泰伊瑞7都市　気ままな女一人旅2017　part14　帰国編

2017/08/22 - 2017/09/04

今年も大好きなスウェーデンに行ってきました。
前から行ってみたいと思っていたイタリア、タイにも。
タイ国際航空さんにお世話になりっぱなしの、バンコク経由ヨーロッパ行きの南回りフライトにも挑戦。
たっぷり2週間の旅でした。
旅行はやはり何よりも体力が必要だなと改めて感じさせられました。
安コンデジ＆トーシロー撮影のため画質が悪いですがご了承ください。

〈旅程〉
1日目：HND～BKK　トランジットでバンコク観光　BKK～FCO
2～3日目：ローマ＆バチカン
4～5日目：ローマ～フィレンツェ＆ピサ
6～7日目：フィレンツェ～ローマ～イエテボリ　FCO～GOT
8日目：イエテボリ～ストックホルム
9～12日目：ストックホルム
13～14日目：ストックホルム　ARN～BKK～NRT

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ストックホルム・アーランダ空港から、バンコク・スワンナプーム空港を経由、成田空港への長い旅が始まります。

荷物を預けようとカウンターを探す。
ようやく見つけたと思ったら、自動チェックイン機を操作しないといけない様子。
しかし、何度やってもエラーになる…
おかしいと思い、再度カウンター一覧を確認したら、なんと行き先が同じスワンナプームで、10分程しか出発時間が変わらないNorwegianのカウンターと間違えていたのです！
それじゃあ自動チェックイン機エラー出て当たり前ですわ…
急いでタイ航空のカウンターへ向かいました。

カウンターは大して混んではいませんでした。
15人くらいだったでしょうか。
程なくして手続きに入りましたが、ボーディングパスが出てこず。
カウンターのおじさん「few minutes」
多分、スワンナプームから成田の便とが翌日だからそれが引っかかって時間かかってんだろうな…
うーん…なかなか出てこない…
しばらく待って、やっとボーディングパス出てきました。

タックスフリーの手続きに並びます。
あー中東系の人がいるから時間かかりそう…
タックスフリーカウンターの側には謎の球体が。

Oh…No…^^;

タックスフリーの手続き終了。
ここまでかなり時間を取られてしまいました。

急いでセキュリティチェックへ。
が、運悪く引っかかる…
ランダムチェックか？
荷物も金属探知？の棒で中をガサゴソ。
危ないものなんて持ってませんよー…
また時間を取られてしまった…

急ぎながらも1枚パシャリ。
奥には搭乗するタイ航空B777が。

シェンゲン外へのフライトなのでイミグレへダッシュ。
…ってなんだこの行列はー！
もしかしたら間に合わないかもしれない…
ダメ元でスタッフに声をかけても「並んでね」と言われ、とりあえず並ぶ。

…進まない…

…進まない…


…進まない…


数十分経ったのに1mも進んでない…
こんなに進まないの初めてです…
グイグイ割り込んでくる中国系の団体客もいるし…やめてくれよ…
並んでいる人数と1人あたりにかかりそうな時間を計算しました。
…これは…絶対に間に合わない…
意を決してスタッフに助けを求めました。
勿論先程のスタッフとは別の人に。

私「助けてください。時間がないんです。（ボーディングパスを見せる）」
イケメンスウェーデンスタッフ「………わかりました、ちょっと待ってて下さい」

神、現る…！！

戻ってきたスタッフさんに誘導される際、他に同じフライトに乗る人がもう一人いたようなので、その人と一緒に優先的に通してもらいました。
この時点であと15分あったかどうか…

私は焦っていました。
「早くスタンプ押してー！」という気持ちでいっぱいでした。
「ここEUパスポートのレーンだけどなんであんたここに来たの？」という感じのキツそうな女性イミグレスタッフ。
「時間がないからスタッフさんに連れてきて貰ったんです！」と説明したくとも、スウェーデンイケメンスタッフさんは既に姿を消し、焦っている私は英語がうまく出てこず。
同じフライトの人も何か説明してくれたようですが、英語ではなかったような…

なんとか察してくれたようでパスポートをパラパラし始めましたが、キツそうな女性イミグレスタッフから何か質問されました。
焦っていた私は質問された英語が全く頭に入りませんでした。
質問をされることすら初めてだったので余計に。
日本人も質問されるのか…（されます）

