2017/07/11 - 2017/07/18
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Pontakaiさん
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旅行期間:2017年7月11日~18日 移動手段:レンタカー 最終日カルガリー市内観光は市バスとC-train
宿泊はレンタカーの利用に便利なように3泊は空港近くに、3泊は主要観光幹線路からは外れたゴールデン町に
先の投稿にも記した通り、ペイトー湖、クロウフット氷河、キャスル山、ウィーピング滝などを定番観光ポイントとなっている景色を見逃すドライヴ旅行となりました。まる4日間レンタカーを乗り回したわけですからもう少し落ち着いて周遊しても良かったはずでした。
それでも一大目的のコロンビア大氷原には立てたし、それなりにカナディアン・ロッキーの雄大な景色を堪能できたし、ロッジライフも良かったし、と満足しています。
旅行記はヨーホー国立公園地区と大氷原アイスフィールドからジャスパー間のスポット地区とレイクルーイーズ、バンフ地区の3部に分けてしたいと思います。
では実質観光開始のヨーホー地区を中心にレポート開始です。
表紙写真は静寂のエメラルド湖です。後方正面の山はマイケル・ピーク、手前はエメラルド・ピークです。観光客の数もそれほどは多くなく、静かな雰囲気を味わえる湖と山の景色です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カルガリーへの直航便はエア・カナダ#010便です。全日空と共同運航となっています。
座席は横3,3,3となっています。座席位置は希望できます。20番台はだいたいが翼の上に位置しています。下の景色を見たい人は30番台以降が良いと思います。
成田発16:25、カルガリー到着同日10:40となにかと便利な時間帯に出発、到着する便です。 -
こんな最短距離飛行で約9時間のフライトです。夕食、朝食2回のミール・サーヴィスです。
カルガリーに入るにはヴァンクーヴァー経由でももちろん良いのですが、時間の有効利用を考えるとこの便が一番です。 -
日本時間なら深夜、現地時刻7月11日午前10:40ほぼ予定通りに到着です。
ただ機外を見ると雨粒が……雲の中のカナディアン・ロッキーなんてありえない!とちょっと憂鬱に。
結果的にはこの時にちょうど雨が上がったというタイミングで、その日の午後からは雲はあるものの最終日までずっと晴。お天気の心配は杞憂に終わりました。やっぱり日頃の善行のおかげでしょうか!とはとても言えないわたし。
空が暗いので写真まで暗いです。
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空港では早速ロッキーの山々がお迎えです。
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カルガリー空港に来る客はほとんどがカナディアン・ロッキー観光(滞在)目当てのためか空港には白いハットに赤いジャケット姿の高齢のヴォランティア?スタッフがいます。
国際線と国内線ターミナル間の重い荷物の搬送補助や諸案内などに愛想良く応えてくれます。
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1階入国ロビーには馬の銅像があります。その右手エスカレータ脇に両替所があります。
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この日のレートが国別に表示されています。
アルバータ州の言語表示は英語とフランス語です。わたしは持っていたU.S.A.ドルをカナダドルに両替しました。日本円からは1ドルほとんど100円というレートでした。空港のレートはかなり悪いです。本当は95円以内なのでは。
両替所のほかにSIMカードの売り場があるか尋ねましたが、ないとのことでした。このことは出発前に一応確認していたので、日本で各国汎用型のプリペイドカードをAMAZONで3600円ほどで購入しておきました。
日本でも使用可能とあったので日本で挿してみましたが、つながらず果たしてつながるのかなと心配していましたが、空港でLenovoに挿したところしばらくするとタイ語のSNSメッセージが来て無事インターネットやmailが使えるようになりました。
このSIMは国際ローミングサーヴィスですが、タイ経由で格安につながり、とても重宝しました。スピードも4Gで快適でした。
入国してから時間もたっぷりありましたので空港内でゆっくりしていました。レストラン、アルコール飲料売店、コンビニなどすべて1階にあります。
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さて、わたしたちはこの日はカルガリー市内に入る予定も立てず、明日からのレンタカーによるドライヴに備えて、空港近くのホテルに宿を取りました。
ホテルへのピックアップ・サーヴィスは自分のスマホからリクエストしてももちろんOKですが、空港インフォメーションに各ホテルにつながるパブリックフォンが無料で使えます。最初に9番を押してから番号を押せばホテルに繋がります。
その時に、~番の(例えば37番)停車場で待つように言われますので、そこへ行きピックアップ(迎え)を待ちます。
左の写真はその場の一つです。15分くらい待っているとシャトルバンが来ました。 -
ホテルでゆっくり休んだ翌12日からレンタカーでの移動開始です。レンタカーは日本で事前予約を入れておきました。7,8月はハイ・シーズンなので確実に動けるようにと用心しての手配です。
借りた車はサスカチュワンからの乗り捨て車でした。TOYOTAのアメリカ仕様カローラです。普通に手入れも行き届いており、4日間の間特にトラブルらしきことは一度もありませんでした。
ただ、レイクルイーズ⇔ジャスパーを結ぶ93号線(アイスフィールド・パーク・ウエイ)の区間は路面に細かいひび割れがかなりの長さで続きますので、その時は連続的な振動をタイヤが拾いますので不快でした。
SUVなどのタイヤだとそうしたことはないのかもしれません。 -
いよいよカルガリーから出発です。約1年ぶりの北米での運転です。右側通行左ハンドルを意識します。
道は市郊外のせいか広くたいして混んでいません。その分皆高速で走ります。 -
出発後約30分ほど走りました。少々雲の多いお天気ですが徐々に青い空が広がってきます。制限時速は110kmですが、みな120~140kmくらいで走ります。
