ウズベキスタン旅行記　その③　サマルカンド～シャフリサブス観光～ブハラ

2017/08/08 - 2017/08/15

旅行３日目はサマルカンドからブハラへの長距離（約５７０㎞）移動日です。途中でティームールの生まれ故郷、シャフリサブスに立ち寄って観光します。

全旅行日程は以下の通り。
8/8 成田国際空港発～サマルカンド着
8/9 サマルカンド観光
8/10 サマルカンド発～シャフリサブス～ブハラ
8/11 ブハラ観光
8/12 ブハラ～ヒヴァ
8/13 カラ巡り～ヒヴァ観光
8/14 ヒヴァ～ウルゲンチ～タシケント～帰国
8/15 帰国

エリア シャフリサーブズ(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

朝食前にホテルの周辺を散策することにしました。
特別なものは何もない、普通の民家が集まっているようです。

予想していたよりずっと清潔な街でした。

日干し煉瓦を作っている工場がありました。

一番奥はどうやら病院のようです。

大通りに面したところに朝食を出す店がありました。
大なべから湯気が出ていました。

ホテルに帰ってきて朝食です。今日はフルーツメインで食べました。どれもすごく美味しかったです。

バスに乗って出発です。砂漠地方を走ります。
乾燥した大地が続きます。

私はこういう荒涼とした風景が大好きなので飽きもせずに窓の外の風景を眺めていました。

途中でトイレ休憩します。絨毯工房になっているようです。

裏庭にトイレがありました。

なかなかのものです。

近くには牛がのんびりと寝そべっています。

絨毯を作る行程を見学できます。

ナンと干しブドウと砂糖菓子、それとお茶がサービスで出されました。ハエがたくさんついていましたが、とても美味しかったです。

出来上がった製品をお土産として販売していました。
特に欲しいものもなかったのでスルーしました。

シャフリサブスに到着しました。
巨大なティムールの立像がお出迎えしてくれます。
下からポンプ車で水をぶっかけていました。

アムール ティムール像 モニュメント・記念碑

アク・サライ宮殿。
ティムールにより築かれた巨大な夏の宮殿跡です。
現在残るアーチは３８メートルの高さがあります。（かつては５０メートルあったそうです。）

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

わずかに青いタイルが残っています。

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

現地ガイド（ドストンさんという若くて優秀な青年でした）が見せてくれた図。
当時はこんなに立派だったそうです。

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

門の下ではお土産屋が盛んに旅行客に売り込んでいます。
ここでかわいい刺繍のあるポーチを３つ５ドルで買いました。

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

日陰でウェディングドレスを着た花嫁さんが写真撮影をしていました。
旅行中あちこちで新郎・新婦の撮影会に出会いました。８月はウズベキスタンの結婚シーズンなのかもしれません

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

バスに乗ってほんの数分移動します。次はドルティロバット建築群を観光します。
コク・グムバズ・モスクの青いドームが見えてきました。ここはウルグベクによって建てられたモスクだそうです。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

外はとても暑いのですが、風通しの良い日陰は涼しくてとても気持ちいいです。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

コク・グムバズ・モスクの向かいに二つの廟があります。
向かって右奥にあるのがグンバズィ・サイーダン廟、手前にあるのがシャムスッディン・クラル廟。もう全然覚えられません。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

こちらはコク・グムバズ・モスクを中庭側から見たところ。
わざとらしいほどたくさんの鳥が画面を横切ります。

コク・グンバズ・モスクの内部。
綺麗に修復されています。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

シャムスッディン・クラル廟の入口の扉。
素晴らしい彫刻です。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

天井のきれいな模様。
サマルカンドの緻密で絢爛豪華な廟のような派手さはありませんが、デザインがとてもすっきりしていてオシャレな感じがします。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

お隣のグンバズィ・サイーダン廟にも入りました。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

こちらはさらに地味な感じでしたがやはりとてもきれいな廟でした。

続いてドルッサオダット建築群に歩いて向かいます。
これはジャハンギール廟、ティムールが22歳の若さで戦死した長男の為に建てた巨大な廟です。
この中は入らずに外見のみの見学になりました。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

こちらから先ほどのドルッティロヴァット建築群を臨むとこんな感じです。
青いドームがとてもキレイです。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

さらに奥に行くとティムールの棺があります。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

階段で地下に降りて行きます。

ウズベキスタン最大の歴史的英雄の墓ですが、今回の旅行中に観た中で一番地味でした。本人は「名を刻んだ石を墓標とするように」と遺言したそうなので、これが一番希望に沿った棺なのでしょう。実際にはここに葬られることはなく、サマルカンドにある壮麗な廟に祀られています。
ティムールという人については高校の世界史でほんの少しだけ勉強しただけで、正直言ってほとんど印象に残っていませんでした。
ウズベキスタンの人々にとっては誰もが知っている英雄みたいです。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

午前の観光を終えて昼食です。
民家風のホテルの中庭に面した部屋でいただきます。

前菜はだいたいいつも通り。スイカとメロン（ウリかもしれない）。

これはビーツでした。ロシアっぽい野菜も出てくるんですね。

甘味が少ない瓜的なメロン。

水餃子のスープ。ロシアでもこんなのを食べました。
この辺りの文化はやっぱりつながっているんですね。

ディムラマ。
肉と野菜を煮込んだもの。結構美味しかったです。

再びバス移動です。
午前より少し緑が多くなってきたような気がします。

ガソリンスタンドでトイレ休憩。

先ほどのガソリンスタンドで添乗員さんがお菓子を買ってみんなに配ってくれました。チョコでコーティングされたウェハースでした。当然表面のチョコは少し解けていましたが、なかなか美味しかったです。

バスの車窓から。
気合の荷物運び。

やっぱりこういう風景が大好きです。

街が近づいてきたようです。鉄道が通っていました。

本日から宿泊するホテルに到着しました。
すごく豪勢なホテルです。

日本でこんなホテルに泊まったらいくらするんだろう？

部屋から中庭を眺める。
やはり少しバスルームの配管から臭いにおいが漂ってきます。
栓をして対応しました。

ホテルのレストランにて夕食です。
これは前菜、ナスの間にトマトを挟んで揚げたもの。
日本の挟み揚げとは微妙に違いますが、結構美味しかったです。

野菜サラダ。とても美味しかったです。

ここでもビーツが出ました。

トマトとキュウリのサラダ。

パン各種。

ブルスケッタも出ました。美味しかったです。

ひよこ豆のスープ
とても美味しい。

ビーフストロガノフ
この辺りはロシア料理と共通するところが多いのでしょうか？
かなり美味しかったです。

フルーツ各種。
褐色の小さいブドウが甘くてとても美味しい。

スイカとメロン。
これは間違いなくメロンでした。
今日は移動がメインの1日でしたが、ティムールの生まれ故郷も立ち寄れたのでなかなか面白い観光ができました。少し歴史も勉強しなおす必要があると痛感した1日でした。明日は朝から晩までブハラ観光です。体力温存のため早く寝ることにしました。