2017/07/22 - 2017/07/26
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特急サンライズさん
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今年、2017年は国鉄分割民営化から30周年。そこでJR東日本から売り出された期間限定の「JR東日本30周年記念パス」を使って、わが乗りつぶしマップ上で空白の多かった東北地方の乗りつぶし旅に出かけました。
JR東日本全線および一部の第三セクター鉄道が乗り放題のこの切符、値段は日付指定の3日間で13000円と、青春18きっぷと比べるとかなり高く感じます(18きっぷは5回分で11850円)。
しかし18きっぷとの大きな違いは、別に特急券を購入すれば新幹線を含む特急列車にも乗車可能であること!
すなわち、3日間で5890円分以上、JR以外の三セク路線や特急列車を利用するならこちらの方がお得ということでした。(つまり、東京―仙台間で片道新幹線を使ったらほぼ元を取ったも同然!)
初日は常磐・水郡線で北上し、短い支線などを乗りつつ山形へ。2日目からはさらに山形県内の乗りつぶしを進めていきますが、折しも東北地方では発達した梅雨前線の影響で大雨が降り、そのためにスケジュールにも影響が出てくることになりました…。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回大いに利用した「JR東日本30周年記念パス」。
有効なのは3日間なので、今回は1日目は青春18きっぷを使い、2日目から4日目までこのきっぷを使いました。 -
5:05、ムーンライトながらで東京駅に到着。3度目のながらで今回はアイマスクや耳栓をしっかり装備していったので、3~4時間くらいは寝られたと思います。
ムーンライトながら 乗り物
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早朝の上野駅。今回は東北本線ではなく常磐線で北に向かいます。
6:04、常磐線快速で水戸へ。車内ではながらで寝足りなかった分を補うように終始眠っていました。 -
8:00水戸駅到着。常磐線はここまでで、ここから未乗区間の水郡線に入ります。
8:17水郡線常陸太田行きに乗車。まだまだ都市近郊の区間ですが、日曜で下りだったのであまり混んではいませんでした。 -
水郡線の支線の終点、常陸太田駅。
駅前をぐるっと回り、折り返し9:15発に乗ります。関東に縁のない自分は、茨城県でも特に県北内陸などは何があるのかよくわからないエリアですね。 -
支線が分岐する上菅谷で、郡山行きに乗り換えです。
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常陸大子駅で数分間の停車。やはり18シーズンということで同じ目的の人も見かけます。
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常陸大子を過ぎると列車は渓谷を抜け、県境を超えて福島県に入ります。
阿武隈高地と八溝山地に挟まれた農村地帯を進みますが、福島県南東部といっても知っている市町村が全く出てこないくらい、自分の中ではマイナーな場所でした笑 -
上菅谷からおよそ3時間、12:33郡山着です。
ホーム上の看板のフォントに歴史を感じる…。
さらに12:42発の東北本線へ。 -
13:28福島着。駅前には奥の細道を旅する芭蕉と曽良の像。
自分もここから3泊4日の奥州旅が待っています。 -
意外なことに福島市は県庁所在地でありながら、人口はいわき市、郡山市に次いで三番目だそう。次の列車まで1時間ほど時間があったので、駅前のイトーヨーカドーのフードコートで昼食をとりました。
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福島駅から次に乗るのは阿武隈急行。自分の乗りつぶしの目標は、旧国鉄の路線完乗なので、旧国鉄丸森線を延伸したここも例外ではありません。18きっぷでは乗れないので切符を買って乗ります。
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ホームは飯坂温泉に向かう福島交通と共有しています。阿武隈「急行」と名前は付いていますが、乗るのはローカル線の各駅停車。ただ、地方の三セクにしては、電化されているのはちょっと珍しい気がしました。
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14:30発、2両編成の車内は乗客もまばらでした。
途中眼下に阿武隈川を眺めながら走ること約1時間。 -
15:47槻木着。一度は離れた東北本線で再び北を目指し、仙台に向かいます。
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16:24仙台到着。天気はどんよりとした曇り空です。
スマホでニュースを見ると、秋田県では集中豪雨が発生して、奥羽本線や羽越線、田沢湖線などで遅れや運休がでているという情報が。今日明日はまだ秋田にはいかないのですが、早くも旅程にも暗雲がたちこめてきたようで不安になります。 -
そして仙台はやはり大都会!100万都市だけあって駅前の高層ビルや行き交う人の数には、東北第一の都市の風格がありました!
