2017/06/09 - 2017/06/12
2551位(同エリア11697件中)
ヒデールさん
上海の古鎮で比較すると朱家角ほど派手ではなく、金澤鎮ほど地味ではない、そんな古鎮です。
また古鎮内でも雰囲気が異なり 北部は観光地化されたプチ朱家角の装いですが、南部は素朴な金澤鎮のような佇まいです。
では ご一緒に古鎮の旅へ
PR
-
上海滞在2日目 午前7:20. 起床
廊下の音がダダ漏れの割にはよく眠れた。
オレの場合 中国の朝と言えば太極拳...
て言っても素人なので やってる人の動きを見よう見まねでやる程度。
でもそれで地元の方とも話が出来るから一石二鳥なんだよな。
じゃ準備をして 近くの公園へ行ってみよう。 -
龍陽広場へ行く途中の右手に「花木公園」ていう公園がある。
そこへ来てみると...
おー やってる やってる
1人の少年に きちっと説明をしながら身をもって熱心に形を教える老師。
でも太極拳て やってる人は年寄りが多いから こういう子は貴重だな。
あとでこの老師に 「他是你的孩子嗎? / 彼はあなたのお子さんですか?」 て訊いたら 「違う、教え子だよ」 と言われた。
そりゃ ますます貴重だ。 -
もう1組傍でおばさん2人組が太極拳に興じてる...
終わったタイミングを見計らい声を掛けてみる。
「早上好! 我是日本人 我想打太極拳 可以参加嗎? / おはようございます! ワタシは日本人です 太極拳をやりたいです 参加してもいいですか?」
て訊くと 「どうぞ どうぞ」 と歓迎される。
「日本でもやってるの?」 みたい事を訊かれたので、「太極拳は興味があるんですが よくわかりません」 と ぎこちない中国語で答える。
その後 やや やり終えた感のあるおばさま方を誘うように音楽を流してもらい もう1回お付き合い頂く。 -
本音は3周りくらいして欲しかったけど1周りしたところで終了。
素人が年に1~2回中華圏に来て ちょこっと参加するくらいじゃ上達しないわな。
でもこれをやると中国にいるって実感できて気分が盛り上がる。
その後 老師の名前や歳を訊いた流れで おばさま方の年齢当てクイズになり ガチで当てにいこうと思い、「リウシーチースイ / 67歳」 て言うところを 「リウシージゥースイ / 69歳」 と言ってしまい 本当は当ってたのに2歳多めに伝わってしまい失礼こいた。
「レンシニー 我高興、請多保重、謝々、再見! / お会いできて嬉しいです、身体を大事にして下さい、ありがとう、さよなら!」
みなさんと握手をしてお別れ。 -
あ、隣でもう1グループ始まったけど...
もういいや ホテルへ戻ろう。 -
いい感じで晴れて来たぞ~
今日はこれからめしを食って新場古鎮まで行くつもりだ。
おっ ホテルの近くでフルーツ屋を発見。 -
すぐにマンゴーに目が行く...
ていうか それ以外は日本にもあるフルーツばかり。
手前のマンゴーはパッキングされてるが 奥にあるマンゴーはバラだ。
そしてタイ産と書いてある。
ここでバラを2個買う。
すると店員の女性に「あなたは日本人ですか?」といきなり訊かれる...
「是... 我是日本人 / はい... 日本人です」
顔立ちでわかったのか?
それとも日本人はマンゴー好きと思われてるのか... ? -
ただ残念ながら 後に続く中国語が出て来なかったので会話は終了...
勉強が足りんなぁ。 -
部屋に戻り早速マンゴーを食う。
うまっ さすがはタイ産
1個100円くらいだから お得だな。 -
午前9:48. 出かける用意をしてホテルを出発。
徒歩8分で龍陽広場に到着。 -
連日の 「小楊生煎」 詣で。
短い滞在だから冒険してる余裕もないし、使える店はリピートするに限る。
受付けでオーダー → 支払う → 生煎のみ窓口で受け取る → 席に着いて他の品を待つ → 残りの料理が届く ... ていう流れもわかったし。 -
ただ生煎の肉汁を飛ばさずに食べる方法がわからない...
上を向いて食べるって言っても この生煎、箸で摘まむのがかなりムズいし。
どうしたもんか... -
スープ系は昨日食べた酸辣粉も捨て難かったが 「カレー鴨血湯」 ってのを食べてみることにした。
割り合いあっさりしたカレースープの中に寒天状のアヒルの血の塊りがゴロゴロ入ってる。
思ったよりでけーな。
食べてみるが味はしない...
