2016/02/13 - 2016/02/15
50位(同エリア159件中)
あおしさん
ロードス島はギリシアの小さな島。
聖ヨハネ騎士団(ロードス騎士団)の本拠地だったところです。
西暦1096年から200年ほど、ヨーロッパではイスラム勢力に占領されたキリストの聖地・エルサレムを奪還するために「十字軍」がたびたび結成されました。
ヨーロッパの皇帝や王、諸侯(日本でいう大名)たちが、はるばるヨーロッパからエルサレムまで遠征してエルサレムを巡って、イスラム勢力と何度か戦いを繰り広げたのです。
ただ皇帝や王たちは何年か戦うと国に戻らなくてはなりません。
皇帝たちがいない間、エルサレムを守っていたのが、「宗教騎士団」と呼ばれる修道士たちで、彼らは結婚もせず、財産も持たず、死ぬまで神キリストのために、中東でイスラム勢力と戦ったのでした。
聖ヨハネ騎士団はテンプル騎士団と並んで有名な宗教騎士団で、エルサレムなど十字軍国家がイスラム勢力に滅ぼされてしまった後も、このロードス島を本拠にしていました。
騎士団の騎士たちは大半は戦死する運命で、常に500人程度の騎士しかおらず、10万人~20万人の軍勢を動かすオスマン帝国から見れば、巨象とアリみたいなものでしたが、最前線で戦った精鋭たちだったためヨーロッパからは最大の賞賛を受けたのでした。
ちなみに聖ヨハネ騎士団は現在もローマを本拠として、バチカンと同じ「宗教国家」として存続しています。
今回はまずこのロードス島に行くことにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田を午前0時にエミレーツ航空で出発。
12時間かけて、アラブ首長国連邦のドバイ空港に到着。
中東最大の都市ドバイだけあって、この空港の規模の大きいこと!
飛行機をタラップで降りて、バスに乗り換えるのだが、ターミナルまで20分近くもかかる。
ターミナルも端から端までは1時間もかかるらしい。
ニューヨークやパリより大きいかも。
成田、羽田なんてまるで大人と子供。ドバイ国際空港 (DXB) 空港
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アラブ首長国連邦の首都は去年エジプトに行くときにつかったエテイハド航空の本拠・アブダビだけど、空港の規模はこちらがはるかに大きい。
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3時間待って、アテネ行きの便に乗り換えて、5時間。
ようやくアテネまで到着。
アテネは今は雨季のようで、薄曇りの日が多いようです。 -
ちょっと腹ごしらえで、「ギリシア・マック」のセットを。
経済混乱、失業率50%のギリシアなのに、これで1000円。
日本だったら500円くらいなのに。
マックは物価のバロメーターともいいますが(「ビックマック指数」なるものもあります)、ギリシアより物価の安い日本はどうも物価が安すぎるのかもしれないね。
で、そのしわよせが「格差」とか「ブラック」などになるのかも。 -
アテネで5時間待って、今度はエーゲ海航空の小さな飛行機で、ロードス島へ。
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で、1時間でロードス島に到着。
空港からバスで30分、ようやくロードス・シテイのホテルへ。
日本時間今は夜中の4時ということで、28時間もかかりました。
疲れました・・・Mediterranean Hotel ホテル
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ロードス島はヨーロッパでも屈指のリゾート地。
でも、シーズン・オフということで、今日のホテルは値段の割にはいいところです。
夏はバカ高い料金になるのでしょうけど。 -
今日2月14日はロードス島に連泊日。
なので、お目当てのロードス旧市街は明日にして、今日はロードス市からバスで1時間半のところにある、リンドスというところに行くことにしました。
ロードスからリンドスへのバスの時刻表。
本数が少ないので注意しないと。 -
リンドスは神話によれば、現在も存在している町の中ではギリシアで一番古い町。
ということはヨーロッパで一番古い町ということになるのかな。
ギリシア神話によれば、海神ポセイドンがロードスという女性と浮気をして(ギリシアの男神たちはゼウスを始め浮気者が多く、そのたびに妻の女神が発狂して相手の女性に仕返しをするというパターンがお約束。ゴルゴン・メデューサもポセイドンの浮気相手だった)、生まれた男神リンドスが作ったとされています。
考古学的にも重要な町で、今は人口1000人足らずの小さな町ですが、町全体が考古学の史跡になっています。
ロードスからバスに乗って、1時間半かけてリンドス到着。
リンドスまで乗ってきたのはみな旅行者でおそらくドイツの1人旅の女性と、おそらく韓国の女性4人組と私だけ。リンドス 旧市街・古い町並み
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アクロポリスを中心に白い家の集落。
天気がいまいちなのが残念。
もし、天気がよければ、青い空、碧いエーゲ海、白い町のコントラストがとてもきれいだったろうに。
夏はにぎやかになるビーチも今は静か。
そこからアクロポリスを目指して山登り。 -
アクロポリスといえばアテネのアクロポリスが有名だけど、本家はこちら。
アクロポリスとは神を祭る神殿のことです。
日本でも神社の周りに集落がある町や村があるけど、人間の考えることはどこもいっしょですね。リンドスのアクロポリス 史跡・遺跡
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中世は聖ヨハネ騎士団(ロードス島騎士団)は城砦としても使っていたようで、迫力のある立派な城砦を上っていかないといけません。
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頂上にはアテナを祭った神殿。
ポセイドンの息子が作ったリンドスなのに、ポセイドンとは犬猿の仲だったアテナを守護神にしているのはなぜでしょう。 -
少し天気がはれてきて、エーゲ海も少し碧くなってきた。
夏ならもっと碧く美しいことでしょう。 -
アクロポリスから見たビーチ。
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アクロポリスから見たリンドスの町。
真っ白。 -
リンドスの町は昔ながらの街並みが残っており、また考古学の史跡でもあるので、自動車は入れない。
というわけで小さな路地のような道は迷路のようで、何度も迷ってしまいました。
まあ、それも楽しいのだけど。 -
3時間ほどリンドスの町を歩いて、バスでまたロードス市へ3時過ぎに戻りました。
いったんホテルに戻って、一息してから、ロードス市の市街地へ。 -
ロードス市は中世の町が残る旧市街(オールド・タウン)と現在のニュー・タウンに分れています。
人口3万程度の小さな市だけど、観光客が多いからかきれいな市街地です。 -
「ロードス料理」というレストランがあったので、ここで食事を。
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島なので魚介類を食べたかったけど、メニューには無くて、結局、「スプラキ」という料理を。
要するに日本で言う「焼き鳥」みたいな料理。
今回頼んだのは、豚肉のスプラキ。
ワインはワイン発祥の国・ギリシアらしく自家製だそうです。
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