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17:00、仙山線山形行きに乗車。仙台近郊の通勤路線でもあるので夕方の下り列車は満席になっていました。
そしてついに外は雨が降りだしてきました。 -
18:17、山形駅から一つ北の、北山形に到着。
新幹線が走る標準軌のレールと、左沢・仙山線直通列車が走る狭軌のレールが並行する珍しい区間の駅です。
ここから本日最後の乗りつぶしで、18:39発の左沢線に乗ります。 -
部活帰りの高校生でにぎわっていた車内も、寒河江を過ぎるころには静かになり、夜のとばりの下りた終点左沢駅には19:17に到着。8分で折り返しの列車が出発するので手早く駅舎の写真を撮り、駅のスタンプを押しました。
この時間なら不思議ではないですが、折り返し列車に乗ったのは自分だけでした。 -
20:06、本日最終駅の山形に到着。ずっと座っていて疲れた腰をのばし、夕食は何にしようかと期待しながら駅を後にします。
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駅前で見えた「山形郷土料理」の看板に惹かれ、山形番屋という居酒屋に入ってみました。とりあえずビールをたのみ、メニューにあった山形名物を注文してみます。
写真はだし豆腐。上に載っているネギは少しネバっとしていますが、何が混ざっているのでしょうか。自分は納豆はいけるけどオクラは駄目ですが、これは美味しく食べられました。山形番屋 グルメ・レストラン
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続いて玉こんにゃく。一人で3本食べると少々飽きが来ますね…笑
しかしやはり、こんにゃくには味噌がないと物足りなく感じます。
この他、「ひっぱりうどん」というものも食べました。メニューにはコシが特徴と書かれていましたが、それより気になったのは食べ方で、めんつゆの代わりに、鯖の水煮缶に醤油を足して、それにうどんをつけて食べるというものでした。今回食べた中ではこれが一番美味しかったです! -
宿泊した山形駅近くのビジネスホテル。乗りつぶし旅の時はいつも素泊まりで宿にはあまりこだわらないので、駅に近くて安いことで選びました。
ビジネスホテル おかざわ 宿・ホテル
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2日目は6時前に起床。天気は今日も雨で、どこまでも曇り空が続いています。
ニュースを見ると秋田―大曲の奥羽本線がが大雨で不通になっているそうで、秋田新幹線は間引き運転されて、この日は代行バスが運行されているとのこと。
明日は同区間を通る予定なので、最悪計画の変更を余儀なくされるかもしれません。 -
山形発6:30発奥羽本線福島行きで、雨の中赤湯駅に向かいます。
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赤湯駅からは山形鉄道フラワー長井線を乗りつぶしに行きます。こちらも元は国鉄長井線ということで乗りつぶしの対象ですが、30周年記念パスでは乗れないので、終点の荒砥駅までの切符を買います。
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平日の朝でまだ夏休み前なのでしょうか、車内はほとんど高校生で一杯でした。
そして8:02荒砥駅着。 -
通学の波と逆なので帰りは空いていましたが、別の制服を着た高校生も乗って来ました。当初は赤湯まで戻るつもりでしたが、この先乗りに行く予定の米坂線の発駅である米沢へは、途中の今泉で乗り換えていくこともできるので、百数十円安いそちらのルートを通ることにしました。
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今泉で米坂線米沢行きに乗りかえ。行程上、赤湯か米沢のどちらかで1時間程度の待ち時間ができることになっていたので、少しでも栄えていそうな米沢で待つことに。
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広大な田園風景ですが、雨は一向にやむ気配がありません。
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米沢駅前の喫茶店で遅めの朝食にサンドイッチを食べました。もう少し後のランチメニューなら米沢牛のメニューもあったのですが…今回はおあずけです。
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10:29発の米坂線坂町行きに乗るために米沢駅に戻ると、駅員と話し込む乗客の姿が。
話に耳を傾けると、なんと新潟での大雨の影響でたった今米坂線の運休が決まったとのこと。
午後の列車も運行するかどうかわからず、ここにきて計画は壁にぶつかってしまいました。 -
