2017/11/04 - 2017/11/05
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changtian-sanさん
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中国湖北省は武漢に駐在しているサラリーマンの気晴らし旅行。
今回は、道教の聖地として、信仰されている武当山へ出かけました。
今回の旅行の大きな目的は、武当山山頂の金頂から御来光を眺めること。
「これから武当山へ旅行に行く人が迷子にならないように」というも込めて意味でアップします。
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お宿にあった武当山の地図。
赤字の★印が宿です。
宿から参道を登っていくと、約20分ほどの地点で
”明代に開かれた古道”と”清代に開かれた古道”の分岐点になります。
今回は、清代の左側のルートを通って登ります。
清代の古道は、比較的緩やかな上、整備もされています。
とはいいつつも、石階段の連続で疲れます。
真夏に登ったら、暑くて倒れちゃうと思います(-_-;) -
《11月4日日曜日 04:00@武当山有間客棧》
山頂に向けて出発です。
この日は旧暦9月17日で、満月ではないのですが、
月明かりで、夜道でも歩きやすかったです。
とは言えども、
下りの階段とか、標識を確認するのに、懐中電灯は必需品です。
また水分や手袋も持っていくこともお勧めします。
では、出発!!! -
昔、高校の現代文の授業を思い出しました。
中島敦の小説『山月記』に出てきそうな風景です。
静まりかえってはいますが、
他の人もご来光を見ようと同じタイミングで夜道を歩いています。 -
《04:55@清代古道の途中の山小屋・売店》
夜道を歩いてきました。
たくさんの階段を上ったりとで、足がガクガクです。
いったん、引き返そうかと思いましたが、そこは気合で上がってきました。 -
水分を取りいのと同時にしばしの休憩。
この山小屋からは約30分ほどで、金頂のたもとに着くそうです。
朝の5時前からお店を開けて頂き助かります。
有る意味では、中国の方の仕事熱心なんですね。 -
《05:35@金頂のたもと》
あともう少しで金頂です。
まわりをみたら、自分が一番目に到着!なんと光栄な!!
でも、金頂への入り口は、閉ざされていまして…。
そうです、到着が早かったんです・・・。
朝5時半を回ったと言えども、まだ夜です。
おまけに汗をかき、服が湿ってるので、寒く感じます。 -
暗いですが、金頂のたもとのお線香やお供えものを燃やして、
天に捧げる炉ですね。
昼間は、たくさんの人がお線香やらお供えものを持ってきて、
天に捧げる光景がみられるそうです。 -
空が明るくなってきました。
ですが、まだ金頂への入り口は閉ざされています。
後でわかったことですが、
秋から春の時期は、入り口は6時30分~7時ごろに開きます。
今回は、6時30分過ぎ、やっと、門が開きました。
まわりを見ますと、すでにたくさんの人人人。にぎやかです。
一番最初に到着したのですが、おばちゃん達に割り込みされてしまいました。
別に、一番目に来たから一番目に入れさせろなどとは言いません。
自分は、ご来光が見れればそれでいいのです(心の狭いことは言いません)。 -
《06:40@金頂》
入場料の27元(半端な金額ですね…)を払い、金頂まで登ってきました。
空が明るくなってきました。
朝を迎えようとしています。 -
《07:07@金頂》
十堰市の日の出時間は6時52分とありましたが、
太陽は雲に隠れて、ご来光が見れたのは7時過ぎでした。
ここまで着た甲斐があります。久しぶりの感動です。
おまけにここまで来た、生きていてよかったという一種の達成感もあります。 -
まわりにいる人も、ご来光をじっくりと見つめています。
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これが、金頂にある金殿です。
話ですと、昔々、鋳造した材料を北京から武当山の金頂まで運び、
金殿を組み立てたと言われていまして、銅20トン・金300キロが
使われているとのことです。 -
太陽の光を浴びて、さらに黄金色に光っています。
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金殿の前では、人々が跪き、お祈りをしています。
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音楽を天にささげるため、笛を吹きの方が金殿の回りをぐるぐると回っています。
笛吹の方の後を付けるように、ほかの方もぐるぐると金殿を回っています。
元をたどれば、音楽は礼楽でもあり、天にささげるものでもあったんです。 -
金頂の柵には、永遠の愛を誓うために、
男女ペア―の2つの鍵が一対となり錠がかけられています。
これらの鍵には”鍵を開けるための鍵”は無く、一度ロックすれば、
開錠できなくなっています。
たくさんの人々が、様々な形で、様々な願いを天にしているんですね。 -
《07:30@金頂・下山開始》
時間が経つにつれ、たくさんの人々が山頂に上がってきます。
まだ数歳の子どもちゃんもいれば、お年寄りの方までたくさんいます。 -
金頂は周囲を壁で囲まれていまして、この壁の中は紫禁城といいます。
そうです、故宮・紫禁城と同じ名前なのです。 -
説明書きがありましたので、載せておきます。
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《07:42@太和宮》
写真奥に見える門の右側が、金頂行くチケット売り場です。
このチケット売り場の右側には、下に行く石階段があります。
そこを抜けていくと、明代の古道に通じる道です。
