2017/08/29 - 2017/09/02
268位(同エリア1420件中)
ONMKさん
今年の夏休みはなんとか連続3日間とれることになった。いつもの関空ドンムアン便を利用すれば現地で4泊できる。ずっとバンコクですごすのもいいが、せっかくなら近隣の国へ行ってみたい。いろいろ考えた結果、タイの隣で同じ仏教国でありながら、似てるようで違うところもありそうなミャンマーのヤンゴンへ行ってみることにした。
(1,000チャット:82円)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジアX
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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いつも通り仕事を終えてやってきた木曜深夜の関空出発ロビーは人もまばらで閑散としていた。出国手続きも順調で、今回もエアアジアドンムアン空港便に乗り込む。
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ドンムアン空港に着いたのが早朝4時。そこから搭乗ロビーの
空いているシートで横になってしばらく眠ることができた。ヤンゴン便は7時30分である。今回乗った飛行機はエアアジアなのに特別塗装のやつだった。 -
1時間ちょっとでヤンゴン国際空港に着いた。タイとミャンマーは近いなあと実感
した。空港ロビーは真新しい。予想通り怪しげなおっさんがタクシーの勧誘にやってきたがどれも高い。そこでターミナルビルの外に出て交渉。10,000チャットで手を打った。 -
タクシーは市街へ向かう。途中、車窓からシュエダゴンパゴダが見えた。さすがにでかい。
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空港からホテルのあるダウンタウンまで15kmほどのはずだが、市街に入るとバンコク以上とも思われる渋滞で、なかなか車が前に進まない。結局70分もかかった。まずは屋台で朝飯を食うとしよう。
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ミャンマーの麺。おばちゃんによく聞くモヒンガーかと聞くと、違うと言われた。麺は非常に細い米麺。出汁は中華風。卵がとじてあり、おいしくいただいた。揚げたての春巻きをプラスして800チャットは安い!
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今日から2泊するのはクローバーシティセンタープラスホテル。ダウンタウンの中心にあり、どこへ行くのも便利だ。両替屋(唯一日本円が両替できる。)とコンビニもすぐ近くにある。
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当初は50mほど離れたクローバーシティセンターホテルのデラックスルームを予約していたのだが、こっちなら今すぐチェックインできるし、部屋もグッドだと言われ、振り替えられた。姉妹ホテルだし、よくあることなのかな?
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部屋は清潔で一人なら十分な広さ。まあ、文句なし。これで1泊5,000円ほど。やはりホテルはタイより高い。
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さて、ヤンゴンの街歩きに出かけるとしよう。
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ヤンゴンは男の人もスカートみたいなロンジーを履いているというので、妻のインド土産であるルンギを持参して歩くことにした。ルンギは涼しくて夏の間はよく部屋で履いているのだが、さすがに外出する勇気はなかった。やっと履く機会ができてうれしい。(これが大正解だった。明らかに涼しいし、ヤンゴンの人も好意的に接してくれたように思う。)
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現在のヤンゴンの街は20世紀初頭にイギリスがつくったという。ビルは皆洋風建築である。相当古いのだが、独特の趣がある。
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ミャンマーはタイと違って色の黒い人が多い。インドと接しているからかな。
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昼飯はシャン地方の麺の店「999」で食うことにした。
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小麦麺にスペアリブがゴロゴロ。出汁はあっさりして食べやすい。麺はちょっと粉っぽかったかなー。
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店員の女の子。女性はほとんどの人が頬にタナカというお白粉を塗っている。美容なのか習慣なのか?
