2017/06/20 - 2017/06/24
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Kオジサンさん
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(第4日)
今日は4日目です。5日間のロシア旅行の4日目で、ロシアに滞在する最後の日となりました。
今日はサンクトペテルブルグ郊外のぺテルゴフを訪ね、その後にプーシキン市のエカテリーナ宮殿を訪ねました。ぺテルゴフはサンクトペテルブルグの南西に位置します。絶対君主として君臨したピョートル大帝の夏の離宮がある場所です。
大帝がフィンランド湾を望む、この地に離宮の建設を命じました。大宮殿を挟んで上の庭園と下の庭園が有ります。私たちは園内に多くの噴水がある下の庭園を散策しました。数ある噴水。サムソンが獅子の口を開く、そんな像が有りました。面白いのは「いたずらの噴水」でした。石を踏むと噴出口から水が出る仕掛けになっていました。
昼食は「ESTATE」でピロシキを食べました。想像していたピロシキとは違っていたのです。
その後はエカテリーナ宮殿に向いました。建物の長さが300メートル余り。内部は豪華絢爛な部屋、部屋でした。遠くシベリヤからこの地まで馳せ参じて、帰国を乞うた大黒屋光太夫。この場所でそのような事が有ったのかと思うと、感激でした。
今晩は、ロシアにおける最後の夜となりました。夕食に行った店は「AMAPAHT」と言うレストランです。この日に誕生日を迎えた女性が居ました。旅行社の計らいでしたが、誕生日を祝うバースデーケーキが用意されていました。粋な計らいでした。
参加者が15名。日を重ねてきて心の垣根が低くなり、お互いのわだかまりが無くなった来ていました。突然の誕生祝。旅先でこのようなサプライズ。
彼女にとって、思い出に残った出来事だと思います。
アジムト ホテル ― ぺテルゴフ 夏の離宮 ― Pomestyeレストラン ― エカテリーナ宮殿
― AMARANTレストラン ― プルコヴォ空港(サンクト・ペテルブルク)
感想
ガイドの説明からロシアが、ずっと戦争の歴史だった事が判りました。ぺテルゴフの夏の離宮で、ナチの侵略から守るため石像を隠す写真が生々しく見えました。また、エカテリーナ宮殿。廃墟同然の姿になっていました。よく、この状態までに回復させたと思いました。
エカテリーナ宮殿。
この煌びやかな場所で大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に拝謁しました。シベリヤからこの場所に来ました。遠路はるばる、シベリヤを横断してきました。その事が凄いと思います。
大変な苦労が有った事と想像します。
ぺテルゴフの夏の離宮。そしてエカテリーナ宮殿を訪ねました。絢爛豪華なところでした。ピヨートル大帝やエカテリーナ2世が君臨しました。多くの民から搾取して立派なたたずまいを維持してきました。民の積もり積もった鬱憤・・・。その結果が革命なのでしよう。
絢爛な建物を建てる時、ヨーロッパから名建築家を招きました。夏の離宮の石造はイタリヤから取り寄せたものです。エカテリーナ宮殿のレンガのタイル。コレはオランダから取り寄せています。噴水はローマのサン・ピエトロ大聖堂の噴水を模しているそうでした。著名な建築家はヨーロッパから招かなくてはなりませんが、イタリアに倣っていたりするのはヨーロッパに対する憧れが有ったのではと、ブログを書いていて感じました。
ロシアはヨーロッパの片隅で田舎です。多少のコンプレックスも有ったのでしょう
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
-
ホテルの窓から
(5:41)
部屋の窓から見える景色です。
白夜の時期で、朝が早く明けます。
部屋は14階で、眺望が良かったです。
遠くまで見渡せますが、山が全く有りません。平野と言うより、ロシアの大平原と言った感じです。 -
朝食会場へ
(6:41)
ホテルの朝食場所です。
今日は、食材が並んでいる場所から少し離れたところで席を確保しました。
相変わらず中国人が多いです。
それにスカーフをまとった女性。
イスラム圏の女性の姿も見えました。 -
チョイスして来た今朝の食事です。
-
朝の散歩。
(7:39)
出発は9時30分となっていました。
朝食を取ってから、少し時間が有りましたので、Motaさんと散歩に出かけました。
昨日はトロイツキー大聖堂へ出かけました。
今日はトロイツキー大聖堂の少し北側に有るニコライ聖堂へ向かいました。 -
広い道路です。
雪国の雁木と呼ばれているものが有りました。
両側に歩道があり、こちら側には雪除けの庇の有る歩道となっています。 -
