2017 トランプ大統領も招待された、通年一般抽選公開となった迎賓館赤坂離宮を見学してきた

2017/10/28 - 2017/10/28

迎賓館赤坂離宮は、徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地約117，000平米（約35,500坪）の一部に、1909年（明治42年)に東宮御所として建設された日本唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。

迎賓館赤坂離宮は、外国の国家元首や政府のトップ、王族など国の賓客をお迎えした時、宿泊・晩餐会・お食事会などの接遇・おもてなしを行う国の施設でアメリカのトランプ大統領も来日した際、迎賓館に招かれていたのは記憶に新しいところです。
2016年4月～から館内の一般公開もされて、抽選で当たると館内は有料にて見学できるようになりました。
そこで9月頃から土曜日を狙ってネット申し込みしました結果、4回目のトライで当選して本日の見学になりました。
ただ、後で知ったのですが、迎賓館の中にある和風別館も本館とは別でHP内に抽選があってこちらに当選すれば両方見れるということでした。
どうせ行くなら両方を申し込まれた方がいいかも…

迎賓館赤坂離宮一般公開
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/entry/honkan_kojin.html

和風別館申し込み（迎賓館一般公開の場所も見学できます）
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/entry/annex_kojin.html

エリア 赤坂(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の見学は学習院初等科側の西門が入口の為、最寄駅はJR、東京メトロの四ツ谷駅になります。

四ツ谷駅 駅

ルートとしては四ツ谷駅下車後、迎賓館の看板に沿って正門前にきて、そこから右へ塀に沿って歩くと見学入口とされている西門です。

石畳の広い道の先に迎賓館の洋風の門が見えてきました。

立派な洋風の門の前には警視庁の警察官が警備しています。

迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

観覧はこの門からではなく、西門になります。

有料参観入口の看板に沿って右へ向かいます。

朝から天気は曇りと弱い雨で警察官も合羽着て誘導していました。

横断歩道の先には学習院初等科の門が見えます。

旧学習院初等科正堂 名所・史跡

西門に到着。

抽選当選メールの紙を見せて入場します。

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フェンスがいかにも洋風？の橋を渡ります。

橋の下には首都高環状線が走っていました。

迎賓館赤坂離宮以外に和風別館の当選者の案内看板が…

和風別館なんて抽選のHP内にあったっけ？

そして手荷物検査の列に並ばされます。

検査場所で待ち構える警察官たち(^_^;)

手荷物検査と金属探知機による人体検査です。

飛行機の手荷物検査と同じレベル。
相手は警察官なのでヤバイもんあったら即御用ですね(^^ゞ

無事に検査をパスしたら自販機で入場券を購入できます。

館内見学にあたっての細かな注意書きが沢山ありました。

並んで待ってる間にお前ら見えておけよ！って感じかな(笑)

検査をパスして晴れて自由の身に…(^.^)/

入館券やリーフレットもらっていざ！迎賓館へ…

館内マップ。

ちなみに本日の見学は本館～主庭～前庭の順で見学して行きます。
見学は順路こそ指定されてますが、個人のペースで見て行けますので団体行動が嫌いな方でも安心です。

裏面には注意事項がびっしり！

こちらも読んどけよ！って感じかな。

いよいよ本館内部へ…

ここから先は写真撮影禁止です。

カメラをバッグに片付けてチェック関門を通過。

館内は撮影禁止なのでHPから画像と説明を引用しましたので雰囲気味わってください<(_ _)>

羽衣の間 、3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なもので、高さは約３メートル、重さは約800ｋｇ、壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られています。
この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を提供するところでもあります。

続いて彩鸞の間。

左右の大きな鏡の上とねずみ色の大理石で造られた暖炉の両脇に『鸞』（らん）と呼ばれる霊鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来しています。
白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せています。
この部屋は晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されています。

中央階段。

２階大ホールから見下ろす中央階段の床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられ、階段左右の壁には、フランス産大理石が鏡張りされています。

花鳥の間です。

名の由来は、天井に描かれた36枚の油絵、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることからです。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられます。

撮影禁止の館内を30分程度で見学して続いて順路の敷地内の主庭を見学します。

迎賓館の館内の撮影ができなかったのは残念でしたが、外は撮りまくりです(^^ゞ

撮りまくりと言いながらも、敷地内あちこちに設置されていた簡易型の防犯カメラがちょっと気になる…

ダミーじゃないですよ(◎_◎;)

