言葉はわからなくてもチュニジアは楽しめる (1)　まずはチュニスのメディナを歩き回る

2017/10/13 - 2017/10/18

毎年正月に旅行先候補として10ほどの国・地域を挙げています。
その時にはあげていなかったのに5月に知り合いのFPの方がチュニジア観光局関係者と知り急に興味が湧いてきました。
アラビア語、フランス語が話され英語はあまり通用しないと知ったのは航空券購入後。
ということでコミュニケーションは苦労しましたがむしろそれを楽しんだ旅でもありました。
10/13
チュニジアへは直行便がない為今回はエミレーツ航空(EK)便を利用しました。
羽田を飛び立ってチュニジア入国まで約19時間でした。
チュニジア初日は歩き回って位置関係を把握することにしました。

エリア チュニス(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

仕事を終えて家に戻らず羽田空港へ向かいます。
最近はこの流れが定着となりつつあります。
ということで今回も出発点は荻窪です。
天気予報通り夜から雨が降り出しました。

寄り道をしながら品川でJRから京急に乗り換えて羽田空港に到着です。

オンライン・チェックインをしていなかったので30分ほど並びました。
それにしても世界各都市を網羅しているEK。
日本人やアラブ系の人だけでなく欧米系の人も多くチェックインしていました。

チェックイン後少し時間があったので空港内をブラブラ。

深夜に多くの飛行機が駐機していました

国内線ターミナルも明るくライトアップされていました。

23時近いので多くの店が閉まっていました。
そんななか、Air ChinaのCAがソラドンキで爆買いしていました。

出国手続き完了。
23時を過ぎても多くの人が搭乗を待っているのを見てつくづく羽田は24時間動いていると感じました。

EK313便の搭乗ゲートは145番。
セキュリティチェックから遠いゲートでしたが、時間に余裕があるので時間つぶしには好都合でした。
23時50分にゲートオープンです。

EK313はB777-300.
ほぼ満席でした。

ほぼ定刻通りにEK313便は出発しました。
Bye bye 日本！

離陸して1時間半弱で食事となりました。
日本時間で午前2時です。
Beef or FishでFishを選びました。
美味しかったのですが．．．
期待値を上げすぎてしまいました。

ワインを飲んでウトウト．．．
ところで機内のニュースで驚いたのがAir Berlinの運行停止したこと。
破産申請していたことも知らなかったので驚きです。
勢いのあるLCCと思っていたのですがかなり厳しい競争が航空業界で繰りひろげられている様です。

離陸して6時間程でバングラデシュ上空を飛行中。
4年半前に訪れた国です。
懐かしい。

到着2時間半前(UAE時間4:40)に朝食となりました。
焼きうどんかオムレツかでオムレツをチョイスしました。
ほうれん草のオムレツがメインでしたが添えてあるベイクドビーンズの味付けが絶品でした。

着陸１時間前にはUAE国内に入っていました。
窓の外を見ると眼下に別のエミレーツ便が飛んでいました。

しばらく眼下を飛行。

見事な着陸で無事ドバイ国際空港に到着しました。

次に搭乗するEK747便まであまり時間がありません。
すぐにフライトインフォメーションで状況を確認しました。
するとBoardingの表示になっています。
しかも搭乗ゲートまでかなりの距離があります。
人混みをかき分け大急ぎでゲートに行ってみるとゲートのみオープンされた状況でした。
慌ててちょっと損した気分です。
EK747便の機材はB777-200。

EK747便は定刻通り離陸しました。
実質1時間ぐらいしかいなかったドバイ国際空港とはさよならです。
チュニスに向かうEK747は7,8割ぐらいの席が埋まっていました。
私以外にも日本人のグループが搭乗していました。

あまりよく撮れていませんがブルジュ・ハリファが見えました。

離陸して40分程で飲み物のサービスがありました。
周りはチュニジアも含めたアラブ系の人ばかりです。
少し躊躇しましたがやっぱりビールをたのみました。
そのアラブ系の人たちはフルーツジュースをオーダーしていました。

観光では決して訪れることのないであろうサウジアラビア上空を通過中。
陸地は砂漠ばかりでした。

機内食でチキンか魚で今度はチキンにしました。
Delicious!

チュニジア上空に入りました。

海がきれいです。

まもなく着陸です。
地図によればカルタゴの光景が見えました。

ようやくチュニジアに着きました。
長かった。

チュニス・カルタゴ空港の管制塔。
管制塔の高さから小さな空港というイメージが湧きます。

すぐに入国審査に向かいます。

比較的スムーズに入国審査を終えて無事チュニジアに入国できました。
入国審査できかれたのは滞在日数、宿泊先(まだ決めていなかったので適当に)、そして初めての訪問か、の3つでした。

まずは両替です。
空港内にいくつか両替所がありますが半分ぐらいは閉まっていました。
金曜日だからでしょうか。
日本円で5万円を持ってきていましたがとりあえず2万円を両替しました。
受け取ったのが433.4チュニジア・ディナール(D)。
1チュニジア・ディナール(D)=46.146円≒47円
驚いたのは10ディナール紙幣43枚を渡されたこと。
日本円も千円札を20枚持っていたので財布はパンパンになってしまいました。
どおりで前に並んでいた人たちは両替を終えると紙袋を持っていたはずです。

