2017/07/10 - 2017/07/10
11位(同エリア34件中)
つきじさん
青春18きっぷの有効期間が開始する前に、北海道&東日本パスを使って、道東・道北を普通列車で回ってきました。ローカル線らしさを満喫できるのはやはり北海道です。
初 日:旭川-(石北本線)-網走
2日目:網走-(釧網本線)-釧路-(根室本線)-帯広
3日目:帯広-(根室本線)-富良野-(富良野線)-旭川
4日目:旭川-(宗谷本線)-南稚内
5日目:南稚内-(宗谷本線)-旭川
二日目は、網走から釧網本線で釧路へ、釧路からは根室本線で帯広に向かいますが、途中で秘境駅に下車するために、行ったり来たりすることになります。
- 旅行の満足度
- 4.5
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網走での宿泊は北海ホテルさんにお世話になりました。
一泊朝食込みでなんと3,900円! -
バス・トイレなしの部屋です。施設自体は年季が入っていますが、綺麗に掃除されていて、部屋にはテレビ・冷蔵庫・エアコンが設置されています。
気持ちのいい大浴場もあります。 -
部屋の窓からは網走川が望めました。
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良かったのが朝食。宿泊費を考えれば十分な品数で、味もよし。
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明太子や塩辛なんかもあって、朝から一杯やりたくなってしまいます。
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ホテルから徒歩数分で網走駅です。
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これから乗るのは釧路行の快速しれとこ
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一両編成のキハ54で、クロスシートの座席は固定式で回転しません。
青春18きっぷの期間前でありながら座席は満席、立っている人も。
改札後、みなさんいい席を確保するために階段を猛ダッシュです。
でも、これなら観光シーズンは車両増やしてもいいのでは。どうでしょうJR北海道さん? -
網走駅では朝早くから美味そうな駅弁を売っています。
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名物のかにめしを購入。お昼に列車の中でいただくことにします。
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網走の次の駅桂台を過ぎるともう海が見えてきます。
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ロッジ風の駅舎が可愛い鱒浦駅
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北浜駅の手前辺り。窓いっぱいにオホーツク海が広がります。
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「オホーツク海に一番近い駅・海岸まで20メートル」で有名な北浜駅。
駅舎を改装した喫茶店「停車場」があることでも知られています。 -
こちらはオホーツク海と反対側の車窓に広がる汽水湖の濤沸湖(とうふつこ)
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初夏の北海道らしく車窓からも原生花が見られます。
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5月から10月にかけてだけ臨時に開設される原生花園駅。この日も観光客で溢れていました。
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まもなく知床斜里駅ですが、この辺りから釧網線は内陸に入っていきます。オホーツク海とはお別れです。
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知床観光の入口知床斜里駅
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網走と釧路のほぼ中間地点である緑駅。こういう駅でも降りてみたいのですが、降りると次の列車は5時間後
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有名な温泉地川湯温泉駅では乗降客も結構いました。
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列車は間もなく釧路湿原へ入っていきます。
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左手には塘路湖が見えてきました。
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そして右手には釧路湿原が広がります。
釧路湿原を列車で通るのはもう4回目ですが、季節や天候ごとに違った印象を与えてくれます。 -
湿原から塘路湖に流れ込む(逆かな?)小さな川に架かる鉄橋を過ぎれば、
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塘路駅です。
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この辺りずっと釧路湿原が広がります。ほんと広大です。
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可愛い木の香りがしてきそうな釧路湿原駅
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網走を出て3時間ちょっとで釧路駅へ到着。ここで、根室本線帯広行に乗り換えです。このまま乗って行けば5時過ぎに帯広に着くのですが、途中古瀬駅、尺別駅という秘境駅で下車する予定です。
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混雑していた釧網本線の快速しれとこと違って根室本線の帯広行普通列車はがらがら。ボックスシートを独り占めし、釧路駅で買った根室の地酒「北の勝」のワンカップと一緒に網走で買った駅弁をいただきます。
蟹の身がいっぱい敷き詰められて、これは美味しくないはずがありません。 -
釧路の郊外でもこんな風景が。北海道らしくいいですね。
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釧路を出て45分ほどで古瀬駅へ到着
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1番線のホームを下りて2番線ホームへ向かってみます。
