジェ、ティパサのみしか訪問せず、アフリカに行ったという実感が湧かなく満足できなかったため、今年はサハラ砂漠が見たく南部ガルダイア、ティミムーンに行きたいとずっと思っていました。
南部は北部よりも治安に関して不安があったのとIS問題で中東全体の状況があまりよろしくなかったことを踏まえて、今回ばかりは安全第一でガルダイアにある旅行会社ムザブツアーに頼んで専用車両、ホテル、国内線航空券など全て手配してもらいました。ガルダイア着からティミムーン空港出発までの6日間トータルで1100ユーロ約145000円(2015年10月現在)
旅行2ヶ月前にダメ元で旅行会社のアドレスに英語でメールをしたら返事が帰ってきて手続きに必要な書類を全てメールで送ってくれました。
PR
-
書類に必要事項を記入して返信するとビザ手続きに必要なインビテーションレターを発行してくれました。
ビザ手続きに必要な書類を全て持って大使館に行くと、ガルダイア、ティミムーンなど南部に行くには1ヶ月かかるということを聞かされた。昨年は2日でビザは下りたのですが、ビザが厳しくなったという噂は耳にはしていたが本当だった。
間に合うかは保証できないとのこと、この時点で既に3週間前だったので、とりあえず北部しか行かないということにして予定変更して後日改めて日程表を出したら1日でビザは下りました。
ガルダイアでは2015年7月に部族間抗争が起き死者20人ほど出している。
2015年当時は、ガルダイア以南に行きたいのであれば南部の都市を日程に入れるとビザ手続きが面倒くさいので北部の都市名を書いて適当にホテルの予約確認書をとって出せば確実だった。
ホテルズ.comなどでは直前までキャンセル無料なので直ぐにキャンセルすれば大丈夫で、ダミーの日程でビザを取得できたのですが、こんなやり方してる人が多いのか2018年現在、残念ながら個人でのビザ取得が不可になったようです。
日程
12/28(月)関空~ドーハ
29(火)ドーハ~アルジェ~ガルダイア
30(水)ガルダイア
31(木)ガルダイア
1/1(金)ガルダイア~ティミムーン
2(土)ティミムーン
3(日)ティミムーン~アルジェ
4(月)アルジェ~オラン
5(火)オラン
6(水)オラン~アルジェ~ドーハ
7(木)ドーハ~関空~羽田
航空券 カタール航空 往復68000円
1日目12/29(火)アルジェ~ガルダイア
カタール航空ドーハ経由で13:05アルジェ空港へ、乗ってきた便は中国人が多く、イミグレに並んでいるのは大半が中国人で仕事できた人以外にも旅行者の学生のようなグループも大勢いる。
入国審査でガルダイアに行くというとインビテーションレターを出せと言われたが持ってきてなかった。イミグレでインビテーションレターが必要ということは知らなかった。
結果、別室送りになり30分程待たされた。このままでは嘘の日程でビザを取得したことがばれて強制送還されるのではないかとひやひやしていました。
試行錯誤の末、携帯のgmailでの旅行会社とのやりとりのメールにムザブツアーの電話番号が記載されていたので、係官にこの番号に電話して貰えれば分かりますと言ったら、直ぐに電話して確認を取ってくれた。
旅行会社側がインビテーションレターをデータで送ってくれて確認が取れたということで結局2時間近く待たされて無事に解放(笑)。 -
イミグレを抜けたら250ユーロをアルジェリアディナールへ両替し29000DAに、昨年はなかった2000DA札があった。
その後国内線ターミナルへ、18:30ガルダイア行きが30分程遅延。 -
チケットに座席番号が書いてあるのにも関わらず自由席。
機内では500mlのミネラルウォーターとスナックがでた。
約1時間遅れで21時過ぎにガルダイアへ、到着すると私のネームプレートを持ったドライバー(名前忘れた)と軍人さんがお出迎え。パスポート、ビザを見せる。
空港から軍人さんのエスコートのもと本日の宿へ移動。2014年9月に首都東部のティジウズでフランス人旅行者がISに誘拐されて殺される事件があって以来、外国人を旅行させる場合、旅行会社は陸路移動の祭には軍や警察の護衛をつけなければいけないことになったらしい、高いお金を払えば99%は安全が保証されるということ。 -