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激しい雨が降ってきた。ミャンマーは今雨季の真っ只中。しばらく雨宿りさせてもらう。
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小降りになったので街歩き再開。
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さっきの雨が嘘のように晴れ上がってきた。雨上がりは淀んだ空気までが一掃されるようで、空が澄んでいる。
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跨線橋にやってきた。向こうにヤンゴン中央駅が見える。線路の上を人が歩いている。ミャンマー最大都市なのに、よほど便数が少ないのだろうか。
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ヤンゴン中央駅にやって来た。国の中心に相応しい、威風堂々とした駅舎である。
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駅舎の横には野犬がたむろしていた。特に狂暴というわけではないが、思わず身構えてしまった。
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駅舎の中も天井が高く歴史を感じさせるが、国の中央駅という割には長閑で人も多くない。
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こいつらどう考えても列車待ってないよな。
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中央駅を出てさらにぶらぶら歩いていると急に空が暗くなってきた。これはやばいと思いホテルに戻る。間一髪セーフだった。本日2回目のスコール。
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1時間ほどでさーっと止んだ。
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ヤンゴンのダウンタウンは渋滞がひどい。しかしバイクは全く見かけない。たぶん禁止されているのだろう。
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スーレーパゴダが見えてきた。ヤンゴンの街はこのパゴダを中心につくられたという。
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では中に入ってみよう。
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入口で靴を預けて3,000チャットを払う。平日の昼間なのに大勢の人が熱心に参拝していた。
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パゴダは回廊になっていて、歩いて一周できる。
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黄金に輝く仏塔は青い空に映えて美しい。
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パゴダの下層階は時計店やら貴金属店がびっしり連なっていた。
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スーレーパゴダのすぐ南にはマハバンドゥーラ公園がある。
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公園の北側には市庁舎、
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公園の中には独立記念碑がそびえ立っており、東側には最高裁判所がある。
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これから北にあるチャウダッチーの寝釈迦仏とシュエタゴンパゴダを見に行きたい。地図で見ると5kmくらい北になるようだ。とりあえず歩くことにした。
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スイカ売りの親子。一ついただく。十分甘い。これでわずか200チャット。安い!
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ヤンゴンは日本車が大活躍なのだ。
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街中でもけっこうお坊さんが歩いている。袈裟の色がタイより濃い。
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どうも道を間違ってしまったみたいで、諦めてタクシーでチャウダッチーパゴダに到着。この寺は仏塔がなく、なんか体育館というか、ホールみたいな外観なのだ。
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中に入って理由がわかった。この仏さん、でかすぎやろ!ワットポーよりまだかなりでかい。広角レンズでも全部写らん。表情もどことなくユーモラスである。寝釈迦仏ファンとしてはこれはこれで満足。
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裏側はテラスになっていて、しばし景色を眺めていると、またまた雲行きが怪しくなってきた。
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本日3回目のスコール。
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タクシーでシュエダゴンパゴダに移動する。雨はますます激しくなり、とうとう道路が冠水してしまった。タクシーの運転手によると、雨季はいつもこんなもんだとか。
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ここだと言われてタクシーを降りた。はて、広すぎてさっぱりわからん。みんな裸足で道路を横断しているが・・・
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道路は既にパゴダの参道の一部となっているようだった。とにかく上ろう。
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10分近く上ると仏塔が見えてきて、手前に料金所があった。8,000チャットもとられた。ちなみにミャンマー人はタダらしい。何か、外人からは金をとるだけとってやろうという魂胆が透けて見えるな・・・
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まだまだ雨が止まないので回廊にある仏間で休憩する 。年月を重ねた木の床がひんやりと心地良い。
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だんだんと夕闇が迫ってくるにつれ、黄金の仏塔の輝きが増していく。
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雨の夜、闇に浮かぶ仏塔。圧倒的な存在感。
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ダウンタウンに戻ってきた。ミャンマーのカレーであるヒンの名店、「ダヌピュー」へやって来た。
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店内は大衆的で気取らない食堂という感じである。もちろんそんな店だから来ているのだが。奥にショーケースがあって、肉やら海老やら魚やらのカレー、惣菜が並んでおり、好きなだけ選ぶことができる。
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野菜のおかず2品と魚のカレーとご飯をチョイスする。魚は淡水魚だろうが臭みなく美味しい。カレーは辛くなくマイルドな口当りでいくらでもいけそうだ。しかし、スープはほとんどが油だった。適量にしとくのが賢明だろう 。
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今日の出来事を反芻しながぶらぶらとホテルに向かう。
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目まぐるしい1日だった。
