2014/05/21 - 2014/05/21
122位(同エリア295件中)
サンルカさん
イタリア各地の伝統菓子を紹介する人気料理番組の先生がやってるお店。
そんなお店がプーリアにあると知って行ってみたくなりました。
そんなことで立ち寄ることに決めたのがルーヴォ・ディ・プーリア。
お菓子屋さんだけなのも勿体ないので、ちょっと町歩きもしていきましょう。
お昼休みに入った町は人出も途絶えて閑散としていますが、
そんな静まりかえった町中をプラプラとあてもなく散歩。
散歩のあとは、早々に今夜の宿に向かうことにしましょう。
もちろん、毎度ながらビジネスライクな宿は選びませんよ。
今日はどんなお楽しみが待っていることやら。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
小さな港町ジョヴィナッツォから次に向かったのは、
内陸方面へ15キロほどに位置するルーヴォ・ディ・プーリア。
クルマで30分ほど走ってやってきました。
ご多分にもれずクルマではチェントロ・ストリコ内に入れませんので、
規制区域の手前に停めて散策を開始します。 -
ステージが組まれた旧市街の広場ですが、
お昼休みの真っ只中ですので出歩いている人も少なめ。
正面右側の建物はお城だったか宮殿だったか。
左から2軒目の鐘楼が立っている建物は、厳かな教会です。 -
屋根の上の十字架でそれと分かるものの、町にとけ込み目立たぬ教会。
南の田舎町と言われてイメージしていたのがこんな風景です。
そのお隣は市役所となっています。 -
露天の野菜&果物屋さん。
イタリアの人々はトマトは野菜ではなく果物だと言い張りますが、
予てからどうも納得がいきません!! その真相はいかに? -
八百屋さんのお隣は近隣のワイン生産農家直営の量り売りショップ。
テーブルワインなら1リットルが1ユーロ。
高級なプリミティーボも1.50ユーロで販売してます。 -
住民の気配を感じない静かな裏通り。
-
左)主婦の味方の“お肉センター”は大特価!!
右)献血してちょうだい!! モンドラゴーネ通りでお待ちしてます。
ユニークなキャラクターも、正体が血液だと知るとちょっと怖い。 -
路地を進んでくると、教会のある広場に出てきました。
周りに営業しているお店が何もないので、教会にでも入ってみましょう。 -
迫力のバラ窓を持つ典型的なプーリア・ロマネスク様式のファチャータ。
-
入口のアーチには、天使とか様々な動物や植物が細かく掘られています。
-
白と黒を基調としたシンプルな室内。
正面の十字架はアラバスター石の透かしの濃淡で浮かび上がっています。 -
バラ窓の裏側。
こちら面も装飾は少なめ。 -
壁に飾られていた大理石の石盤。
ドクロが彫られているってことは、お墓か棺の蓋だったのかも?
すり減っているのは、ずっと地面に設置されていたから? -
壁に飾られていた石盤その2
これもとっても古そうですが、どなたでしょうか? -
戯れ合っているのは牛かな?
みんな目がちょっと変です。 -
ダメージだらけのフレスコが柱にほんの少しだけ残っていましたが、
全体画がどんなだったかは残念ながら想像できず……。 -
外に出てから改めてもう一枚。
教会ではなくこの地区の大聖堂とのこと。 -
大聖堂の裏側に回ってくると見覚えのある景色。
なんとクルマを停めていた場所でした。 -
もうちょっと散歩を続けましょう。
こちらは毎度お世話になっているアリタリアの田舎支店ですか? -
ルーヴォ・ディ・プーリアへの立ち寄りを決めた最大の理由がココ。
このお菓子屋さんに来てみたかったからです。
こちらのオーナーのジョゼッペさんが出演していたとあるテレビ番組を、
旅の予定を組んでいるときに偶然見つけたのでした。
プーリアの伝統のお菓子作り番組の先生役で、
なにかのコンテストで優勝したようなことや、
プーリアを代表する職人なんだと紹介されていました。
これは確かめに行かない訳にはいきません。 -
この地では標準的な店舗サイズで、室内はそれほど広くはありません。
向かって左にお菓子のショーケース。正面は普通のバールとなっています -
ここだけ見ると、この店がプーリア代表なのかと心配になりますが……。
もちろん、いくつかのお菓子を買わせていただきました。
お会計がちょっと新鮮!!
これらの品物は一ついくらではなく、目方でドンの量り売り。
キロ10ユーロです。 -
外の通り沿いにはテーブルが並んでいますので、
ここでゆっくりとお菓子を頂くこともできます。
たしか店内も店舗半分がテーブル席になっていたような記憶が……。 -
お菓子を買い込んでルーヴォ・ディ・プーリアを出発。
今夜の宿に向かうのですが、その道すがらちょっとだけ遠回りをして……
正面に見えてきたのが不思議な八角形の建物。
カステル・デル・モンテです。 -
真上から見ないと八角形かどうかは確認できません。
でもまぁ、これは写真でよく見る風景!! -
いちおう世界遺産とのことなので、車窓からの見学でした……。
-
カステル・デル・モンテからのんびり20分。
今夜の宿に到着です。
表の通りからこんな細い小道へと入ってしばらく走っていきます。 -
小道を抜けた先に数件の家々が集まった小さな集落があり、
その一軒が隠れ家B&Bを営んでいるのです。
このピンクの建物が今夜の宿となります。
クルマは周辺に止め放題。 -
歴史ある古い農家の建物です。
この左側の赤い扉が入口かな?
