定員217名の船に乗客1人！洲本から淡路関空ラインで関西空港へ。夕景を楽しみながらの船旅。

2017/08/18 - 2017/08/18

淡路島と関西空港を結ぶアクセスとして運航を再開した淡路関空ラインを利用。時間的なこともあるが、定員217名の船に乗客は私一人のみ、貸切だった。
船は揺れもなく快適そのもの、ちょうど夕焼けの時間で、日暮の景色を楽しみながらの船旅だった。
まだまだ知名度の低い路線だが、楽しめる路線で、これからも利用したいところだが・・・・・あまりに空いていて・・・
路線維持は大丈夫だろうか？
淡路島は一般的には高速バスが便利だが、船旅も楽しい。関西空港のアクセスも含め、一度お試しあれ。

エリア 淡路島(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

洲本港。船の数も少なく閑散としている。

ミニボートピア洲本 名所・史跡

洲本ポートターミナル。
バスターミナルからはそれほど離れてはいないが、残念ながら道案内などはない。
もっともすぐわかる場所だが。

ミニボートピア洲本 名所・史跡

港に面した方から事務所を見る。
この中に窓口と休憩場所がある。

事務所、この中に券売機があり、乗船券を購入する。
HPなどでは事前の予約を推奨しているが、予約なしでも問題はないようだ。
ただ、欠航などが発生した場合の対応などには予約した方がいいかもしれない。
片道2800円。バスより少し安い。

乗船券を発売している券売機。
事務所内は休憩スペースになっている。飲食ができるかどうかは確かめていないが、パン、クッキーなど僅かだが商品が並べてあった。
夕方近い時間だったせいか、他に店はなく、飲食物については事前に用意した方がよいと思われる。

関西空港からの便が到着（17：45）
下船した乗客は10名ほどだった。

これが18：05発関西空港行になる。乗船は清掃の後、17：55分頃から。
特に担当者などからの案内はなく、勝手に船まで行き、乗船する・・・
いや～一人だけ～マジ～

この航路に使用される、まりーんふらわあ2。
1992年竣工、全長31m。乗客の定員は217名。
以前は別の航路で使用されていた。一見新しく見えるが、かなり古い船・・・
バリアフリーには対応していないように見える。

さあ出航時間が近づいてきました。

関西空港開港時から海上アクセスはいろいろと設定されてきた。所要時間は陸路を行くより速く、その優位性は注目されていたのだが・・・結局は採算ラインに乗らなかった・・・
今回は2007年3月末に運航を停止してから10年ぶりの復活になる。
１日5往復の設定だが、空港を結ぶバスはその倍の本数があり、バスの優位性は変わらない・・・

船の側面サボ？

船内は前方と後方に分かれ、3＋3＋3のシート配列。
シートベルトは設置されていない。
荷物は出入り口のそば、後方にある。
トイレはあるが、それ以外の設備はない。

こちらは後方の客室。

シートは柔らかめ・・・

窓にはかなりのしぶきがかかる。

船の後方、甲板にはベンチシートがある。
暑い季節、天気の良い時は気持ちがよいであろう・・・
ただ、かなりの水しぶきがかかることも・・・

（後方から前方を）

さあ、出航です。関西空港までは65分の船旅。

スタッフの見送りで・・・

洲本城を遠くに見ながら・・・
洲本城はまだ行ったことはないが・・・あの高さを見るとしり込みしてしまう。
近いうちに・・・考えておこう・・・

港を出て防波堤を見ながら・・・

振り返ると夕日がきれい・・・

この船の案内。
上部客席は甲板部分。下部客室が一般的な座席部分。
以前は違う航路に使用されていたものを転用したようで、定員も変化している。
おそらく、大きな荷物を積載するスペースをとったためかも・・・

船内の施設としては、ほぼ何もなし。あるのはトイレぐらいか・・・

18：05分の出航から日暮の美しい景色が・・・

刻一刻と変化する情景は素晴らしい・・・
淡路島に沈む夕日・・・

サンセットシーンを見届けて客室に・・・

関西空港が近くなったころはすっかり日も落ちて・・・
航路は空港のB滑走路を南から北方向に進む感覚・・・残念ながらかなり離れているので、飛行機は小さくしか見えない。
そのうえ、デッキにでるとかなり水しぶきがかかり、その場で我慢するのも難しい・・・でも、明るい時間なら、楽しいかもしれない。
これはB滑走路の誘導灯。このタイミングで着陸機があれば、面白い写真が撮れるかも（船内から撮影）

関西空港ポートターミナル。
ここからは神戸空港までの航路も出ている。
奥にはスポットに並ぶ飛行機も見え、関空らしさが感じられる。

もうすぐ接岸。

ポートターミナルから旅客ターミナルまではシャトルバス。
当然一人貸切で旅客ターミナルに向かう。
バスは第一ターミナル国際線出発階4階に到着する。

関西国際空港 空港

せっかくなのでターミナル内を少し散歩。
ターミナルの国内線側は何度も利用しているが、国際線は初めて？かな。

最近の飛行場は海外も含め同じような構造の空港が多いが・・・
なんとなくスワンナプームを思い出したりして・・・

この後、食事をして、21：00の羽田行きで帰ります。

今回復活した淡路関空ライン、今後も厳しい状況が続くことが予想される。
淡路島そのものが人口も少ないし、観光的にもマイナーな場所で・・・
そのうえ高速道路が充実し、神戸方面や四国にも行きやすい場所・・・
そんな状況で航路を維持していくのは難しいと思われる。

でも、今回のサンセットもそうだが船旅ならではの利点もある訳で・・・
これからも利用してみたい・・・皆様もいかがですか・・・