2017/08/26 - 2017/08/26
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855447さん
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ギリシャに世界遺産はたくさんありますが、そのうち、まったく別の場所に建てられた3つの修道院を1セットにした、「ダフニ修道院群、オシオス・ルカス修道院群及びヒオス島のネア・モニ修道院群」という11世紀ビザンティン時代の修道院群があります。
世界遺産のビザンティン建築見たさに、場所もバラバラの3つの地域を見て周ることにしました。宿泊したのはヒオス島に2泊、アテネに2泊です。
まずはヒオス島に行きます。ここでは世界遺産のうちの一つ、ネアモニ修道院を見たほか、ピルギ村、メスタ村と、ネアモニ修道院に影響を受けたと思われる小さなビザンティン教会を見学しました。
ちなみにこれら3つの修道院の共通点は、同時代(11世紀)につくられたことと、同様式(ドームを支える部分にスクィンチと呼ばれる土台を使って8角形になっている)で作られたところ、11世紀につくられたモザイクが現存しているというところだそうです。
特に11世紀のモザイクで現存しているのはこの3つの修道院だけなのだとか。
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お昼頃、ヒオス島に到着しました。青い空と同じ色の海とぬるい風。
島に来た!という感じです。 -
修道院目当てですが、なんかリゾート感があって休日の雰囲気になります。
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ヒオス島では空港からほど近い、グレシアンキャッスルホテルに泊まりました。道路に面してますが、部屋は奥まったところにあって静かです。
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ネアモニ修道院のオープン時間は、このウェブサイトによると午前中13時までと、午後は16時から。http://www.neamoni.gr/
たくさんのインターネットでの口コミやブログを見て、こちらへはタクシーで行くことに決めていました。16時になるまでヒオスタウンをぶらぶら歩くことにします。 -
ホテルからヒオスタウンまでは歩いて10分くらいでした。
海からの風がすごい強いです。気温は30度くらいですが、風のおかげで暑すぎません。 -
まずはランチ。海の見える道路沿いにたくさんレストランが並んでいて、観光客で大賑わいでした。
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マステッロというヒオス島のチーズ。これ美味しかったです。
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他にもシーフードとか、ギリシャ料理がたくさんありました。観光客も多かったけど、地元の家族とか、親戚一同みたいなグループがたくさんいて賑わってました。
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海沿いのレストランのすぐ側に、ヒオス島でしか取れないというマスティハの専門店がありました。マスティハの木からとれる天然ガムでピロリ菌を殺すという有効成分を持つそうです。
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島の人はこれを食後などに噛んでいたというのですが。袋の中身は白い半透明のグミみたいなものが入っています。
試しに食べてみたらまずい!味のしない松脂を食べている感じ。しかもけっこう歯にくっつきます。なかなか無くならないので適当なところで出しました。
・・・でも、しばらくするとまた口に入れたくなる、なんか不思議な中毒性がありました。 -
引き続き街歩き。
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奥の方の商店街の様子。
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スーパーでマスティハソーダを買って飲んでみました。これはマスティハの風味に甘味が足されていて、飲みやすくて美味しかったです。
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街の中心のタクシー乗り場。主な観光地までの片道の料金が示されています。
ネアモニ修道院へは18ユーロ。 -
タクシー乗り場の運転手は基本的にだべってます。乗りたそうにしてると運転手がやって来るので、ネアモニでの往復料金を聞いてみると、待ち時間も含めて40ユーロというので、それで承諾。
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車で山をどんどん登って、本当に山の中。
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念願のネアモニ修道院前に着きました!
16時ぴったりに着いたのに閉まっていました。ギリシャのオープン時間はあてになりません。 -
ネアモニ修道院の後ろにある廃墟の様子。
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山の間から海が見えました。こんなに登ってきたのに海風が届いていて、風の音がけっこううるさいです。
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世界遺産の看板。
なお「ネアモニ(Nea Moni)」とはNew Monasteryの意味。 -
16:30になって門が開きました。観光客は私たちの他にもう一組だけです。
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中央聖堂に入る前の空間です。ところどころ損傷のあるモザイクがありました。
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脚を洗うキリストの図。
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カトリコンと呼ばれる中央聖堂の様子。今も使われている様子です。
しんと静まり返った中で、外で風にあおられた何かが不規則に当たる音と、時間の狂った振り子時計の音が響いていました。 -
この時代の教会の特徴だと言われているドームを支える八角形の様子。
新しく修復されたと思われる大きなドームには装飾はありません。球体の内側みたいなスクィンチ部分に、11世紀のモザイクが残されています。
ひとつづつ見ていきます。 -
キリスト洗礼のモザイクは見て面白いので好きなテーマです。
頭から水をかぶってるみたいに見えますが、ヨルダン川なのです。 -
横で遊んで怒られているようなこれはどういう意味なのでしょう。
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他のモザイクは損傷が激しいです。
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貼り付けの図だと思われます。
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貼り付けされたキリストを下ろすの図。
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この部分は損傷なくきれいに残っていました。
なお「11世紀のモザイク」が他の時代のモザイクに比べてどんな特徴があるのか、よくわかりませんでした。この時代につくられたことが珍しい、というだけで世界遺産になったみたいですが、じゃあ絵柄は5~6世紀のものと変わらないってことなのですかね。 -
一通り内部を見たので外側を見てみます。
明らかに修復されたのがわかる、新しい感じになっていました。 -
うーん。。。上のドームと下の建物の違和感がすごい。
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上のドームは明らかに白くておかしいですが、下の部分もビザンティン建築特有のレンガが積んだ感じが全くないのです。この部分も新しく修復されたもののような気がします。
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半円形に出っ張った部分はビザンティン様式ぽいですが。その隣の壁の部分は明らかに何かおかしい。。
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修道院の内部のモザイクは凄いですが、外観はちょっといただけない世界遺産でした。
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下山して、海沿いにあるバスターミナルに行きました。
明日もう一日ヒオス島にいるので、ピルギ村、メスタ村までのバスの時間を調べようと思ったのですが・・・
張り出された時刻表には、日曜日のピルギ、メスタ行きのバスはありませんでした。
窓口も閉まってたので、明日はタクシーで行くことにしました。 -
おやつ。ドーナツを揚げたというルクマデス。
フラッペと共に頂きました。ギリシャのフラッペはインスタントコーヒーの味がして、ジャンク感があって病みつきになります。
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ギリシャで11世紀の修道院とモザイクを見る旅
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