2017/07/28 - 2017/08/01
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旅好き長さんさん
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ANAのマイルの一部が6月で失効となるためどうしようかと悩んでいたところ、前から行ってみたかった東北旅行に行こうと思い立ち、ネットでレンタカーやホテルを予約し、4泊5日で出かけてきました。
何せ予算が限られているため、宿泊費やレンタカーなどは安価なところを予約し、お昼だけはその土地の美味しいものをいただこうと計画しました。
今回の旅程は、
7月28日(金):大阪空港から秋田空港に行き、レンタカーで十二湖を散策して深浦町で宿泊。
7月29日(土):津軽半島を一周して青森市泊。
回った観光地は千畳敷、鶴の舞橋、高山稲荷神社、十三湖、龍飛岬、三内丸山遺跡、ねぶたの家ワ・ラッセなど。
7月30日(日):霊場恐山、仏ヶ浦、大間崎観光後、八戸で宿泊。
7月31日(月):蕪島神社、種差海岸、北山崎、浄土ヶ浜観光後盛岡で宿泊。
8月1日(火):八幡平散策後、後生掛温泉自然研究路、田沢湖を観光し秋田空港に移動し、夕方のフライトで大阪空港に行き帰宅。
レンタカーでの走行距離が約1200Km。
結構ハードな旅行でしたが、東北が梅雨明け前にもかかわらず何とか天気も持ち、美味しいものもいただいた旅でした。
今回は旅行2日目後半の青森市内観光を紹介します。
それにしても迫力満点のねぶたには圧倒されました。
ねぶた祭の当日に行けなかったのが残念です。
それと青森の新鮮なホタテは美味しい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
竜飛崎から国道280号線で青森市内に移動。
青森県の道路はよく整備されていて、しかも交通量も少ないので快適なドライブになりました。
車窓の景色も最高です。
そのため三内丸山遺跡には、約1時間30分で移動できました。
ここは三内丸山遺跡の縄文時遊館の玄関です。
ちなみにこの施設は、駐車場も入場料も無料です。 -
これが三内丸山遺跡の模型です。
先ほどの縄文時遊館の玄関を入ったところでボランティアガイドの方から無料で施設を案内していただけるとのことで、遺跡内をガイドしていただきました。
この無料ガイドは、約1時間ごとに実施されています。 -
イチオシ
先ほどの縄文時遊館を出て遺跡に向かいます。
ここは青森県が県営野球場の建設を行っていたところ発見されたそうです。
当時の知事の英断で野球場の建設を中止し、平成6年に遺跡の保存を決定したそうです。
知事の判断もすごいですが、それを支持した青森県民も素晴らしいと思います。 -
ここは南盛土で、土器や土偶などの捨て場所だったそうです。
約1000年間にわたってこれらの廃却物で丘のように盛り上がったそうです。
そのゴミの中にはヒスイ製の玉なども見つかったそうです。 -
中に入るとこんな感じで、廃棄物が層状に堆積しています。
そのためどの時代の廃棄物かわかるようです。 -
そしてこちらが竪穴建物です。
その時代によって屋根の拭き方が異なるそうです。
また一つの建物に一家族が居住し、4~8人程度の家族が住んでいたそうです。
これらの建物はこれまでに550棟以上見つかり15棟が復元されています。
それにしてもこの三内丸山遺跡は大集落だったようです。 -
そしてこちらは掘立柱建物です。
造りは、地面に孔を掘り柱を立てて作られています。
これらの建物は、遺跡の中央部にまとまって見つかったそうです。 -
ここは北盛土です。
先ほどの南盛土と同様にたくさんの土器や石器が捨てられていました。 -
三内丸山遺跡は現在も発掘中で、広い敷地内を計画的に発掘作業を行っているそうです。
そのため新発見があるかもしれません。 -
この櫓は、大型掘立柱建物の復元です。
この柱は、直径1mのクリの木が使われています。
ちなみにこの復元された柱は、直径1mものクリの木が日本にないのでロシアから取り寄せたそうです。
昔はこのあたりに大きな栗の木がたくさんあり、その実を縄文人が食べていたそうです。 -
この孔が大型掘立柱建物の柱跡です。
柱孔の直径と深さは約2mで、孔の間隔はすべて4.2mだそうです。
この孔の底に直径1mものクリの柱の一部が残っていたそうで、この発掘により先ほどの大型掘立柱建物を復元したそうです。 -
この大きな建物は、大型竪穴建物跡で中には囲炉裏が3ヶ所も有り、集会所や共同作業所などとして使われたそうです。
-
中に入るとこんな感じでとても広かったです。
約1時間のボランティアガイドさんによる説明を受けた後、こんどは縄文時遊館内にある『さんまるミュージアム』に行き、発掘品などを見学しました。 -
これは重要文化財の大型板状土偶です。
何に使われていたのかな? -
そしてこちらは土器です。
