２０１７　秋の信州旅行　＜美ヶ原高原で感動の星空と雲海を見る＞　星空へと続く宿　山本小屋ふる里館

2017/10/09 - 2017/10/10

乗鞍高原から松本へと下りてきて、松本城と城下町を観光した（そちらは別編にて紹介）私たちは、ホテルのお迎えのバスで美ヶ原高原を目指します。

一番の目的だった「星空と雲海」を見るためには、お天気が大事です。10日前から天気予報のサイトをチェックして一喜一憂。出発の前日までは2日続きの雨でしたが、出発してからはお天気に恵まれて、前日に続き今日も朝から青空が広がっています。とは言っても山のお天気、ドキドキしながら「その時」を迎えます。

さあ、「感動の星空と雲海」を見られたでしょうか。（表紙で既に見られちゃってますが^^;）

「美ヶ原高原ホテル　山本小屋」はクチコミに違わぬホスピタリティに溢れた素敵なお宿でした♪

では、美ヶ原高原編のスタートです。

エリア 美ヶ原高原(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

１０／９（月）

１４：１５　「美ヶ原高原ホテル　山本小屋ふる里館」のお迎えバスで、一路美ヶ原高原を目指します。

川沿いを走った後、林道に入ります。

ススキが綺麗ですが、まだ山には紅葉は見えません。

標高が上がるにつれて、黄色やオレンジ色の木々が美しいです。

バスが止まったと思ったらドライバーさんから（実は社長さんだった？）「あの崖の上にカモシカがいますね。ニホンカモシカです。」との言葉。

「えっつ、どこ？」とよぅく見ると、コンクリートで固めた崖の上にこの子（カモシカの子どもらしいです）がいました。

「横を向いて欲しいなぁ。」とつぶやくと・・。

何と・・その瞬間、すーっと横を向いてくれたのです！！

「聞こえたのかなあ。」とドライバーさん。

テレパシー？！

その後、またこちらを向いて凜々しいお顔。

ありがとう！　ニホンカモシカ　初めて見ました!(^^)!

１５：３０頃、山本小屋ふる里館さんに到着！

噂通り（？）、見た目は観光地のお土産物屋さん。

スタッフ皆さんでお出迎えーー♪

中に入ると、右手はお土産コーナー、左手はホテルのレセプションになっています。山小屋からの出発なので、靴は入り口で脱ぎます。

案内されたお部屋は、山の眺望があるツインで手前にトイレと洗面スペースがあります。お風呂は、貸し切り風呂と大浴場があります。

お湯のポットと冷水ポットまで置いてありました。
冷蔵庫もありますよ。

夕食は１８：００からと１９：１５からが選べましたが、星空とナイトサファリの無料ツアーを希望しているので、１８：００からをお願いしました。

それまでの間にちょっとお散歩。

お宿の前の駐車場からは、素晴らしい眺めーー！

すぐお向かいには、牛伏山。

ちょっと上がってみたら、この眺めです。

階段の横には、「ツルコケモモ」の赤い実と紅葉した「イワキンバイ」の葉っぱ。

「小さい秋」見つけました♪

乗鞍高原では生のお花だった「ヤマハハコ」が、標高が上がり（2000メートル近く）情報通りドライフラワーになっていました。

鮮やかに紅葉したツル・・

この後、頂上まで上がるのは止めて部屋に戻ります。

部屋に戻ると、雲が夕焼けに染まっていました。

星空を見るには、雲が多すぎるような・・・^^;

