2017/08/19 - 2017/08/21
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2017年8月、北イタリア6都市周遊個人旅行の旅行記です。
日程は、
1. 17-19日:ミラノ
2. 19-21日:ベネチア
3. 21-22日:パドヴァ
4. 22-26日:フィレンツエ
5. 24日:シエナ・サンジャミニーノ(日帰り)
旅行するに当たって留意した点は、
1. 往復の飛行機はプチ贅沢する(エアフランス、プレミア・エコノミー)
2. ホテルは各都市中央駅から徒歩(数分)圏内の四ツ星
3. できるだけ日本人ガイドをお願いし、美術館や教会の説明を受ける
の3点です。
2回目は、ベネチア編をお届けします。写真は、ため息橋の隙間から見たベネチアの風景。ラグーンの向こうにサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えます。牢獄に引かれる罪人のせつない心情が伝わります。
なお、私の旅行記は毎回そうですが、個人旅行を今後計画される方の参考になるように組み立てています。
写真(特に絵画)は、スマホで撮っているので他の方の旅行記のように綺麗ではなく、多くを掲載していません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
8月19日
ミラノ中央駅からベネチアへ移動です。ホームに入るには、切符のチェックがあります。 -
利用したのは、フレッチャロッサ。2等は怪しい人がいるとの口コミを読んで、ネットで1等を予約(我々の方が怪しいかも?)。2時間少々の所要時間。
ポイント1:予約は「Trenitalia-English」のページから。チケットは、払い戻しや変更が可能かで3段階に分かれています(1等、2等にかかわらず)。我々は、時間変更の可能性を考えて、一番高いチケットを買いました。 -
1等最上級、エグゼクティブの座席。我々の座席は1段階下の1等サイレント(携帯通話不可)でした。(写真は乗客が多く撮れず)
ポイント2:イタリアではチケットの乗車前の刻印がうるさいですが、インターネットで予約したチケットは刻印が必要ありません。車掌がチェックに必ず来ますので、プリントアウトを忘れないように。(携帯でも可) -
ベネチア、サンタ・ルチア駅。終点なので、あわてる必要はありません。
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サンタ・ルチア駅を出るとすぐ目にする光景。ベネチアに来たと思う瞬間。大きなクーポラは、サン・シメオン・ピッコロ教会。
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ホテルは、ベリーニ。駅から本当に近く駅を背にして左およそ50mです。迷いようはありません。
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ホテルの入口。石畳が多く、スーツケースを引くのは大変です。
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部屋は、古風でエレガントですがやや狭い(今回の旅行で宿泊したホテルで一番狭い)。しかし、スーツケース2つを広げる余裕はギリギリあり。
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調度品。事前にリクエストしたので、ツイン・バスタブありの部屋をゲットできました。
ポイント3:個人で予約する時は、ダメ元でどんどんリクエストしましょう。返事は結構早く返って来ます。全く正面ではありませんが、一応ラグーンも見えました。 -
街へ繰り出す前に、ヴァポレットの2日券を購入。30ユーロ、1回乗船が7.5ユーロなので、1日滞在なら元は取れます。我々は、2日間で計7回利用。
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ヴァポレット2日券(下は、この後訪問したPadova card)。
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この刻印機にチケットを当てて「毎回」刻印します。7回乗ったうち、2回車掌がチケットをチェックに来ました。
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停留所の入口に掲示板があり、行き先とヴァポレットの出る時刻が示されています。結構正確です。
ポイント4:リアルト橋やサンマルコ広場に行くなら、2番が便利、急行です。ただ、「Rialto」と掲示されているのはサンマルコ広場には行きませんので注意! -
ヴァポレットからの風景。確かに「ベネチアに来た」という高揚感はあります。昼前の時間帯、乗客がいっぱいでスリに注意しながら写真を撮るのは大変。その上、ビデオまで撮る二刀流ですから。
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カ・ドーロと思います。(よく似た建物多し)一部美術館になっています。
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何かわからんオブジェ。
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リアルト橋。昔は、木造だったが崩壊したために大理石に造り変えられた。
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イチオシ
橋の上からの風景。写真を撮るために割り込むのも必死です。
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ヴァポレットがゆっくり走ったので、駅までは大したことあるまいと見物を兼ねて徒歩で帰りました。これが大失敗、30分以上かかりました。
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途中、こんな風景を見ながらブラブラと(ゼイゼイ)。
ポイント5:途中、ホテルから500m位の所にCOOPがありました。水やビールを買いましたが、やはり安いです。500mlのミネラル・ウオーターは、0.25ユーロ。 -
ホテルで一旦休憩して、再びサンマルコ広場へ。写真左は時計塔。この下で、ガイドのジョルジュさんと待ち合わせ。サンマルコ寺院とドカーレ宮殿を見学。撮影はサンマルコ寺院テラスから。
ポイント6:ガイドは、「アーモイタリア」というサイトの紹介。2時間で150ユーロ。(ガイドの費用はサイトに明確に記載されています)ジョルジュさんは、ベネチアガイドの顔のようなイタリア人で流暢な日本語をまるで朗読する調子で語ります。 -
テラスに有る有名な4頭の馬。傷みが激しいので、本物は「宝物庫」に。見学しましたが別途2ユーロ必要です。
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サンマルコ寺院テラスからの眺め。はるか向こうにサン・ジョルジュ・マッジョーレ教会。真ん中の2つの柱は、ベネチアのシンボル「獅子像」と「聖テオドロス」。
ポイント7:獅子(ライオン)はベネチアのシンボルですが、昔はライオンを見た人がいないため、想像で描いたそうです。そのため、ベネチアで色々なライオンを見ましたが、中には猫のようなものもあります。 -
ドカーレ宮殿。入場にあまり並んでいませんでした。
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黄金階段の天井画。素晴らしいの一言です。
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ティントレット作「天国」。やはりビデオで撮らないと実感が出ません。
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ティツイアーノの作品。
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いわゆる「目安箱」。開いた口に意見や苦情を投書したそうです。
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ため息橋の隙間から見た光景(その2)。
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罪人が引かれていく牢獄への道(右側)。左は、裁判官や管理人が通る道。
