新潟 ～島旅で行く 佐渡島 Vol.2 観光バスで朱鷺のいる島ぐるり編～

2015/07/17 - 2015/07/20

寒い冬のこと、久しぶりに会って飲んだ旅友から「夏ごろ、島旅行くけど」と声かけられていて…「今年は佐渡島になりました」と追加連絡があり誘われるまま島旅へ。

2日目は佐渡観光。
レンタカーもいいけれど、お酒も飲みたい、という幹事の提案で今日は観光バスを利用。
午前と午後の半日コースをくっつけて一日観光です。

午前のコース「おけさB」
佐渡博物館 ー 尾畑酒造 － 妙宣寺（五重塔） － 根本寺 － トキの森公園

午後のコース「おけさA」
白雲台 － 大佐渡スカイライン － 佐渡金山 － 尖閣湾揚島遊園 － 夫婦岩

エリア 佐渡島(新潟)

• 旅行の満足度: 3.5

朝食。
品数豊富でおいしかったけど、ちょっと塩分強めかな。
私は平気だけど、減塩中の人には気になるかも。

民宿　敷島荘　＜佐渡島＞ 宿・ホテル

宿から七浦海岸まで送ってもらい、ここから観光バスの送迎用シャトルバスで移動。

中央に立つ二つの岩が夫婦岩。

七浦海岸 自然・景勝地

にほんか～い～♪

七浦海岸 自然・景勝地

横の岩には海鳥、集まり過ぎでちょっとこわい。

迎えにきたシャトルバスから佐和田のバス停で観光バスに乗り換えて、
まずは午前半日コース…『おけさB』出発。

最初は佐渡博物館。
古代の遺物や遺跡から金山開発や近代の人々の生活の様子などなど、なかなか興味深い。
佐渡では能が盛んだということも恥ずかしながらここで知りました(^^;
そういえば、世阿弥が佐渡島に流されたって習ったよな…と小学生か中学生のころの記憶をずりずり引きずり出してみる。

