ここ数年、年度明けに東北の桜の春を夫婦で楽しんでいます。そうしないと、乗り鉄の旅のお許しが出ません。予め既訪地から連れが喜びそうな処を探し、ご希望も伺って旅を計画します。ただし、長距離の移動は御嫌いなので、鉄道の乗車時間は3時間が限度。従って鉄分ちょっぴりの旅になります。以前の、札幌からの出発であれば函館で一泊し、(この間、２時間を過ぎると退屈だから何か面白いことを言えと責められます。)函館から盛岡ぐらいが限度でした。今回はこちらに都合がよかった北東北フリー切符が、JR北にとって都合が悪いようで新幹線青函トンネル開通とともに無くなりました。(未練たらしく何度も言っております)飛行機で便数の多い仙台へ。連れが、かねてより宮田珠己の『晴れた日には巨大仏を見に』を読んで興味を持っていたので、大観音を見に行きました。仕事で何度も足を運んでいますが、大観音様を見る暇は今までなく、これを機会にゆっくりと拝見(参拝)します。そのあとは連れの旅に欠かせぬ温泉と、ご要望の｢きれいなもの｣として、しだれ桜を見に行きます。すこしは歴史の勉強をと、会津若松の城・飯盛山もコースに入れております。当初は「塔のへつり」「大内宿」も入れておりましたが、時間的にあきらめました。

鉄分ちょっぴり。2016年春。第１巻。　南東北の旅。仙台大観音・秋保のおはぎ・昨並温泉

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2016/04/15 - 2016/04/17

4171位(同エリア9596件中)

エリア

宮城

旅行の満足度: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: レンタカー ANAグループ新幹線 JRローカル私鉄

旅行の手配内容: 個別手配

連れが急遽せがんだおはぎのお店。北海道のお店からも修行に行っているそうで、当該の某スーパーでは「さいちで修行してきました。」とテープで販促してました。
新千歳空港。トイレがまだ古いころですね、
こんな予定表を作ってました。情報詰め込み過ぎて良く解りませんが、とりあえずのメモ代わりです。
何時ものコードシェア便。シロクマのイメージが…(またブツブツ言ってます。)
仙台空港着。
仙台空港内の柱。青い線が津波到達高さ。連れに説明しますが、よく理解していません。まあ私の様に、軽いPTSDになっても困るので、これくらいで。
仙台駅東口です。軽くお茶でも思ったのですが、気が乗らずレンタカー屋さんに向かいます。東口は狭くロッカーがあるぐらいの通路だったのですが、オシャレなお店が一杯の華やかな通りになりました。東口のイメージは、ヨドバシとズーッと遠くにある楽天の球場ぐらいでしたが、すっかりイメージ一新です。この東口を出て左手の名掛丁通りには、私が驚いた居酒屋があります。その名も「びっくり」。震災後は西口側のホテルは強気で予約も一杯なので、東口のホテルを取っていました。その際に、何回か店の前を通って気になっていたのですが、いつもいっぱいで入れませんでした。何時ぞやは、店の開店時間に合わせて仕事を済ませ、帰りの飛行機までの間に入店することが出来ました。今日は連れがいるので、このお話はここまで。居ない時にゆっくりとお話ししましょう。(特にやましいことはありません。私の行く店は全て報告済み、かつ同伴しております。)
レンタカー屋さんに向かう仙台駅東口の通り。通りの向かい側では、何やらプーのオジサンが演説をぶってます。
レンタカーを借りうけた途端、連れが急にズンダの店に行けと仰います。私予定が変わるの嫌なのですが、これも「すまじきものは妻仕え」逆らう訳にはいきません。聞けば東照宮駅の近くですが、あまり大きな店では無いようです(http://www.zundamochi.com/index.php)。取敢えずナビに入力しますが、仙台市内はあまり詳しくありません。近道ルートでナビの指示通り走ると、とんでもない狭い道路を走らされて何とか到着。きっと駐車場もないと思うので、近くの東照宮に一時退避し待機することにしました。東照宮付近の車を止めれる処で、改めてスマホで情報確認すると、店前の銀行だかの裏手に駐車場があった様です。だから事前に情報を確かめておかなきゃダメなんだ!と一人憤慨。やがて、終わったから迎えに来いとの電話。後戻りの無い様、大きい通りで待てと言うと、お互い地理が疎いので頓珍漢。何とかスマホで連絡を取り合流できましたが、スマホが無ければ、連れは今も仙台の路端に立ちすくんで、私が迎えに行くのを待っている事に。事前調査が大切です。
すったもんだのズンダ餅をおわり、次は青葉城。仙台市青葉区桜ケ岡公園１の交番を過ぎると。