こっちの人は身体に良いから食べるんだよな。
この2品にペプシを付けて14元。
日本円にして230円。
でも後で発票を見たらペプシの代金が含まれてないような... -
めしを食ったら龍陽路站の中を移動し 地鉄16号線に乗る。
けっこうホームに人がいたが なんとか席は確保できた。
今日が日曜日で天気もいいからか車内は混んでる。 -
午前11:04. 新場站に到着
ちなみに地鉄16号線は地鉄と言いながら地下は全く走らない。
なのでずっと車窓から景色を見て過ごせた。 -
新場站には3路線ほどバス路線があるが オレは目的地の近くを通る1068路を利用する。
站の改札を出て右(北側)へ行き階段を下りると そのバス停はある。
意外にも時刻表まで書いてある。
時間通りに来るか見ものだな。 -
午前11:11. バスがやって来た。
凄いな 1分しか遅れてない。
でも本当は1つ前(21分遅れ)のだったりして(笑) -
このバス停が始発ではないので車内は既に混みあってる...
当初は立っていたが そのうち席が空いたので座る。
中国でバスに乗ると一部の乗客が全く周りを気にすることなく大声で話し合う光景を目にすることがある。
今回も50代くらいの男女が あーだこーだ お互い言い張ってる様子...
言葉がわからないから真相は定かではないが、こういう中に どう見てもツレとは思えない第三者の乗客が会話に加わって来るところが また中国らしいところ。
オレも昔はこういう流れから何人もの乗客を巻き込み 見知らぬ土地へ行く際 手助けをしてもらった事が2度ある。
中国人て日本人にはない主張性や図太さを持ってると つくづく感じる。 -
15分ほどバスに揺られる...
ぼちぼちオレの降りる何とか中学ってトコだよな...
あー 過ぎとるー!
「ウォザイ ジェリ シアチェ! / ここで降ります!」 と運転手に告げ バス停でも何でもない道端で降ろしてもらう。
ホっ
20mほどオーバーしたが ついに新場古鎮に着いた。 -
新場南橋を渡り百度地図に載ってる水路沿いの道を行こうと思ったが、それらしき道が見当たらず 石筍街の交差点まで行き右折...
おっと ... そこで目にしたのは 痰吐き&ゴミのポイ捨ての連続技を繰り出したおじさん。
ますます 中国らしくなって来たよ~ -
石筍街を250mほど歩くと橋がある。
その橋の上に立つと現代風の一面はあるものの 充分水郷古鎮の風情を感じることが出来る。
よし この水路沿いの道を行ってみよう。 -
すぐに犬が2匹いた。
ワン公が大人しい街は大好きだ。
場合によっては奴らはなんとも厄介な存在になることがある。 -
対岸には長屋のような民家が連なってる。
-
水路が交わる辺りまで歩くと より一層古鎮の色合いが濃くなって来る。
-
百度地図には載っていない小さな橋の上に立つ...
う~ん あの屋上のビーチパラソルのせいで完全に景観が損なわれてる。
もったいない -
とある民家のドアが開いたままになってて 中を見ると麻雀卓が1台置いてある。
中国らしいね -
ニンハオ! 路上にお婆さんが1人いたので挨拶をする。
ニコニコして愛想のいいお婆さんだ。
大きな声で 「我是日本人! / ワタシは日本人です!」 て言うと 更にニコニコしてる。
「我是旅游客、可以照你嗎? / ワタシは旅行者です、あなたの写真を撮ってもいいですか?」 て言うと ちょっと照れ臭そうにしながらも またニコニコ。
いいね~ 笑顔は
心が温まるよ
昔 広東省の仏山市にある逢簡村へ行った時にも 終始ニコニコしてるお婆さんと出会ったことを思い出した。 -
水路から離れ民家が密集するエリアへと進入...
-
しばらく進むと新場大街という古鎮内を南北に貫く通りに出る。
そこには石畳の路地の両サイドに黒瓦と漆喰の壁のモノトーンカラーが際立つ古民家が整然と並んでいた。 -
そんな新場大街を南へ向かって歩く。
意外に この先もモノトーンの古民家群は続いてる。
左手に 「浦東派琵琶館」 て建物があるが 何の施設だかよくわからない。 -
お、あそこに階段を発見。
上ってみましょ -
そうか 昔ながらの黒瓦の屋根の家って平屋が多いんだな。
ここから眺めるとよくわかる。 -
新場大街へ戻る。
傍に 「朱玉林宅」 と書かれた古民家がある。
ただ門口も狭く ここから見る分には他の民家との違いがわからない。 -
窓が開いてる...
