悩んだけど、行って良かった！バリ島リピート2017②

2017/10/08 - 2017/10/15

とうとうアグン山は噴火してしまいましたが、出発直前までアグン山に悩まされながらも、1年10か月ぶりにバリ島をリピートした熟年夫婦の旅行記 Part 2 です。
前半３日はアクティブに行動し、後半は宿泊を夢見ていたフォーシーズンズサヤンでまったりステイ。
ホテル１泊目　Aston Kuta Hotel & Residence
　２～３泊目　Barong Resort & Spa
　３～６泊目　Four Seasons Resort Bali at Sayan
カーチャーターはドイバリチーム

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 旅行の手配内容: その他

Good Morning Bali !
ウブドはアグン山のことなど全く無かったかのように静穏です。
火山性の地震も感じることなく、普通に旅を楽しめています。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

昨日は夜のチェックインだったので、改めてホテルをご紹介します。
立地はモンキーフォレスト通りのど真ん中。
看板は、とても目立たない。
よく見ていないと通り過ぎちゃうくらい目立たない。

バロン リゾート アンド スパ ホテル

入り口はこんな感じで車も一台がやっと。
この奥にフロントがあり、細長い敷地に長屋のように部屋を配置しているため、通りの喧騒は皆無。
日本風にキャッチコピーを付けると、隠れ家的な宿。

バロン リゾート アンド スパ ホテル

ここから先が客室エリア。
いかにも南国バリを強調した造りで、宿泊者の気分を高めてくれます。

沢山の植栽に囲まれ、まるで森の中。この先にはプールもあります。
立地で選んだホテルだったけど、泊まってみたらお気に入りになりました。
リピートしてもいいかな。

ドイバリチームのイケメンガイド、アディちゃん登場。
今日と明日の2日間は、アディちゃんの案内で観光スポットを巡ります。
まずは、世界遺産ジャティルウィライステラスを目指します。
ウブドから車で１時間半の行程です。

車窓の田園には、一面グリーンの稲が育っています。
前回、テガラランのライステラスに行った時は、刈り取ったばかりで一面「切り株テラス」でした。
今回はグリーンなライステラスが見られるかも。期待は膨らみます。

アディちゃんの提案で、ジャティルウィに行く前にタマンアユン寺院に寄ることにしました。
タマンアユンは「美しい庭園」という意味。その名の通りのお寺です。

タマン アユン寺院 寺院・教会

この門から先がお寺のメインですが、入ることはできません。
周りを一周することで、塀越しに中を見ることができます。

タマン アユン寺院 寺院・教会

さっきの門の裏側です。塀越しに覗くことができます。

門の中です。
入り口から見て左側です。

こちらも門の中。
入り口から見て右側です。
美しい仏塔が並んでいます。アグン山を象徴しているそうです。
ガイドブックでよく見る光景です。

タマンアユン寺院を後にして、再びジャティルウィライステラスに向っていると、路上でドリアンが売られていました。
ここはお店ではありません。地元住民が畑の前の路上にテーブルを置いて、ドリアンを乗っけてるだけです。しかも大きさはバラバラ。天然ものでしょうか。
価格は50,000Rp。高いのか安いのかわかりませんが、食することに。

女性の方が一つ割って匂いを嗅いで、すぐさま二つ目に包丁を入れました。どうやら一つ目はおすすめではなかったようです。結局４つ割って、３つ目と４つ目を食べましたが、４つ目が一番甘くて美味しかった。
４つ割っても価格は変わらず50,000Rp。どうやら１個の値段ではなかったようです。

ジャティルウィに向かう途中の村でお祭りをしていました。
信仰心の篤いバリでは、よく見る光景です。
道の両端にベンジョールが続く景色…　大好きです。

世界遺産ジャティルウィライステラスに到着。壮大な景色です。
期待していた通り、一面グリーン。広い。綺麗。
ただただ見ているだけでも飽きません。

ジャティルウィ ライス テラス 自然･景勝地

ジャティルウィライステラスには観光客のトレッキング用に歩道が整備されていました。案内板も設置されています。
せっかくだから歩いてみることに。
冷静に考えると、ただの棚田なんだけど、椰子の木が適度に散りばめられると、途端に美しい景色に変わるなあ。好きです、この景色。

行き先を表示した案内板です。
何て書いてあるのかは分かりませんが、周辺は視界を遮るものはなく、周りを見渡せば、なんとなく方向は分かります（笑）。

ジャティルウィライステラスはウブドから往復3時間。現地での時間を加えると、観光に４時間必要です。
今日は10時にホテルを出発し、途中寄り道もしたので、すでに夕方。観光はこれで終了。予定通りに行かないのも旅の楽しみです。
帰る途中、妻のリクエストにより、バリハンディでお土産を購入。前回、自分用に購入したアタバッグがとても気に入ったらしく、リピートです。

