奈良・薬師寺食堂の大壁画と宇治平等院鳳凰堂の平成大修理後初めての参拝、そして西の迎賓館と呼ばれた奈良ホテルへ！

2017/08/22 - 2017/08/23

西ノ京・薬師寺の食堂（じきどう）が復興落慶、堂内に田渕俊夫画伯により描かれた大壁画の拝観、そして宇治平等院鳳凰堂の平成大修理が完成して３年になります、美しく蘇えった堂宇を参拝します。そして、東京駅、日本銀行本店などを手掛けた辰野金吾氏が建築した奈良ホテルに一泊お世話になります。

　表紙は、明治４２年開業の奈良ホテル

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0

８月２２日（火）奈良西ノ京、薬師寺参道

さるすべりの花

薬師寺伽藍図

薬師寺南門

南門と西塔

平成１０年（１９９８）「古都奈良の文化財」として世界遺産リストに登録

「古都奈良の文化財」　
　・国宝建造物があり、敷地が史跡にしていされている資産
　　　東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺
　・特別史跡・特別天然記念物に指定されている資産
　　　平城宮跡・春日山原始林
　　以上８つの資産全体がひとつの文化遺産として登録

薬師寺中門

薬師寺中門の天王像：右側

薬師寺中門の天王像：左側

薬師寺　回廊

薬師寺　金堂

創建年　天武天皇９年（６８０）
開基　　天武天皇（勅願）
本尊　　薬師三尊（国宝）

金堂は享禄元年（１５２８）戦火で焼失、昭和４６年（１９７１）高田好胤師が起工、昭和５１年（１９７６）復興

薬師寺　金堂

薬師寺　金堂

薬師寺金堂　本尊薬師如来　御朱印

薬師寺　西塔

縁起によると、“・・・白鳳時代に薬師寺が日本で初めて二基の塔を相対し配置する伽藍様式にて建立した。以後この様式を「薬師寺式伽藍配置」と呼称するようになった。
西塔は享禄元年（１５２８）金堂・講堂・中門等とともに兵火によって焼失、・・・昭和５６年遂に白鳳時代さながらの塔が復元された。・・・”

薬師寺　食堂（じきどう）

創建当初の建物は天平２年（７３０）頃に建てられたとみられ、天禄４年（９７３）に焼失、寛弘２年（１００５）再建されたが、再び失われた。（年代不明）大きさは、東大寺、大安寺に次ぐものであった。

昭和５１年の金堂復興を皮切りに、食堂が今年平成２９年５月２６日落慶法要が営まれました。

薬師寺　食堂

堂内には平山郁夫画伯を師とした田渕俊夫画伯により描かれた食堂本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に全長約５０ｍにわたる１４の壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が奉納されておりました。

薬師寺食堂　御朱印

薬師寺　東院堂（国宝）

縁起によると、“養老年間に吉備内親王が元明天皇のために発願建立、幾度かの再建、現在の建物は享保１８年（１７３３）に建て替えられた・・・”とあります。

本尊　聖観世音菩薩（国宝　白鳳時代）

国宝　東塔解体修理事業

国宝　東塔解体修理事業

平成２１年より解体修理に着手、平成３２年６月頃に修理が完了する予定とのことです。

ただ今１５時１５分、薬師寺西塔の相輪に陽がさしています。

薬師寺西塔の相輪

１６時５０分、奈良ホテルさんに入ります。妻からのプレゼントで今晩はこちらにお世話になります。

奈良ホテル 宿・ホテル

奈良ホテル

奈良ホテル

奈良ホテル

開業　明治４２年（１９０９）
建築　本館は、東京駅、日銀本店を手掛けた辰野金吾氏

アインシュタインとピアノ

アインシュタインが１９２２年１２月１７日より２泊した時、弾いたピアノ。

メインダイニングルーム「三笠」にてワイングラスに興福寺五重塔を入れてディナーを頂きます。いろいろなところでもてなしが行き届いています。

ちょっと話したら、デザートにプレートを創ってくれました。五十余年働き続けました、妻の支えに感謝です。そしてお会いしたすべての人々に感謝です。

鹿の親子が来ています、ごちそうさまでした。

興福寺方面へ行ってみます。

ライトアップした興福寺五重塔

猿沢の池を廻ってホテルに戻りました。

８月２３日（水）奈良ホテルの沿革、高価な調度品など詳しく説明を頂きました。

奈良ホテルの豪華な調度品の数々

８月２３日（水）朝食の前に、浮見堂～春日大社方面を歩きます。

清々しい朝です。

荒池と興福寺五重塔

浮見堂、向こうが奈良ホテル

春日大社に、今年二回目の参拝です。

春日大社

お参りさせて頂きます。

お参りさせて頂きます。

朝の鹿

朝の鹿

奈良ホテルに隣接する、名勝 旧大乗院庭園

名勝大乗院庭園文化館

名勝　旧大乗院庭園

名勝　旧大乗院庭園

名勝　旧大乗院庭園

宇治　平等院

平等院　正門

世界遺産　平等院　阿弥陀堂（鳳凰堂）国宝

本尊　　阿弥陀如来
創建年　永承７年（１０５２）
開基　　藤原頼道

平等院　阿弥陀堂（鳳凰堂）国宝

平等院　国宝　本尊　阿弥陀如来（絵葉書撮影）

天喜元年（１０５３）　仏師定朝作

平等院　国宝　雲中供養菩薩　南２６号（絵葉書撮影）

平等院　旧番外（南２６号）復元模刻（絵葉書撮影）

阿弥陀様を阿宇池からも拝しさせて頂きました。

平等院　鳳凰

平等院　鳳凰

平等院ミュージアム鳳凰館

今回は、奈良及び宇治の歴史と文化の美しく蘇えった姿を拝見し、感銘を受けて帰りました。