2014/02/22 - 2014/03/02
115位(同エリア384件中)
クリスさん
今、掲載途中のアブルッツォ州とモリーゼ州の旅では、このあとモリーゼ州に入る事になるが、一昨年の旅行で立ち寄ったこのフォッサセシア(Fossacesia)は、前回の旅行記「ロッカスカレーニャ」からモリーゼに向かう途中にある。
その時の印象が次のアブルッツォ州の旅につながっているので、改め記述してみた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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訪問したのは、たしか2月27日になると思う。2014年はアマルフィを最初にマテラ、プーリアを巡ってモリーゼ州のテルモリに泊まり、翌日フィレンツェに行く途中このフォッサセシアにあるサン・ジョアヴァンニ・イン・ベーネレ(San Giovanni in Venere)修道院に寄った。
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修道院は町から離れた丘の上にあるので、坂道を登りながらこの駐車場に車を止めた。
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この、サン・ジョアヴァンニ・イン・ベーネレ(San Giovanni in Venere)修道院は、ブドウ畑やオリーブ畑の先にアドリア海岸を見渡す丘の上に建っている。
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天候がやや下り坂なので靄がかかり海岸線は綺麗に見えなかった。
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創建は8世紀とあるが、現在の建物は12世紀のロマネスク建築が主体である。
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後陣部分に見られるのは、色の違う大理石と凝灰岩を使って、イスラムの影響を受けた幾何学文様の装飾である。
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後陣上部にあるアーケード式の鐘楼。城塞建築的な重々しい作りとなっている。
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側身廊にある扉口から中に入るが、リュネットにあるシンプルな2体の彫像は受胎告知の場面であるが、聖母子の上部が欠落しまっている。
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内部は角柱から構成された大きなアーチ構造となっており、極めてシンプルな木製天井が渡されている。
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主祭壇、両側には洗礼者ヨハネと聖母マリアの肖像が安置されている。
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側身廊にあるこの肖像。修道者、聖ガブリエル・ポセンティ。悲しみの聖母のガブリエルと呼ばれる聖人で、1838年にアッシジ生まれている。24歳の若さで肺病により1862年に死去したが、厚い信仰が認められて1920年列聖されたとある。
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アブルッツォを代表する聖人で、聖廟がイゾラ・デル・グランサッソ・ディタリアにある。
旅行記では、この近くのサン・ジョヴァンニ・アド・インスラム教会(Chiesa di San Giovanni ad insulam)を紹介させていただいた。
http://4travel.jp/travelogue/11100416 -
サン・ジョアヴァンニ・イン・ベーネレ修道院のクリプト。この修道院はシトー派なので仰々しい装飾の彫刻はあまり多くない。3室構造の祭壇奥に描かれたフレスコ画は14世紀のものである。
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修道院の中庭に出る。様々な植栽が植えられた手入れの込んだ庭だった。
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回廊部に出た所の、扉口上部には組紐文様が施さ絵れている。
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回廊の柱頭彫刻はロマネスクの物。
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正面の扉口は現在は嵌め殺しになっていて出入りは出来ないが、扉口に残された彫刻がある。
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ここにあった売店でアブルッツォ州の観光ガイドを購入したのが、今回の旅行で大変参考になった。
たしかに、日本のガイドブックではアブルッツォ州の記述は極めて少ない。
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