秋のボルドー　シャトー巡り（後編）

2017/09/20 - 2017/09/25

ボルドーから周囲の村を訪問します。オーメドック方面は自力で行くことはあきらめてツアーに参加することにし、事前に申し込んでおきました。
サンテミリオンは、google mapによるとボルドー・サン・ジャン駅からTER（急行）で40分くらい。１～２時間に１本はあるようですので、列車でサンテミリオンに行こうとしましたが、当日、google mapで検索すると早朝と夕方しか列車がありません。たまたま国鉄が工事のため日中運休でした。観光案内所で申し込んでツアーに参加することも考えましたが、とりあえずホテルに早く戻って自力でサンテミリオンに訪問する方法を考えることにしました。さて、どうなることか…

エリア ボルドー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

SNCFのサイトでボルドーからサンテミリオンまでの乗換検索すると、「TER　CAR」というバスが運行しているようなことも出てきますが、乗り場もよくわかりません。駅の掲示では代行バスもあるようですが…
他に調べてみると、トランスジロンド社のバス302番が、金土日は2往復ボルドー市内からサンテミリオンまで延長運行しているようです。明日は金曜日！これで行ってみよう！！
https://www.transgironde.fr/
ちなみにサイトには英語もありますが、肝心な情報はフランス語になってしまします。

カンコンスのオルレアン通りに乗り場があるのですが、サイトには期限不明でブリストル通りの先端に移動しているとのこと（フランス語のみ）。
本来のバス停は、観光案内所の向いですが、注意書きがひっそりと貼ってありました。

カンコンス広場 広場・公園

ブリストル通りは観光案内所やトラムの乗り場があるあたりから、カンコンス広場を横切った反対側の通りです。
トランスジロンド社のバスが並んでいます。
運転手さんに運賃（現金可）を払い乗車。

カンコンス広場 広場・公園

バス停もありますが、302番バスのことは書いてありませんでした。

カンコンス広場 広場・公園

約1時間ほどでサンテミリオンの村の上の方の駐車場に到着。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

村の入り口。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

バス停からどんどん下っていきます。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

村の中心にある教会。
観光案内所からテラスに出ると村を一望できます。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

観光案内所で地図をもらい、散策。
先ほどの教会の遠望。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

サンテミリオンは岡の斜面にあります。
バス停は丘の上。そこから村の下の方まで下ってきました。
村の城門でしょうか。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

城門からさらに下を。
ぶどう畑がひろがります。駅はもっと下の方。
目の前の斜面の脇の砂利道をゆっくり下っていきます。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

斜面をくだり、路地をちょこっと入っていくと、ぶどう畑がひろがる丘の上にはシャトー・オーゾンヌがひっそりと。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

ぶどう畑。
有名シャトーの畑には看板が立っています。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

ひたすらぶどう畑。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

その後、また丘を登ります。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

村にはワインショップがたくさんあります。
本格的なショップから土産物屋程度まで様々。店のレベルは品ぞろえやちゃんとしたセラーの有無で大体わかると思います。
「神の雫」が飾られたお店も…

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

ぶどうの苗も売っています。
買って帰りたいけど、ダメですね。残念。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

ヴァランドロー特約店の表示。
2009年、2010年が395ユーロ。
ありかなしかとえいば「あり」ですか…
"good"なヴィンテージですね、と言ったら、いやいや”amazing”だよ～。
語彙が貧困で恐縮です。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

ペトリュスとシャトー・ムートンの価格表。
もちろん気軽にお土産にできる値段ではありません。

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

名物、カヌレとマカロン

サン テミリオン地域 文化・芸術・歴史

実は、バスは安い。
鉄道だと片道10ユーロ近くしますが、バスは往路4.20ユーロ、復路2.60ユーロ。
乗客は地元の学生が多かったです。

サンテミリオンを半日散策し、バスでカンコンスまで戻ってきました。カンコンスからホテルまで徒歩で戻ります。だいたい20分くらい。
途中のモノプリで買い物をして、ホテルの部屋で食事。
一人旅だとレストランにも入りにくいので、部屋で自分で作って食べるのも気が楽かもしれません。
夜8時前に眠ってしまいました。

アダージョ アクセス ボルドー ロデス アパートホテル ホテル

翌日は、メドックシャトー巡りツアーに参加しました。
格付シャトー3件訪問が保証されているのが魅力でした。
朝のメドックは霧がかかっていましたが。10時にはさーっと晴れるとのこと。