-
本日、明日と2泊する宿キャラバンサライに到着。
-
ここはムザブツアーが経営してる宿で、宿泊客はどうやら私1人のようだ。
閑古鳥が2000羽くらい泣いている(苦笑) -
-
着いたら遅いディナー
フランスパン、サラダ、ラム肉の野菜炒め、お腹が空いてたけど正直あまりおいしくなく半分くらいしか食べれなかった。私は豚肉が嫌いですが、ラム肉は豚肉よりもさらに匂いがきつく鼻息を止めないと食べれたもんじゃない(笑) -
食後はミントティー、ピーナッツ、オレンジがでた。
-
-
食後お部屋に案内される。部屋はシャワー付き、エアコンはあるが暖房がつかず暖房に設定しても冷たい風しかでない。正直快適とはいえなかったm(_ _)m持ってきた服全て着て寝た。
2日目12/30(水) ガルダイア -
2日目の朝は7時に目が覚めたがまだまだ薄暗い、8時にガイドが到着。朝食タイム
-
20歳のガイドのwaild君、同い年くらいかと思った。
-
ムザブツアーのスタッフもフレンドリー
-
9時に宿を出発、旅行代金を支払いに旅行会社ムザブツアーへ、建物も小さいローカルな旅行会社でスタッフも5人しかいないそうだ。
-
トイレに入ったら蓋が外れていた 笑
-
-
世界遺産に指定されているムザブの谷はガルダイア、メリカ、ブヌーラ、ベニイスゲン、エルアーティフの5つの集落から形成されている。ムザブの谷の住人は昔から敬愛なイスラム教徒としての戒律を守り続けており、既婚女性は白い布で全身を隠しており目だけを出しており、他人に話しかけることも、話かけられることも許されない。
ガルダイア以外は基本的に旅行者の宿泊や酒、たばこを禁止されイスラム教徒以外は現地ガイド同伴でないと中に入ることはできない。人物の撮影も禁止されている。 -
最初はガルダイア、ムザブの谷の中で最も賑やかな町で町に入ると大きな広場がありマーケットになっていてここだけは人の写真を撮ることができる。観光客が泊まるためのホテルやレストラン、土産物屋があり、ムザブの谷の観光拠点となる町でもある。
-
-
マーケットで風呂の足拭きマット用に絨毯を1000DAで購入。
-
-
ガイド、現地ガイドと共に旧市街へ、人々の生活の場なのにまるでタイムスリップした気分になる。
起伏が多く道が非常に狭い。荷物運搬にはラクダやロバが活躍している。 -
丘の上にはモスクのミナレットが見える。
-
丘の頂上からムザブの谷の全景を眺めた後、車で街の中を走る。
-
-
2015年7月に起きた暴動はこの付近が一番酷かったみたいですが、平和そのもの
-
町から少し外れた郊外のオアシスを見物。
ガルダイアはサハラ砂漠の町ですが、普通の人がイメージする砂漠の砂丘のような風景はあまり広がっておらず、砂漠よりも独特の街並み、旧市街の景観がハイライトになっている。 -
畑にある井戸
-
-
サハラでは夏に大雨が降ることがあり、谷から流れた水をせき止めるために築かれたダム
-
宿に戻って昼食タイム、メニューはクスクス、味が全くしない(笑)
-
食後は2時間程度、休憩&昼寝タイム。
ガルダイアは夏は昼間40度以上になるみたいだが、今の時期は風が心地良い。
中庭のテラスでまったりする。 -
中庭にはプールもあり夏には水泳もできるらしい。
-
-
周辺の写真を撮りまくる。
-
彼はナイジェリア北部出身のハウサ人で期間限定で出稼ぎに来てると言う。
ムザブツアーのスタッフはほとんどが期間限定のアルバイトスタッフだそうだ。 -
ドライバーさん
-
羊も飼っている。
食用なのかな? -
食後休憩した後に午後はベニイスゲンへ、現地ガイドと共に旧市街を散策。
-
-
-
ガイドが生活用具を用いてムザブの谷の生活を解説してくれた。
-
現地ガイドと一緒に撮影。
-
ベニイスゲンを後にし、ブヌーラへ向かう。
モスクの前で撮影。昨年訪問時に買ったアルジェリアTシャツに着替えてみた。 -
-
ブヌーラは見所がないそうなのでハイウェイから全景の写真を撮ったのみ
-
日も落ちたので宿に戻り暖炉に日を炊いてまったりする。
昼は暖かいが、夜は非常に冷え込み寒い。 -