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1番ホームの側にあるこれは駅舎じゃなく保安用の建物のようです。
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駅に沿ってダート道を少し歩き、構内の踏切を渡って2番線ホームへやってきました。向こうに見えるのが今降りた1番線ホームです。
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2番線ホームにある時刻表です。
やっかいなことに、上りと下りでホームが決められているわけでなく、列車によって停まるホームが異なるようです。
ホーム上の時刻表で次乗る列車がどっちのホームかを確認しておかないと大変なことになります。 -
駅の周りは一切民家など建物が見当たりません。
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駅の両側にダート道が通っていますが、少々進んでも何もなさそうな感じです。
これまでにいくつも秘境駅を訪れていますが、さすが秘境度ランキング8位の駅だけあります。 -
突然踏切の警報機が鳴って貨物列車が通り過ぎていきました。
古瀬駅に停まる列車は少なくても、特急列車や貨物列車は頻繁に走っていますので、線路内は歩いちゃだめですよ。 -
貨物列車が通り過ぎるとまた静寂の時間に戻りました。
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次の帯広方面行は1時間半以上も待たなければならないので、一度釧路方面へ戻ることにします。森の熊さんに出会ったら大変ですものね。元来た釧路行に乗るなら古瀬駅の滞在時間が30分ほどで済みます。
向こうに見えるのがさっき降りた1番線ホーム。この釧路行は2番線に入ってきます。 -
一駅戻って白糠駅に到着。
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駅員もいる大きな駅です。
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次の列車まで1時間ほどあるので、駅から徒歩数分程の老舗ラーメン店「老綿やはた」で遅い昼食をいただくことにします。
えっ、さっき駅弁のかにめしを食べたような気もしますが、あれはお酒の肴ということにしておきましょう。 -
綺麗で広々とした店内は、カウンター席と小上がりになったテーブル席で30人は入れるでしょうか。
しょうゆワンタンめんを注文します。 -
なかなかボリュームがあります。しょうゆはこの店伝統の味らしくさっぱりした中にもこくのある旨みがあって、満足いたしました。
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さあ、次はまた帯広方面ですが、ややっ、やってきたのは懐かしい朱色、国鉄色のキハ40ではないですか。そういや、もう数年以上も前に釧路支社でキハ40を国鉄色に塗り替えたという話を聞きましたが、乗るのは初めてのような気がします。
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白糠駅を出てさっき降りた古瀬駅を過ぎると湿地帯が広がります。釧路湿原や花咲線の厚岸の先に広がる別寒辺牛(べかんべうし)湿原と比べると地味な感じですが、これが馬主来(パシクル)沼です。
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馬主来(ばしゅらい)沼を過ぎると列車は太平洋の海岸沿いを走ります。根室本線のこの辺りの車窓もなかなか素敵です。
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間もなく音別です。
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音別駅到着
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そして次に下車したのはこれも秘境駅で有名な尺別駅で、牛山隆信氏の「秘境駅ランキング」(2017年版) の65位の駅です。
今乗ってきた国鉄色のキハ40を見送ります。
降りる際に「いい写真を撮ってくださいね」と優しく声を掛けてくれた運転手さんありがとうございました。
ところで、秘境駅がどんどん廃止されていくと、残っている駅の順位がどんどん上がっていくんですよね。10年後とかどうなるんでしょうか。 -
待合室がある海側のホーム
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こちらは反対側のホーム。
かって雄別炭鉱があった時代に栄えた過去が何となくわかるようなホームと駅周辺です。 -
駅からは波の音が聞こえ、駅周辺は広々として視野も開けています。そのため秘境駅という感じはあまりしないのですが、
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しかし、駅前には崩れ落ち朽ち果てた廃屋が放置されています。
さっき下車した古瀬駅のように周囲が林に囲まれ民家一つ見えない駅と違って、まるで西部劇に出てくるゴーストタウンのように、かっては栄え、でも今は人気がまったく感じられないこの尺別駅の方がなんとなく不気味に感じられるのは自分だけでしょうか。 -
20分ほどで釧路行がやってきました。このゴーストタウンのような尺別駅で次の帯広行きを2時間も待つ気にはなれず、また釧路方面へ戻ります。
駅で待つより列車に乗っている方がいいですもんね。 -
帯広行の待ち時間が一番少なく済む庶路駅まで戻ります。
もし、この行ったり来たりのまるで桃電のような私の行動を見ている人がいたらどう思うんでしょうね。
因みに庶路駅から徒歩2、3分の場所にセブンイレブンがありました。 -
15分程の待ち時間で帯広行きがやってきました。
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今度はこのまま今夜の宿泊地帯広へ向かいます。
車内は帯広までボックスシートを一人で3つも4つも占領できるような状態でした。がんばれJR北海道!
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この旅行記へのコメント (1)
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- 墨水さん 2017/08/30 23:11:02
- 基本。
- つきじさん、今晩は。
行ったり来たりは、乗り鉄の基本中の基本。
撮り鉄は、駅で待つけどね。(笑)
墨水。
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