そして、並木道の先に見えてきたのは…

シャトー・マルゴーです。

シャトー・マルゴー。

シャトー マルゴー 文化・芸術・歴史

そして、シャトー・ラトゥール。
この前の道路は眺めがよく、気持ちのよいドライブができます。

シャトー ラトゥール 文化・芸術・歴史

シャトーの入り口のぶどう畑。

シャトー ラトゥール 文化・芸術・歴史

ぶどう畑にバラの花。

シャトー ラトゥール 文化・芸術・歴史

奥の方もぶどう畑。

シャトー ラトゥール 文化・芸術・歴史

訪問先１つめのシャトー、シャトー・ピション・バロン。

お城です。

中庭には池があり、水鏡のようです。

台湾出身の社員の方から説明を受けます。
カベルネ・ソーヴィニョンの葉っぱ。

池の下にはワイン工場があります。

試飲。

その後もポイヤックをドライブ。
わかりやすく、シャトー・ラフィット・ロートシルト

シャトーラフィット ロートシルト 文化・芸術・歴史

「このあたりで昼食を適当に済ませてください。1時間半後に迎えにきます。」とひとりポイヤック村、ジロンド川沿いの公園の前で車を下ろされました。
とりあえず目の前の観光客向けレストラン”La Salamandre"に入ります。

アキテーヌといえば！やっぱり牡蠣。

朝マックのポテトで牛肉とフォアグラを挟んだ感じの料理。
ポイヤック村なので、ハウスワインもACポイヤック。
1時間半は長いな～、と思いましたが、ここはフランスでした。
食べ終わると1時間20分経過していました。

他のツアー参加者はコルディアン・バージュへ。
いいな～

シャトー コルデイヤン バージュ ホテル

次は訪問先２つめ。サン・ジュリアン村へ。
ぶどうを絞る作業も昼休みのようです。
ここは大きなシャトーです。サントリー！

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

樽たくさんあります。

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

高校生か中学生にしか見えない女の子が案内をしてくれました。

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

早速試飲。

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

白鳥の城。

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

本物の白鳥。

シャトーラグランジュ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

再びマルゴー村へ。
ローザン・セグラの畑。

シャトー・パルメの畑。

訪問先３つめのシャトー。
シャトー・ラスコンブ。

カベルネ・ソーヴィニョンが実っています。

トラクターもあります。

この青い光は…特に意味はないそうです（笑）

そして、試飲。

３件のシャトーを回り、ボルドーまでドライブ。
１８:００に劇場の前でツアー解散。

カンコンスからボルドー駅まではトラムで移動。
19:04発のTGVまではまだ時間にゆとりがあります。
待合室のまえのお土産用かお菓子屋にはマカロンやカヌレ等ボルドー名物が売られています。大きなマカロン（おにぎりサイズ）を1つ買ってみました。

ボルドー サン ジャン駅 駅

TGV。
席は12号車なのに8号車までしかありません。

ボルドー サン ジャン駅 駅

あー、なるほど。

ボルドー サン ジャン駅 駅

連結！

ボルドー サン ジャン駅 駅

12号車、ありました。

ボルドー サン ジャン駅 駅

TGVの社内。

319㎞/h。速い。

モンパルナス駅に到着し、メトロでピガールへ移動。
ホテルはピガールのちょっと怪しげなお店もある一角に。
”KABUKICHO”という怪しげなバー。

ホテルは、イビス・スタイル・パリ・ピガール・モンマルトル。
以前は違うホテルだったような…
改装はされていますが、古さは否めない…

イビス スタイルズ パリ ピガール モンマルトル ホテル

水回りはおそらく昔のまま。

イビス スタイルズ パリ ピガール モンマルトル ホテル

窓から見える景色。
バーがたくさんあるエリアなので、夜は結構賑やか（うるさい）。

イビス スタイルズ パリ ピガール モンマルトル ホテル

翌日は飛行機の時間まで買い物でもしようと、街に出ました。
昨日の昼からあまり食べていなかったので、サンタンヌ通りへ。
最近、支店もいくつかあるラーメン「ひぐま」へ。フランス人が読んだら「いぐま」になってしまうのでは…