ニコライ聖堂です。
ネギ坊主の屋根が金色になっています。
朝日を受けるニコライ聖堂。
この壁のブルーがなんとも言えません。
南側から観ています。
東側が正面となっています。 -
こちらはニコライ聖堂に隣接する塔です。
聖堂の西の位置に有ります。
運河とマッチして好い景色になっています。
塔の周りの木。葉が出るのが遅い木でして、ようやく葉が出る頃になっていました。 -
路面電車を見かけました。
-
(8:13)
ホテル近くまで戻って来ました。手前の川はフォンタンカ川です。
川の向こうに見えるのがアジムトホテルです。
19階建ての高さですが、市の中心地から離れていますので、コレだけの高さに出来ます。中心部なら、これ程高いビルは出来ません。
景観を保護するので、建物の高さ制限が有ります。 -
バスが出発しました
(9:42)
バスの車窓から。
バスは予定の時刻。9時30分にアジムトホテルを出発しました。
ぺテルゴフに向かいます。 -
バスの車窓から。
ここでも、路面電車が見えました。
ここでは道路とクロスしていますが、ぺテルゴフに向かっていて、路面電車の線路と並行している場所も有りました。 -
バスの車窓から。
バスはサンクト=ペチェチェルスコエ通りを走っています。(旅行書にはサンクトペテルブルグ大通りと書いてあります。)
ぺテルゴフはもう直ぐです。 -
(10:39)
ぺテルゴフの駐車場に着きました。
この辺り、観光客目当ての土産物屋が一杯並んでいます。 -
前方の庇の場所。
アレが入場口です。
そして、その向こうが夏の離宮の大宮殿です。 -
入場に際し、手荷物検査のゲートを通過しなくはなりません。
そのため混雑します。 -
夏の離宮の地図。
現地、ロシア語の表示となっています。 -
噴水からの水が出るのを、沢山の観衆が今か、今かと待っています。
-
11時になりスピーカーからファンファーレ調のクラシック曲が大音響で流れました。
それと同時に噴水口から水が一斉に吐出しました。
その荘厳さにミンナから「オー」と歓声が上がりました。
ホテルの出発時間が9時30分となっていました。何故、9時30分になっていたか、判るような気がします。 -
勢い良く吐出します。
上の庭園と下の庭園に分かれています。上の庭園にも噴水が有りますが、下の庭園に数多くの噴水が設けて有ります。20km以上離れた丘から水が引かれていて、開園当時の仕組みが今も生かされているそうです。 -
-
こちらの噴水のところへ歩いてきました。
半漁人が海龍の口を開け、そこから噴水が吹き出ています。 -
-
坂を滑り落ちてくる水。
盤面がチェス模様となっていて「チェス山」と呼ばれます。
遠くて判り難いですが、ドラゴンの像から水が流れ出る仕組みです。
両側に石造が立っています。
この石像、創建時にイタリアから取り寄せたものだそうです。 -
人の遺体を埋葬しているように見えますが、ナチスドイツが攻めて来た時に石像を守るため、土中に隠したときのモノで、その時の写真です。
この写真が近くに掲示して有りました。
1944年と有ります。昭和19年の事です。 -
向こう側とこちら側。
対になった噴水。
ローマのサン・ピエトロ大聖堂の噴水を模しているそうです。 -
噴水の横から先程の「チェス山」が見えます。
撮影ポイントで沢山の人が集まっています。 -
いたずら噴水です。
両側にパイプが見えます。
時間になると水が吐出すると言っていました。 -
こちらも、いたづら噴水です。
通る人に水がかかります。 -
いたずら噴水です。
-
コレは傘のいたずら噴水です。
噴水が流れていないときに入りました。
出るに出れない状態です。
でも、しばらくして水が止まりました。 -
太陽の噴水です。
丸い鉄板が太陽です。
太陽が回転して、噴出する向きが変ります。 -
前方に見えるのがモンプレジール宮殿です。
皇帝の建物にしては珍しく台所があるのだそうです。 -
(11:58)
モンプレジール宮殿が海に面している所へ来ました。
前方に海が見えます。
フィンランド湾です。 -
フィンランド湾の眺望。
右奥に見えるのがサンクトぺテルブルグの街です。
前方を水中翼船が走って行き、港の接岸場所に近付くとスピードを落とし水中翼での航行を止めていました。 -
-
こちらも、いたずら噴水です。
白い帽子を被った男性。
彼が、知らない顔してスイッチを操作していました。
彼と戯れる子供もいました。 -
先ほど噴水の吐出開始を観た場所です。
あの場所の反対側まで廻ってきました。 -
大噴水に近寄ってきました。
-
-
噴水の中央。
サムソンが獅子の口を開けています。
そこから水が吹出しています -
ここにも先の大戦で痛めつけられた記録が展示して有ります。
こちらの写真は大宮殿が破壊された場面です。
