2017/09/01 - 2017/09/05
107位(同エリア359件中)
くろへいさん
毎年イスラム世界で開催されるイード・アル=アドハー
モスリムにとってはお正月のようなワクワクするお祭りで、日本語では別名「犠牲祭」ともいふ。
ヒジュラ暦の12月10日から4日間にわたって行なわれるそうだが、今年は西暦の9月1日から4日間なのだ。
この祭典にあわせて、バングラデシュでは多くの家畜が屠殺されるが、国内では賄いきれずに、隣国インドから大量の牛や羊、山羊を連れてくるのだ。
バングラデシュの首都ダッカも例外ではなく、元々人口密度が世界一の超過密都市に数えきれないほどの家畜がやって来るのだ。
これら大量の家畜が路上で屠殺を待機しており、人も家畜もごちゃごちゃのカオスと化してしまうのだ。
そして、いよいよイード・アル=アドハーが始まると、ダッカの街中の至る所で屠殺がはじまる!
凄まじい血潮が飛散し、誇張では無く本当に道路が血で真っ赤に染まるのだ。
という訳で、凄まじいという噂の真実を確かめに、くろへいはダッカの空港に降り立った。
★4日目
この日は最終日
犠牲祭ではコーランの掟に従い犠牲になった家畜達の革は捨てられる事無く革製品となる。
ダッカの下町にある革なめし工場では、市内で屠殺された家畜達の革が集められ、正月だというのに此処だけは皆忙しく働いている。
現地の写真家に誘われ、なめし皮工場見学。
ついでにショドル・ガットからオールドダッカの下町を探検。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 1.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.0
-
犠牲祭の間、町の至る所で屠殺が繰り広げられますが、革は食べるところが無いのでなめし革工場で買取ります。
革の回収屋さん -
トラックに皮を満載して回収する人達
-
此処は工場の近所です。
工場周辺で集められた革は籠に入れられ、人力で運びます。 -
よいしょっと
かなりの重さの籠を持ち上げて運びます。 -
角が着いたままの革
-
路地の奥に工場があるため、一旦路地の入口で収集された皮を籠に入れて人夫によって運搬されます。
-
かなりシュールです。
-
路地を進むとなめし革工場の入口です。
-
今回は経営者の方に許可を頂いて撮影しています。
-
獣臭と血の匂いでムンムンとし、何度も吐きそうになりました。
-
革は一枚一枚丁寧に重ねられ、殺菌用に石灰がまかれます。
-
現場監督のおっさん。
かなりうるさく喚いています。 -
うす暗く雰囲気満点です。
-
腐敗すると大変なので、腐る前に石灰を振りかける必要があります。
大慌てで革の処理をします。 -
屠殺された家畜の血が路地を覆います。
-
工場への路地は血の道と化しました。
-
革職人の皆さん、お邪魔しました。
お蔭で素晴らしい光景を見れました。 -
夕方までオールドダッカを探検します。
-
先ずはオールドダッカの中心、ショドル・ガットから散歩開始
-
ショドル・ガットは大河に面した市場で、港町として栄えています。
フェリーターミナルに入るのに5タカ支払います。
大型フェリーと水上タクシー
まるで白鯨に挑む漁師のようです。 -
ショドル・ガットに並ぶ大型フェリー
諸々な物売りが歩いています。 -
イチオシ
色艶やかな果物を売るボート
-
「1枚撮ってくれ」
この国ではカメラを手に歩くと、至る所から声が掛ります。 -
マンゴー売り
-
パイナップル人間
-
ショドル・ガットから迷路のようなオールドダッカの下町に歩いて来ました。
-
この周辺は諸々な卸問屋が店を構えています。
-
怪しさ満点の一画ですが、皆さんとても親切で、果物くれたりチャイを御馳走してくれたり、なかなか前に進みません。
-
路上の床屋さん
-
路上で水浴びする少女
-
迷路のようなオールドダッカの路地
-
突然子供の視線が
-
住宅街の一画にて
-
18世紀のコロニアル風の古い建物が並ぶ川沿いの一画
道に迷っていると出口を教えてくれた若者たち -
八百屋の軒先にて
-
小売り用に袋に詰める商人
-
「ハロー」
すれ違いざま声を掛ける少女 -
バングラデシュの旅が終わった。
この旅に発つまで僕はスランプに陥っていた。
自分の写真の方向性とか、完成度に疑問を感じながらシャッターを押していた。
仕事でも多忙を極め、久しぶりの休暇でリゾートとは縁遠い旅先というのも気分を鬱にさせた。
正直、ダッカに飛ぶ飛行機に乗るのも億劫だった。
何を撮っても、はじめから負けて帰る気持ちになっていた。
こんなに気持ちが萎えたのは久々だった。
どのようにシャッターを切るべきか、構図は、テーマは?
微睡みながらも壊れたクーラーの吐き出す不愉快な温風に一睡もできず、朦朧とた意識のまま朝を迎えた。
世の明けたダッカは気力に満ちていた。
犠牲祭を迎える喜びに、人々の顔は明るかった。
市場は色彩に溢れ、船の墓場では懸命に生きる人達にシャッターを切り続けた。
昨夜までの鬱症状は吹っ飛び、アッパーハイのまま脳みそをフル回転させ、朝から夜まで撮りまくった。
まるでコカを吸引したダンサーが踊るように撮りまくり、一日が終わるとクタクタになり泥のように寝た。
評価はともかく、自分としては技術の全てを出し切り全力で撮ってきた。
それでいいのだ。
先ずは、自分の感性を信じて撮ろう!
今回の旅で、バングラが僕に教えてくれた小さくて大きなこと。
以上
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 墨水さん 2017/11/22 22:22:37
- 素晴らし。
- くろへいさん、今晩は。
市井の中に入り込んだ写真は、素晴らしですね。
観光地旅行記より、庶民の中に入り込んで行く旅行記こそ本物の旅行記だと思います。
そう言う意味で、素晴らしい旅行記です。
犠牲有ってこそ、人は生きられる。
この革も、いずれ日本に渡り革製品と為っていく事でしょう。
彼等の労苦有ってこそ、我々も豊かさを享受出来る。
大変良い旅行記を拝見できて、勉強に為りました。
墨水。
- くろへいさん からの返信 2017/11/28 20:41:28
- 返事が遅れました
- 黒墨さま
コメントお寄せ頂きありがとうございます。
昨日まで旅に出ており返事が遅れ失礼しました。
私の旅行記はガイドブックのような情報も載せず、殆ど参考になりませんが、拙な写真から何か伝われば良いなと思っております。
犠牲祭は、当初怖いモノ見たさというか好奇心が先だっておりましたが、多くの貧しい人達に施す意味がある事を知り、これまでの考えを改める機会を得ました。
たしかに、正視するのは厳しくもありましたが、傍にいた人に「これらは虐殺では無い。僕らは一片も無駄にしない」という言葉が印象的でした。日本の食卓もこのような家畜の犠牲の上に成り立っている訳で、屠殺が隠されている日本の方こそ問題があるような気がします。
では、またご訪問をお待ちしております。
くろへい
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ダッカ(バングラデシュ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ダッカ(バングラデシュ) の人気ホテル
バングラデシュで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
バングラデシュ最安
535円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
2
38