選択肢は2つ、1つは運行再開を待つこと、もう一つはこの先の米坂・羽越・陸羽西各線に乗るのを諦め、以上の路線を乗った後通る予定だった新庄に先回りすることです。
乗り残しを作ってまた来なくてはならないのは面倒なのでかなり躊躇いましたが、仮に運航再開したとしても当初のスケジュールに復帰できるかも、今晩の宿にたどり着けるかもわからないので、結局後者で行くことにしました。 -
山形で列車を乗り継いで新庄へ。車窓を眺める余裕はなく、ひたすら本日この先のプランを時刻表を読みながら組み立てていました。
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新庄からこれまた今日の夕方乗る予定だった陸羽東線へ。鳴子温泉で小牛田行きに接続する予定でしたが、何やら不穏な無線の声が聞こえてきました。
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なんと陸羽東線も大雨のために徐行運転を開始し、鳴子温泉には30分近く遅れて到着。そのため小牛田行きに接続できなくなり、1時間近い足止めを食らってしまいました。
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天気は依然雨で、川面から空にかけて濃い霧がかかっています。
駅舎の写真を撮った後は座布団の敷かれた待合室で、再び時刻表と格闘していました。 -
駅に併設された足湯。さすがにこの蒸し暑い雨の中で浸かっている人はいませんでしたが。
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小牛田行きの列車から見る車窓。川が濁流と化しています。
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ようやく雨のやんだ小牛田駅でも次の石巻線の列車まで1時間の待ち時間があったので、近くのスーパーでおにぎりとから揚げをかってきました。
ろくに昼食は食べていませんでしたが時刻はもう夕方で、なんとも質素な旅の晩餐です。 -
小牛田から女川行きの石巻線に乗車。天気が良ければ海沿いの景色を伸しむことができるのですが、日も暮れかけ、見えたのは鉛色の海でした。
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近年復旧した女川駅は明るくきれいな駅になっていました。
そして海へ続く一本道も立派に整備されています。 -
東日本大震災の被災地を訪れるのは初めてでしたが、女川駅と駅前は街の顔としてしっかり復興したという印象を受けました。
駅の1階には震災に関する資料室もありましたが、折り返しまでの11分では回ることはできませんでした。 -
駅前から海へと続く一本道もきれいに整備されており、両側の店には明かりが灯っています。人は多くはありませんでしたが、よくある駅前のシャッター商店街に比べると温かみのあるような光景でした。
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駅前の両側の店にはオレンジ色の明かりがともり、人は多くないものの、よくある駅前のシャッター商店街に比べて温かみを感じました。
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木のぬくもりのある建物。時間があればこんなところでゆっくりディナーといきたかったのですが。
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女川から折り返して石巻で下車。ここからは仙石線に乗ります。
仙石線からは日本三景の一つ、松島を車窓に眺められる区間があるそうなのですが、外は既に真っ暗でした。ここは是非明るく天気の良い時にまた来たいところです。 -
なるほど石ノ森章太郎の故郷ということで駅には仮面ライダーやサイボーグ009の姿がそこかしこに。
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宮城県第二の都市とあって駅前には居酒屋チェーンなどの看板が煌々と光っています。
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駅舎のステンドグラスにも石ノ森キャラが!
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乗車するのは2年前に開業した東北本線と仙石線を結ぶ仙石東北ラインの快速です。
短い区間ながら、2線をつなぐ線路も乗りつぶしの対象なので、今日はこれで仙台へ向かいます。 -
今晩泊まる仙台に到着したのは21時過ぎでした。情報では明日は秋田―大曲間の在来線列車に関しては通常通り運行と言うことで、今日乗れなかった区間を補うプランを立てることができました。
仙台駅のみどりの窓口でいくつか切符の変更をし、今晩泊まるカプセルホテルへと向かいました。
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