屋根が全て、落ちています。 -
-
エカテリーナ宮殿へ向かいます
(13:18)
バスの車窓から。
ぺテルゴフを後にして、高速道路に乗りました。
ロシアの高速道路は有料と無料があると話していました。
この後、プーシキン市のエカテリーナ宮殿へ向かいます。 -
Pomestye(レストラン)
(13:51)
エカテリーナ宮殿に入る前にお昼です。
店で貰った名刺には英語標記でESTATEとなっていました。googleで検索しましたらPomestyeと言う名の店でした。
オランジェレイナヤ通りに面しています。
googleの地図情報です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Pomestye/@59.7187535,30.4069868,17z/data=!4m12!1m6!3m5!1s0x46962114d1e7ba53:0xabc7aa28e05c4e0e!2sPomestye!8m2!3d59.718673!4d30.4069261!3m4!1s0x46962114d1e7ba53:0xabc7aa28e05c4e0e!8m2!3d59.718673!4d30.4069261
googleの店舗情報です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Pomestye/@59.7187535,30.4069868,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1sTQEM4jgzFfcAAAQ0Ac9t6w!2e0!3e3!6s%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fproxy%2FBA-vEG1Pc0dSd2q6NeBtod1-QIg8-6jAnGESlNHaetmSYan6qKKoSyUSs8A5E-tAtvorc1de_Bd_46huasEGarAFmqHLzB_LQyqi2RoX8-xkGPuHsZsJVQQh0xJNu7n8tuKbnxcZaosBjx9ObkxB8bdmCYA%3Dw203-h360-k-no!7i1600!8i2844!4m12!1m6!3m5!1s0x46962114d1e7ba53:0xabc7aa28e05c4e0e!2sPomestye!8m2!3d59.718673!4d30.4069261!3m4!1s0x46962114d1e7ba53:0xabc7aa28e05c4e0e!8m2!3d59.718673!4d30.4069261 -
店の中に入ります。 -
こちらが昼食です。
マッシュポテトに焼いた鶏肉がスライスして有ります。
白いパンと黒いパン。それにバターが有ります。
私はパンに手を出しましたが、女性たち。パンを食べるまでには至りませんでした。
パンはパサパサで、日本のパンに比べると美味しく有りませんでした。 -
2種類のピロシキにケーキがついています。
ピロシキを食べることになっていました。日本で食べたことの有る揚げパンのようなピロシキを想像していましたが、全く違うものでした。
キャベツなどの野菜が入って肉マン状ですが、あまり肉、肉しいと言う味ではなかったです。 -
(14:52)
食事を終えて、待っているとバスが迎えに着てくれました。 -
エカテリーナ宮殿へ
(15:06)
宮殿の入口にバスで乗りつけるというのでなく、途中でバスから下りました。
そして歩いてきました。 -
エカテリーナ宮殿の庭に入りました。
凄い長さの宮殿です。
300メートルを越える長さが有ります。
その姿に、皆がカメラを向けました。 -
-
(15:14)
こちらが宮殿の入口です。 -
入口から入り、内部用に靴の簡易カパーを渡されました。
2階へ上がる階段です。
先が詰っていて待たされています。
先が詰っていて仕方が無い。この状況の中で、私たちを追い越して前へ行こうとした中国人の若い男性が居ました。外国でこう言った行動を取るのは顰蹙ものです。 -
宮殿内の2階です。
大広間です。
この煌びやかな場所で大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に拝謁しました。シベリヤからこの場所に来た。
その事が凄いと思います。
仲間がドンドン亡くなって行く状況。
日本へ帰りたいという気持ち。
言葉では表せない苦労が有った事と想像します。 -
白の食堂です。
-
琥珀の間です。
琥珀の間は撮影禁止となっていましたので、手前の部屋から写しました。
ナチスドイツがこの部屋の琥珀を持ち去ったのです。
それで、コピーで琥珀の間を再現されてます。 -
エカテリーナ2世の肖像画。