今回ほとんど予備知識なしで来てしまったので、佐渡を知るという意味で最初に来るのは正解かな。

佐渡博物館 美術館・博物館

続いて酒蔵見学で尾畑酒造へ。

代表銘柄は「真野鶴」ということで樽にも書いてある。
ここの扉がバーンと開くと

尾畑酒造 名所・史跡

大きな貯蔵タンクがずらり。
タンクの中は熟成中の日本酒で たっぷんたっぷん でしょう。

タンクを通り過ぎると直売所という名の試飲コーナー（笑）

尾畑酒造 名所・史跡

ちびちびとおいしいお酒をいただいた後は妙宣寺。
日蓮宗佐渡三本山の一つだそうです。

妙宣寺 寺・神社・教会

新潟県で唯一の五重塔があって国の重要文化財です。
ちょうどアジサイが咲いてていい感じ。
秋は手前の紅葉がきれいに色付きそう。

妙宣寺 寺・神社・教会

結構敷地は広くて、茅葺屋根の建物が見えてのんびり。

妙宣寺 寺・神社・教会

山門を抜けて

妙宣寺 寺・神社・教会

ひなびた渡り廊下が渋い。

妙宣寺は上杉とも縁があって直江兼続が奉納したやりの穂先が保管されているそうです。

妙宣寺 寺・神社・教会

またまたバスに乗ってちょっと移動。
次もお寺…根本寺。

鎌倉時代に日蓮上人が2年半ほど住んでいた寺です。
日蓮上人も佐渡に流されていたのでした。

根本寺 寺・神社・教会

入口近くの三昧堂

普通に使ってるけど『三昧』って仏教用語なんですよね。
日蓮和尚もここで読経三昧の生活だったのかな？

根本寺 寺・神社・教会

変わった形の建物は太鼓堂

根本寺 寺・神社・教会

中には奉納された太鼓が置いてあります。
上からだと音が響くのかな。

根本寺 寺・神社・教会

こちら本堂です。

お賽銭を入れて今回の旅の無事を祈願。

根本寺 寺・神社・教会

本堂近くのかえるの置物

デカい！

根本寺 寺・神社・教会

本堂横の小高くなった所にある祖師堂。二十段ほどの階段を登ってみるとお寺全体が見渡せる。けど、御堂の軒に蜂の巣を発見したのでさっさと退散します。

根本寺 寺・神社・教会

参道脇にはきれいなお庭が

根本寺 寺・神社・教会

しかしなぜここに？

たぬきの置物が…

根本寺 寺・神社・教会

たぬきの次はとっぴー。

いよいよ午前のメイン、トキの森公園です。

トキの森公園 公園・植物園

外のケージにはクロトキの仲間

このきれいな背中はハダダトキ

分布はスーダン、エチオピアからサハラ以南のアフリカ。
トキってアフリカにもいるんだ。何か意外。暑い国のイメージがなかったから。

トキの森公園 公園・植物園

黒と白のツートンカラーはムギワラトキ

オーストラリア大陸に分布。

トキの森公園 公園・植物園

水飲むムギワラトキ

トキの森公園 公園・植物園

頭と足が黒いのがクロトキ

頭の黒色は毛ではなく、逆に羽毛がなく黒い皮膚が見えてるかららしいです。

トキの森公園 公園・植物園

かわいい！
とっぴーの単管バリケード

トキの森公園 公園・植物園

朱鷺とご対面はトキふれあいプラザ。
確かにいました。が、ガラス越し、そして遠い。
もちろん触れ合えません。

トキの森公園 公園・植物園

運がいいと近くに来ていることもあるようですが、この日はご気分が乗らないようですね。
ずーっと遠くの木の上にみなさん待機。
ま、動物園ではないので致し方ない。
これからも大事にしてもらってね。

トキの森公園 公園・植物園

駐車場にはローカル色満載な売店兼お土産物屋さん。

トキの森公園 公園・植物園

そしてお店の裏の自販機は朱鷺、佐渡仕様ですね。

トキの森公園 公園・植物園

午前のコースは両津港まで来て終了。

午前なのにコース名が「おけさB」の謎が解けた。
昼に船で来て午後の「おけさA」に参加。一泊して「おけさB」でぐるっと周って両津港まで。そのまま船でお帰り～、というイメージのようです。

ということで、これから船で本島に戻る人もいるようですが、我らは引き続き午後のコース『おけさA』に参加。
バスガイドさんに聞いたらバスもガイドさんも同じだということで、午後の再会を約束して一旦解散。

両津港 乗り物

昼食はターミナル内の食事処 海鮮横丁で取ります。
さすがに海鮮丼や魚のフライとか、魚貝類が多いけど、刺身は昨日山盛り食べたし…
と、ラーメンに。
ここに来てラーメン？と我ながら思いつつあっさり醤油にながもが入った「ながもラーメン」をいただきました。
「ながも」はアカモクのことのようです。

ちなみにビールは、飲んだら午後のバスで爆睡しそうなので昼はなし。

海鮮横丁 グルメ・レストラン

午後のコーススタート。

まずは両津港から山道を登って着いたところは白雲台。
標高約850mからの眺めは見晴らしが良くて国中平野が見渡せます。

交流センター 白雲台 名所・史跡

左を向けば海が見えて…

交流センター 白雲台 名所・史跡

ズームしてみるとちょうどジェットフォイルが両津港に入港してくるところでした。

交流センター 白雲台 名所・史跡

展望スペースは「交流センター白雲台」にあり、中はお土産屋さんと軽食コーナー。

交流センター 白雲台 名所・史跡

山の方からはガスが降りてきた。そろそろ下りないと、って自分が運転してるわけじゃないけど。

交流センター 白雲台 名所・史跡

バスは大佐渡スカイラインを下って佐渡金山へ。
江戸時代の手掘り坑道「宗太夫坑（そうだゆうこう）」を見学。

宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡

所々、当時の作業の様子を人形を使って再現してます。
良く出来てて面白いけど、薄暗いところでの展示なので妙にリアルで…ちょっとこわい。
途中、有名な「なじみの女」おじさんも健在でした(笑)
撤去とかされてなくてよかったよ。