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こんな岩壁状の山も見え始めました。
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もう一時間以上走りましたのでそろそろバンフです。
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バンフの町に入りました。後方はカスケード山です。バンフで食料品などをIGAというスーパーで買い込みます。そして車を置いて街の中をしばらく散歩してみました。
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バンフのメインストリートにあるヴィジター・センターです。
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ヴィジター・センターの内部です。担当者が何人もいて様々な質問に答えてくれます。また山用具やお土産品などの売店も中にあります。
バンフ市内郊外の様子については最終日の稿で再度レポートする予定です。 -
バンフを14:30頃出発し、トランス・カナダ・ハイウエー(1号線)を一路ヨーホー地区に向かって走ります。ゴールデンが宿泊地ですが、その途中にヨーホー国立公園の見どころがあります。
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眼前に眼鏡橋が見えます。野生動物が車に轢かれるのを防ぐために作られている獣道横断路です。両側の針葉樹の下には動物たちが超えられないようにフェンスが張られています。
野生動物の保護に力を入れていることが良く分かります。
(見にくかったら写真の上をクリックして拡大してください) -
快適なドライヴとおしゃべりに夢中になっていたためか有名なキャッスル・マウンテン(城塞山)を見逃したようです。針葉樹の向こうにあるのがそれなのかわかりません。
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バンフから1時間ほど走り続けました。一大観光拠点レイクルイーズの町には入らず、そのまま1号線を走り続けます。
ジャスパーに通じる93号線への入口分岐路を過ぎると車はほとんどいなくなりました。そして走り続けると眼前に駐車場が広がり、人々が集まっていました。 -
駐車場へ停めて人の集まる方へ行くとこんな看板が……
ガイドブックを見るとスパイラルトンネルの名が -
更に現場展望台にはこうした解説図がありました。あまりに急な坂なのでループを長々と描きながら少しずつ上り下りをして進むカナディアンパシフィック鉄道のルートとです。
運が良ければそこを走り行く列車の姿が見られるとのこと……
人々が集まってきているということは列車の通過時刻を調べている人々が来ていると推測。しばらく待ってみました。 -
そして背中の山側で機関車の汽笛が鳴り響いたので振り返ってみると貨物列車がゆっくりとゆっくりと坂を登って行きます。
ところがしばらくすると目の前の遥か下に見える森の中を今しがた背後を通過した貨車たちが走って行きます。一体どうなっているのという感じです。 -
こうして文字通り長蛇の姿をした貨物列車が100両くらい曳かれてトンネルに入って行きました。
ところがさらに驚いたことに今度は下りの列車も降りてきました。なんと3:30頃から4:00の時間帯は上り下りの列車がこの場で交錯する時間帯だったのです。 -
蛇と龍の交錯劇を見た後は高速道路から少し脇へ入った道からタカカウ滝に向かいました。
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カテドラル山が後ろに見えます。みな3000m級の山です。
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しばらく走ると水爆の音が聞こえ始めました。タカカウ滝です。高さは400mくらいあるとか。
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動画を撮ってあるのですが、すさまじい轟音が絶え間なく鳴り響いています。
この水爆をヨーホ川の河原に立ってずっと見入っている白髪のご婦人の姿が印象的でした。川はせせらぎというべき浅瀬の川で水が冷たく澄んでいました。この川は先でキッキング・ホース川に合流します。 -
その先は渓谷となっています。そのことを示す表示板です。表示は必ず英仏両語で書かれています。こんな環境下にいたら1年もすればあっというまにバイリンガルに……と思うのですが……
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その渓谷には「ナチュラル・ブリッジ」と呼ばれる激流が岩を穿ってできた橋状の岩がありました。
ここは立ち入り禁止札も出ていないのですぐそばまで行ってみました。 -
激流です。いつまでも続く白い泡立ちがそのまま流れの激しさを物語っています。
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轟音の世界から30分ほど後、その名の通り緑青色のエメラルドグリーン湖と重厚な岩山に囲まれた静寂な世界に立っていました。
湖面にはそう多くはない赤い色のカヌーボートが浮かび、訪れた人々はその静けさをことのほか大切にしたいというように静かに湖畔を歩いていました。
イメージしていた通りのカナディアン・ロッキーらしい景色に出会えました。表紙絵の写真もエメラルド湖のそれです。 -
右側には岩壁状の岩山ベージェス山が聳えています。カナダらしい写真だなと思います。
これだけ空は明るいというのに時刻はもう17:30です。緯度が高い分この時期は夜9時を過ぎてもまだ空は暗くなりません。 -
明るさに騙されないようにその日の宿泊地ゴールデンへと向かいます。
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宿泊するB&Bロッジです。こじんまりとした10部屋ほどからなる平屋の丸木小屋風でした。
設備は必要にして十分。2ベッド部屋のサイズは少々狭く感じました。TVや冷蔵庫は共同ソファのある広い共有部屋にありました。トイレやバスタブはアメリカンサイズでした。
都会や日常の喧騒から離れて静かなひと時を求める人々が過ごすにはよい場所です。
朝食もシンプルですが、十分なものでした。ここを拠点に明日は大氷原アドヴェンチャーツアーに…… ではおやすみなさい。
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