ラーメン ひぐま アジア料理

野菜ラーメン。
野菜のうまみがスープに染み出した優しい味。
最近は、今どきの脂たっぷりラーメンの店もできているけれど、老舗の昔ながらのラーメン店もいいものです。

ラーメン ひぐま アジア料理

そのあと、シャンゼリゼのシトロエンのショールームへ。
そのあと、ギャラリー・ラファイエット、プランタンなどで買い物をしたりして、飛行機の時間を待ちました。

シトロエン ショールーム C42 現代・近代建築

ホテルでは夕方５時まで荷物を預かってもらい、RERでCDGへ。
CDGへは、RERが一番便利で確実なので、最近はいつもこれを利用しています。治安が悪いという人もいますが、北駅から空港までノンストップの電車に乗ればほぼ、明らかに空港に行く人たちばかりなので、そういう人たちの中にいるようにしています。
３時間前からチェックインできるため、早めにチェックインして、ラウンジでシャワーを浴びて、シャンパーニュ飲んで待ちます。

シャルルドゴール空港 ターミナル2E 搭乗ゲート K エアフランスラウンジ 空港ラウンジ

KE902に搭乗。
ウェルカムドリンクから。

フェタチーズとクールジェットのグリル　オニオンの赤ワインコンフィを添えて（原文ママ）1個でいいよ～

フォアグラのテリーヌ

カリフラワークリームスープ（原文ママ）

サラダ

テンダーロインのグリルをタイムソースで仕上げました　マッシュポテト　ポレンタ　赤ピーマンを添えて（原文ママ）

フルーツ。
スイカとメロンとマンゴーはパス

ミニケーキとアイスクリーム（原文ママ）
ソーテルヌもいただきます(ひとりで全部飲んじゃったようです)

辛ラーミョン

ヨーグルト
いくつかあるもののなかから、ストロベリーを選択

韓国風のエゴマとシイタケのスープにご飯とおかずを添えて(原文ママ)

五味子茶

仁川空港で乗り継ぎ。ラウンジでシャワーを浴びて搭乗を待ちます。

大韓航空 プレステージクラスラウンジ (仁川空港) 空港ラウンジ

KE001　成田経由ホノルル行き（昔はL.A.行きだった）
A330.
ウェルカムドリンクにシャンパーニュはないため、ビールで我慢。

大韓航空のワイドボディー機にはファーストクラスがついていますが、ハズレがあります。A330 とB787は、ビジネスクラスとほとんど差がない。ヨーロッパ内のビジネスクラスのように、シートはエコノミークラスと同じで隣の席をあけるだけ、というのと同じですね。そのうちファーストクラス廃止するのかな？

シートもビジネスクラスと同じ、２－２－２。
A330はビジネスクラスもシート間隔が大きいから、ほとんど同じではないかな？

キングクラブの前菜にマンゴゼリーを添えて（原文ママ）

韓国風牛肉とエリンギの「プルコギ」にご飯とおかずを添えて（原文ママ）
要は高級牛丼

フルーツはあらかじめ盛り付けられていました。
時間が短いですからね。
そうこうしているうちに10分遅れで成田空港到着。

この旅行記へのコメント （2）

• mistralさん 2018/11/23 12:54:44

  ワインの名産地で。

  amigoさん
  
  こんにちは。
  ブルゴーニュの旅行記に、ご投票をたくさん頂きまして
  ありがとうございました。
  amigoさんのボルドーを巡られた旅行記を拝読させて
  いただきました。
  どちらもワインの名産の地！
  やはりシャトー巡りをされて、ボルドーのワインの数々を
  堪能されたご様子ですね。
  効率的にご旅行されていますね。
  
  私の方は、柱頭彫刻のアップに手間取り、なかなか旅行記が
  進みませんでした。あと残すところ少しとなりました。
  今後ともどうぞよろしくお願い致します。
  
  mistral
  
  
  

  amigoさん からの返信 2018/11/23 18:22:06

  Re: ワインの名産地で。

  mistralさま
  メッセージありがとうございます。
  ブルゴーニュ旅行記、興味深く拝読させていただきました。ゆっくり訪問･滞在したいのですが、なかなか時間がとれないので弾丸旅ばかりですが、いつかはブルゴーニュの村々を巡ってみたいと思っています。
  今後ともよろしくお願いいたします。