右折し広瀬川に向かって緩い坂を下ります。
後は、連れがサクラに見とれズンダ餅を食べるのに忙しく、いきなりの青葉城。
こんな景色が広がります。
伊達さん。
連れの後ろに、これから行く大観音像がチラリと見えます。
「ああ特攻の像」特攻飛行兵の慰霊碑とか。
お昼になったので、目的地途中の調べておいたお蕎麦屋さん。おいしかった。
辛味大根そば
街中を走っていて、突然現れます。ゴジラやウルトラマンがいた時代は、こんな感じで現れたのでしょうか。かなりびっくりします。

対象物があると大きさが解ります。
近づけばデカい。
駐車場に車を止め、足元から見上げます。
連れに「念願、かなったね。」と言うと、「うん、そんなに興味なかったけど、大きいね。」いっ、今更かい。
結構な入場料(拝観料)を払って中に入ります。
エレベーターと階段でぐるぐると周ります。
上から見るとこんな感じ。
色々お願いしておきます。
外の階段。桜が綺麗です。
この後、またまた急きょのリクエストで秋保に向かいます。私はよく知らなかった。スーパーへ。

店の前の駐車場だけでなく、ガードマン付きでこの道の前後に二、三の駐車場がありました。流行っているのね。喜び勇んで入店する連れ。
店内撮影は良いのか店員さんに聞きましたが、曖昧なお返事でしたが特に否定もなかったので撮影します。。おはぎコーナーは床に方向と並び位置が描かれていました。おはぎの棚は売れてしまい、半分以上欠品でした。
途中、案内看板が気になり立寄った秋保大滝。前日は雨だったので水量も多かったのでしょうか。大変良かったです。下まで降りれるようでしたが、時間と体力がもったいないので止めときます。
秋保神社の御神木
途中にあった桜の写真を撮るため、ちょっと車を止めて。鉄旅行ではこうはいきません。
記念写真をパチリと
こんな感じです
昨並温泉のお迎えこけし。通り雨が降りました。私の一人旅行は最近雨が多いのですが、連れとの旅では傘を使ったことがありません。
桜の並木道を走っていきます。雨はやみました。
旅館前の道路を挟んだ駐車場に止めます。この前がカーブになっており貨物トラックが勢いよく走って来るので、よく右左を見て渡らなければなりません。

温泉前には「湯神」神社。岩松旅館が祭っているとのこと。
某ブライダルサロンの方が理事長をやっておられる団体のご指定地。神社の御神木(5本ほどある)にハート型の洞があり、そのゆかりらしい。私にはハートに見えませんでした。最寄りの際はお確かめください。
私も昔はヘイケホタル(北海道にはゲンジボタルは生息していません)を地域研究会で育ててましたが、一時は度が過ぎて連れから「他所のホタル育てるより、自分の子供育てろ」と御叱りを受けました。生態系の話など書き出すと小難しくなるので、やっていた観察会での困ったお話を少し。
　★「ホタル見に来たけど、足元暗いから街灯点けてください。」(街灯点けるとホタルの光っているのが解りません)★「蚊が嫌なので、蚊取り線香を焚いて、殺虫剤撒いて良いですか。」(それではホタルが死んでしまいます。)★「フラッシュをつけて写真撮ったけど写ってない。」(心のカメラでお取りください)★暗さに目が慣れていないので「ホタル居ないぞ」(心の清らかな方しか見えません!「あっ、居た、居た、沢山見えた。」★「持帰っていいですか」(成虫寿命は5日から1週間で、交尾・産卵以外は採餌しない必死な生き物を、持帰ってどうするのですか?ハンバーガー屋の持帰りとは違います。生き物です。)
　小さい子にはホタルを観察しやすいよう取ってあげます。手に乗せてあげようとすると「オジサン、やけどしない?熱くない?」「これ、電池どこから入れたの?」
ゲンジホタルの餌になるカワニナがいました。
ココのメダカは地物なのでしょうか。北海道にはもともとメダカが生息していなかったのが、持ち込まれて生息しています。北海道庁は国内外来種と指定しています。
ロビーで寛ぎます。
岩松旅館のお風呂は、川傍に設けた混浴岩風呂と普通のお風呂があります。これは、岩風呂に行く途中の階段。歳とって膝が悪くなったら、こんなとこ行けませんよね。まだ、歩けるうちに旅をしなくては。
あとは第2巻に続きます。