キツそうな女性イミグレスタッフ「イタリアに行っていたの？」
私「ローマからイエテボリに行って、電車でストックホルムに来ました」
キツそうなry「When！？！？」
私「（ヒィィィィ;;;）8月22日です( ；∀；)」
キツそうなry「（呆れたように）OK（スタンプバーン！）」

元の質問は一体何だったのだろうか。
それを考えるための心理的余裕も語学力もなく。
イミグレを抜けた先にあるゲートを見ると、なんと最奥。
まあ、よくよく考えたらさっきの写真からゲート最奥なのは予想できましたね…
地上スタッフさんに「バンコク？走って！」と声をかけられダッシュ。
私の後でイミグレを抜けた、もう一人の同じフライトの人もダッシュ。
その人は若い兄ちゃんだったのですぐに抜かされました…

「ごめんなさい！！」とゲートスタッフにボーディングパスを差し出す私。
ゲートスタッフは「間に合って良かったねー」という感じの笑顔でバーコードを読み取りました。
ここでようやく安堵できました…
時計を見ると、残り10分あったかないかというところでした…
私の後に1人来たので、私が最後の客ではなかったようです。
ちょっとだけ救われた感じ。
まあ、大差ないですが…

カウンター探して彷徨う、カウンターで足止め、タックスフリー進まず、セキュリティ引っかかる、イミグレ進まず（これが痛かった）、ゲート最奥
…と色々なことが重なってしまいました。
「もっと早く着くようにしていれば良かった」と言われればぐうの音も出ないんですがね…
以降は2時間ではなく3時間前には空港に着いていようと心に誓いました。

ゲートの写真も撮りたかったのですが、勿論そんな余裕は全くなく。
機内へ乗り込み、座席へ一直線。
すると私の席にはおじいさんが座っていました。
出発時間が近いからいないと判断されて座ったんだろうな…
すみませんおじいさん…無事間に合いました…

飛行機は間もなく離陸。
ストックホルムからバンコクまで10時間のフライとです。
私はドタバタから徐々に落ち着きを取り戻しつつありました。
が。

隣のおじいちゃん「スウェーデン語話せる？英語？」
私「！？！？ 英語が…ほんの少し…」

どうやらまだまだ落ち着けないようです。

おつまみにサワークリームオニオン味のプレッツェルの配給。
けっこう美味しかったです。

隣のおじいちゃんは積極的に話しかけてくる人でした。

「勉強それとも旅行？」
「どこから来たの？」
「この飛行機はwifiないのかな？」
「（スマホ出して）写真見て！これは僕の車で…」
「日本は左側通行だよね。スウェーデンも昔は左側通行でね、右側通行になって丁度〇年なんだよ」

疲れた体と語学力のない頭には堪えました…
でも、話してて楽しくもある。

私もおじいちゃんもお酒を頼みました。
ザリガニはないけど、Helan gål歌ってskålすれば良かったかなぁなんて帰国してから思いました。
日本人がスウェーデンの乾杯の歌を知ってたら、きっとおじいちゃんびっくりしたよなぁ…

おじいちゃんが缶に入った小さなティーバッグのようなものをくれました。
私「これ何？」
おじいちゃん「噛むんだよ」
私「ガム？」
おじいちゃん「ガムじゃないよ。知らない？」
私「（なんか匂いがタバコっぽいな…）…タバコ？」
おじいちゃん「そうだよ！苦手？」（後で調べたら「スヌース」というスウェーデン発祥の無煙タバコだったようです）
私「タバコは好きじゃないんです…ごめんなさい（小袋を缶に戻す）」

機内食1回目。
ポークを選んだら大好きなガパオでした！
もう一方は失念…チキンだったような気もする…
おじいちゃんはガパオライスでない方を食べていました。

長粒米のライスに目玉焼き、ドライトマトとジャガイモとケッパーのサラダ、カマンベールチーズとクラッカー、パン、ベリーのケーキ。
2杯めはチャーンで。
このガパオライス、かなりの本格的な辛さで美味しかったです！
辛いの苦手な人は食べれないレベルです。

