ギリシャに世界遺産はたくさんありますが、そのうち、まったく別の場所に建てられた３つの修道院を１セットにした、「ダフニ修道院群、オシオス・ルカス修道院群及びヒオス島のネア・モニ修道院群」という１１世紀ビザンティン時代の修道院群があります。<br /><br />世界遺産のビザンティン建築見たさに、場所もバラバラの３つの地域を見て周ることにしました。宿泊したのはヒオス島に２泊、アテネに２泊です。<br /><br />ヒオス島のネアモニ修道院を見た後は、アテネを拠点に、ダフニ修道院とオシオス・ルカス修道院を見に行きました。<br /><br /><br />ちなみにこれら３つの修道院の共通点は、同時代（１１世紀）につくられたことと、同様式（ドームを支える部分にスクィンチと呼ばれる土台を使って８角形になっている）で作られたところ、１１世紀につくられたモザイクが現存しているというところだそうです。<br />特に１１世紀のモザイクで現存しているのはこの３つの修道院だけなのだとか。<br />

ギリシャで１１世紀の修道院とモザイクを見る旅その３：ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院

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2017/08/29 - 2017/08/29

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855447さん

ギリシャに世界遺産はたくさんありますが、そのうち、まったく別の場所に建てられた３つの修道院を１セットにした、「ダフニ修道院群、オシオス・ルカス修道院群及びヒオス島のネア・モニ修道院群」という１１世紀ビザンティン時代の修道院群があります。

世界遺産のビザンティン建築見たさに、場所もバラバラの３つの地域を見て周ることにしました。宿泊したのはヒオス島に２泊、アテネに２泊です。

ヒオス島のネアモニ修道院を見た後は、アテネを拠点に、ダフニ修道院とオシオス・ルカス修道院を見に行きました。

ちなみにこれら３つの修道院の共通点は、同時代（１１世紀）につくられたことと、同様式（ドームを支える部分にスクィンチと呼ばれる土台を使って８角形になっている）で作られたところ、１１世紀につくられたモザイクが現存しているというところだそうです。
特に１１世紀のモザイクで現存しているのはこの３つの修道院だけなのだとか。

エリア

ダフニ(ギリシャ)

旅行の満足度: 5.0

アテネです。
アテネからダフニ修道院までは、エレフテリオス広場からバスが出ています。
A16、Γ16、時間帯によっては836と865のバスが修道院まで行くようです。降りるバス停の名前は「MONI DAFNIOY」、ギリシャ語表記だと「ΜΟΝΗ ΔΑΦΝΙΟΥ」。
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と、ここまで調べたところで、オシオス・ルカス修道院に行く長距離バスの情報があまりにも少なく、どうやってもわからないので、その日のうちに自力で二つの修道院に行くのに自信がなくなってきました。

ダフニ修道院行きのバスに乗るためだけに、エレフテリオス広場に一番近いホテルを取っていたのですが、二つともタクシーをチャーターして行くことにしました。

エブリバイズホテルホテル

 価格帯が手ごろ by 855447さん
そうなるとタクシーだからすごく楽ちんです！
朝８時の出発です。
ダフニ修道院は火曜と金曜の８時~１５時までしか開いていないので、日程の組み立てが重要です。
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朝一のダフニ修道院。建物の大きさに驚き。
ビザンティン様式の教会にしてはかなり大きいです。

ダフニ修道院群、オシオスルカス修道院群及びヒオス島のネアモニ修道院群史跡・遺跡
入り口の向こうに行ってみると、ビザンティン様式にそぐわない柱。
イオニア式？
中です。ネアモニ修道院と比べて広い、大きい。
中央ドームと、この時代の特徴のスクィンチの様子。
スクィンチのモザイクを見ていきます。
大好きなテーマ、洗礼の図。
金色が神々しいです。
キリスト降誕。
天使。
中央ドーム以外にもきらびやかなモザイクが残っています。
貼り付けの図の下にある可愛らしい骸骨。
こちらはかなり完全版で残っています。
大きくて見ごたえのある修道院でした。
ここから車を走らせちょうど２時間ほど。
景色のきれいな山の斜面に着きました。
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オシオス・ルカス修道院です。
現役かというほど建物がきれいに残っています。修復したのでしょうか。

ダフニ修道院群、オシオスルカス修道院群及びヒオス島のネアモニ修道院群史跡・遺跡
ネアモニ修道院よりも、ダフニ修道院よりも大きいです。
修道院本体の周りに教会やクリプタや住居や、そのほかの生活に必要な建物が合わさっていて、自給自足可能な一大修道院施設という感じです。
正面ファサード。ビザンティン様式。
大々的なドームの内側にはパントクラトール。
そして八角形をつくるスクィンチ部分にモザイク。
主祭壇側から見上げた図。
ドーム真下から見上げたところ。

スクィンチでドームを支える方式は、アルメニアからコンスタンティノープルを経由してギリシャに伝わったと、本に書いてありました。
１１世紀の金色のモザイクが荘厳です。
ネアモニ修道院、ダフニ修道院で見たのよりも多く残っていました。
脚を洗うキリストの図。
洗礼の図。
下の方にヨルダン川を擬人化したおじいさんが。
幼子キリスト。
キリスト貼り付けの図、ですが・・・
なんかゆるキャラみたいのがいる。
ダフニ修道院ではここは骸骨になってたのでたぶん骸骨なんだと思います。

・・・他のモザイクはかなり写実的（人間は人間らしく、動物は動物らしく）なのにここだけどうしたっていうんだ。
金ぴかのドームの向こうには聖母マリア。
金ぴかドーム内側。
教会のモザイクには、たくさんの聖人の似顔絵がつきものです。
そうは言っても、この部分は全部同じ人に見えます。
そういう模様みたいです。
後陣も美しいです。
左がカトリコンと呼ばれる中央聖堂で、右が別の時代に建てられた教会です。中でつながってます。
修道院横の通路。
修道僧の生活に必要らしい設備が残っていました。
ここではお土産屋の他に飲み物を売るお店もあって、休憩にも便利です。
修道院見学後はフラッペとミニケーキでお茶しました。