奥に見える門を抜けますと、清代の古道に抜ける道となっています。 -
《07:46@皇経堂》
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《07:52@朝聖門》
皇経堂の角を左に曲がり、道なりにまっすぐ行くと、右側に見えてきます。
こちらの門、中国語の発音では「Chaoshengmen」となりまして、
この場合の「朝」という字の意味は「××へ」という方向を導く意味です。
勝手に直訳しちゃえば、聖人に向かう門というところでしょうか? -
明代の古道は、通る人も少なく、若干道が荒れています。
冬の凍ったときなどは、怖くて歩けませんね。 -
朝聖門をちょっと過ぎたところから見える”紫禁城の西天門”。
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朝聖門の近所に野良猫ちゃんがいました。
「次来るときも(いつになるかかわからないけども)会おうな」と言ってお別れ。 -
下りの石階段が続きます。
下界の天との境を歩くような感じです。 -
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ところどころに、大小の廟をみることができます。
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《08:10@三天門の廟》
ここに、ひっそりと暮らされている道士の方がいらっしゃるようです。 -
《08:09@三天門》
三天門を通過です。 -
三天門を抜ける(下る)と急な石階段です。
昔の皇帝さんとか修行僧さんとかもこの坂を上ってきたんでしょうね。 -
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《08:14@二天門》
二天門の中から外を眺めた風景です。
断崖絶壁の風景が広がっています。 -
二天門を抜けたところです。
やはり、こちらも石階段です。と思ってたら……。 -
更に長い石階段が続いています。
奥に見える赤いのが二天門です。
これを上がって来ようとは、普通なら、思えません。
ましてや、金頂への往路でしたら、完璧に疲れ果てていたでしょう。 -
でも、人も少なく、とっても静かで風景も最高です。
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げげげげっ、さらに石階段です。
先が見えないこの石階段を下ってきました。
これをもう一回登れと言われても、登りません。
(100万円もらえるのでしたら、登りますが…) -
この永遠に続く石階段の途中の看板。
一番下の文句をみると「危険路段」と。
本当に危険です。ある意味で、殺人的な階段です。
良くこんなところに道を作ってくれたものです。 -
《08:25@石碑》
乾隆何とかと書いて刻まれてました。
乾隆帝時代は、1736年~1795年です。
もし乾隆帝時代のモノでしたら、めちゃ歴史のあるものです。
日本なら、文化遺産とかになるでしょう?? -
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《08:35@一天門》
やっとの思いで、一天門に到着しました。
一天門そばまでやってきますと、人の声も聞こえてきて、
人間世界に戻ってきた感じがします。 -
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《08:45@玄天洞》
そばには、売店があります。
この祠?廟?ですが、どのような由来かはわかりませんでした。 -
《08:53@朝天宮》
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朝天門の中の廟の右側には、水が湧き出ているところがあります。
こちらですが、言い伝えですと、
真武帝がこの水を飲んで腹痛を治したということです。
だからと言って、自分はこの水を飲むのはゴメンですが…。 -
朝天宮のそばの石碑。
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朝天宮のそばは、じつは、明代と清代の古道の分岐点となっています。
写真は、ちょうどその分岐点のところです。
朝天宮は、明代の古道側に位置しています。 -
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《09:11@黄龍洞》
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早朝、夜も明けないときに上ってきた道です。
明るい時間にみると、「自分、がんばったな」って感じます。 -
途中には、石碑もあったりします。
ですが、なかには風化しているのもあり、何が書いてるのかわかりません。
石碑以外にも、昔のお墓があったりとします。
いずれにしても、歴史を感じるものばかりです。 -
道中、坂がきつく、籠担ぎの姿も見られます。
(もちろん有料でしょうが…) -
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ちらほらと紅葉も見えます。
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《09:50@武当山有間客棧》
下山を始めて約2時間。やっとお宿につきました。
この時間になると、麓から山頂を目指す人たちで賑やかになります。 -
朝何も食べずに出た上、登山という運動してきたのでおなかペコペコ。
宿にて、牛肉麺を頂きました。
麺が美味しく、あっと間に完食です。
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