結構大きな土器です。
縄文時代の土器ですので昔教科書で見た縄文模様が施されています。 -
こちらは釣り針と縫い針です。
形は今のものと全く同じ形をしています。
でもどうやって加工したのかな? -
こちらにはたくさんの土器が陳列されたいました。
これらはもちろん発掘された小片を根気よくつなぎ合わせたものです。
発掘品の復元も大変です。 -
その後いったん宿泊ホテル(ホテルルートイン青森中央インター)にチェックインし、路線バスで青森駅前まで向かいました。
そして向かったのがねぶたの見学ができる『ねぶたの家 ワ・ラッセ』。
入場料600円を払って中に入ります。
この時JAF会員証(スマホ)を持って行くのを忘れて値引きしてもらえませんでした。(ちょっと損した気分になります) -
中に入るとたくさんのねぶたが展示されていました。
これらのねぶたは昨年作られたもので、今年のねぶたは8月2日から7日まで行われますので、それが終わるとこのねぶたと入れ替えるそうです。
このねぶたは、2016年知事賞を受賞したヤマト運輸ねぶた実行委員会の『俵藤太と龍神』です。
制作は、北村 隆さんです。 -
そしてこちらは、2016年のねぶた大賞を受賞したJRねぶた実行プロジェクトの『蝦夷ヶ島 夷酋と九郎義経』です。
制作は作浪 比呂央さんです。
さすがねぶた大賞を受賞しただけあってすごい迫力です。
この写真は正面ですが、四辺にはそれぞれその物語にちなんだねぶたがあります。 -
これは、2016年商工会議所会頭賞を受賞した、あおもり市民ねぶた実行委員会の『陰陽師、妖怪退治』です。
このねぶたは先日テレビでも放送されていましたが、唯一の女性ねぶた師である北村 麻子さんが作ったものです。
ちなみに北村 麻子さんは今年大賞を受賞したそうです。 -
このような可愛らしいねぶたもあります。
-
イチオシ
これは私のお気に入りの諏訪 慎さん作の素戔嗚尊尊八岐大蛇退治(すさのおみことやまたのおろちたいじ)です。
今にも大蛇が飛びかかってきそうです。 -
ここではねぶたの構造がわかるよう作りかけのねぶたも展示されています。
この日は入館するのが18時過ぎと遅かったため見学できませんでしたが、ねぶた囃しの見学やおまつり体験、ねぶたの紙貼り体験などのイベントも行われています。 -
このねぶたは、今井 優紀さんの画の津軽の忠臣『田中太郎五郎 最後の勇姿』です。
ねぶたの制作は、一人のねぶた師が行うものと、絵と製作が分業されているものがあるようです。
それにしても見応え十分なねぶたです。 -
ワ・ラッセのねぶた見学後ベイエリアを散策します。
ちょうど青森ベイブリッジに夕陽が沈んできています。
絵になる景色です。 -
イチオシ
青函連絡船の八甲田丸の上にも夕陽が沈みつつあります。
天気がよかったので夕陽もきれいです。 -
次に向かったのが青森県観光物産館アスパム。
特徴的な建物です。
1階の土産売り場を見学。 -
その後、青い海公園のねぶた小屋を見学。
ほとんどのねぶたの製作が終わり、小屋は閉まっていましたが、まだ製作中のものもありました。 -
これは、北村 作子さん作のあおもり市民ねぶた実行委員会『紅葉狩』
です。
とてもきれいです。
ねぶたの本番前に見られてラッキーです。
しかも何とこのねぶたが2017年度ねぶた祭の最高賞である『ねぶた大賞』に選ばれています。 -
これは、北村 蓮明さん作の日立連合ねぶた委員会の『吹越村の火消し権現』です。
さすが日立だけあってシロクマ君がいます。 -
これは有賀 義弘さん作の青森自衛隊ねぶた協賛会の『鹿島神と要石』です。
たまたま今回はねぶた祭の直前に出かけましたので、去年と今年のねぶたを見ることができました。 -
イチオシ
ふたたび青森港を見ると八甲田丸の向こう側に日が沈んでいます。
夕焼けがとてもきれいです。
昨日、深浦でこの夕陽が見られたらもっときれいだったかも・・。 -
青森ベイブリッジのそばから見るとこんな感じです。
夕陽は絵になります。 -
今晩の夕食は、ホテルでは食べられないので青森駅前でいただきます。
入ったのがほたて料理で有名な『おさない』。
さすがガイドブックなどで紹介されている有名なお店ですので10分程度待って料理をいただきました。 -
店内はこんな感じであまり広くありません。
ただお客が多いので、店員さんも大変です。 -
いただいたのが『ほたて刺身定食』
大きなホタテの貝柱のお刺身がとても美味しかったです。
ビールもすすみます。
その後宿泊先のホテルルートイン青森中央インターまでタクシーでかえってやすみました。
この日のレンタカーの走行距離は津軽半島を一周したので230Km。
一般道での走行でしたので結構疲れました。
ただ天気がよかったので最高の一日でした。
明日は下北半島を一周し、八戸までの移動となりますのでもっと大変です。
明日も晴れますように。
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