2008/09/16 - 2008/09/16
169位(同エリア525件中)
いぶれすさん
《飛行機から見下ろすよりも優れたローヌ谷の景観》というガイドブックのキャッチ・フレーズに釣られてやってきました。《決して視界の悪い日に来てはいけません》との注釈も付いていますが、このようなキャッチ・フレーズを掲げるのなら当然です。そしてこの日は、申し分のない晴天ですから、キャッチ・フレーズの誇張具合を確認するにはもってこいです。
ただ、3日前まで3日間降り続いた雨は、山では雪だったようで、これが今日のトレイルで充分に融けたかどうかが気になります。ブリーク(Brig)からゴンドラ・リフトの基地であるロスヴァルト(Rosswald)入口行きのバスの中では、山を見上げながらそればかりを案じていました。
この懸念は、残念ながら現実のものとなりました。半分も登らない内に、急斜面上に切られたさほど広くもないトレイルを崩れてきた雪が覆っています。キック・ステップとストックを使って慎重に乗り越え、これを幾つか繰り返す内に、とうとう一面の雪景色になりました。しかも前後に登山者がないばかりか、雪の上に残された足跡は、前日のものと思われる一、二往復分しかありません。
そして、頂上目前の所で終に足を大きく上げても滑って登れなくなりました。
頂上は諦めて下ることにしたものの、登れなかった場所を思い返しながら数十メートル下った2,600M地点でもう一度頂上を見上げた時、このまま帰るが惜しくなりました。ガイドブックでの難易度は、最も易しい初心者向きとなっていることもあり、もう一度、自分が臆病過ぎでなかったかを確認したくなったのです。その場所まで登り返して、ストックワークを試したものの下降時の滑落の危険が頭から消えず、結局諦めました。
タイトルには標高を記したものの、実際には頂上を踏んでいないばかりか《逡巡の山》として記憶が残ることになってしまいましたが、ガイドブックのと同じような写真(表紙)は、得られました。これが、飛行機から見下ろすよりも優れているかどうかは、ともかく。
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ロスヴァルトから数分歩いた所からのベルナーオーバーラントの山々。 左下にブリーク駅。中央の高峰はビーチホルン。その標高差約3,300M。
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まだ登り始めたばかりの標高2,000Mくらいの場所でこれですから、先が思いやられます。
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少し残雪があらわれました。右はフレッチホルン
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正面はリーダーアルプ。奥に聳えるのはガイスホルンではなくアレッチホルン?
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その西、ビーチホルン。
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ミシャベル
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標高2,520M近辺
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凍りかかった雪の上に頂上が見えてきました。
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標高2,600M。もうすぐ頂上ですが、その右下のこぶを廻ったところが最後でした。 以下の4点は、この標高2,600Mの平らな場所から悔しさを込めて撮ったものです。
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中央左の集落はベットマーアルプ。アレッチ氷河は、雲で隠されていますが、フィーシャー氷河は、良く見えます。その左は、フィンスターアールホルン。
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シンプロン峠とフレッチホルン
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表紙の写真。手前がブリーク、画面中心はフィスプの町で、レッチュベルク線も見えています。
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下りは、北側の雲も取れて益々展望が良くなりました。
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頂上に達していない為、モンテ・レオーネを中心とする南側の展望は逃してしまいましたので、ロスヴァルトに降りてから、少し南側に廻ってみました。モンテ・レオーネは、左端の山、ヴァーゼンホルンの裏側です。
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三つのピークは、右からヴァーゼンホルン、フルグバウムホルン、ボルテルホルンです。
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最後に羨ましげにながめたフォルホルンの全容です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 4nobuさん 2010/01/14 11:36:18
- Folluhornに行きたくなります
- 行きたくなりました。Rother Wanderfruehrerのトップ写真と同じ絶景ですね。
おかげさまで英語版があることを知り、これからはドイツ語で苦しめられずにすみます。発行されている地方がまだ少ないのが玉に瑕ですが。
今夏はスイスでなく行こうかと考えているイングランド南西部のを注文しました。ただ日本には在庫がなくて待たされてます。
これからもいいところをご紹介ください。
- いぶれすさん からの返信 2010/01/14 17:57:50
- 洋書
- 4nobu様
ご投稿、ご投票ありがとうございました。
温かいエールにも感激です。
書籍に関しては、ご存知でしょうが、古書なら簡単に安く入手できます。
最近、送料が無料になりましたので、直接海外の古書サイトで買うよりも多くの場合、安いと思います。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/okbooksc.wb
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