2017/08/23 - 2017/08/23
56位(同エリア1952件中)
かっちんさん
「フランス式階段工」は、松本市中心部から南東方向へ約10kmの標高約1000mの牛伏川(うしぶせがわ)最下流にあります。
自然石を積み上げて造られた大小の階段状の水路を流れ落ちる流路工は、日本で最も美しい砂防施設と称賛されています。
元々この流域一帯は急峻な台地で、寒暖の差が大きいため岩盤が激しく風化した「大化け」と呼ばれる荒れ地でした。
そのため明治政府は1885年より内務省土木局の直轄工事として大規模な砂防工事を進めたところです。
「フランス式階段工」は、その末期にあたる1918年に人力のみで建設されました。その名は内務省技官「池田圓男」の設計がフランスのデュランス川サニエル渓流に施工された砂防施設の図面を参考にしたことに由ります。
自然と調和した美しい流路は、国の重要文化財に指定されています。
なお、旅行記は建設コンサルタンツ協会HP、牛伏寺HPなどを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
日野春駅からの眺望
立川から中央線の各駅停車に乗り、松本へ向かっています。
特急の通過待ちがあり、ホームに降りて鳳凰三山が眺められます。 -
鳳凰三山と北岳
小淵沢駅の手前の景色です。 -
中央線旧線の鉄橋
富士見駅の手前です。 -
松本周辺の地図
松本駅に到着。
「牛伏川のフランス式階段工」は松本駅南東に位置します。(地図の北方向は下)
松本駅から町民の利用する市のバスに乗り、近くまで行きます。 -
中山線
松本駅前と南東部の中山地区を結ぶ地域公共交通網のバス路線です。
乗車するところは松本バスターミナルではなく、駅前通りファミリーマート前の「バスターミナル北」というところです。
水曜日10:30発の「買物・通院便」に乗り、終点の「ローズガーデン」へ向かいます。 -
ジャンボタクシーのような車内(中山線)
バスは中山埴原北・西・南地区を隅々までまわって走ります。 -
イチオシ
小さな柿かな(中山埴原北の車窓)
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そば畑(中山埴原西の車窓)
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松本市内を見渡せる眺望(古屋敷の車窓)
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バスの終点「ローズガーデン」
11:20に到着。ここに老人保健施設があります。
中山線は水曜日のみ、一番奥の「ローズガーデン」まで運行しています。
牛伏寺(ごふくじ)とフランス式階段工は、このバス停からが一番近いです。
帰りはバス便がなく、少し離れた「中信松本病院」から乗る予定です。 -
牛伏寺(ごふくじ)参道入口
「ローズガーデン」から坂道を下り、5分程で到着。 -
そば処「坂口茶屋」
参道入口にあるそば処で昼食にします。 -
イチオシ
懐かしい都電とボンネットバス(坂口茶屋)
子供の頃に都内で見たことのある乗り物です。 -
鬼おろしそば(坂口茶屋)
天ぷら付きで1,200円です。
喉越しのいい蕎麦を、おろしと汁で美味しくいただきました。
山菜の天ぷらもGood. -
車道の灯篭
参道の入口付近は土砂崩れで歩けないので、車道を歩いて牛伏寺へ向かっています。 -
牛伏川渓流と防災遺産砂防施設の案内マップ
牛伏寺の石段手前で右に曲がり、牛伏川沿いに進むと牛伏川本流水路(フランス式階段工)が現れます。
さらに上流には明治時代の堰堤が残っているので、松建小屋まで散策します。 -
牛伏寺の石段
石段手前で右に入り、牛伏寺砂防ダムの脇を歩きます。 -
イチオシ
北アルプスの展望
牛伏寺砂防ダムの上から北アルプスのパノラマが眺められます。
一番高い山は常念岳(2,857m)です。 -
水遊びの広場
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「ヤマボウシ」の赤い実
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フランス式階段工が見えてきました!
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フランス式階段流路の説明
フランスから学んだ工法により設計され、大正5~7年(1916~1918)に造られました。
延長約141mの間に19段の階段状の流路があります。 -
階段工竣工時の写真
大正7年の写真です。
階段流路は今でも変わっていませんが、まわりに木が茂り、当時の崩れやすい面影が今では想像できません。 -
イチオシ
19段の階段流路(フランス式階段工)
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石積みの階段工(フランス式階段工)
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色づき始める葉
フランス式階段工の脇にある散策路を歩いています。 -
地面から顔を出すキノコ
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イチオシ
美しい流路の階段工(フランス式階段工)
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階段工の流れ(フランス式階段工)
水の勢いを抑えながら流れています。 -
上流から見た階段工(フランス式階段工)
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紅紫色の「ツリフネソウ」
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第2号石堰堤
明治19年(1886)内務省施工です。
フランス式階段工より上流に設置されています。 -
第5号石堰堤
牛伏川に流れ込む合清水沢(ごうしみずさわ)にある堰堤です。
明治20年(1887)内務省施工です。 -
朱色の目立つ「フシグロセンノウ」
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四つん這い橋
凸凹のある橋ですが、四つん這いにはならずに渡れました。 -
道を横切る川
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第3号石堰堤
牛伏川の上流にあります。
明治19年(1886)内務省施工です。 -
2本の丸太橋
手すりがあるので安心して渡れます。 -
イチオシ
珍しい「ツノハシバミ」
実の形がくちばし状の筒になっています。
この中にある果実が熟すと食べられます。 -
杉の沢5段堰堤
松建小屋までやって来ました。
ここから先は本格的な登山道なので引き返します。 -
牛伏川の水路
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オレンジ色の「フシグロセンノウ」
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可愛らしい「ミズヒキ」
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黄色い「キツリフネ」
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牛堂(牛伏寺)
牛伏寺の石段下に戻って来ました。
牛堂には阿弥陀如来の両脇に赤黒2頭の牛の像を安置しています。 -
石段(牛伏寺)
牛伏寺は信州随一の厄除観音です。
牛伏寺の寺号は、その昔、本尊十一面観世音菩薩の霊力により経典を積んだ二頭の牛が、この地で同時に倒れたことに由来します。 -
山門(牛伏寺)
大正12年(1923)再建。
左右に長屋が付く、規模の大きな四脚門です。 -
如意輪堂(牛伏寺)
江戸中期寄棟造りの、茅葺の大規模な堂です。 -
仁王様(牛伏寺)
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観音堂(牛伏寺)
江戸中期の五間堂です。 -
風情のある釣鐘(牛伏寺)
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夏の花「サルスベリ」
牛伏寺を後にし、中信松本病院バス停まで歩いています。 -
夏の花「ヒマワリ」
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中信松本病院に到着
ここから松本駅行きと塩尻駅行きのバスがあるので、帰りは塩尻行きのバスに乗り、中央本線で自宅まで帰りました。
今回の旅は、日本の土木遺産の書籍で知り訪れました。
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