友人が早速押さえてくれた、貸し切り風呂に行きました。

ガラス扉を開けると、山の景色を見られる椅子がありました。

温泉ではありませんが、気持ちの良いお風呂でした。

貸し切り風呂は、入り口で時間帯ごと（45分ずつ）に部屋番号を貼って利用します。（空いていれば何度でもOK・・実際は、時間なし）

本日は満室で、食事とツアー以外の時間はいっぱいでした。

部屋に戻ると、陽は沈み少し雲が減ったような・・？

願望です！

口コミも良くて楽しみにしていた、夕食タイムです。

食前酒は赤ワインと葡萄ジュースを1対1でブレンドしたもので、お酒の苦手な方でも飲めるお味でした。

真ん中は前菜で、（茄子の煮浸し、ごま豆腐、きのこのおろし和え、鴨の燻製、もち米クレープ、松茸のお寿司）。

右側　お造り（信州サーモン）

左側　お吸い物（姫鯛、もみじ麩、花人参、銀杏）

間違いなくビール（生ビールあり）にも、日本酒にも合うお味でした。

右上　打ち立て十割蕎麦（とろろとおくら添え）
　　　岩魚の炭火焼き（骨まで食べられる香ばしさで最高！）

左上　うなぎときび餅の蒸し物（個人的には1番かな？）

左下　揚げ物（秋の味覚盛り合わせ）

右下　　信州牛の溶岩焼き（舞茸付き）

どれ一つ手を抜いたものがなくて、ホントにどれも美味しかったです!(^^)!

蕎麦職人だったという料理長さんが打った10割蕎麦も最高！

栗ご飯、なめこ汁、香の物

あまりにもお腹がいっぱいでご飯は一口ですが、美味しかったです。

なめこ汁のお味噌の香りが良くて、帰りにお味噌を買って帰りました。

辛党の私はあまりデザートでは興奮しないのですが、この「季節のオリジナルパフェ」は、アイスクリームが濃厚で下の下まで美味しくて、飲み干す一杯でした♪♪

クチコミ以上の内容に大満足でお部屋へ帰る前に渡されたのが、夜食のおにぎり。

テーブルを担当（何人かいましたが）してくれたSさんは、私たちの住む町の宝塚歌劇にも来たことがあるなど、マニュアル通りではない対応にとても好感が持てました。

それ以外のスタッフもとにかく感じが良くて（近すぎず、でも気が利いて）、ホントにホスピタリティに溢れるお宿でした！

２０：４５

ロビーに集合して、夜のツアーの開始です。

満室の今日は、大きなバスが満席になっています。

実は、この画像はどこまでも出来るホテルのスタッフさんが私の要望に応じて送って下さったものです。（私のコンデジでは何も写らず^^;）ありがとうございます！

実際の当日は、出発の時間は雲に覆われ星一つ見えない悲しい状態でした。
「帰ってくる頃には見えてる可能性もありますからね。」とのドライバーさん（社長さん）のお言葉にも、「ホンマかなー？」とテンションは下がり気味<(_ _)>

でも、運転しながらの軽妙なトークにすっかり乗せられて牧場横に着く頃には、ホントに星が見え始めました！

バスを降りて夜空を仰ぎ見ると、空気の澄んだこの時期たくさんの星座が見えてきました。

そして・・

「あっ！」と叫ぶ友人の声にそちらを見ると、ドラマか漫画でしか見たことのないような大きな流れ星☆彡

ちょうど、「流れ星が見えてお願いする短い言葉は？」の質問に「金・金・金」の返事に「愛ではないんですね？」の笑いが起こった後だったので、多分みんなお金持ちになることでしょう(^^)/~~~

＊ホテルからの提供画像

＊ホテルからの提供画像

＊ホテルからの提供画像

大きくして見てみて下さい。

ウットリする美しさです。

こちらは、私のコンデジ画像です。

この日は満月に近くて、星空はもう一つとのことでしたが雲と思っていたのが実は霧で、速い速度で流れ去り満点の星空が見えた時には、「大感動！！」でした。

バスを降りるとスタッフが熱々の一口焼き芋を手渡してくれて、お出迎え。
心もホッコリしたら、天体望遠鏡で月のクレーター観察と「手乗りお月様」の記念撮影（翌日チェックアウトの時にデータがもらえます）。