チャイムを鳴らして到着を伝えます。 -
玄関先の小さなホール。
オーナー夫婦が出迎えてくれて、ダイニングの部屋に案内されました。 -
ダイニングルームの片隅にある、これは古いストーブでしょうか?
もしかしたら今でも現役? 確か答えは「モチロン!!」でした。
建物も調度品もすべてがアンティークな田舎の農家。 -
本日もイタリア宿ではお決まりのおもてなし交流タイム?
到着早々、お菓子や飲み物が次々とテーブルに並びます。
夕食のことを考えると、ここでお腹を膨らませるわけにはいきませんが、
手作りのお菓子だそうで断れない雰囲気だし……。
ジャムはもちろん自家製で、ハチミツは友達が作っているのだそうです。
ケーキもジャムもどれもとても美味しかったのですが、
さっき買ったお菓子はいつ食べればよいのでしょうか……? -
壁に並んだオリーブオイルはご主人のお仲間農家のもの。
自家製ケーキを頂きながらこれまでにどこ行ったとかの話をしていたら、
突如「それなら友達のところを見に行こう!!」ということになりました。
目の前の瓶に入ったハチミツを作っている農家だとのことです。 -
そんなこんなで一旦お話しは中断して、まずは今夜泊まるお部屋へ。
建物2階の通り側の部屋です。
通りに面しているといっても、一般のクルマが行き交うことはゼロ。
騒音などはまったく心配する必要なし。 -
部屋は普通といえば普通。これまでが特徴あり過ぎただけ。
ベッドルームが2部屋続きとなった広々のファミリー向けでしたが、
なんと、トイレとシャワールームが部屋の外なのです。
とはいえ、他の部屋との共有ではなく占有ですので問題なし。
それに、今夜も宿泊客は我々だけだそうです。 -
建物の構造なのか、天井は高くて複雑な形になってます。
気になる宿代は自慢の朝食が付いて一泊65ユーロ。
3日前のマテーラ以降、宿泊費が高くなっていましたので、
ここらで少しセーブしていかなければ。 -
窓の外の景色。
集落のメイン通りと向かいの建物が見えるだけで、
それほど特別なものはありません。 -
恒例の建物内探検。
-
お隣の部屋のトビラが開いていました。
ちょっと失礼。 -
廊下から階段を3段ほど登る、天井が丸くてコンパクトなお部屋。
-
廊下の階段上の窓
-
1階にある大きな暖炉がある部屋。
聞けば、こちらのファミリーはその昔はチーズを作る農家だったそうで、
ここはそのチーズ作りの作業場だったとのことです。
暖炉や壁面のへこみはその名残りです。 -
ご主人が近所を案内してくれることになりました。
建物の角にある丸いものは、見ての通りの見張り台。
昔は常日頃から攻めてくる敵に備えていたのでしょうか? -
この狭い隙間から外を見張れたのかは疑問ですが、
鳩とかが入ってこないように細くなっていると言ってたような……。
見張り台への登り口は壁と壁の隠れた場所に作られていて、
幅がとても狭かったため細い人か子供しか通れなかったそうです。
今はその出入り口も壁で塞いでしまったとのことです。 -
まずは集落内を案内してくれるみたい。
こちらは住民の共有の井戸。
もちろん現在は使われていませんが、今でも水は涌いているようです。 -
現在は周辺にあまり生活感が漂っていませんが、
その昔はそれなりに住人もいて活気がある集落であったようです。
その証拠にこちらは元カンティーナ。
ここでワインが作られていました。 -
鍵を開けて中に入っていきます。
もちろん現在は廃墟状態ですが……。 -
廃墟のカンティーナの内部。
ここではどのような作業が行われていたのでしょうか? -
ワイン醗酵用のセメントタンク。
最近周辺を修復した跡が見受けられますが、
近いうちにここで再びワインを作ることが計画されているそうです。 -
集落内のとある建物。
元は何の農家だったのでしょうか?
希望としてはオリーブオイル生産農家であって欲しいところ。 -
こんな石畳や石壁の雰囲気からも、
その昔はそれなりに栄えていたことが伺えます。
上手にプロデュースされれば、見違えるように素敵になりそうです。
そうなったら、今のような値段では泊まれなくなるでしょうけど。
ということで、宿のご主人に連れられての集落内散歩も終了。
でもこれだけでは終わりませんよ。
このあとは集落の外へのご案内が待っています。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
イタリア の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
51