真夏の奈良旅 ２日目(興福寺と春日大社と唐招提寺と薬師寺と)

2017/08/09 - 2017/08/09

鹿がNGな甥っ子との真夏の奈良旅２日目は、寺社仏閣巡り。
興福寺と唐招提寺では、寺院の人から仏像についてお話を聞ける貴重な体験もできて大満足でした。千手観音様の手のひらに目があるとか、本当だったんだね。わたしも勉強させてもらいました。
とても暑かったけど、ゆったりとした古の奈良をじっくり感じることができました。

エリア 奈良

奈良 2日目

部屋からの景色を眺めていると、鹿の親子がすぐ近くまで来ていました。

朝ごはん
茶粥は奈良の古からの伝統みたい。ほうじ茶のお粥でした。

七輪で朝からﾊﾟﾁﾊﾟﾁ。

豆乳からの豆腐。甥っ子はこれがとても美味しかったらしい。

中庭が拝める素敵な食事処でした。

さて、出掛けます。まずは目の前にある興福寺へ。

52段を登ります。昨夜の燈火会の後は跡形もなく。

興福寺は今 絶賛工事中。
国宝館も工事中のため、阿修羅像には出会えませんでした。

東金堂を拝観します。
仏頭を含む仏像を拝むことができました。

こちらね。拝めました。

興福寺のご朱印をいただきます。

さて、この参道をぬけてﾊﾞｽにて春日大社へ向かいたいのですが。甥っ子がまさかの大泣き。怖くて通れない、とのこと。

次から次へ。特に鹿せんべい周辺。

「春日大社にはもっと鹿がいるよ、行くの？やめるの？」を繰り返すことしばらく。甥っ子、決心して、一緒に参道をﾀﾞｯｼｭしました。

そう、このﾊﾞｽ停まで来れば安心。春日大社まで一直線。

まだ彼がﾊﾟﾆｯｸ気味だったため、県庁屋上にある展望台へ来てみました。ここなら鹿も来なくて安心。

調子にのって鹿にまたがります。ｵﾌﾞｼﾞｪ、ですが。若草山がよく見えます。

屋上に来て、奈良は三方 山に囲まれていると実感しました。

余裕すぎてｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ(笑)。

さて100円ﾊﾞｽに乗車します。車窓からは鹿の大群。たぶん、歩けなかったね。

春日大社の鹿は 特に昔から神の使いだと言われてきたらしい。東大寺の鹿よりは品格がいい印象。

春日大社内には数多くの社があります。

鮮やかな朱の社殿に釣灯籠。

大杉は樹齢1000年以上。鎌倉時代にはこの杉についての記録があるという。隣の社は受験の神様。

約1000基もの釣廻廊が吊るされています。その柄を眺めるのも趣深い。

神様の使いの鹿の柄の灯籠。

藤波之屋
ここでは暗闇の中、幻想的な世界が広がっていました。幽玄の美。

参拝後はご朱印をいただきました。鹿を怖がっていたけれど、ここまだ来れてよかった、ね！

表参道ではﾊﾞﾝﾋﾞが顔を覗かせます。

春日大社 ニ之鳥居にて一礼。

春日大社から唐招提寺行きのﾊﾞｽにて到着。
唐招提寺 南大門。

金堂
ここには廬舎那仏座像、十一面千手観音菩薩立像などが安置されています。簡素な美しさを感じるお堂です。

別角度から。屋根瓦も素晴らしい。

蓮は如来などの台座に使われてきました。

午前中 花開き、午後には閉じてしまう。ちょうどその頃 訪れました。

唐招提寺の蓮は、鑑真和上が来日の際に唐から持参された蓮なのだと。1250年間も。凄いな。

ﾋﾟﾝｸの蓮。

戒壇
正式な僧になるための儀式を行う場所。

静けさに包まれた境内。
鹿などおりません。

鑑真が開いた仏教道場、静かで癒される空間でした。

開山堂
鑑真和上座像のﾚﾌﾟﾘｶが見学できます。

鑑真和座像が眺めている景色。

味のある土壁。

鑑真が眠る墓所へと続くこの緑深い場所は、甥っ子がとても癒された、のだそう。

苔がきらっきら繁っていました。

屋根飾りも見物です。

講堂
平城宮の建築様式

奈良の蓮の美しさに魅せられました。

最後に千手観音菩薩に挨拶していたら、お坊さんに出会いました。こちらの仏像について深く教えたいただくことができました。

唐招提寺から薬師寺へは徒歩10分。

薬師寺
色鮮やかな大講堂

西塔
三重の塔

広い境内のため寺院の地図を確認してきてくれた甥っ子。

金堂
白鳳伽藍の中心となる建物。
こちらには薬師三尊像が安置されています。父母へのお守りを甥っ子と買いました。

西ノ京駅まではすぐ。駅からまたﾊﾞｽにて県庁前まで向かいます。

県庁前
もはや、鹿の世界が懐かしい(笑)。

旅館で教えてもらったわらび餅の名店へ徒歩で向かいました。しかし、その日は喫茶室は休業日でした。残念。

わらび餅が食べたかった甥っ子。
近鉄奈良駅近くの和菓子屋「萬勝堂」でようやくわらび餅。

わたしはかき氷。

さて最後のお土産を地下にて購入して、特急で京都へ向かいます。

車窓からは、広大な平城宮跡地が見えました。

京都駅近く東寺の五重塔が見えます。戻ってきた感。

甥っ子の駅弁

わたしの駅弁

奈良旅でいただいたご朱印は、ふたり共通の思い出です。