（なじみの女おじさんの説明は割愛させていただきます…気になる方は検索してみてください）

宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡

さすがに足元は歩きやすいように整備されているけど、壁や天井は手掘りの雰囲気が出てますね。
こんなのを手動で掘るなんて大変だろうな。

宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡

宗太夫坑出口。
その後は資料館を見学したりして終了。

もう一つ、明治以降に開削された「道遊坑」も見学できます。
こっちだと割れ山の「道遊の割戸」が間近で見られたようだけど今日は時間切れ。
バスの中から見えたけど、近くで見たら迫力ありそう。ちょっと見てみたかったな。

宗太夫間歩(佐渡金山遺跡) 名所・史跡

次は尖閣湾揚島遊園。国定公園にもなっている景勝地です。

尖閣湾揚島遊園 名所・史跡

海と崖が作る景色は圧巻。
崖下あるのはグラスボート。
海中は昨日見たので私は乗ってませんが、透明度が高いらしくきれいらしいです。

展望台の突端まで来るとそこはもう日本海。

これで見ると確かに海が青くて透明度良さそう。

ボート乗り場の近くまで下りてみました。
ここまで来ると海面が近い。

尖閣湾は昭和の映画『君の名は』のロケ地として有名らしいけど、私は見たことない。
それよりも気になるのが『離島戦隊サドガシマン』の存在。気になって帰ってから調べちゃったわよ。

メンバーはトキレッドとザクザクゴールド。
極めつけがシマナガシーブルー。しまながしって…(^^;
なんと！シマナガシーブルーには前科あり。（すでに更生してるそうですが）
だから縞模様…あ、佐渡だけに…

ちなみに敵役のズルガシマン。別名シマナガシーブラック。
こっちもしまながし。そしてシマシマ(--;
なんとも斬新な設定が興味深い(笑)

サドガシマンには顔をはめず、最終目的地の夫婦岩。
朝来てしまったので、何となくまたか～といった感じですが。

みんな思い思いに散策。
我らは道の向こうに気になる小屋を発見。のぞいてみると塩小屋で、作業を見学させてもらうことに。
こうやって濾過して海水の不純物を取っていくそうです。
海水を煮詰めて、出来上がるまでに何日もかかるし、小屋の中は暑いし、大変な作業ですね。

塩小屋の入口にあったツバメの巣から顔出すヒナは2羽。
親が餌やりに戻ってきてすぐに餌取りに。ツバメも忙しそう。

出来上がった藻塩は向かいの土産物屋で販売してます。
美味しい藻塩をご購入。

店先のブリカツくんが目印。

まだちょっと日が高いけど、しばらくしたらきれいな夕日が見られそう。

残念ながらバスは夕日までは待ってくれず、本日の宿「八幡館」へ。

部屋で一息ついたら夕食の時間。夕食は個室です。

佐渡随一の源泉かけ流し八幡温泉　八幡館＜佐渡島＞ 宿・ホテル

おなかすいた！

佐渡随一の源泉かけ流し八幡温泉　八幡館＜佐渡島＞ 宿・ホテル

各々に立派な御献立

佐渡随一の源泉かけ流し八幡温泉　八幡館＜佐渡島＞ 宿・ホテル

先付けは二点盛り。
塩辛と海藻はたぶんアカモク。

佐渡随一の源泉かけ流し八幡温泉　八幡館＜佐渡島＞ 宿・ホテル

お造りは佐渡近海産…やっぱり新鮮。
甘くておいしい。

煮物は「郷土料理焼スケトウ煮」

ん？焼いて煮？
だからかな、身がギュッと締まった感じ。

焼物「佐渡近海産の魚介の網焼き」

白身魚とサザエはその場で網焼きに。
焼きたて！

朝採れ紅ズワイ蟹

ということだけど、これは残念。冷凍かと思った。
さらに小さくて身がスカスカ。
今回は蟹についてないな～。

揚げたて「一夜干し烏賊の天ぷら」
これはうまい！

こちらもアツアツ「佐渡八幡産島豚の蒸籠蒸し」

デザートはおけさ柿シャーベット。
でもお腹いっぱいで食べきれなかった。

ごちそうさまでした！

明日はいよいよは最終日で～す。