バリ ハンディ 専門店

ホテルに戻る前に夕食を取ることにしました。
まだお腹は減ってなかったけど、ガイドのアディちゃんからジンバランにあるイイガワルンの2号店がウブドにできたと聞いて、行ってみることに。
イイガワルンは、前回、ジンバランで利用して美味しかったお店です。
2号店はオープンエアの素敵な佇まい。甘辛いポークリブのお味は健在でした。

本日、最後のイベントはホテルのすぐ近くにある街スパでフットマッサージ。
お店の名前は FOREST BEAUTY SPA。モンキーフォレスト通りから路地に入った奥にあり、たまたま見つけたので、飛び込んでみました。
対応してくれたセラピストは、とにかくよく笑い、よくしゃべるコンビで、マッサージがうまいかどうかは別として、楽しい時間を過ごしました。
ちなみにこの店、オーナーは日本人だそうです。
お値段は、フットマッサージ 30分 45,000Rp

バリ島４日目。本日もアディちゃんのガイドでバリを堪能しまくります。
まずは、お世話になったバロンリゾート＆スパをチェックアウト。日本語は通じないけど、スタッフの方々は最後まで親切で、滞在中は沢山の笑顔をくれました。
決して、合理的、近代的なホテルではないけれど、バリを感じたい方にはおすすめのホテルです。

バロン リゾート アンド スパ ホテル

今回のバリ旅行は、前半3日間をアクティブに行動し、後半３日間はホテルでまったり過ごす計画です。
今日は前半最後の１日。やりたいことがいっぱいあって、テンションMaxです。
これが後で大変なことになりますが、この時点では気が付きません。
熟年夫婦が子供のようにはしゃぎながらトラガワジャ川のラフティングポイントへ向かいます。
ちなみに、向かった先は今回の旅で一番アグン山に近い場所にあり、グーグルマップで直線距離を測ると約12㎞。立ち入り禁止区域が火口から6㎞なので、結構近づいています。

トラガワジャ川のラフティングは、前回初めて体験してとても気に入ったアクティビティで、全長14㎞を２時間かけて下ります。
今回もドイバリチームを通じて、ALAM社を予約。料金は、日本円で4,000円/人。
料金は、どこを通すかでかなり変動しているようですが、安さよりも安心を重視することをおすすめします。

これこれ、このパノラマが見たくて、トラガワジャ川のラフティングをリピートしたんです。
ゴムボートで岩にぶつかりながら激しく急流を下ることも楽しいのですが、スタートポイントからエンドポイントまで、ほぼ人工物が目に入らないこの素晴らしい景色がたまりません。

急流を進んで行くと、前方に滝が見えてきました。
さらに進んで行って・・・

・・・滝の中に突進。
ここまでの間、太陽に照らされて熱くなった体に、天然のシャワーが降り注ぎます。
空～前～絶後の超絶 気持ちいい。
滝にお別れした後も、ラフティングはまだまだ続きます。

エンドポイントの手前には4mの滝があり、これを下るとラフティングは終了。
えっ！？　滝を下って怖くないですかって？
TDLのスプラッシュマウンテンの方が断然怖いです（笑）。

エンドポイントからは、結構な急勾配の階段を歩いて登らなければなりません。
登り切った後は、シャワーを浴び、ビュッフェスタイルの食事をして終了。
バスタオルも提供されます。

ラフティングの後は、ガイドブックに載らない名所。Tukad Cepung Waterfall
（トゥカッチュプンの滝）に向かいます。
この場所は、アディちゃんも初めてらしく、グーグルマップと聞き込みにより到着。
入り口？で 10,000Rp/人を払います。

木々に囲まれた細い階段を降り、さらに自然に囲まれた道を10分ほど歩きます。

最後に急勾配を降りていくと小川があり、さらに川の中を歩いて進みます。

すると目の前に、こんな素敵なパノラマが広がります。
写真のセンスがないので、良さが伝わらず残念です。

滝の真ん前です。洞窟の中に天空から水が注ぎこまれている感じです。
重ね重ね、写真のセンスがなくて残念です。
これからバリ行きを考えている方には、ぜひ直接見てもらいたいです。

滝の周りで虹が出る場所を発見。
お約束の写真です。

さすがドイバリチームのイケメンガイドだけあって、絵になります。
ただの案内役じゃなくて、こんなことして一緒に楽しんでくれるのがドイバリチームなんです。
ぜひご予約を。LINE ID : doibali