見なかったことにしよう。 -
空き家も多いのか民家の数の割には住民と会うことが少ない。
さっきのお婆さんだけだもんな。
でもこうやって週末は観光客が家の周りをうろうろするんだから 住民にしてみれば鬱陶しいだろうな。 -
通り沿いに新場古鎮の地図があった。
オレが今いる所は古鎮エリアの南の方。
この辺りはあまり観光地化されてなく 古くからの姿が残ってる印象だ。
観光客も驚くほど少ない。
みんな南の方までは来ないのかもしれない。 -
東后老街を北へ歩くと壁の模様が変わってる三階建ての家があった。
あの三菱が関係してることはないだろう。 -
包橋街一号橋に来た...
う~ん 素晴らしい!
これぞ水郷古鎮という景観。
新場古鎮へ来て一番のエキサイティングポイント。 -
そこに生活臭が感じられるっていうのも大事な要素。
-
なんと言っても この廊棚が素晴らしい。
石の土台の部分が手前と奥では違うので 奥の方は改修工事をしたんだろうが、多少形を変えながらも残ってる事に意義があると思う。
ただ この水路に浮かんでる船は何なんだ? -
水路沿いを歩いていくと珍しい建物がある。
歩道の上に造られた居住スペース。
狭い土地を有効活用するために 昔から古鎮では隣同士の家がくっ付いたり、長屋のようになってたりすることが多いが、これも狭い土地を有効に活用する手段のひとつってわけだ。 -
対岸の廊棚だが ここに来て水路沿いからアクセスできる道がないことがわかった。
ちょっと歩いてみたかったが残念。 -
ただ この変わった居住スペースのおかげで プチ廊棚気分は味わえるが(笑)
あ、おじさん 料理の残り汁を水路に捨ててるよ。 -
包家橋に上がる。
ここを渡って行くと また戻るので 渡らずUターン。 -
昼12:18. 新場大街を北へ歩く...
この時間になって少しづつ観光客が増えて来た。 -
石筍街の通りに出た。
この通りの新場大街の入口には立派な牌坊が建っている。 -
碑坊をくぐり新場大街を北へ向かって歩く。
-
表からはわかりづらかったが 「鄭生官宅」 という清代に建てられた立派な建物を発見。
-
まるで城壁のような白壁に圧倒される...
こういう重厚な壁は元来防火塀の意味合いで造られている。
昔は木造の建物が多かったので 近所で起きた火災の延焼を防ぐ役割だ。 -
写真を撮ってるオレの横におばさんが1人いる。
「中午好! / こんにちは!」 挨拶をすると何か話しかけて来たがよくわからない。
「我听不懂、我是日本人 / わかりません、ワタシは日本人です」 そう言うと 納得しながらも喜んでる様子。
どうやらおばさんは ここにある公衆トイレの管理をしているようで 暇してるところにオレが声をかけたようだ。
しばらくしておばさんの娘も現れるが あまり会話が弾まず頃合いを見て退散。 -
石筍街から東后老街を歩き耶穌堂までやって来たが...
次行こっ -
東后老街から新場大街へぬけると思われる路地裏を進む...
この狭さが古鎮らしい。 -
また新場大街に戻った。
近くで 「慶祉堂」 と書かれたプレートを見つける。 -
ここも清代の建物らしい。
間口が開いてるので入ってみる。 -
どこまでが慶祉堂の建物なのか ちょっとわかりづらい...
-
再び新場大街を北へ歩く。
ちょっと疲れたんで どこかで休憩したいんだが...
古鎮の南エリアにはいくつかカフェがあったが この辺(中央付近のエリア)は全く見当たらない。 -
めし屋はあるんだが...
通りを変えよう。 -
新場大街から東后老街を経て牌楼東路へ...
するとようやく 一軒のパン屋を見つける。
イートインスペースもあるし 大丈夫やろ。
店に入ると壁にはパンの絵と並んでコーヒーの絵も飾ってある。
コーヒーはあまり好きじゃないが そうも言ってられない。
1つパンを選びカウンターで 「ヨウメイヨウ カフェー? / コーヒーある?」 て訊くと 「没有 / ない」 と店員の女子にあっさり言われる。
「有没有百事可樂? / ペプシコーラはある?」 て訊いても 「没有 / ない」 と笑いながら返される...
じゃ こうしよう 「ここでパンを買う、コンビニへ行く、コーラを買う、ここに来る、あそこで食べる、OK?」
と 中国語の単語を並べてなんとか了解を得る。 -
新場大街まで戻りコンビニでコーラじゃなくサントリー烏龍茶を買う。
きっとこのお茶を買うのは日本人だけなんだろう、コンビニのレジ係の野郎に 「あなたは日本人ですね?」 と言われた。
そうだよ 砂糖入りの烏龍茶飲むくらいならコーラにするよ。
てことで パン屋に戻り やっと休憩。
桃デニッシュの桃、イマイチやな~
NEXT旅行記 「エンジョイ 龍陽広場! 火鍋でキメる上海最後の晩餐」 へつづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヒデールさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
59