-
絵画の間です。
中央の白っぽく見えるものは暖炉です。
手焼のタイルです。 -
出口近くに宮殿が正常な状態の絵と痛めつけられた絵が対比して置かれていました。
-
エカテリーナ宮殿が侵攻されたときの状況を表した写真も展示して有りました。
-
(16:40)
宮殿の外へ出ました。
建物の青色が何とも言えない好い色をしています。 -
お風呂として使っている建物だと説明してくれました。
-
エルミタージュ(隠れ家)。
ここでも花嫁姿の人を見かけました。 -
夕食の場所へ
AMARANT(レストラン)に入ります。 -
(18:13)
AMARANT(レストラン)の店内に入りました。
オプヴォドヴォ・カナラ通りの北側に位置します。
googleの地図情報です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Amarant/@59.9095234,30.2847992,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x469630f3010cc3eb:0x7ba0216d15d136b3!8m2!3d59.9095234!4d30.2869933
googleの店舗情報です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Amarant/@59.9094197,30.2869961,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1shttps:%2F%2Frests.afisha.ru%2Fuploads%2Fimages%2Fe%2Fc9%2Fec96db81b62940928ffd68130079420c.jpg!2e7!3e27!6s%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fproxy%2FnHoAMctfCzRj9L8bWIqZHoFJc7f56NBntn6DiaiW9R1gcRawa5znSMQ9_7EE9cvL9Ylkr8MHCC8f5TCiadv47IWAAeER_Fzrvxga87v4x1egQdvd8ea-1CIrYIGQ8yTIM6v5lAxGDVd7EWTTBlRuk5_LKDOyIQ%3Dw203-h135-k-no!7i2560!8i1707!4m5!3m4!1s0x469630f3010cc3eb:0x7ba0216d15d136b3!8m2!3d59.9095234!4d30.2869933 -
左上はビールとサラダ。その右が壷焼きです。
下の左は壷焼きのパン部分を取りました。中に骨付きの鶏肉が入っていました。
こんな事
この夕食がロシアでの最後の夕食となりました。旅行社の添乗員、Hさんがドリンクかビール。好きなモノを1点注文してくださいとオーダーを取り始めました。お詫びの印で、代金は私の方が持ちますとの事でした。モスクワの空港で自由に夕食を取る事になっていました。空港へ向かう時、道路が渋滞していて時間がかかったのですが、別にお詫びして貰うほどの事では有りませんでした。
空港で食事が出来なかっても国内線の中でサンドイッチが出ましたので、問題がなかったのです。あの時、ミハエルがバスをユーターンするよう指示して、空港に向かいました。旅行社として何も落ち度は無いと思いました。それよりも搭乗口で長く待たせた航空会社の方が酷いと思いました。
それで、お言葉に甘え、私はビールをいただきました。 -
食事の時間が終りになりかけてです。
店主とウエイトレスが、中央のステージで何かを始めていました。
パソコンを操作していたのです。
そしてパソコンから「ハッピーバースデー」の曲が流れるようにしました。
ウエイトレスがKさんのところにバースデーケーキを持って行きました。
そして、「ハッピーバースデー」の曲が流れ、一緒に旅した人達から唄が出てきました。 -
ケーキの火を消すKさん。
旅先での誕生日。
サプライズだったことと思います。 -
バースデーケーキのおすそ分けを戴きました。
-
AMARANT(レストラン)の店内です。
みなさん。寛いでいます。
サプライズ
ロシア最後の夕食です。ビールやソフトドリンクの提供を受けました。そして女性の誕生日のお祝い。思いがけない事が重なりました。こんな事が起こるのも旅の楽しさです。
最後の夜。好い思い出が出来ました。
この後、プルコヴォ空港(サンクト・ペテルブルク)へ向かいました。
美しきロシアスペシャル 5日間 (第5日) (復路編)へ続く
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