次は、ムルカット（沐浴）に向かいます。
生きるために漫然と経済活動に勤しんでいる毎日に対し、物理的には裕福になっても、精神的には何も満たされていないのではないかと感じ、この際、神々の島で心身を浄化することに。
まずは、寺院の入り口のお店で、お供え物を購入します。

観光客の沐浴体験はティルタエンプル寺院が有名ですが、選んだ先は、バンリのティルタスダマラ寺院。以前から行ってみたい場所としてチェックしていたところです。

プラ ティルタ スダマラ 寺院・教会

事前のネット情報では、ティルタスダマラでの沐浴体験は中々見つけられず、サロン（腰巻き）とスレンダン（帯）が借りられるかどうかも怪しかったのですが、しっかり借りることができました。10,000Rp。
着替える場所や無料のロッカーも完備されています。

プラ ティルタ スダマラ 寺院・教会

初めに、お坊さんからお祈りをしてもらいます。
この時、男性は胡坐、女性は正座で地べたに座り、お坊さんの鈴の音に合わせて、お供え物の花びらを散らしたり、耳に挟んだりします。
作法は、ガイドのアディちゃんに教えてもらいながら行いました。

プラ ティルタ スダマラ 寺院・教会

次に、川の中で沐浴をします。
川の中には水が湧き出ている場所がいくつかあり、それぞれ耳や頭、全身を水に浸してお祈りをします。川底は天然の砂地なので、歩くと砂が浮いて濁りますが、すぐにきれいな流れに戻ります。
ただ川の水に体を浸しているだけですが、体から悪いものが流れ出ていくようです。

次に、9本の滝で身を清めます。ガイドブックにもよく載っている滝です。
実際に体験してみて分かったことですが、水が凄い勢いで落下してくるので、しっかり受け止めないと大変。場所によって水量も微妙に違うので、受けると痛いところもあり。
この後、２本の小さな滝で身を清め、最後にお坊さんからお祈りと聖水をいただき終了。とても貴重な体験をしました。

日もだいぶ傾いてきましたが、最後はグヌンカウイへやってきました。
ガイドブックにもよく掲載されているバリ最大の石窟遺跡です。

グヌン カウィ 世界遺産

入り口から階段をずっと下っていきます。結構な段数です。
階段の脇にお土産屋さんがびっしり並んで、手作りらしい木工細工を勧めてきます。

グヌン カウィ 世界遺産

階段の途中に、きれいなライステラスがありました。
後背に立つ椰子の木のジャングルが、一面緑のライステラスを引き立たせます。
昨日のジャティルウィに劣らない美しさです。

この階段を下ると遺跡は目の前です。

寺院の入り口です。
営業終了時間（17：00）ギリギリに飛び込んだせいか、ほかに観光客はおらず、神秘的な趣が倍増しており、ちょっとお得感を味わいました。
この時間は、狙い目かもしれません。

グヌン カウィ 世界遺産

ガイドブックによく掲載されている遺跡です。
写真ではお伝えすることができないほど、荘厳な佇まいです。

さて、神秘的な遺跡寺院も十分堪能したので、延々と下ってきた階段を上って戻ります。今日は、朝一のラフティングに始まり、トゥカッチュプン、沐浴と、熟年夫婦にとってはかなりきついスケジュールをこなしてきました。
そのツケが、今まさに訪れようとしています。

グヌン カウィ 世界遺産

本日から3泊する Four Seasons Resort Bali at Sayan に到着しました。
数年前から、いつかは宿泊したいと夢見ていたホテルです。
車から降り立つと、スタッフから盛大な歓迎を受け、耳にはプルメリアの花びらを差し、腰には鮮やかな色のスレンダンを巻いてくれ、木槌で木工の楽器？を鳴らして到着したことをアピールします。
その歓待に感激しながら、ふと隣を見ると、熟年妻が青い顔をして座り込んでいました。何やら吐き気もするらしい。
これまでの３日間の疲れが一気に出てきたようです。
チェックインも早々に済ませ、今日はディナーもパスして熟年妻を休ませます。
えっ！熟年夫ですか？
この時点では、まだ元気でした。お土産用にスーパーで買ったカップヌードルを夕食にして、備え付けのビンタンビールを３本飲んで就寝。
数年来の夢であったフォーシーズンズサヤンの記念すべき第一夜は、何とも寂しい夜になってしまいましたが、このホテルの素晴らしさは、次の旅行記でご披露したいと思います。

フォーシーズンズ リゾート バリ アット サヤン ホテル