夕食を食べ就寝。
12/31(木)3日目 ガルダイア
この日の午前中はエルアーティフの旧市街を現地ガイドと共に散策。現地人の生活を垣間見る -
町の入り口に掲げられた撮影禁止の看板、この町は5つの町の中で一番戒律が厳しい。
-
-
エルアティーフは、ガルダイア、ベニイスゲンの間にある小さな町で、メリカへの高台にある墓地が唯一の観光スポット。
-
高台からガルダイアやムザブの谷を見下ろすことができる。
-
-
ムザブの谷のガイドブックを貰えた。
-
宿に戻り昼食、メニューは白米にラム肉を載せたものでクスクスのようにソースをかけて食べる。
まさかアルジェリアで白米が食べられるとは思わなかったので感激した。
ただ日本の米みたいに美味しくはない。 -
午後はガルダイアから南に約60km離れたセブセブという小さい村に砂丘見物へ、本当に人が住んでいるのかというくらいしょぼい場所だった。
地元の人が集まって何かをやっているようだ -
-
砂丘も大したことない。
-
砂丘でスキー、スノーボードをやっている人たちがたくさんいる。
やってみないかと誘われたけどお断り。
軍人さん、村の人とミントティーを飲みながらしばしトークをした後、宿に戻る。
翌日は朝早いので夕食を食べて即就寝。
1/1(金)4日目 ガルダイア~ティミムーン
元日は朝6時に起床、朝食後まだ薄暗い7時には宿を出発。 -
ドライバーさんが昼食の買い出しをし、護衛の軍人さんを待って7時半過ぎにガルダイアの町を出発。ティミムーンまで約650kmの道のり、約8時間の予定。
-
サハラ砂漠から初日の出を拝む。
-
今回は車の前後に計4台、護衛の軍人さんの車両が着く、自分一人のためにここまでするとは要人になった気分だ
-
-
移動中はずっとこんな砂利砂漠の荒野がひたすら続き、天然ガスのパイプラインがある。このパイプラインが地下に埋められ地中海底を通りヨーロッパに送られているという。
サハラ砂漠というと大半の人が綺麗な砂丘が広がっているイメージをもつようだが実際に砂漠らしい砂丘が広がっているエリアは全体の5%程度しかないと言われている。
サハラはアラビア語で荒地という意味らしい。
その中でもこれから行くティミムーンは砂丘が最も美しい場所の一つだと聞くので期待が膨らむ。 -
-
ガルダイアから約200km、出発から約2時間半で途中のエルゴレアの町に到着。ガソリン補給
-
ここで護衛の軍人さん交代、ドライバーさんが私のパスポート、旅行会社の書類を見せて手続きをしている。
-
町の中にいたのは一瞬でエルゴレアを出るとまたひたすらこんな風景が続く、交通量がほとんどなく単調な一本道なので快調に飛ばす。
途中に町や村もない、真夏にこんな場所でエンストしたらと考えると恐ろしい。 -
-
このあたりからようやく砂利砂漠から徐々に砂の砂漠になってきて 小さな砂丘もある。
約2時間程走るとガルダイア県からティミムーンのあるアドラール県へ入る、アドラール県はマリと国境を接しており、旅行者が訪れることができるのはティミムーンから1時間程南に行ったアドラール県の県庁所在地アドラーまで、それより南は頻繁に軍とテロリストとの衝突が起こっている地域で一般の旅行者は入るとことはできないそうだ。
県境の検問所で、また護衛交代、手続きに時間が30分以上かかっていた。 -
-
-
待っている間に昼食、ガイドのwaild君が買ってきたフランスパンを切ってツナサンドを作ってくれた。
美味しい。 -
-
食後、約1時間程走ると予定より早い16時にティミムーンに到着。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の都市(アルジェリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
その他の都市(アルジェリア) の人気ホテル
アルジェリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アルジェリア最安
727円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
76