とにかくホスピタリティの塊なんです！

8月に来てすっかり気に入ったリピーターのご夫婦が、「５つ星のホテルよりいいのよ。」と熱く語ってくれました。

大満足の私たちは、寝る前に大浴場で温まることに・・。

他にも人がいらしたので、浴場内の画像はありません。

脱衣所の横には、マッサージ器の部屋がありました（無料）。

しっかり体をほぐして部屋に帰ります。

１０／１０（火）

旅行に出ると興奮して眠れない私は、いつも通り夜明け前から窓際に張り付いてカーテンをそっとめくります。

わぁ、綺麗な朝焼け！

雲海らしき雲も見えます。

少しずつ明るくなっていきます。

中央の奥に見えているのは富士山ですが、この時は気づいていませんでした。

慌てて出かける準備をします。

おおっ、ご来光！！

朝焼けの富士山と雲海

それだけで、有り難い神々しさです！

お散歩に出ると、朝日が昇り始めました。

ただ、ため息・・

「美しの塔」と電波塔

美ヶ原高原のシンボル「美しの塔」（高さ6メートル）

濃霧が多く遭難が多発していたため、1954年（1983年改築）霧鐘を備えた避難塔が造られました。
南側には美ヶ原を愛した自然詩人の尾崎喜八氏の詩が、北側には「山本俊一翁」のレリーフが埋め込まれ、台座には翁の金の入れ歯が埋められたという記録があるそうです。
山本・・という名前から分かるように「山本小屋」の創始者です。
電気は勿論、道さえない山を登り手作りの小屋でもてなした創始者の思いを朝のツアーで社長さん自らが話して下さり、その心がスタッフに伝わっているのを感じました。たくさんのマニュアルより熱い思いが人を動かすのだな・・と、ホスピタリティの原点を見た思いでした。