このカメラを撮影したjh2fxvも監視側から不審者としてチェックされたかも…(^^ゞ

迎賓館本館南側に面した主庭は全面砂利敷きで、中央には噴水池や手入れが行き届いた花壇が設けられています。

本日は曇りと小雨模様、せっかくの迎賓館だったのに背景は建物と類似色の鼠色の空とさえない…

青空をバックにこの鼠色の建築をいつか収めたい気分。

明治村に持っていけそうな装飾のバロック建築。

雨どいは銅でできているようでお手入れも良くピカピカでした。

本館2階の外気に接した通路には立派なシャンデリアがたくさんぶら下がっていました。

主庭前にある噴水と花壇。

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花壇には手入れが行き届いたマリーゴールドが沢山咲いていました。

お花ズームアップ！

さすが迎賓館！枯れたり、色が変なものや花びらが変形や切れたりしているものは一凛もありませんでした。
う～ん恐るべし…(^_^;)

2つきれいに並んだ木は記念植樹です。

右はアメリカのフォード大統領、左はソ連のゴルバチョフ大統領とあります。

昔の超大国ですが、お二方の名前からかなり前のものですね。

1974年11月21日とフォード大統領の植樹は記されていました。

一方のゴルバチョフ大統領は1991年4月18日になっていたので別々に植樹されたんですね。

花壇や噴水の周りの柵に腰掛けたり、建物や木に触ったりすると即座に警備員が注意しに走ってきます。

簡易テントの下にイスが並んでいました。

どうやら休憩所のようです。

ちゃんと臨時で設置したと思われる自販機も…

種類が少ないな～(^_^;)

主庭はここまでで通行止。

向こう側に見える前庭にはここからは行けませんでした。

仮設トイレ内に何やら人体感知するセンサーのようなものが換気窓に取り付けられていました。

ここまでやる？？まさか盗撮(^_^;)…(笑)

売店あるんですね。

もちろん立ち寄りします。

敷地内に軽トラが駐車していましたが、ふとナンバーを見ると迎賓館ナンバー(笑)

ちゃんと後ろにも…

このナンバー付けて皇居周りとか爆走してもらいたい(^_^;)

皇宮警察のパトカーらしき2台が駐車してありました。

主庭から前庭へ入ります。

詰所もありますね。

これが前庭です。

前庭から見た迎賓館赤坂離宮は、両側がウェーブしたネオバロック様式の壮麗な洋風建築で、緑青の屋根、花崗岩の外壁、各種の装飾類などが調和のとれた美しさと気品を備えています。

前庭はサッカーコート一面くらいの広さがあります。

移動カフェも出店中。

洋風の不思議な飾りが…

鳳凰と地球に星が煌めくって感じですかな(^^ゞ

青銅色の屋根には日本の甲冑を形どった装飾が左右対称に設置されていました。

先程の洋風の飾りと合わせて和洋折衷ですね。

正面中央にはバルコニーのついた玄関。

正面玄関の扉の装飾はみごと！

菊の紋章も…

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正面玄関から広ーい前庭を見ました。

正門が正面に見えます。

前庭側は本館の建物がウェーブしているのも特徴。

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こちら側がメインになるのか迎賓館の概要と変遷の看板がドカンと掲示ありました。

詳細は画像クリックして読んでくださいね～

移動カフェが出店中でした。

迎賓館の建物を広場前から眺めながらコーヒーを戴くという至福の贅沢かな(*^▽^*)

前庭から正門までの通路。

順路に沿って西衛舎を通るルートで出口に向かいます。

きれいに整備された庭の芝と松の木。

ベンチも設けらえています。

ここに海外の要人やVIPも腰掛けたのかも…

これが西衛舎。

正門裏まで来ました。

退出前に正門前からもう一度迎賓館を望みます。

そして迎賓館見学を終わって退出。

テレビでもたびたび登場する立派な門。

高さは10m程度あります。

迎賓館を後に…

本日は天気は曇り～弱い雨とあいにくでしたが、なかなか見る機会の無い、迎賓館赤坂離宮を見学出来て良かったです。