タイの入国カードが配られました。
おじいちゃん「ペンない？」
私「ありますよ！」
おじいちゃん、入国カードに書き書き
おじいちゃん「（カードを見せて）僕の生まれた年だよ。だから〇歳。あとこれ名前。君は？」
私「私は〇歳で名前は〇〇です。」
おじいちゃん「このペン書きやすいね！」
私「メイドインジャパンやで(ﾄﾞﾔｧ」
おじいちゃん「銀行から貰ったペン？（ペンのボディのプリントから粗品ということは感じた様子）」
私「違いますね…えーと…なんと言うか…（保険会社のペンだったが保険という単語が分からず説明できず終い）」

薄暗くて写真ボケボケですが2回目の機内食。
チーズオムレツ、チキンソーセージ、マッシュポテトのフライ、クロワッサン、フルーツ、ヨーグルト、ジュース。
フルーツはカット後1日常温で放置したような残念フルーツだったので、ほぼ手をつけず…
他は美味しかったですがこの手のものはいい加減食べ飽きましたね…
日本に着いたら和食食べるぞー！

バンコク到着！
まだ日も昇らない早朝。
おじいちゃんとは「hej då!」とお別れし、「Hej hej!」と返してくれました。
ああ…拙いけどスウェーデン語が伝わって嬉しいなぁ。

おじいちゃんが終始話しかけてきたのは、そういう性格なんだろうなと思ったけど、話してみて私の英語が最低限は通じたからだと信じたい。
全く通じなかったら、いくら話好きでも話すの諦める…よね？
英語で会話するためには英語の勉強は勿論必要だけど、それ以上に「話そうとする意欲」が必要だなと感じました。
楽しかったけど疲れたー^^;

沖止めだったためバスに乗り込みます。

乗り継ぎ時間2時間もないので、外に出ずに空港をぷらぷらするとします。
端から端まで800mもあるのか…

サクララウンジを通りかかったら、錦織選手によく似たお兄さんの看板が。
…ってこれ本人じゃん。
JALがスポンサーでしたよね。
錦織ジェットもあった気がする。

免税店を冷やかして時間を潰しました。
途中divanaのハンドクリームとボディクリームを発見したので、機内のオーデコロンと同じジャスミンの香りのものを、自分と親戚のお土産に購入。

ANAのB787を発見。

お世話になるA380！
でかい！！！！！

今回の旅の最後のフライトです。
寂しいなー…

2階席を指定しておきました。
飛行機で階段を使って上に行くというのは、テンションあがりますね。

お世話になる座席です。

これが噂の荷物スペース…
思ったよりかなり多く物が入ります。
これものすごく便利でした。
後日他の飛行機に乗ったら当たり前ですが荷物スペースはなく、この荷物スペースのありがたさと便利さを改めて感じました。

特徴的な屋根のスワンナプーム空港。
旅の最後のフライトがいい天気で良かった！

搭乗率は2割もないかも…
搭乗率と、380の少ない席の2階席エコノミーの相乗効果で、なんだかプレエコノミー気分。
ゲート前にツアー客が何組もいたので、1階はけっこう埋まっているかも。

オムレツとポン酢餡かけ唐揚げの二択だったので、迷わず唐揚げを選択。
もうオムレツは飽きた…
久しぶりのジャポニカライス美味しい…・゜・(ノД`)・゜・
フルーツはフレッシュだったので今度は完食しました。

食事後は仮眠。
隣がいなかったので横にならせてもらいました。
完全に横になることはできなかったけど、狭い座席に座って寝るよりもだいぶ楽。

到着前に軽食が配られました。

メニューには「ストロンボリマルゲリータ」とありましたが、実際はマッシュルームのクリームソースが入ったカルツォーネのようなスナックでした。
軽食で温かいものが出てくるのは嬉しいですね。
キンキンに冷えたおにぎりとは天地の差…

成田に到着。
ああ、着いてしまった…

A380良かったですー！
機会があったら是非2階席に乗ってみてください！

入国じゃなくて帰国だけど、こういう看板は嬉しいですね。

スワンナプームも広いと思ったけど、成田も広いなぁ…
進んでも進んでもイミグレ着かない。

気づけばもう3年しかないんですね。

帰国後恒例の1杯。

夢のような旅行が終わってしまいました。
終わればあっという間だった2週間。
素晴らしい景色、建物、人、食べ物。
私の人生にまたひとつ花が咲きました。

次回は今回の旅で購入したお土産についてまとめます。

続く