ギリシャの世界遺産はたくさんありますが、そのうち、まったく別の場所に建てられた３つの修道院を１セットにした、「ダフニ修道院群、オシオス・ルカス修道院群及びヒオス島のネア・モニ修道院群」という１１世紀ビザンティンの修道院群があります。<br /><br />世界遺産のビザンティン建築見たさに、場所もバラバラの３つの地域を見て周ることにしました。宿泊場所はヒオス島に２泊、アテネに２泊です。<br /><br />まずはヒオス島に行きます。ここでは世界遺産のうちの一つ、ネアモニ修道院を見たほか、ピルギ村、メスタ村と、ネアモニ修道院に影響を受けたと思われる小さなビザンティン教会を見学しました。<br /><br /><br />ちなみにこれら３つの修道院の共通点は、同時代（１１世紀）につくられたことと、同様式（ドームを支える部分にスクィンチと呼ばれる土台を使って８角形になっている）で作られたところ、１１世紀につくられたモザイクが現存しているというところだそうです。<br />特に１１世紀のモザイクで現存しているのはこの３つの修道院だけなのだとか。<br /><br /><br />

ギリシャで１１世紀の修道院とモザイクを見る旅その２：ピルギ、メスタとビザンティン教会　in ヒオス島

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2017/08/27 - 2017/08/27

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ヒオス島(ギリシャ)

２日目は中心部にあるビザンティン博物館に行きました。
ここでヒオス島のパンフレットをもらいました。そこには、良い雰囲気のビザンティン教会の写真が。
これの左上と右下です。
アギオスアポストリ教会とパナギアクリナ教会というみたいです。
この日はタクシーでピルギ村とメスタ村に行く予定なので、これらの教会も行ってみることにしました。
昨日と同じ乗り場の看板。この写真を撮っていてよかったです。
なぜなら、乗ったのはこのタクシーですが、ピルギまで３５ユーロで行く、と運転手に確認してから乗ったのに、降りるときに「４５ユーロ」と行ってきたからです。。
上の写真を拡大して見せて、３５ユーロだけ払いました。
ピルギ村に着きました。クシスタで有名な中世の村です。バルコニーの裏にも模様があるということがなんか新鮮でした。
広場のお土産屋。
狭い路地の様子。
模様だらけの住宅街はどことなくイスラムっぽい雰囲気。
村の中心の広場のすぐ側に、アギオスアポストリ教会へ続く通路がありました。
通路を抜けると教会のドームが見えてきます。
パンフレットなどによるとネアモニ修道院をモデルにつくられたようです。
内部は撮影禁止でしたが、印象的なフレスコ画で一面覆われていました。

これもパンフレットによると、クレタ島のアントニオス・キニゴスという絵描きによって１６６５年に描かれたそうで。すごい具体的。
入り口からは全景が見渡せませんが、後ろに出るとこんな感じです。
ネアモニ修道院より、かなりビザンティンぽくて素敵です。
後陣部には黒い十字型の模様がありました。
拡大すると、クッキー型みたいな金属を埋め込んだもののようです。
後陣から見た全景。ビザンティン様式が美しい。
来た時にタクシーが止まった街の入り口。この右側にあるお土産屋さんでお土産のマスティハグッズを買いつつ、メスタ行きのタクシーを呼んでもらいました。
迷路のような中世の要塞村、とガイドブックに書かれているメスタにつきました。
帰りの足がないので、待ち合わせ時間を決めて、タクシーに待っててもらいます。
要塞の村メスタ。入り口がどこにあるかわからなくてうろうろしました。
車両禁止の看板があるのでこれが入り口なのでしょう。
この白い矢印の看板がおそらく入り口はこちらという意味なのかと。
中に入ると、狭い道沿いにレストランのテーブルが出ていていい匂いがしました。
観光客もたくさんいます。
なお、ついさっきピルギ村で見かけた観光客を２組くらい、ここでも見かけました。みんな行き先が同じ（笑
村の中心はやっぱり広場で、カフェが密集しています。
歩いてみるとそんなに迷路ってほどの感じもしません。
花がきれいなバルコニー。
綺麗な花～・・・と、気分でいろいろな道を歩いていたら、待ち合わせ時間の５分前、というところでいきなり道がわからなくなりました。
来た時に、家の前に座っている老婦人を見かけていたので、おばあちゃんがいる！この角だ！と思ったら行き止まりだったり。違うご婦人でした。
猫・・・。明らかにこんな道は通ってないのです。
団体ツアーの客で同じように出られなくて迷っている人がいたようで、ガイドらしい人が、迷子客に声をかけているところに遭遇しました。
その一団について行って、無事外に出られました。メスタおそるべし。
ヒオスタウンまでの帰り道の途中に、パナギアクリナ教会に寄ってもらいました。
パンフレットによると１２世紀に建てられたもののようです。
ビザンティン特有の外見が素晴らしいです。
後陣部分。
中央聖堂の前についている外ナルテックス（パンフレットにはexonarthexとの表記。）は１８世紀に足されたものとのこと。
閉まっていて中に入れなかったのですが、窓から覗くと、古そうなフレスコ画が見えました。１２世紀のもののようです。
中に入って見てみたかった。
とはいえ、外観がすごくビザンティンだったので見れて良かったです。
ヒオス島のビザンティン教会を堪能して、明日はアテネに行きます。