ポニーが、広々とした草原にたてがみを揺らします。

朝日がさして、黄金色に輝くススキ

気温は8度

お天気が良いので冷え込んでいますが、0度の日もあったようなので今日はましかな。

ウルトラライトダウンの上にウインドブレーカーを着込んでいるので、寒さは感じません。

一旦ホテルに戻って・・。

６：３０　ロビー集合で、朝の散策ツアーが開始です。

雨の翌日に晴れると雲海が綺麗に見えるのだそうですが、「今日は3日目、どうかな？」の言葉の後に「やりましたーー！」素晴らしい雲海です！！

銅像のお方はどなたでしょうか？　なかなか良いアクセントになっています♪

美ヶ原高原美術館です。

外から見るだけで十分かな？

お天気に恵まれて良かった！

旅行記を書いている今、外は雨。

とにかく美しい♪

雲海スポットの王ヶ頭からは、ダケカンバの白い幹と黄葉の向こうに見える雲海と山々。

残念ながら山の上には雲がかかっていますが、十分な美しさです！

全員がバスに乗り込むと、「眠気を覚ましましょうか？」と言ってこの角度に停車。

実際は2メートルくらいあり、安全な距離なのですが、テーマパークのアトラクションのようで「楽しい♪♪」

こんなツアー、無料で良いの？

でもまだありますよ。

次は「王ヶ鼻」に向かいます。

バスを降りて少し歩きます。

道の横には頑張って残っているマツムシソウが、朝露をたたえる笹の横に咲いてました。

王ヶ鼻（2008メートル）に到着

素晴らしい眺めです！

紅葉の山肌と緑濃き山々、雲海と青空。

言葉もありません。

青空にぼんやりと浮かぶ富士山

石仏さん

登ってくる人を見守っているようです。

ここは磁場の関係で、コンパスがクルクル回ってしまうのだとか。

帰り道では、健気に咲いているホタルブクロを見つけました。

後ろに赤く色づいているのは、ハクサンフウロの葉っぱでしょうか？
夏にはピンクの可愛い花を咲かせるようです。

ホテルへと戻ります。

美ヶ原高原の風物詩、放牧された牛たちがのんびりと草を食む姿は気持ちも穏やかになります。

でも、そろそろ山を下りる時期だそうです。

ただいまーー！

今日もお腹をすかせて朝ご飯です。

新鮮野菜サラダ、ヨーグルト、フルーツ（パイナップルは富士山に見立てて）、左奥の蓋をかぶったものは、お好みの固さに焼けるハムエッグです。

左上　　ポテトスープ（濃厚！）
右上　　焼きたてピザ
左下　　焼きたてパン
右下　　デザートピザ（カスタード）

いやぁ、朝もこれでもかと並んでいます。

「ピザもパンもすごーく美味しいけど、食べきれない。」でも、大丈夫♪
パンは始めからお持ち帰り用の袋付き、ピザは残った分をホイルで包んでおしぼりまで入れて袋で渡してくれます。

どこまでも素晴らしい！！　Excellent！！

帰りも送迎バスで松本駅まで送ってもらいますが、コースは２つ。

１、帰りにお蕎麦やさんで昼食を食べて帰る。
２、王ヶ頭ホテル経由（30分待ち）で帰る。

チェックアウトの時に選びます。

朝から満腹になり、お土産までいただいた私たちは昼食なしの２のコースにしました。

牛さん達、そろそろ山を下りる頃と聞いていたのですが、何と私たちと同じ時間帯に車に乗せられています。

今日まで待っててくれて、アリガトね。

でも、乗るのだいぶ渋っているようですが・・。

王ヶ頭ホテルに到着

グレードが高いだけあって、雰囲気のあるカフェです。

展望テラス席もいい感じです。

見下ろす山肌には、レンゲツツジ？ドウダンツツジ？の紅葉が見えます。

お土産物コーナーを見たり、休憩をしたりしながら30分。

王ヶ頭ホテルのシャトルバスで、松本駅まで送ってもらいます。

美ヶ原高原ともお別れです。

前日とは違う道を楽しみながら・・。

松本駅が近づきます。

友人と「また違う季節にも来たいね。」と話しながら名残を惜しみます。

次は最後の「まとめて松本観光編」です。

この旅行記へのコメント （2）

• akikoさん 2017/11/11 23:53:37

  やっぱりついてますね！！

  yokoさん、
  
  またまたお邪魔します（笑）
  yokoさんは旅に出ると「持ってる」と思うことがよくありますね。
  
  この日も、出発の時間は雲に覆われ星一つ見えない状態だったのに、一転空が晴れ流れ星や満天の星を見ることができたのですね！！ホテル提供の写真を見て、その様子を想像できました。なかなかこんな星空は見ることができないですよね～　とても素晴らしい経験です♪
  
  それから翌朝、ご来光＆朝焼けの富士山が見られたのですね。富士山はやっぱり特別ですね！yokoさんの感動が伝わりました～
  
  朝の散策ツアーでも素晴らしい雲海の景色をご覧になれたのですね！本当に綺麗です。
  
  大満足の一日を、私も一緒に楽しませていただきました♪
  
  akiko

  yokoさん からの返信 2017/11/12 14:53:57

  Re: やっぱりついてますね！！

  akikoさん　こんにちは！
  
  続いてのご訪問ありがとうございます♪
  
  旅行の度に「持ってる」・・とか嫌みかもと思いつつ、期待していた景色やそれ以上の状況に出会うと、その幸運にやっぱり興奮してしまいますよね！
  自然が大好きな私ですが、自然故にいつも同じ顔を見せてくれるとは限りません。たくさんの偶然や強運、そして私のわがままなプランに付き合ってくれた友人にも感謝しています。
  
  ところでakikoさんは、明治村に行ってこられたとのことですね。私は行ったことがないので、旅行記を楽しみにしています(^o^)
  
  yoko