天気予報では急に寒くなった日本・東京ですがここチュニスは暑い！
体感的に30℃くらいです。

チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港

Public Bus Stationと看板のあるところでバスを待っていましたが一向に来ません。
帰りにわかったことですがバスはここには止まらないようです。

観念してタクシーで行くことにしました。

タクシーから降りたのがここハビブ・ブルギバ通りの時計塔です。

ハビブ・ブルギバ通りを西に進んでいきました。
大きな通りです。
そしてヨーロッパのような雰囲気です。

独立広場まで来ました。
ここを左折していきます。

セントビンセントデポール大聖堂 旧市街・古い町並み

バルセロナ広場すぐ近くの路地に入りました。
地図によるとここにホテルがあるはずですが正直きれいな道ではありません。

路地にいくつかホテルがありましたが最初に入ったのがここです。
ホテル セントラル
一応入国審査の時もここのホテル名を挙げていたので．．．

フロントにいたスタッフの女性はあまり英語が通じないようでしたが部屋を見せてもらえました。
テレビもついて(アラビア語放送のみ)1泊30D(1400円ほど)。
ここに決めました。

シャワー、トイレがついています。
シャワーからお湯が出たのはありがたかったです。

1泊の予定なので安さ重視です。
明日、チェックアウトしても荷物を預かってくれるそうです。

荷物を部屋に置きました。
ホテルと同じ路地にある食堂があります。
昼過ぎなので覗いてみました。

表の壁に貼ってあったメニュー(推測ですが)。
左側の数字はおそらく値段でしょう。
でもそれ以外は全く分かりません。

何か作っていたのでそれを見て美味しそうなので指さし注文をしました。
家族経営のような感じの食堂です。

出てきた料理がこれ。
エス何とか、といっていました。
(料理名かどうかもわかりません)
チキン、ポテトにタマゴです。
パンは食べ放題。
これに缶ジュースを加えて7.5D(350円ほど)。

私のカメラを見て撮ってくれと言われてこの1枚です。

お腹も満たしたので散策開始です。

まずはすぐ近くのチュニス鉄道駅に行きました。

明日スースに列車で行こうと思っているので時刻表を手に入れました。

パリ通り。
町並みはヨーロッパのようでもここがイスラムの国だということがすぐわかります。
それはたばこ。
歩きたばこをあちこちで見られます。

メディナ(旧市街)の入り口、フランス門はメンテナンス中のようです。

フランス門 (バブ バハル) 建造物

フランス門を通るとビクトワール広場があります。

まずはメインのジャマ・ジドゥーナ通りを進んでいきます。
両側に土産物屋が並んでいます。

「ニイハオ」とよく声をかけられます。
確かにここまで日本人らしき人は見かけていませんが中国人団体客は何度も遭遇しました。

真鍮細工の店が目立ちます。
こんな雰囲気が好きです。

グランドモスク前まで来ました。
階段に何人もの人が座っていました。

大きなモスクの近くにはお祈りに使用する絨毯を売っている店をよく見かけます。
ここもその通りでした。

さらにメディナを進んで行きますがグランドモスクの先はどの方角も迷宮の様です。
民族衣装っぽい服を売っている店を見つけました。
数年前の私なら飛び込んで買っていたでしょう。

この辺りは貴金属を扱う店が並んでいます。

ヨセフ・モスク
メディナを歩いていると突然現れました。

さらに進むとガスバ広場に出ました。

この建物は市役所のようです。
威厳のある建物です。
日本ではお金をかけ過ぎと批判されるかな。

高台にある広場ですがなだらかな坂だったので下の方はあまりよく見えませんでした。

メディナに戻ります。
モスクの前にカフェがありました。
水タバコもありますがカフェの前と中はタバコを吸う人でいっぱいです。

16時をまわってグランドモスク前にはさらに人が集まっていました。

ビクトワール広場まで戻りフランス門を背に左にある通りに入ってみました。

こちらは一気に庶民的といった雰囲気です。

地元チュニスの人たちの生活を垣間見ているような感じがあり楽しめます。

チュニジアの料理には辛い物が多いのですがそのためこんな店もありました。
店頭では干しトウガラシとニンニクを陳列しています。
この後何度か食事をオーダーするときに辛いソースをかけていいかきかれました。

この通りでは奥の方にある衣類を扱う店が賑わっていました。

メディナからバルセロナ広場に戻る途中には道にシートを広げてちょっとしたマーケットができていました。
衣類が多かったような．．．
金曜日だったからこんなに賑わっていたと思います。

中央市場近くの通りにデイツ(ナツメヤシの実)を売る店が並んでいました。多くの人が買っていました。

チュニスに来てすぐに気付いたことに猫が多いということ。
日本に比べて小さく痩せている感じです。
(撮影場所は鉄道駅前)

TMGのチュニス・マリーン駅まで歩いてきました。
明日はこの駅からTGMに乗ります。

一旦ホテルに戻って休んだ後19時過ぎに夕食の為再び外出しました。
でもあまりお腹が空いていないので軽く済ませようと考えていたところです。
チュニスの夜は早いようで結構な店が閉まっていました。
そんな中バルセロナ広場すぐ近くで多くの人が並んでいた店に行っていました。
警官も並んでいたので間違いないだろうという結論です。

揚げパンに色々な具(オリーブなど)を挟んだものでした。
店の人は(実際はチュニジアの多くの人も)強面ですがとてもいい人でした。
特に右奥のオーナー若しくは店長らしき人はとても愛想が良かったです。

夕食は簡単に言えばサンドイッチです。
これにビンのコーラも合わせて1.3D。
！
夕食を60円程で済ませてしまいました

19時半ではほぼ全ての店が閉まっている通りもありました。

この日最後にハビブ・ブルギバ通りに行ってみました。両サイドにある店はほとんど閉まっていましたが通りは多くの人がいました。奥にあるのは時計台です。