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2日目の朝。
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ヤンゴンでもこのあたりは特にインド人が多く住んでいるようだ。
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朝飯はインド料理店で食うことにした。
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チキン等の3種のカレーが入った定食ターリーをたのむ。2,500チャット。かなり満足した。
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こうやって見るとスーレーパゴダが街のシンボルだということが実感できる。
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ちょっと買い物でもするかというわけでボージョーアウンサンマーケットへやって来た。
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店内はかなり広く、無数の土産物屋が建ち並ぶ。片言で日本語で呼び込みの声がかかる。完全な観光市場。好きな人は半日いても飽きないだろうけど、自分は15分で退散。
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結局マーケットの全容はわからず。
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そしてついつい横道に逸れてしまう。
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すぐそこは地元の人の生活圏だ。
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ただぶらぶらしてそこの人のふだんの生活を感じるのが好きなんだ。
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ボージョーアウンサンマーケットの道向かいはバンコクにあるような最新のショッピングモールのジャンクションシティーがあり、結局そこのスーパーでお土産のお菓子を調達した。安かった。
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雨が降ってきたので、昼食はフードコートにあるミャンマー料理店YKKOで食うことにした。ここの店はチェイオーという麺らしい。ミャンマーは麺の種類が多いな。違いはいまいちわからんけど(笑)たのんだのはチキンのチェイオー。ここの麺は日本の塩ラーメンに近くて、これまでで一番旨かった。でも4,600チャットはちょっと高くない?
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妻にたのまれた土産のクッキーの店に向かう。上がりると日射しがいっきに強くなり蒸し暑い。
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ミャンマーとは思えない小洒落た外観の「シュエパズンクッキー店」。スーレーパゴダからは西へ歩いて20分ほどのところにある。
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店内はいろんな種類のお菓子やパンが並べてあり、大勢の人で賑わっていた。レジはちょっとした行列だった。パッケージも垢抜けている。たぶん、ミャンマーには他にこういう店がないのだろうな。
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いったんホテルで一息ついて、ダウンタウンの南にあるヤンゴン川のフェリーターミナルへ向かう。
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ヤンゴン川の対岸ダラ地区へフェリーで行くことにした。
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2層構造のかなり立派なフェリーだ。このフェリーは日本が寄贈したらしく、日本人だとわかるとタダにしてくれた。少し誇らしい気分になった。
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船内は大勢の人でごった返していた。
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対岸までわずか5分の船旅。
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客はほとんど地元の人のようだ。
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予想どおり自称ガイドたちが群がってくる。やんわり断って道なりに歩いていく。ミャンマーのガイドはしつこくなくていい。
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ダラ地区はバイクに乗ってもいいようだ。
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人は多い。しかしどこかゆったりとした雰囲気が漂う。
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でかい犬かと思ったら牛だった。
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大通りから横道に入るととたんに静かになる。
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濃密なショートトリップだった。
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ヤンゴンに戻る。
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ヤンゴン最後の夜。
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串焼きの店が連なる一角がある。通称バーベキューストリート。
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海老やら鶏やモツやらスペアリブやら店先に陳列してある好きなものを指差して焼いてもらう。箸休めは定番の空芯菜炒め。ミャンマービールがぐいぐい進む。
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道路にせり出したテラスで機嫌良く飲み食いしていると、突然のスコール。店の兄ちゃんは慌てる様子もなく手際よく可動式の屋根をセットした。
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土砂降りの中飲むビールも乙なものだ。
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しかし物乞いの子供がひっきりなしにやって来るのにはまいった。自分はしょぼい物売りはともかく、物乞いには絶対に金をやらないと決めている。子供は断るとあっさり次の店に移っていく。いつものルーティンワークなのだろう。なんとも複雑な打ち上げとなった。
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最後にスーレーパゴダを目に焼き付ける。
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早朝、タクシーでヤンゴン国際空港へ。行きと違って渋滞もなく、ホテルからわずか20分で着いた。
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出国手続きもスムーズだった。
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飛行機はバンコクへ向けて定刻どおり離陸した。限られた休暇を考えると、今後おそらくこの街を再訪することはかなわないだろう。
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飛行機の窓から遠ざかるヤンゴンの街を見ると、小さく金色に光るものが見えた。シュエタゴンパゴダだった。完全に見えなくなるまでずっと見続けていた。
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