おかえりなさい　山田線（盛岡～宮古）＆岩泉ヨーグルト

2017/11/05 - 2017/11/08

2017年秋、岩手県に二つの嬉しい出来事がありました。

2016年夏に集中豪雨で被災した岩泉ヨーグルトの工場復旧に伴う販売の再開。
もう一つは2015年冬に土砂崩れで不通となっていた山田線の運転再開。

この二つの「再開」を祝して、私も岩手に参上した次第であります。

エリア 宮古(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

【11/05（日）】
東京駅を出発。
併結相手はJR北海道H5系でした。

北へ向かうときはコレ。

この日は盛岡泊。
冷麺いただきました。

盛楼閣 グルメ・レストラン

【11/06（月）】
盛岡駅の発車案内。
約二年ぶりに「宮古行き」が復活となりました。

盛岡駅 駅

運転再開まで長らくの間行き先は「上米内」となっていました。

盛岡駅 駅

不通となる前に設置されたテーブル席も健在でした。

盛岡を出発。
北上川を渡り一路東へ。

つい先日までこの駅止まりになっていた列車。
いよいよこの先の峠越えへ進みます。

一昨年発生した土砂崩れ現場付近。
なお、列車には工事や運行関係者と思しき方も乗車していました。
防災対策はまだまだ続きそうです。

沿線の山々がいい感じに色づいています。
なお、区界から先はずっと下り坂を転げ落ちるように走って行くので、
エンジン音が響くこともほとんどなく静かです。

宮古駅到着。
運転再開初日は盛大な歓迎イベントが行われていた模様。

宮古駅 駅

こちらは三陸鉄道宮古駅。
山田線の不通によって、三陸鉄道も大きな影響を受けたそうです。

宮古駅 駅

駅近くの建物で、沿線の写真が展示されていました。

一昨年に訪れたときにも発生した、
「快速リアスの観光客、宮古で寿司屋難民化する問題」

この辺は相変わらずでして、この日のお昼は三度目の蛇の目さん。
時期的に「カキフライ定食」と言うものにヒジョーに惹かれたのですが、
ボリューム的に危険な香り（この日の夕食はバイキング）がしたため
「ネギトロちらし」に。
見た目でも結構なボリューム感ですが、思った以上にマグロに脂が乗っており、
食べるとそれ以上に感じられます。

蛇の目 本店 グルメ・レストラン

この日の宿は「浄土ヶ浜パークホテル」さん。

浄土ヶ浜パークホテル 宿・ホテル

窓の外に浄土ヶ浜の風景が広がっています。

浄土ヶ浜パークホテル 宿・ホテル

夜、部屋の照明を落とすとこんな風景も。

浄土ヶ浜パークホテル 宿・ホテル

【11/07（火）】
朝、送迎バスで宮古駅まで送っていただき、
その後しばらく街中をぶらぶら。

見かけたのは津波の表示板。
ちなみに、この高さまで津波が来ると人の体はどうにもできないそうです。

宮古駅では、山田線一部区間の三陸鉄道移管なども控え、
駅周辺でもいろいろ動きがあるようです。

一昨年と同じく、バスで釜石に移動します。

沿岸では大きな防潮堤の建設が進められています。

一時間ほどで本州最東端の岩手船越駅に到着。
再開前の駅の様子を見ておきたかったのですが、時間の都合上断念。

岩手船越駅 駅

乗車したバスは道の駅やまだに停車しないため、10分少々歩いて戻ります。
釜石行きは岩手船越のバス停で乗り換えることもできますが、お昼を食べたいのと、
何よりここでは岩泉ヨーグルトを買って自宅に発送するという重要なミッションが…

道の駅 やまだ 道の駅

お昼ご飯は三陸名産のワカメを使った「わかめラーメン（420円）」
具材だけでなく、麺にもわかめというワカメ尽くし。

そして食後は隣の売店で購入した岩泉のむヨーグルト。

道の駅 やまだ 道の駅

釜石方面行のバスに乗車。

道の駅 やまだ 道の駅

鵜住居。
一昨年訪れたときは全くの更地でしたが、今は建物がちらほら。

鵜住居駅 駅

釜石に到着。
ホテルに荷物を置いて街中を歩きます。

お目当てはココ。
知る人ぞ知る、レトロ自販機コーナー。

全国でも珍しいハンバーガー自販機です。

ハンバーガーセット、しめて300円也。
お分かりいただけますでしょうか。この組み合わせの贅沢さを。

食べていると、可愛いニャンコたちが私の回りに何匹か集まりだして…
あなたたちもハンバーガー食べたいの？
それとも、私の脚に見惚れてるのかしら？(笑)

釜石市街中心部。
山の方に向いて緩やかな上り坂になっていますが、
津波はこの坂の上まで達したとのことです。

ホテルに戻っておやつの時間。
道の駅やまだで一緒に買った「山田せんべいボール」
山田町の新名物として一部で注目されているとか何とか。

こしあんを山田生せんべいで包んだものですが、
生せんべいの独特の触感と言い、生地の部分を噛めば噛むほどほんのり
出てくるゴマの風味とあんことのバランスと言い、これはちょっとクセに
なってしまいそうな一品です。

ホテル　フォルクローロ三陸釜石 宿・ホテル

夜はこれまた「竹寿司」さんを再訪。
前回同様「三陸地魚にぎり」をいただき、その後気になったものなどを
さらに数貫追加というスタイルで。

【11/08（水）】
一昨年と同じ、朝の快速はまゆりに乗車。
今回は三両全てリクライニングシート付という超太っ腹乗り得列車となっていました。

釜石駅 駅

こちらも山々がいい感じの色合いに。

釜石線のハイライト、Ω（オメガ）ループ。
ここから、先に見える赤い橋まで一気に駆け上がります。

そして駆け上がった先から、今度は下を見下ろします。

これぞ「イーハトーブ」（意味不明）

快速はまゆりは新花巻でお別れ。
新花巻から東北新幹線で東京へ戻ります。

新花巻駅 駅

実はこの日、一ノ関で途中下車して厳美渓などに立ち寄りたかったのですが、
天気が不安定だったのと、翌日以降のことを考えまっすぐ帰路につくことに。

新花巻駅 駅

新幹線開業と同じ年に発売されたチキン弁当。
限定の復刻版が発売されていました。

無事到着。おつかれさまでした！