2017/07/22 - 2017/07/22
122位(同エリア522件中)
いぶれすさん
昨日に続いて今日も一人旅=マイナー路線です。
そこで最初の登山として選んだのは、2008年、好天に恵まれながらも降雪のためにあと一歩で頂上に立てなかったフォルホルンのレベンジです。
引き返した場所を確認したいというのも一つですが、比較的滞在地から近く、急坂も、長いアプローチもない840Mという適度な高度差、遠景が叶わない場合でも美しいローヌ谷に近いというのが主な理由です。
2008年に引き返した場所近くに行ってみると、そこには幾つかの頂上へ直登する近道ルートがありました。
当時は、正規のルートが別にあるなどとは思いも寄らなかったので、引き返したのが正解だったと納得しました。
さて、広い草原の頂上エリアで、ハイキング慣れしていないのか、登山中にペースが乱れながらも私が先行するのを嫌がった若者グループが占拠している十字架近くのベストビュー・ポイントを立ち去るのを辛抱強く待っていると、目の前の山で、以前からちょっと気になっていた山、フュールホルンから下ってくる私とは一回り以上若いカップルが見えました。
彼らに、頂上過ぎて直ぐの急な下りの様子を尋ねると、一瞬、二人共に口が止まり、次いで頂上の先は問題ないが手前の岩場が大変だったと語り始めました。 曰く、『両側が切れ落ちた絶壁だった』、『両手を精一杯伸ばしてかろうじて通り過ぎた』、果ては『もう二度とあの場所は通りたくない』というものでした。
これを聞いて直ぐに行く事にしました。
下りが問題無いのなら、危険と感じたら引き返せばよいだけですし、彼らの説明も多少オーバーに聞こえたからです。
案の定、両側が切れた場所は無く、岩に手を着ける必要があったのは平な場所で1ヶ所だけでした。
こうして彼らのお蔭で思いがけなく2座を一度にゲットできました。
以下は、2008年の記録ですが、遠景などは、こちらの方がクリーンです。
http://4travel.jp/travelogue/10418153
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アクセスは、交通の要衝ブリークからバスで終点のリート・ブリークへ、そこからケーブルでロスヴァルト着となります。
フォルホルンへのコース・タイムは、Rotherのガイドブックでは、2時間10分となっていました。 -
ブリークの町を見下ろす岩山グリスホルンの横顔をベルヴァルト行きのケーブルから眺めたところ。
この道路の先は、シンプロン峠です。 -
グリスホルンの近景。
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ベルヴァルト駅近くの遊戯施設。ここからは、アレッチホルンが目立っています。
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勿論、ネストホルンやビーチホルン(頂上には雲が付いていますが)も。
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ケーブル駅から舗装路に出たら左折、ここでは森の方へは下らず車両進入禁止マークの坂道を登ります。
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ここでは、サフリッシュ峠に向かって道なりに右の方へ進むのではなく、舗装されていない道へ直進します。
道標には、フォルホルンは、書かれていません。 -
初めは、このような広い道ですが、長くは続きません。
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木々の間からは、ブリークの町やビーチホルンが見えるようになり、。
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ビーチホルンからアレッチホルンのパノラマもすぐにお出ましで、。
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思わずシャッターを切りますが、。
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森の中の道は、すぐに終わります。
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森の道の終盤で、少し崩れている箇所もありましたが、雪が無いので普通に通れます。
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チョウノスケソウの葉の中に多肉質の葉を持つユキノシタ科の花が。
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ナデシコ科の花。
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これ以降は、ずっと草原の中の道です。
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ナデシコ科マンテマ属の一種
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トレイルを振り返るとロスヴァルトの集落の背後にグリスホルンからシンプロン峠に続く山並みが広がっています。
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これもマンテマの仲間ですが、恐らくは別種。
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もう一度ロスヴァルトの方面を振り返りました。
左上の雲の多い山は、フレッチホルンでしょう。 -
美しいローヌ谷の景観。
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ここで初めてフォルホルンの標識が現れました。
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頂上の十字架が見えました。
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北側の山々がせり上がってきました。
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ローヌ谷も伸びてきました。
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雲がなければ、フレッチュホルンも見えるのでしょうが。
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ここからは、稜線の近くを登ります。
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同じ場所から
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頂上に近い場所でのショートカット・ルートの一つです。
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ロスヴァルトのケーブル駅から丁度二時間でした。フォルホルンの頂上です。
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以下は、何れも頂上付近からのものです。
これは、西側です。 -
南側
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東側
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北側
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西側から北側のパノラマ
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足元から切れ落ちた北側斜面。
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南側、中央にモンテレオーネ
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岩の中にベンケイソウの仲間が。
白いのは、去年のもの? -
東側からのフォルホルン
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南側のイタリア国境の山々。
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その遠景。中央にモンテレオーネ。
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人のいなくなった頂上。
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リンドウの仲間とモンテレオーネ。
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このフュールホルンに向かう事にしました。
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フォルホルンを振り返って。
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中央の岩の外側なら怖くて渡れませんが、トレールは、影になった部分にあります。確かに、両手を伸ばして渡りましたし、岩に金具があればとも思いましたが。
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そのすぐ先から見下ろして。
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20分もかからずフュールホルンの頂上です。
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頂上からは、少し先(北東)へ進んで下ります。
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目の前の山。クライネ・フヴェツ。草地の急坂で、とても登れそうには見えないのですが、後で調べるとT3となっていました。
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少し降りた所でフュールホルンを振り返って。
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キク科キオン属?
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?シソ科?
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フュールホルンの南側には、このような(黒く写っています)岩の稜が並んでいます。
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キンポウゲ属?
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フュールホルンの遠景。
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岩稜の間で最もなだらかな斜面にトレールが付けられています。
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サフリッシュ峠からのメインルートへの合流は、間もなくです。
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メインルートから振り返って。
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人工湖。何に使うのか知らなかったのですが、ケーブル駅に写真が有ったので尋ねると人工雪の材料にする為だそうです。
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フォルホルン(左)、フュールホルン(中央)と続く稜線。
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シンプロン峠方面。
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以下は、ロスヴァルト近くまで戻ってからのものです。
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奥の白いピークは、ディアブルレとヴィルトホルン(右)
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ビーチホルンを中心に。
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ロトヴァルト方面。
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アレッチホルン方面。
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ロスヴァルトの遠景。
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前回も同じように下山してからフォルホルン方面の写真を撮りましたが、当然ながら気持ちは、異なります。
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これも前回と同じケーブル駅近くの茶店で時間調整。
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