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王様のゴンドラ。帆先は2度傾いている。ゴンドリエーレが乗るための重量調節。
ガイドの話では、ゴンドリエーレはベネチアで最も裕福な人たちとか。収入が明確でなく税がかけにくいそうです。(みなさん、高額なチップはいりませんよ) -
そのあと、ガイドを日本人のakemiさんに交代して2時間のバカーロツアー。
(2時間、90ユーロ)迷路のような道を歩いて1軒目。akemiさんは、陽気で気さくな方ですぐ打ち解けました。 -
陳列された食べ物を指差します。必ずしもイタリア語は必要ありません。
ポイント8:個々の食品は3-5ユーロで高くはありません。また、ワインも結構良質のものが、グラス5ユーロ以内です。ガイドが一つ一つの食品を説明してくれるので何を食べているのか、理解(?)が深まります。 -
バカーロは原則立ったままで、飲んだり食べたりです。座ることも可能ですが、店によっては席料をチャージされます。
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2軒目。実は、ガイドはもう1軒計画していたそうですが、夏休みでクローズ。この店に少し長居しました。
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席が空いていたのでチャージなしで座れました。海鮮サラダ、イカの詰め物フライ、唐揚げ等々デパ地下のように豊富な食品です。2軒回って、3人で50ユーロ少しでした。
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この日の締めは、ホテル対岸スカルツイ橋たもとのMagnumでジェラード。ベネチアではかなり有名なジェラード店です。
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この店のジェラードは、まずアイスの棒にチョコレートをコーティング、そのあと好みのトッピング2-3種類乗せて作ります。少し甘く、その味に好き嫌いは有ると思います。5ユーロ。
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並んでいるトッピング。カラフルです。
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8月20日
ホテルの朝食は7時からということでしたが、7時に行くと多くの人が座って既に食べていました。7時前にレストランが開いていたのはこのホテルだけです。イタリア人もキッチリした所があるんだと感心(皮肉!)。サラダはどのホテルにもありましたが、卵料理は殆どスクランブルだけ。(しかも塩辛い) -
鐘楼は昼間は長い列ができるので、朝一番に到着。ヴァポレットに乗ると風が少し涼しげです。8時10分に着いたときは、もう20人位先客がいました。エレベーターは強面のおばさんが仕切っていました。ワルシャワでもそうでしたが、どうしてエレベーターは怖いおばさんが仕切るのでしょうか?
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鐘のある最上部からの風景。
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異なる方角の風景。
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異なる方角の風景。ここから、クロアチアは近く(船で1時間半)クロアチア人が週末には日帰りで遊びに来るとのことです。ボートが見えます。
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鐘楼から歩いてアカデミア美術館へ。アカデミア橋、4つの橋のうち唯一の木製。
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アカデミア美術館。今度の旅行でぜひ訪れたかった美術館の一つ。ツアーではまず来ないでしょう。
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ベネチア派の大型絵画の部屋。
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この美術館の売りの一つ、ジョルジョーネの「嵐」。作品の意図に関して今も論争が続いているとか。
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ティントレット「天地創造」、丸いトンドが特徴。
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これもティントレットの作品だったと思います。
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昼食後、再びakemiさんにガイドをお願いしてまずショッピング。サンマルコ広場の装飾品店。妻はここで青いカメオを購入。この付近は他に比べて高いのかと思いましたが、akemiさんの話ではそんなことは無いと。
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鼻のとがった仮面。ペストを退治する医師の姿の象徴。
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ベネチアの隠れ家的観光所を宣伝したパンフ。コンタリーニ・デル・ボーヴォロ階段が一番に挙げられています。
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コンタリーニ・デル・ボーヴォロ階段。最近修復が終了して、ようやく登れるようになったもの。akemiさんも登るのは初めて、7ユーロでした。
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3階からの眺め。ぐるっと見渡すとベネチアにも結構塔が多いことがわかります。
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ベネチアの代表的劇場、フェニーチェ劇場。シーズンには、オペラなどが上演されます。
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リアルト橋を渡ってサン・ポーロ地区へ。S.M.G.デイ・フラーリ教会。
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主祭壇と背後の「聖母被昇天」ティツイアーノ。
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サン・ロッコ大同信組合の教会。ベネチアの代表的スクオーラ。
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ティントレットの作品で埋め尽くされ、彼の美術館という異名がある。
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夕食はガイド、akemiさん推薦のレストラン。リアルト橋の近くにあります。7時に予約しましたが、人気のある店らしくすぐにいっぱいになりました。日本人の若いカップルを2組見かけました。
ポイント9:この店は、Tripadvisorにも「Antico Calice」として出ています。ベネチア1256軒レストランで、73位の評価とあります。 -
スタートは、タコのサラダ。
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定番、イカ墨のパスタ。全然臭いはなく食べやすい、二人でシェアーして十分。
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最後は、海の幸のミックス・フリット。これも予想外に量が多い。全体を通じて味は合格点。ただ、もう一度食べたいというものではありませんでした。
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8月21日
朝早く、スカルツィ橋から見た光景。さすがに人通りも少ない。いよいよベネチアともお別れ。
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